7、付属資料
@ 平成17年12月足立区議会会議日程

午前 午後
  本会議(初日) 1時
  本会議(2日目) 1時
  本会議(3日目) 1時
総務委員会 10時  
区民環境委員会 10時 産業経済委員会 1時30分
議会運営委員会・幹事長会 10時 本会議 (4日目) 1時
厚生委員会 10時 建設委員会 1時30分
12 文教委員会 10時 〔会期中請願締切日〕
13 区立湯河原区民保養所の契約事務等に関する調査特別委員会 10時 公共財産等活用調査特別委員会 1時30分
14 交通網・都市基盤整備調査特別委員会 10時 危機管理対策調査特別委員会 1時30分
15 議会運営委員会・幹事長会 10時  
16   本会議(最終日) 1時
A 区長あいさつ
○鈴木恒年区長 平成17年第4回足立区議会定例会をご招集申し上げましたところ、議員の皆様方には、ご多用中にもかかわらずご参集をいただきまして、まことにありがとうございます。
 開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 初めに、11月15日、紀宮清子内親王殿下におかせられましては、東京都職員の黒田慶樹さんとめでたくご成婚のご慶賀を迎えられました。区民の皆様とともに心よりお祝いを申し上げます。
 さて、去る10月13日、村上誠一郎前行政改革担当大臣が、足立区の市場化テストの取り組み状況を視察においでになりました。国の各省庁等でも、まだ市場化テストへの理解が十分でない中、足立区の取り組みは、今後の官から民への大きな流れの中で大変参考になったと、高く評価されました。私からは、学校給食や住区センターの委託など、足立区がこれまで全国の自治体に先駆けて行政改革に取り組んできた成果や、今後、職員をさらに1,000名程度削減する計画などを説明いたしました。大臣からの熱心な質疑などで、予定時間を超えて意見交換ができ、また、その様子がマスコミにも取り上げられ、足立区の改革への取り組みの一端を内外に伝えることができたのではないかと思います。
 次に、区民保養所の委託契約をめぐる事件ですが、私は区政の責任者として、このことを大変重く受けとめ、みずからの責任を明らかにすると同時に、今後の再発防止を徹底し、公正な行政を進めていく仕組みとして、コンプライアンス(法令遵守)推進計画をまとめました。
 この計画の中で私は、「コンプライアンス(法令遵守)を区政運営の基礎と位置づけ、全職員が一丸となって、揺るぎない倫理観を保持し、誠実で公正な区政運営を行うこと」を宣言いたしました。また、職員倫理規程を整備するとともに、提言・要望などの記録公表制度、公益通報制度、第三者機関などによる監視体制等、新たな仕組みを導入してまいります。
 今後は、この計画を確実に実行して、区民の信頼を回復するため全力を尽くしてまいります。
 次に、区が行う施策等についての評価を区民の視点でチェックしていただく区民評価委員会が、本年度から本格的に動き始めました。今回は、基本計画に定めた114施策すべての執行機関内部の評価に対して、「区民にとって効果はどうか」、「当初期待したとおりの成果は上がっているか」という視点から、客観的に評価・検証を行っていただきました。
 区民評価委員会の報告書については、既に議会にもご報告させていただいたとおりですが、施策全般に対する評価としては、「協働の取り組みが十分ではない」、「縦割りによる施策・事務事業の展開が見受けられる」といった指摘をいただきました。また、今回は区民の方々による評価の初年度ということもあって、「より適切な評価指標の設定」や、複数の施策にまたがる取り組みの「評価方法の改善」など、制度自体ヘの貴重な提言もいただきました。評価により明らかになりました点を、速やかに施策や区政運営に反映させてまいります。
 昨年から続いている天災地変は、アメリカのハリケーン災害、スマトラ沖地震など地球規模で発生し、パキスタン地震では7万人を超える死者が出るなど、自然災害の脅威をまざまざと見せつけられました。
 また、杉並区や中野区を中心に発生した1時間に100ミリを超える集中豪雨による水害は、下水道の処理能力をはるかに上回る想定外のものでありました。災害を事前に予知することや、災害そのものを防ぐことは難しいものですが、被害を最小限に食いとめる努力は、さらに進めなくてはならないことを痛感いたしました。
 こうした災害に対する区民の意識は高まっており、改めて、区民、区内事業者、区との協働により災害に強いまちづくりを進めていく必要があります。区においても、8都県市との合同防災訓練の来年度実施など、地域防災計画を中心とした災害時に実効性のある対応が可能な協働による体制づくりを進めてまいります。
 次に、足立区土地開発公社が所有する新田一丁プチテラスの土壌汚染につきましては、10月に汚染状況調査を実施しましたところ、数種類の物質による汚染が確認されたため、現在、汚染範囲を確定するための追加調査を行っております。当該用地は、日暮里・舎人線(仮称)江北駅前広場整備のための代替地として必要不可欠な用地でありますので、汚染状況の全容が判明した時点で、東京都の指導に従いまして、汚染拡散防止計画を策定し、適切な土壌汚染対策を行ってまいります。
 次に、補正予算について申し上げます。
 今回ご審議をいただきます補正予算は、一般会計、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計及び老人保健医療特別会計の4会計であります。
 一般会計の補正予算は、68億9,000万円余を追加計上するものであります。
 主な内容を申し上げますと、土地開発公社用地買い戻し経費で31億円余、小中一貫校建設用地取得費で36億円、補助第258号線綾瀬車両基地立体交差整備事業工事負担金などで2億8,000万円余、千住大橋駅周辺地区まちづくり用地取得費で3億7,000万円余などを追加計上いたしました。
 これらの財源につきましては、契約差金や事務事業の見直しに伴い発生した削減経費などを減額計上するとともに、国庫支出金、都支出金、土地開発公社貸付金元金収入、特別区債などの歳入を充てております。
 また、債務負担行為として、補助第258号線綾瀬車両基地立体交差整備事業工事負担金、補助第138号線その3工区整備事業工事負担金、新田小中一貫校基本・実施設計委託料などを追加計上いたしました。
 国民健康保険特別会計につきましては、保険給付費など22億1,000万円を追加計上いたしました。
 介護保険特別会計につきましては、債務負担行為として介護保険システム機器賃借料を追加計上いたしました。
 老人保健医療特別会計につきましては、過年度分医療費返還金8,000万円余を追加計上いたしました。
 最後に、今回ご提案申し上げました議案は57件、報告1件であります。各議案の提案趣旨につきましては、参与よりご説明をいたさせますので、慎重にご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げまして、あいさつといたします。
 ありがとうございました。