予算特別委員会質疑 第一日目(3月4日) 午後

橋本ミチ子議員


高齢者福祉―老人クラブへの助成金の復活を

○橋本委員 きょう、最後の出番です。大分お疲れのようですけれども、よろしくお願いいたします。
 まず、初めに、元気な高齢者の支援策についてどう考えているか、お答えください。
○高齢サービス課長 元気な高齢者への支援につきましては、介護の需要の抑制や医療費の抑制といった点で非常に重要であると考えております。
○橋本委員 元気な高齢者に対する支援策について、介護の問題もあるかもしれませんが、組織的な支援策としてはどういうものがありますか。
○高齢サービス課長 私の所管では、老人クラブに対する助成を行っております。
○橋本委員 元気な高齢者を支援する施策として老人クラブがあるわけですね。それで、老人クラブに対して、鈴木区長になって助成金を4割削ったという実態があるわけですが、老人クラブの方たちはいまでもこの4割カットについては非常に怒っている。その影響は余りあるということなのです。そして、老人クラブの中心的に働いている役員さんたちの苦労も大変なものなのです。
 ある100名以上のクラブでは、4割カットされた後、会費を上げようと思いました。そうしましたところ、介護保険料の負担の重さから、これ以上会費を値上げするならば会をやめる、クラブをやめるという会員さんが何人も出てきてしまいました。そういう中で、結局、200円という会費でやっていこうということになりました。
 ですから、100名以上といいますと、100名から199名と非常に大きなクラブですが、年間10万円減ってしまうことになりますと、結局は、いままでの活動の中で行事をやめるか、行事はやるけれどもちょっと寂しいような貧弱なような行事になってしまうわけです。会員同士の親睦を兼ねて、誕生日会が大体二月に一回ずつ行われているわけですけれども、その中で飲食というのはお互いの心を和ませるものもありまして、少ない助成金の中から、役員さんたちが苦労して誕生日会を何とかやっているのが実情です。そういうクラブの実態をつかんでいらっしゃいますか。
○高齢サービス課長 私のところですべてつかんでいるわけではございませんが、いまご指摘のあったとおり、会費の値上げをしたり事業規模を若干縮小したりといったことは把握しております。
○橋本委員 老人クラブの助成金が4割削減されたことで、いま答弁がありましたように、値上げをする、または行事を縮小するという苦労が非常にあることはお認めだと思います。この問題が出たとき、日本共産党だけがこの問題を大変心配いたしました。そして、老人クラブと懇談会を持って、直接意見を予算要望などに生かしてきたという経過でございます。
 今回、予算がふえていますが、その内容と理由はどういうことでしょうか。
○高齢サービス課長 15年度につきましては、行政として老人クラブの活動を支援していきたいといった観点から、一つは、連合会の助成の中に、老人クラブの活動を広く区民の方に知っていただくということで、全区民を対象に配布する老人クラブの活動情報紙、PR紙を配布していきたい。そのことによって、老人クラブ活動を知っていただき、これから老人クラブの年齢に達するような人、あるいは、そうでない人たちと高齢者との交流といったこともありますので、そういうことが図られればいいなと思っております。
 もう一つは、単位老人クラブへの助成で、従来の運営助成にプラスアルファということで、比較的活動が活発にされているところに対して、事業費助成ということで事業に着目した助成を来年度はつけていこうと思っております。
○橋本委員 いま、活発な活動をされているクラブにと答弁がありました。どういう活動をイメージされていますか。
○高齢サービス課長 まだ具体的なところまでは入っておりませんが、いま、老人クラブ連合会では4本の柱で事業を行っております。そのうち、友愛活動は高齢者への一声かけ運動的なものですが、それと、いま求められております健康づくりといった活動に対して活発にやっておられる老人クラブに対して助成をしていこうかなと思っております。
○橋本委員 いま、お話があった友愛活動、健康づくり活動、四つの柱です。ほとんどのクラブが、この柱を中心にしながら、それこそ自主的に活動をしているわけで、先ほど紹介した100名以上のクラブのところでも、こういう活動をしてます。公園や沿線道路の掃除という奉仕活動に加えまして、日常的に近くの住区センターなどに来る保健師らと一緒に、閉じこもりがちな高齢者また虚弱な方たちを訪問して、手品や大正琴を楽しんでもらっているというすばらしい活動をしているわけです。スポーツの問題では、カーリングは氷の上を走らせるものですけれども、カローリングといって、体育館などで、もっと大きい球を転がしていくスポーツだそうですが、それからグレースボールなどで健康づくりも楽しんでいる。ですから、いまさら何が先進なのだろうかと言っているのですけれども、どうでしょうか。
○高齢サービス課長 私が先ほど申しました以外に、ある程度自主的な活動で老人クラブがこういった活動をしていきたいという活動に対しても門戸を広く広げていきたいと思っております。
