2003年第1回臨時会について

 5月30日、足立区議会臨時会が開かれ、区議会役職の改選を行い、議長、副議長、監査委員、各常任委員会、特別委員会の正副委員長を互選しました。
 臨時会に先立ち、日本共産党は各党幹事長に「議会の民主的な運営を進めるべきで、議席に応じて、第一党から議長、第二党から副議長、第3党監査と議席に応じた役職配分を話し合いによって決めるよう議会改革の提案を提出し、改善を求めました。
 ところが、自民、公明、民主の各派幹事長は過去7年間、やってきたとおり、委員会で互選するやり方ですすめ、自民、公明、民主で区議会役職を独占する意思を表明しました。自民党は「委員会で選挙し決めることがもっとも民主的な選び方」民主党は「幹事長会で話し合うことが疑問」などと鈴木区長与党会派で密室協議し、日本共産党を事実上排除する立場をとりました。
 こうした議会運営は全国的にも異常なことです。すでに国会でも都議会でも、議席に応じて役職配分をすることは選挙民の意思を反映し、議会の民主的な運営を行うというあたりまえのルールとなっています。
足立区議会でも、吉田区長誕生までの20年間は、そうした議会運営を行い、日本共産党は厚生委員長をはじめ、議席に応じた役割を担ってきました。
 ところが、ここ7年間は、日本共産党を排除する議会運営を自民、公明、民主ら議会多数派は数に頼んで議会役職を密室協議で分け取りしてきたのです。
 なお、区議会議長には鹿浜 清(自民)副議長には忍足和雄(公明)がそれぞれ選出されました。
日本共産党は、すじを通し、議長、副議長の選挙では第一党から議長、第2党副議長という主張のとおり、いずれも同意の態度をとりました。しかし、一人の監査委員の同意には賛成しませんでした。
監査委員も自民、公明でわけあい、結局役職は自民党、民主党は全員、公明党は一人を除いて全員が何らかの役職につきました。

議会全役職の配分
  議員数 今回の区議会役職 議席に応じた配分だとすると 97年度の役職配分はどうだつたか
自民党 21 20 16 19/27
公明党 14 12 10 12/14
共産党 11 7/10
民主党 2/4※
97年は※市民連合(民主3、生活ネット1)