区財政運営について 針谷委員

○委員長 引き続き、共産党の針谷委員から総括質疑があります。

○針谷委員 それでは、区財政運営について質問をさせていただきたいと思っております。前回のおさらいといいますか、区財政については、古性区政が残した巨額の財政負担を抱えて、公債費負担、債務負担の履行という負の遺産を抱え込まされながらも、実質収支としては黒字をずっと維持してきたということを明らかにしたわけです。しかし、鈴木区長の方は、一般会計の実質単年度収支のみの赤字をもって赤字体質を描く。そのことによって、区民生活関連の予算の削減をし、公共事業などの開発予算を確保するための財政健全化計画の推進を図ってきたと考えております。今回の質問で、12年度決算では、前回、財調基金と減債基金との関係、条例の目的からしてほぼ同趣旨ではないか、そして、実質単年度収支の仕組みからいって、20億円の財調基金の取り崩しさえしなければ赤字にならなかったという点を指摘したわけです。赤字宣伝は正確ではなく、区民施策の削減を我慢することにほかならないのではないかという指摘をさせていただいたわけです。そういう点から見ますと、決算とは、一般会計だけでなく、国保、老健、介護の5会計を連結してとらえることが必要なのではないかと思っておるのですが、いかがでしょうか。

○予算課長 それぞれの会計はそれぞれの目的を持っておりますけれども、これまでは一般会計、用地会計をあわせて普通会計という手法で分析を行っておりました。公営事業、企業会計は、独立採算であることが前提であります。今後は、連結のバランスシートを通じて分析する必要があるだろう。その中で、もしご指摘の点があれば、債権、債務の相殺の問題も明らかになるだろうと考えております。

○針谷委員 国保会計などは、毎年、一般会計から100億円程度の繰り入れをもらっているわけですから当然連結していく。いまおっしゃるように、これまで分析という形ではなかったけれども、今後、やる必要があるという点では重要な指摘だろうと思うのです。そこで、お伺いしたいのは、5会計のそれぞれの実質収支と総額をあわせるとどのようになっているのか、数字でお聞かせ願いたいと思います。

○予算課長 決算書にもありますけれども、一般会計では13億円、国保では52億円、介護では8億円、老健会計で6億円、トータル79億円の黒字になっております。

足立区会計は5会計を連結決算で見ると80億円の黒字 

○針谷委員 ですから、連結という点でとると、5会計で約80億円程度の黒字で、一般会計と国保会計を連結でとらえると65億5,300万円の黒字であります。そこで、前回、藤沼委員さんが指摘したように、当局は数字をいじくっているのではないかという問題で、私の認識もほぼ一致していたので、藤沼さんにエールを送って、たまには自共共闘でもしましょうかという話をしたのですが、藤沼さんの方は、いや、どんどん共産党の言うとおりになってしまうのはけしからんという意味で言ったのだということなので、やや趣旨は違うけれども、指摘していることは一致するのではないかと思っております。そこで、お伺いをしたいのですけれども、監査委員の意見書の指摘で、国保会計は一般会計から補てんしているものである。平成12年度は、144億円も繰り入れておきながら、決算では52億円の黒字会計では、国保会計は十分な余裕があると誤解されかねない。制度上、赤字分を補てんしなければならないにしても、補てん額については精査されるべきであった。それで、藤沼委員さんは、しかも出納整理期間に30億円も特別交付金の繰り入れがあったのに、どうして国保会計に30億円も繰り入れたのですかと聞いたわけです。私も、もう一度、それを聞きたいのです。

○予算課長 前にもご答弁を申し上げましたけれども、調整交付金につきましては、年度がかわった4月下旬から5月にかけて交付されたということで、補正予算で30億円をいただいた後、そういったことが判明したということで、こういう決算をさせていただいたところであります。