○橋本委員 私が先ほど言いましたように、四つの柱をしながら、実際に自主的に自発的に老人クラブは活動しているのです。言われるまでもなくやっているのです。ですから、区内の老人クラブは、そういう活動でみんな生き生きと活動しています。選ばれた50のクラブ、先ほどは中身を言いませんでしたので、私の方から言いますと、老人クラブのPR紙の発行で354万円、これを全戸配布するためにシルバーに委託する。これが213万円、先進活動として50のクラブに3万6,000円ずつということで180万円が計上されているということです。それで、50のクラブだけで本当にいいのかということですけれども、どうでしょうか。
○高齢サービス課長 今回、初めて事業費助成という形で始めさせていただきます。15年度においては事業費助成の効果を見きわめながら、さらに16年度以降、引き続き支援の充実を図っていければいいなと思っております。
○橋本委員 効果は本当に上がると思います。支援を広げていくということでは大事だと思いますが、元気な高齢者を支援する施策ですから、単位クラブが本当に一番要求しているのが助成金を元に戻してもらいたいということなのです。今回、日本共産党が、予算特別委員会の中で予算の組み替えの要求を予定しております。老人クラブの問題では、元に戻すだけで2,134万5,000円でできると計算をしております。元気な高齢者の活動を支援するのは区の責任ですから、ぜひご理解をいただきたいと思います。
 次に、検診問題について伺います。
 区は、平成4年、当時の古性区長のもとで巡回検診事業をやめる方針が出されて、区民からやめないでほしいという声に押されて住区センターで実施するようになったと記憶しています。この10年間、区民の中に、住区センターでやる健康フェスティバルが定着してきました。この目的は、区民一人一人の健康づくりの意識の形成と地域における健康学習のもとをつくるということですけれども、住区健康フェスティバルは毎年30カ所の住区センターで行われていますが、そのすべての会場で血液検査が実施されているわけではありません。血液検査をしていないところとの違いにはどういう違いがありますか。
○健康推進課長 住区健康フェスティバルは、住区センターを舞台といたしまして、区民の方々に健康づくりのきっかけを体験していただこう、あるいは、区民自身が健康づくりに取り組んでいる成果を発表していただこうというコンセプトで開催しているものでございまして、血液検査はその中のメニューの一つとして位置づけられているものでございます。ですので、採血するかどうかということに関しましては、フェスティバルの企画段階におきまして、保健総合センターと住区センターの運営委員の方々との間で話し合って決めていくことでございますので、採血をやっている、やっていないでフェスティバルの位置づけが変わるものではございません。
○橋本委員 フェスティバルの会場が住区センターということで近くの区民の方たちが参加しているわけですけれども、日ごろから健康診断の機会が少ない商店主や主婦の方たちがこの機会に受診している。実際、私もお話を聞いていますけれども。昨年実施した会場でも、血液検査をした会場の方が参加者が多いという実態でございます。私は、梅田住区センターのすぐ近くに住んでおりますのでお伺いしました。13年度では血液検査をやりました。そのときには100人以上の方が参加してくれましたが、14年度は骨密度の話ということでお話だけだったものですから、56人と半数になってしまった。この事業が始まった当初から、講演だけでは人が集まらないのではないか、参加者に具体的に役立つものをと血液検査が実施されるような経緯があったと聞いていますが、いかがですか。
○健康推進課長 採血の有無による受診者動向でございますが、私どもの方のまとめでは、平成13年度に32カ所の開催のうち25カ所で採血を実施し、1カ所平均109人でございました。これに対して、今年度、34カ所のうち16カ所、つまり9カ所ほど採血が減っているわけでございますが、全体受診者は110名でございまして、前年より1名増加でございます。ですので、評価というのは言い過ぎにしても、採血をやめたことで減少したというのは事実ではございません。
 また、採血につきましては、12月の定例本会議でお答えしましたように、本来、健診は老人保健法の基本健診としてプライバシーが守られた医療機関において、採血だけではなく、レントゲンあるいは心電図とあわせて総合的に実施するものでございます。ですので、健康診断を受診される方に関しましては、住区センターで採血だけを行うのではなく、総合的な健診をお受けいただきたいということを従来から奨励しているところでございます。
 また、こういった会場での採血は事故を起こしやすい、あるいは、プライバシーを守りにくいといった問題がございまして、今回、メニューの中から段階的に廃止していく方針を持っているところでございます。
○橋本委員 いま、14年度の実績のお話がありましたけれども、私もいただきました。この中では、34館のうち16館が実施して、16館で56%の参加率ということで、血液検査をしたところの方が多いという実績があるのではないでしょうか。
