議員提出第17号議案 |
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足立区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例 橋本ミチ子議員 |
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○橋本ミチ子議員 ただいま議題となりました議員提出第17号議案、足立区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由の説明を申し上げます。 本案は、日本共産党足立区議団所属議員全員が提出者となり、乳幼児医療費の助成の所得制限を撤廃するために提案したものであります。 失業率の増大は、長引く不況に拍車をかけ、区民生活に一層深刻な陰を落としています。子育て家庭にとって、子どもの病気はよくなるのも悪くなるのも早く、一刻を争うこともあり、経済的理由で病院へ行くことをためらうことのないようにすべきです。 少子化は日本の将来にかかわる重大問題であり、子どもを安心して産み、育てる対策は緊急課題だと考えます。その一助として乳幼児の命と健康を守り、子育て家庭の医療費負担の軽減を求める切実な要望にこたえることが求められています。子育て家庭の格差をなくし、どの子も等しく医療が受けられるように、所得制限は撤廃すべきです。 乳幼児医療費助成制度の所得制限の撤廃は、既に23区の中で17区が実施し、すべての就学前の児童を対象に事業が進められております。足立区では吉田前区政のもとで、4歳児未満まで所得制限が撤廃されており、今回、東京都の制度拡充で区の財政負担も軽減されたこのときこそ、区みずから所得制限をなくす絶好の機会です。 本案につきましては、区民の切実な要望であり、1993年12月議会で全会一致で都知事あてに所得制限撤廃の意見書を提出した経過もあります。 案文は配付のとおりでございますが、議員の皆様におかれましては、本条例案にご賛同いただきまして、他区並みの水準へと施策の前進が図られるようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長 本案について発言の通告がありませんので、所管の厚生委員会に付託いたします。
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