議員提出第33号議案 都立病院の統廃合計画の再検討を求める意見書 さとう純子議員 | ||
○さとう純子議員 ただいま議題となりました議員提出第33号議案、都立病院の統廃合計画の再検討を求める意見書案について、提出者を代表して提案理由の説明をいたします。 石原都知事が推し進めている都立病院改革マスタープランは、都民の命を守るかけがえのない役割を果たしてきた16ある都立病院を8カ所に半減させ、民営化まで展望するという統廃合計画であります。この計画に住民、医療関係者、地元自治体から反対意見があがるのも当然です。 板橋区にある老人医療センターは、日本最初の高齢者専門病院であり、130年の歴史を刻んだ養育院の1施設です。医療と福祉、研究に三位一体で取り組んでおり、地域医療連携に重要な役割を果たしていると、高く評価されている都の誇るべき医療施設であります。住民はもちろん、板橋区、区議会、区医師会がみな一致して、老人医療センターはいまのまま存続を求め、豊島病院は公立病院として存続し、現在の医療水準を低下させてはならないとマスタープランに反対の態度を明確にしています。 また、八王子や清瀬小児病院の廃止方針についても、地元市から反対が表明され、世田谷区も母子保健院の存続を求めてきました。 足立区民からも、駒込病院や墨東病院の整理・縮小計画について、足立区には総合病院がない。縮小どころか、増設してほしいとの声があがっています。 言うまでもなく、都立病院のあり方は、住民の命と健康、さらには各自治体における医療計画に深くかかわる問題です。都立病院の統廃合計画は、都民と自治体の意見をよく聞き、抜本的に検討し直すことがどうしても必要と考え、本意見書を提出することにいたしました。 案文を朗読して提案します。
議員の皆様におかれましては、本意見書案にご賛同いただきますようお願いを申し上げて、提案理由の説明といたします。 |
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