7 日本共産党区議団の区長等への申し入れ

@ タイヤブランコ落下事故」「麻疹の流行」「コムスン事件」「住民税負担軽減」の緊急申し入れ(6月15日)


緊急要望書

足立区長 鈴木恒年様  各部長 様
2007年6月15日
日本共産党足立区議団

 この間、「タイヤブランコ落下事故」「麻疹の流行」「コムスンの処分」など様々な事故・事件がおこっており、足立区の迅速で責任ある対応が求められています。また税制改正による住民税の増税通知が区民に届き不安が高まっています。区も住民の安全・安心をかかげ取り組まれていることは承知しておりますが、さらに住民の不安を取り除き、より「安心・安全な足立区」としていくために、日本共産党足立区議団は、急を要する問題にしぼって以下、緊急要望を行なうものです。

1、 タイヤブランコ落下事故について
 6月4日に発生した区立公園でのタイヤブランコ落下事故は、区民に衝撃を与えています。土木部職員を総動員して緊急点検や対応を行なっていますが、改めて、公園の安全性を高め、安心して利用できるように以下の対応を求めるものです。
@ 各公園の緊急点検結果や撤去など措置状況、点検基準などについて、情報を透明化し、「どの公園のどの遊具はどうなのか」など知りたい情報がすぐに区民にわかるようにHPなどで公開すること。
A 老朽化など遊具の点検だけでなく、高低差のある遊具の落下衝撃の緩和策(例えばチップを敷いて衝撃を緩和するなど)、死角の解消など、公園の安全性を高める対策を総合的に講じること-
B 国の「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」の基本的考え方である「公園管理者は安全点検などについて保護者・地域住民と連携することが不可欠」の精神を生かし、住民と共同しての安全点検活動を行うようにすること。その際、公募して行なう仕組みも検討すること。
C 遊具は公園や区有施設(学校や保育園等)だけでなく、集合住宅(都住や公社、UR住宅、民間マンション)にもあります。これらの施設の遊具は、当該居住者だけでなく不特定多数の子どもや区民が利用しています。区民の安全に責任を負う足立区として、管理責任者に遊具の保有状況を報告させ、区の点検基準も示しながら再点検と対応を強く働きかけること

2、 麻疹(はしか)の蔓延防止策について
 今月6日には、麻疹(はしか)による学年閉鎖も行われましたが、足立でも流行が終息したわけではありません。区は「緊急対策会議」を設け、全庁的な対応を講じておりますが、まだその対策を知らない保護者がいる中で、蔓延防止への対応策などを充分に周知徹底していただきたい。
 
3、 コムスンの介護サービス利用者への対応について
 区内には訪問介護だけで348人のコムスン利用者がおり、「今後どうなってしまうのか」「ヘルパーさんが変わってしまうのか?」「ちゃんとサービスを受けつづけられるのか?」などの不安が渦巻いています。区として利用者の一人一人の意向を把握し、安心して介護サービスを受けつづけられるよう、対策を講じられたい。

4、 住民税の負担増対策について
 今回の負担増はや高齢者や弱者ほど負担が重く、初日だけで1347人の電話・来庁による苦情や問い合わせが殺到し、「もうこれ以上の負担には耐えられない」の声が多数よせられています。区として、都に、東京都知事の公約である「生活保護基準以下の方の住民税の免除」の早急な実施を、国に「増税の中止」を求めていただきたい。

以上