○針谷委員 それでは、国保課長さんにお伺いしますけれども、平成11年度と12年度の保険給付額は幾らですか。

○国民健康保険課長 平成12年度、11年度も、約330億円から350億円ぐらいで推移しております。

○針谷委員 そうですね。ほとんど変わらないね。それでは、一般会計からの繰り入れは、平成11年度、12年度でそれぞれ幾らですか。

○国民健康保険課長 繰入額につきましては、先ほど委員がご指摘の監査委員の審査意見にもございましたとおり、今回は調整交付金等の問題がありまして前年に比べて50億円程度多くなっておりますが、例年は100億円前後で推移しております。

○針谷委員 どうして、前年度は100億円程度で済んだのに、今回は50億円も残したのかと藤沼さんがお聞きになったのです。それについてどうしてなのか、理由を聞かせていただきたい。

○予算課長 11年は103億円、その前は80億円あるいは60億円といった時代もありまして、保険給付費に一般財源を投入しなければならない状況は日に日に大きくなっていることはご理解いただけると思います。いまの50億円を残したというところは、国保会計は独立採算で行わなければならないはずの会計でありますし、調整交付金も国保会計に直接振り込まれるものでありますから、申し上げましたように、これを出納整理期間の間に一般会計に戻す、戻さないという判断が非常に難しかったところでありまして、今回、給付費の差額とあわせて50億円の残となったところであります。

○針谷委員 藤沼さんにはもうちょっと親切な答弁をしていますね。前年度はインフルエンザが流行したけれども、今回はしなかったという話とか、財調制度が新しい制度になって、実際にいつお金が入ってくるのかわからなかったというお話をしていたのですが、それはどうですか。

○予算課長 藤沼委員にご答弁したとおりであります。

○針谷委員 これがおかしいのだよね。いま、お話があったように、保険給付額は平成8年度から一貫して350億円程度なのです。一般会計からの繰り入れは100億円程度で、これもほとんど変わらない。インフルエンザが流行するはずがしなかったということでございますけれども、私もあの答弁を聞いておかしいなと思ったのです。衛生部長さんに聞こうかなとも思っていたのですが、時間の関係上、申しわけないのですけれども、聞かないで、私の方で調べさせていただいたのです。厚生省がインフルエンザのホームページを持っていまして、インフルエンザ疾患発生報告を見ると、インフルエンザの流行は、平成8年から9年に127万人が出て、平成9年から10年に86万人に減っていて、平成12年は50万人に減って、半減以下になってしまっているのです。この統計を見ると、インフルエンザは3年ぐらいでずっと減って、次の年にふえるという経過をたどっているのです。ですから、前年度にインフルエンザが大流行したから、50億円もそのまま残しておかなければならないという理屈は成り立たない、それほど医療費が伸びることはあり得ないだろうと思うのです。そうすると、仮にそういうことをおっしゃるのだったら、明らかに医療給付費の過大見積もりだったということになりますね。どうでしょうか。

○国民健康保険課長 いま委員がご指摘のインフルエンザの流行につきましては、今回も18億円の保険給付費が出ましたけれども、常々約10億円程度を見込んで対処しているところです。

○針谷委員 それは正確だね。でも、50億円を残す理由にはならないね。それでは、聞きますが、国民健康保険の特例交付金が歳入されたのはいつですか。

○国民健康保険課長 先ほど予算課長がご答弁しましたが、正確には、第1回の交付決定が13年3 月30日にありまして、資金を受領したのは4月26日です。第2回の交付は、決定が5月16日で、資金を受領したのは出納閉鎖1週間前の5月23日、これで全額28億6,000万円を収入しております。

