ごあいさつ

 第3回足立区議会定例会は9月18日〜10月19日までの31日間、開かれました。
第2回定例会後、日本共産党と他会派との協議が整い、区議会の正常化に関する申し入れに基づいて、幹事長会の開催、区議会の議席に応じた役職配分、区議会の正常化の第一歩を踏み出すという合意の下に、決算特別委員会では第3党の日本共産党に副委員長が配分されました。
 日本共産党足立区議団は政策の違いをもって特定会派を排除することはしないとする合意が得られたと確認し、正常化に合意し、決算特別委員会では針谷みきお議員が副委員長に就任しました。
今議会に日本共産党足立区議団は補正予算の修正案をはじめ、介護保険の減免制度創設、生業資金の貸付条件を元に戻す条例、乳幼児医療費助成を拡充する3つの条例提案を行い、区議会と区民の前に具体的対案を示しました。
今回の区政資料はこうした積極的提案とともに、決算特別委員会の論戦をすべて紹介することにしました。
とくに重要なことは、決算特別委員会の審議の中で、鈴木区政によって2000年度決算で会計操作が行われ、区民施策削減を「我慢」させるため、意図的に一般会計の実質単年度収支を赤字にしたことが、監査委員の指摘とわが党の論戦で明らかにされたことです。
このことは、鈴木区長がマスコミを最大限に利用して「このままで推移すると区は財政再建団体になりかねない」と大宣伝してきたことが偽りであり、日本共産党がかねてより「区財政はきびしいが区民生活を支えるだけの余力は残されている」という主張してきた正しさが証明されました。
 日本共産党足立区議団は、今回の補正予算修正の提案で「区財政が厳しくとも区民生活を守りながら、財政再建をすすめてきた吉田区政の区政運営こそ、多くの区民の願いとも一致するもの」であり、今後とも区民生活を守るために全力をあげていくことを表明しました。区民のみなさんのご意見、ご要望をお寄せください。


2001年11月20日