ごあいさつ

 2002年第一回定例会は3月1日より30日まで29日間、開催されました。
 今回の区議会は鈴木区政の三年目の年であり、来年度のいっせい地方選挙まで一年後と迫った時期の新年度予算案を審議する重要な議会でした。
 区議団は新年度予算案を分析し、区民生活を守るものとなっているかどうか、検証した結果、若干の区民要求は含まれているものの、不況やリストラに苦しむ区民生活を支えるものになっていないと判断しました。
 その結果、区議団は予算特別委員会において区民生活を守りつつ財政再建をすすめる予算修正案を提案し、区議会各党に賛同するよう呼びかけました。
 また、小泉内閣のすすめる構造改革路線の進む中で区民生活の実態がどうなっているのか、そして、区民の要望はどうなっているのか、区民の生の声を区政に生かすため区民アンケートをお願いしました。区民アンケートは約12万人に無作為に配布し回答を自主的に寄せていただきました。わずか一ヶ月の間に750通の回答をよせていただきました。
 予算特別委員会をはじめ各常任委員会で日本共産党委員は区民アンケートに託された区民のみなさんの声を質問にいかしました。道理と区民の実態にもとづく質問によって、区議会の論戦では日本共産党が一歩リードしてたたかうことができたと考えています。
 しかし、鈴木区長の与党、自民、公明、民主らは修正案に対する質疑をいっさいせずに反対し否決しました。
 このことは、鈴木区政とその与党には、政策論争をする意思がまったくなく、区政を統治する能力にかけているといわざるを得ないことです。
 今回の区政資料は予算特別委員会の日本共産党委員の全質疑を紹介し、区長をはじめ執行機関の答弁もあますところなく紹介することにしました。
 日本共産党区議団は、ひきつづき区民の願いの実現と、区政の刷新、真の改革をつうじて、安心して暮らせることのできる足立区をつくるために全力をあげるものです。
 区民の皆さんのご意見、ご要望をお寄せください。

2002年5月
 日本共産党足立区議団