○針谷委員 よくわかりました。

監査委員も指摘した国保会計への50億円もの財源隠し 

 それで、監査意見書の13ページに、月別の資金収支表があるのです。これを見ると、国保会計の収支の累計が月ごとに出ているのでありますけれども、2月、3月、4月、5月はどのように推移していますか。いいです。見ればわかることなので、私の方で言いますが、2月にはマイナス36億4,200万円、3月になって繰り入れがありましたので、プラス51億1,200万円、4月に入って、さらに入ってきたので61億900万円、5月は最終的に確定をして52億3,400万円となっているわけです。そうすると、いま国保課長がおっしゃったように、最終にきたのは5月16日、出納閉鎖が5月23日と言ったけれども、24日ではないですか。細かいことはいいです。そうなると、1週間の間に52億円余をどうするかという検討がされなければならない。そうではないですか。

○予算課長 出納整理期間にも執行予定がございますので、それだけでは判断できません。

○針谷委員 1週間で、そんなに大きな金額が出る予定のはずがないではないですか。そこで、監査委員が平成11年度に何と言っているか。国保会計については、先ほど区長もこのことを意識して答弁をしたのかなと思ったのだけれども、監査委員に2年連続で同じことを言われている。さっき、区長は、このことを意識して発言をなさったのですか。

○区長 特にそうではありません。

○針谷委員 私は、そうでないかなと思ったのですが、いいです。それで、監査委員の指摘は、8ページで、平成12年度決算によると、一般会計からの繰入金151億円に対し、歳入歳出残額は52億円余となっており、繰入金は約50億円の縮減が可能な状況であった。このことは、昨年の審査意見が生かされず、むしろ逆行しており、まことに遺憾である。国保課長さんは、昨日の質問で、国保課は一般会計からの繰入金を繰り戻すのが最大の責務だという発言をなさって、私もまさにそのとおりだと思います。当然、これは可能だ。監査委員の意見を聞いていれば、これをやらなければいけなかった。しかし、やりたくなかった。何らかのやりたくなかったという検討が行われたのではないかと思いますけれども、その検討はあったのですか、なかったのですか。

○予算課長 当然ながら、調整交付金30億円が判明した段階で検討を行っております。ただ、藤沼委員にもお伝えしましたように、調整交付金は国保会計に直接振り込まれるものでありまして、国保会計の独立性を考えても、予算の修正を経ずに、私どもの判断で繰り戻すことはいかがなものかということもあって、そのまま執行残として残したということでございます。

○針谷委員 もっともらしい意見かなと思うのだけれども、これだけ監査委員から指摘を受けておきながら残したのは、別の意図が非常に明確に見え隠れをすると言わざるを得ないです。それで、ここで50億円繰り戻せば、実質単年度収支は黒字になります。あえて言うならば、優良決算になるわけです。しかし、当時、区財政は、区民レベルで赤字か黒字かという大論争がやられていたのです。「墨東民報」などでは、1面トップで、足立区政は黒字か赤字のどちらなのだということがやられている最中だった。そして、この50億円のお金を繰り戻すことになれば、当然、区財政は赤字ではないということになります。しかも、このときには、鈴木区長が最大の力を入れて、120億円の財源不足が生じる。したがって、財政健全化計画を推進しなければならない。しかし、50数億円もの黒字の決算で、区長の言うところの実質単年度収支が大幅に黒字になったということでは、それ自体にも支障を来す。非常に政治的な判断だったのだろうと思う。しかも、絶妙に実質単年度収支の赤字幅を減らして、これまで35億円だったのが11億円になった。そして、明るい展望が見えてきたということが、坂田さんの霧が晴れてきた論につながっていくのだろうと思うのです。こういう形でやれば、赤字体質の解消を掲げた鈴木区長の手腕は平成13年度に完成する。区民の皆さんには、見事に財政再建をやりましたという区切りがつけられるし、区民的なレベルでやってきた論争も白黒がつけられるというシナリオをお書きになった方々がいらっしゃるのかなと思えてならないのでございますけれども、私の指摘は邪念でしょうか。