 また、私の家の近くのお茶屋さんですが、この方たちも住区センターの健康チェックに参加しました。そして、13年度に血液検査を受けましたが、異状なしと言われて、よし、ことしも頑張ろうということで喜んでいました。それで、14年度はいつやるのかなと心待ちにしていましたらば、先ほども言いましたけれども、骨密度の話ということになって、ことしは血液検査をやめてしまったということです。
 それで、いまお話があったように、区は15年度で血液検査をメニューからなくしていくという話をしましたところ、住区センターという場所が私たちのような商売をやりながら健康チェックに行ける、まさにげた履きで身近な特典を持っているのだ、すばらしいことだと思う、なぜやめるのかということで怒っていました。住区で血液検査をしていた区民に、こういう機会を逃してしまうのではないかと思うのです。
 それで、いま、お答えがありましたけれども、住区センターのような込み入ったところで採血をすると事故が起きやすいということですけれども、採血をするのはお医者さんですし、看護師さんがついているわけです。こういう中で、いままで事故が起きたという話も聞いていませんし、例えばプライバシーの問題でも、問診で言うならば、私たちは職員の皆さんと一緒に健康診断を5月から6月にかけて受けています。あのときには、事細かい問診票を配られて書いていますけれども、ああいうものであれば、プライバシーの問題も見られるということでは心配もあるかなと。私は、幸い健康ですから、そういう心配もありませんけれども。住区センターでやる場合にはそういう詳しいものではないわけです。どういう方がいらっしゃったのかという受け付け名簿のような感じのものなので、そういうものに当たらないのではないかと思います。むしろ、その機会を逃してしまうことの方が心配です。医者に行けばいいとか言いますけれども、簡単にはお医者さんに行かないのです。少々の頭痛があっても、少々の腹痛があっても、お薬があれば、それを飲んで我慢してしまうのが状況だと思いますので、その辺ではどうですか。
○衛生部長 先ほど橋本委員がおっしゃった住区センターでやっているものは、あくまでも健康意識、健康づくりの事業でございまして健診とは違うのでございます。したがいまして、本会議でもご答弁申し上げましたように、また、いま健康推進課長が言ったように、採血というものは人間の人体に医療的な行為をするわけですから、科学的、合理的に物事を考える必要があるだろうということで、この辺の違いをぜひご理解願いたいと思います。
○橋本委員 私は専門家ではありませんから、細かいことは言えませんが、この10年間、それなりの意義があって、科学的な根拠もあってやられてきたと認識します。そして、住区健康フェスティバルの血液検査ですばらしいのは、検査結果がわかったときに、受診した人たちに集まってもらって食事や運動の指導をしていただく健康学習をする。その人も言っておりましたが、ここで自分の健康に対して本当に関心を持つようになった、意識をするようになったと。まさに、いま衛生部長がおっしゃられたように、健康づくりの発展ではないかと思います。区にとっても、そのこと自体、望ましいのでないかと思います。そういう意味ではどうですか。
○衛生部長 ですから、住区センターで行っている健康づくり事業についての意義は、年々参加者も非常にふえておりますし、このこと自体につきましては私どもも非常に重要性を持っております。ただ、橋本委員がおっしゃっているように、採血の問題について、私どもは整理して健診とは違うということで、この方向性を理解していくように努力しているわけでございます。
○橋本委員 住区センターでの健康フェスティバルはいいものだとおっしゃっていました。しかし、そこに何人もの人たちが参加することによって自分の健康を意識して、そのために健康づくりに役立ててきているという事実はあるわけです。ですから、学習だけでは参加は少ないのです。当初の状況が好転したわけではないので、ぜひ血液検査は続けていってほしいと思います。
 次に、生活習慣病の健診の問題ですけれども、生活習慣病予防健診になってから健診の受診率が大幅に減った時期もありました。実際、いまも減っていますけれども。例えば12年度の受診者総数6万9,300人のうち、要指導を受けた人が2万1,700人、31%、要医療が3万9,400人、56%、13年度では、受診者総数3万7,700人のうち、要指導と言われた人が1万3,100人で34%、要医療ということで1万5,700人、41%で、要指導は12年度よりふえているのですが、要医療が大分減っているのです。その原因は何でしょうか。
○健康推進課長 そもそも、今回の高齢者健診と成人健診を平成13年度に統合いたしました目的は二つございまして、一つは、生活習慣病予防健診として、病気になる前に自分の健康をチェックしていただいて、軽い状況の方は生活習慣改善指導をお受けいただいて病気を予防していただく。従来の早期発見、早期治療型検診ではなく、自己健康管理に活用していただくための健診であることへの位置づけの変更でございます。
