5、日本共産党区議団の区長などへの提案・申し入れ

② 緊急要望
2009年1月6日
足立区長 近藤やよい様
日本共産党足立区議団
緊急要望

 世界同時不況が深まる中で新年を迎えました。足立区としても「派遣切り」などで職や住まいを失う区民などに向けた年末・年始期間の緊急体制もとり、緊迫した対応を行ないました。区長をはじめ関係職員の努力に感謝と敬意を表します。
 同時にこうした中で、やはり状況の推移を見ますと終了した対策の継続や拡大、あるいは新たな対策の実施などが痛切に求められていると考え、以下緊急要望致します。
 年度内早急に実施すべき事項については予備費活用も視野に入れ検討していただくことと同時に全庁的な検討により、来年度予算で対応するものは4月当初より実施できるよう、よろしくご検討ください。


一、 年度内早急に実施すべき対策について
(1) 12月末で終了した「緊急融資(あっせん)」の継続、または貸付限度額や利子補給などの条件を拡充した新たな「緊急融資」の創設。
(2) 臨時職員の直接雇用など、緊急雇用対策の早急な実施。
(3) 全体に収入が減少あるいは途絶える状況が増えている中で通院・入院資金、就学・修学資金などの貸付について、条件を簡素化して即時貸付が可能にすること。生活資金も貸し付け対象にすること。
(4) 住まいを失った人に、一時的にコミュニテイ住宅を含む区営住宅や職員住宅の空家を活用し提供すること。UR住宅花畑団地の空き家(約1000戸)を、緊急一時住宅として提供するようURに申し入れること。
(5) 緊急相談窓口をできるだけ一本化し分かりやすく広報するとともに、夜間・休日の受付も検討すること。

二、来年度予算について
(1) 公共工事の前倒し発注や、都の「50万人雇用」対策の足立区での実施など、緊急経済対策会議で議論・検討し、当初予算に盛り込むこと。
(2) 悪化する経済状況と区民生活を考慮し、介護保険料基準額を値上げしないこと。値下げも検討すること。
以上