○企画部長 いま委員さんから絶妙というお話がございましたが、実際に国庫も全部明らかに出ているわけで、だれが見てもわかるわけです。数字を操作するということは、見えないようにするのが操作であって、我々はそういう考えは全く持っていないです。この時期、確かに、定野課長と私でどうしようかという議論をしました。そのときに議論になったのは、いままでの国保会計もそうですけれども、国保会計が不足になると一般会計から補充し、余ると吸い上げるというパターンは一般会計に完全に依存したパターンになるので、そうではなくて、国保会計は国保会計自身の努力も必要だろう。特に、今回の新たな特例交付金は、いままで全くこなかったわけですから、こういった事情は国保会計の中で処理しようということで処理をしたわけでありまして、何回も質問が出ているように、全然操作はしておりません。そのまま出ているということでございます。特に絶妙ではございません。

○針谷委員 お認めにならざるを得ないなと思うのです。ここまでしてやってきた鈴木区政の財政運営は、今後は本当に大丈夫なのかという問題があるのです。そこでいうと、生み出した財源をどうするのかという点で問題が多々あると言わざるを得ないと思っているのです。そこで、お伺いをしたいと思っておりますけれども、12年度決算で翌年度へ繰り越した事業費と事業内容にはどんなものがあるでしょうか。

○予算課長 総務、民生、土木、教育の4款にまたがっておりまして、大きなものは再開発関連でございますけれども、事業費ベースで総額29億円の繰り越しをしております。

○針谷委員 29億円のうち、22億円ですから、残念ながら開発予算だろうと思わざるを得ないですね。我々は、こういう事業は要らないとか、だめだということは、1回も言ったことはないです。予算の優先度の問題、今後の財政運営の問題を聞いているので、誤解のないようにお願いをしたいと思うのです。それで、このように、次年度にどんどん繰り越しをするということは、結果として次年度の予算として縛る、先食いしてしまう点があるのではないかと思うのですけれども、予算課長はその点をどう思いますか。

○予算課長 決算書の564に、一般会計繰越明許費、繰越計算書、事故繰り越しもありますけれども、このように充当すべき一般財源については繰り越しておりますので、翌年度、そこに新たに一般財源を投入することはありません。

○針谷委員 そうでしょうね。しかし、当然、全体として予算は縛られると思うのです。意見書では言っていませんけれども、今後の財政運営については考えるべきだろうと思っております。そこで、別の角度から質問をしたいと思うのですが、債務負担行為は幾らになるでしょうか。

○予算課長 12年度末で約800億円でございます。

○針谷委員 相当な金額だね。前年度から見ても、ふえているでしょう。これでいいますと、約62億6,000万円、8.4%の増加になろうかと思うのです。一方で、財政健全化計画をやりながら、債務負担行為がどんどんふえてしまうことになると、財政を立て直していくという鈴木区長さんの政治的な手法、目標についてはやや危険だなということがあると思うのですが、債務負担行為については適正範囲と考えていますか。

○予算課長 適正範囲と考えるからこそ、債務負担行為を起こしたというのが私の答弁になろうかと思いますけれども、私の記憶が正しければ、大きく伸びた原因は258号線のアンダーパスの協定で、いままで債務負担をとる、とらないと、いろいろと議論になったところですが、議会にきちんとお示しすることが健全な財政に寄与するので、債務負担行為としてとったということでございます。

○針谷委員 あれは100億円ちょっとですね。それを公開していくことはいいことだと思いますよ。ただ、全体として債務負担行為に歯どめがかかっていくのかということになっていくと、やや疑問が生じないわけにはいかない。前回、私がお聞きしましたけれども、普通建設事業費のうち、どうしても単独事業がどんどんふえてくるということでございます。いわば、西新井駅前の再開発事業や新田のスーパー堤防、その他、いろいろな大型の事業がこれからメジロ押しで、藤沼さんも心配して700億円も超えるような総額の事業については一体どうなのかということですが、これらの事業は、普通建設費の中で単独事業になるのか、それとも補助事業になるのか、どうでしょうか。

