2、条例提案、補正予算修正案の提出
(1)補正予算の修正案と提案理由説明―総務委員会 針谷みきお議員

○針谷委員  私の方から補正予算修正案の提案理由のご説明を申し上げます。私どもはこの補正予算について、議案発送後直ちにその内容の性格について分析をさせていただいた。補正予算の性格を申し上げると、全体的な事業については、緊急対応としての地域雇用特別対策であるとか、池田小関連の非常通報体制、また、年末融資、都における認証保育の設置などである。また、国や都の予算措置に伴う事業、学校統廃合のための改築をするための基金積立、こういう内容が主だというふうに判断した。全体として投資的経費が大幅に増えている。補正予算としてはかなり大型、総額、一般会計だけで55億、3会計合わせると87億という大変大型な補正予算にもかかわらず、区民生活を支えるという点での事業に工夫がみられないということで判断をして、区長提案の補正予算については、緊急でかつ最低限の修正案を提案するということにさせていただいた。特に、議案の94号の修正案のお手元に配付の点をごらんいただきたいと思うけれども、修正案は、歳出のみ修正をさせていただき、2款の総務費と7款の教育費、9款の諸支出金について修正をさせていただいているが、内容については、まず、総務費については旧本庁舎跡利用策定費用について、本会議でも指摘したが、足立信金が撤退した後の計画策定については、根本的に見直す必要があるという立場からこれを削減させていただいた。2番目の問題、教育費については、学校統廃合のための改築を目的とした義務教育施設建設積立金、この基金自体は必要であるというふうに考えているが、このうち介護保険の負担軽減、緊急に求められるこの10月から保険料が満額徴収されるという段階で、この基金を活用して、介護保険の特別会計に繰り出すという措置を取らせていただいた。介護保険の問題について、ご説明を申し上げたいと思う。95号議案の修正案だが、これについては、一般会計の補正で生み出した財源、3億538万1,000円をそのまま介護保険第1号被保険者の保険料、これを第1段階を免除、第2段階を2分の1、第3段階を4分の1にそれぞれ減額する。そのための修正である。積算根拠については、第1階層が約505名、第2段階が3万3,639名、第3段階が3万2,821名で、合計6万6,965人が対象となると試算した。今回の補正予算修正案については、いずれも区長提案の補正予算、一般会計とも介護保険特別会計とも同額補正とさせていただいた。委員の皆さんにおいては、ぜひ慎重ご審議の上、修正案にご賛同いただくようにお願い申し上げて、提案理由の説明とさせていただきます。

第94号議案 平成13年度足立区一般会計補正予算(第1号)に対する修正案
第94号議案 平成13年度足立区一般会計補正予算(第1号)の一部を次のように修正する
「第1表 歳入歳出予算補正」表の一部を次のように改める。

  
歳出(単位:千円)
科目      補正前の額 区長提案補正 修正補正額
              
2   総務費 19,255,379 -99,703 -100,084 19,155,295
  1 総務管理費 13,879,809 -11,848 -12,229 13,867,580
7   教育費 27,990,061 1,329,186 1,024,186 29,014,247
  1 教育総務費 6,714,330 1,281,213 976,213 7,690,543
9   諸支出金 18,811,428 -383,813 -78,432 18,732,996
   2 特別会計操出金 18,811,427 -383,813 -78,432 18,732,995
歳出合計   211,900,000 5,569,897 5,569,897 217,469,897

A本庁舎跡利用計画−

事務事業名 歳入 歳出 概要 備考
庁舎跡利用計画    △381 計画策定委託料削除 △381千円   

第95号議案 平成13年度足立区介護保険特別会計補正予算(第1号)に対する修正案
第95号議案 平成13年度足立区介護保険特別会計補正予算(第1号)の一部を次のように修正する。
「第1表 歳入歳出予算補正」表の一部を次のように改める。

歳入 (単位:千円)
科目    補正前の額 区長提案補正 修正補正額
1 介護保険料 2,769,922 0 -305,381 2,464,541
   1 介護保険料 2,769,922 0 -305,381 2,464,541
6 繰入金 4,085,099 -203,653 101,728 4,186,827
1 一般会計繰入金 3,075,210 -203,653 101,728 3,176,938
歳入合計 20,005,443 581,466 581,466 20,586,909

@介護保険保険料の満額徴収の負担軽減策

事務事業名 歳入 歳出 概要 備考
介護保険料の減免
(介護保険特別会計操出金)
  305,000 (1)第1階層免除   【対象者 505人】
(2)第2階層1/2減額【対象者 33,639人】
(3)第3階層1/4減額【対象者 32,821人】
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