 2点目といたしまして、要医療の方につきましては、かかりつけ医のもとに、ふだんから健康管理をされているわけでございますので、かかりつけ医の方とご相談して、必要があれば健康診断を受けていただきたいということでございますので、あらかじめ前年受診者の方については送っているわけでございますが、その中で前年の検診結果で要医療の方についてはあらかじめ送る方から抜いたということがございます。
○橋本委員 かかりつけ医の問題が出されましたから一言言っておきますけれども、区の調査でも、かかりつけ医だということでアンケートをしたところ、全体で44%の人がかかりつけ医を持っているらしいと、はっきりとした感じではないのです。私は、風邪を引いたときには近くのお医者さんに行きましたが、昨年、その方が亡くなってしまったということになると、私にはかかりつけ医がいないのかなと思うのです。必ずしも、かかりつけ医で自分の健康が守られていることにはならないのではないかなと。私が言いたいのは、検診の谷間をつくらないでほしいという思いなのです。
 それで、区の資料でも、40歳から65歳までのがんの死亡者が、1年間で男性が173人、女性が267人で、区内の全死亡者の1割を占めています。第2次検診の早期発見、早期治療は、依然として必要なのではないかと思いますが、どうでしょうか。
○健康推進課長 橋本委員ご指摘のがん検診につきましては、平成15年度に乳がん検診に全面的なマーモグラフィ、エックス線検査法を導入するなど、あるいはペプシノゲン法の胃がん検診を平成14年度から大幅に拡充するなど努めているところでございまして、先ほど申し上げました1次予防を中心とした生活習慣病予防健診とはまた考え方が違うところかと思います。
○橋本委員 早期発見、早期治療は、依然として必要ではないかと思いますし、その検診を充実することは大事なことだと思います。
 いま、自民党・公明党政府のもとで、公約違反によって医療改悪が行われ、お年寄りの医療抑制が進んでいます。先日の厚生委員会で報告もありましたけれども、1カ月で約2億円の医療抑制があった。このままでは、重症になってから病院に来るという心配を否めないと思うのです。命の問題にもなり、医療費もかさみますし、ある県では検診が進んでいる。そういう自治体では、医療費も低く押さえられているといいます。これこそ本来の自治体の役割だと思います。
 最後になりますが、環境問題で伺います。
 先ほど自民党からもマイバッグ運動のことが質問されました。私も、昨年、関原商店街の朝市でマイバッグをいただきました。非常に大きくて使いやすいと思います。主には、うちは夫が主婦をしておりますので、夫が持ち歩いているという状況がありますが、この運動に取り組む意義は何でしょうか。
○リサイクル推進課長 先ほどもちょっと申し上げましたが、環境問題の中で、私たちの生活を細かく見直していこうということが一眼であると思います。環境問題の中には、当然、ごみ減量、リサイクルも含まれております。
○橋本委員 要するに、ごみを少なくすることは本当に大事だと思います。買い物をすると、ビニールの袋がいっぱいたまるわけです。リサイクルを進めているボランティアの団体の方たちが調査して、1年間でビニールの袋がどのぐらい集まるかということで、リサイクル関係の団体の方たちのところで訴えていると思いますが、年間でどのくらいあるとおっしゃっていましたか。
○リサイクル推進課長 約1,000トンと見込んでございます。
○橋本委員 聞き方がまずかったと思いますが、1世帯で1年間で約60キロぐらいあるということで、非常に大きな袋を持ってビデオに映されていました。本当にびっくりしてしまったのですけれども、スーパーなどで買いますと、次から次と袋をもらうわけです。ところが、私は、自分の家の前が商店街ですから、お魚屋さんに行くと、確かに発泡スチロールはあるのですが、紙に包んで、最後は水が滴るので袋に入れる。地元の商店で買い物をすれば、ごみも少ないのではないかと思います。この運動は、単発ではなく続けることが大事だと思いますが、今後の計画はどうでしょうか。
○リサイクル推進課長 今後も続けてまいりたいと思います。具体的には、今年度は商店街の皆さんと協働してやっておりましたが、来年度は広い区民団体の皆さんと一緒になりましてさまざまな運動を展開していくということで準備を進めている途中でございます。
○橋本委員 こういう運動は意識が大事だと思いますので、これからぜひ進めていってほしいと思います。
 最後に、区内の施設から出るごみの問題ですけれども、例えば学校からの残菜の処理についてはどのようにしていますか。
○学務課長 学校の残菜は、現在、可燃ごみとして処理をしているところでございますけれども、残菜、野菜くずをあわせまして、来年度、堆肥化を計画しております。
○橋本委員 可燃ごみとして、また、これを堆肥化、コンポストですか。どうでしょうか。
○学務課長 コンポストといいますと、量的には非常に難しくなりますので、きちんとした施設に搬入して堆肥化していくことを計画しております。
○橋本委員 堆肥化したものも大事な資源ですので、ぜひそれも再利用をするように進めてください。そのことを要望いたしまして、質問を終わります。