○予算課長 統計上の区切りでは、補助事業になると考えています。

○針谷委員 ちょっと微妙な答弁ですが、統計上の区切りということで、実質的な財政負担という点ではどうですか。

○予算課長 いま申し上げましたのは、再開発は、国の国庫補助がつきますので補助事業と言えるだろう。ただ、それだけでは済まないところもありますので、単独事業の部分もあるという判断をしているという意味であります。

○針谷委員 そうだと思うのです。最終的には、どんどんふえていく危険性があって、それだからこそ、区長さんの言う計画事業に対する平準化ということが出てくるわけでしょう。これについて、さらに踏み込んでお伺いをしたいと思っておりますけれども、平準化と言っている具体的な計画事業の縮小や廃止があるのかということですが、いかがですか。

○企画部参事 いま、作業中でございます。基本的には、5年ないし10年のスパンの中に、どれだけの事業が入るか、できるかというお話でございますけれども、前にも答弁をしたとおり、一般財源ベースでいえば、100億円のシーリングで何とかできる限りのことをやりたいというところでございます。

○針谷委員 財政健全化計画を読むと、投資的経費は少なくとも3割削減を目標にするということがあるわけです。ところが、3割削減を単純に割り返すと、総体が180億円ぐらいでなければいけない。これは前回の質疑で定野さんに答弁をいただいていますけれども、現実の問題としては今回の決算は215億円になっているわけです。そうすると、ブレーキがかかっていない決算になっているのではないですか。

○予算課長 前回もご答弁しましたけれども、臨時的な財源対策ということで、また統計上ですけれども、用地を買い戻すことが投資的経費にカウントされてしまいますので、こういう決算にせざるを得なかったということでございます。

○針谷委員 これは警告をしておく必要があると思うのですが、今回の3定の補正予算も、55億円のうち、37億円が投資的経費で、結局、一般会計の当初予算で180億円ぐらいの枠がかかっていたとしても、補正予算でどんどんやっていくわけです。結果として、今後の将来にわたる財政負担をふやしていくことになってしまうのではないかと言わざるを得ないと思います。一方では、財政健全化計画で、区民の施策はばさばさ削られてしまって、平成12年度の決算でも、保育料が36%削られる。高齢者福祉手当もやられる。私立幼稚園は廃園、学校統廃合は13年、紙おむつや高齢者福祉の後退がある。いろいろな事業が財政健全化計画で削られる。区長はお金があればやりたいのだという答弁をやったのだけれども、実際の決算をよく見ると、財源的にはこれらを削る必要はない。しかも、今回、私どもは、この予算に関しては修正案を出させていただいて、区民生活を守りながら投資的経費を抑え、財政再建の道筋を予算修正案で示したわけです。区民生活を削る必要はなかったと思いますけれども、区長、財政がないから、切りたくなかったけれども、やむを得ず切らざるを得なかったということですか。

○予算課長 区の財政のことですので、私からご答弁させていただきますけれども、区は財政的にゆとりがあるのか。先ほど来、実質収支で4会計をあわせると80億円あるではないかというご意見もありましたけれども、そこに隠れておりますのは、例えば公社の貸付金を2年間凍結しているとか、使える貯金は全部使ってきたとか、先ほど投資的経費が伸びた理由で申し上げましたけれども、土地を買い戻して起債を起こして財源として充てるとか、厳しい臨時的な対策をした上で、こういった予算が組まれているところをご理解いただきたいと思っております。

○針谷委員 このまま鈴木区政の財政運営が継続されることはよくない。歯どめをかける必要がある。区財政は、このままでいけば、確かに深刻な危機になってしまうことは言えるのだろうと思いますけれども、足立区の再生の道は、お金の使い方、優先度を切りかえる、区民生活を守りながら財政再建を進めてきた吉田区政の方向や我が党の修正案の方向にこそ道があるという指摘をさせていただいて、質問を終わります。