2、日本共産党区議団の条例提案など

C平成20年度一般会計補正予算修正案

2008年度予算修正案   2008・3・4
項目 考え方 金額
(単位は千円)
1、新たな負担増をおさえ区民の痛みを和らげる
区民税の減免  当該年度において前年の所得が著しく減少したため、著しく困難となった者について、申請により特別区民税を減免する。 3000
原油価格高騰対策 @原油価格高騰による中小業者対策として区の中小企業あっせん融資の「小口零細資金」の利子補給を1・3%→1・8%へ0・5%引き上げるとともに、利子補給期間(現行3年)を返済終了まで延長する(1億3476万2千円)A信用保証料補助を拡充し支援する(1903万8千円) 153800
保育料  保育料の値上げ(本則実施=平均で20%の引き上げ)を中止し負担増を抑える(3238万9千円)。併せて第2子以降の保育料を免除し(1億5238万2千円)負担を軽減して子育てを支援する。 184771
重度障害者巡回入浴事業  重度障害者巡回入浴事業の有料化をやめ引き続き無料で実施する。 1976
ごみ処理料 @区で決める粗大ごみ処理手数料の値上げ(平均で14%、ものによっては50%の引き上げ)を中止し区民の負担増を抑える(848万2千円)A中小零細事業所が多い足立区として、23区統一で引き上げた事業系有料ごみの処理手数料の値上げ分を区が助成する(4286万4千円) 51346
2、介護の負担を軽減し、ながいきを応援する
ながいき応援手当  介護保険などの負担を軽減し、安心して長生きできるように、65歳以上の高齢者に年5000円のながいき応援手当てを支給する。(5千円×13万人=6億5千万円) 650000
軽度要介護者ベッド貸与  軽度要介護者の介護予防のために、一般寝台を日常生活用具の給付項目に加えレンタル補助をする。本人負担は1割とする 21600
高齢者生活援助サービス事業  介護保険改定で使えなくなった生活援助サービスを区の独自施策で提供する。@ヘルパー派遣の1・5時間の上限化によりサービスが受けられなくなった高齢者に対し、介護保険に接続した形で30分または1時間家事援助サービスを受けられるようにする(週3回まで。30分100円、1時間200円)A同居家族がいて掃除、洗濯、調理などの生活援助ヘルパー派遣が認められない世帯に、介護保険と同様のサービスを提供する(週3回まで、1日1時間〜2・5時間の範囲で選択)B介護保険では認められていない同居高齢者に対する生活援助サービス(食事準備、共同スペースの清掃)を提供するC介護保険では認められていない通院するときのヘルパー介助(病院内の見守りを含む)、散歩・近隣施設などへの外出介助サービスを提供する。(合計で3億7000万円) 370000
介護職就職奨励事業  介護報酬の度重なる削減で施設や事業所の運営が困難になり、介護職の給与が低く抑えられて離職者が増え、就労者が減って必要な人材が確保できない状況を打開し、人材を確保していく一助として、新しく就職した介護職員に対して1年間、月5000円(年6万円)の介護職就職奨励金を支給する 120000
高齢者入浴事業  70歳以上の高齢者対象の高齢者入浴事業(入浴券支給)を、現在の一人5枚から10枚に増やす 102125
要介護高齢者等へのごみの個別収集  65歳以上の要介護高齢者で独居や高齢者夫婦など、自力でごみを出せない世帯に、ごみを戸口まで取りにいく個別収集を行う。希望者を定期的に訪問しごみ出しを行う。年齢が65歳以下でも実態に応じて準用する。 25027
紙おむつの支給  所得制限を撤廃し、要介護3〜5の希望する高齢者全員に支給する。 48405
3、子育て支援、区民のいのちと健康を守る
青年のための健康チェック事業  18歳から39歳までの青年層(約19万人)で未就業者やパート、派遣労働など不安定雇用の若者が、年1回健康チェックを行えるよう、区独自に健康診断を行う。医師会に委託する。 22800
子ども医療費助成  子ども医療費助成について、入院給食費も無料にする。 6000
ガン検診の負担軽減 @乳がん検診の本人負担を2000円から1000円に減額するとともに、乳がん検診が毎年受けられるしくみをつくる。A前立腺がん検診は本人負担1000円を無料にする。 17560
4、障害者のくらしを守る
障害者通所バス 通所バスの無料を維持し運行日を現在の226日から240日に増やす。 16800
障害者賃貸住宅保証保険保証料助成制度  障害者が保証人がいなくてもアパートが借りられるよう、「障害者賃貸住宅保証保険保証料助成制度」をつくり、保証保険への加入保険料を区が負担する(保証会社の保険料は初回月額家賃の半分25000円×50人=125万円)。以後毎年1万円の保険料を保証会社に納入するが、2年目まで区が負担する 1250
障害者の補装具  障害者の補装具(補聴器・人口咽頭の電池交換、歩行補助杖先ゴムの交換など消耗品)補助を復活する。(実施時の実績=補聴器の電池交換388人、人口咽頭の電池交換80人、歩行補助杖先ゴム交換50人、計518人) 1953
5、青年対策および青少年の居場所づくり
青年就労実態調査事業  ネットカフェ難民・日雇い派遣など青年の雇用実態を駅前で調査する。 1120
地域体育館使用料免除  全地域体育館および総合スポーツセンターの個人利用(小中学生の一人100円程度の使用料)を免除し無料とする。(19年度実績10000人×100円) 1000
青少年居場所づくり会議  中高生も参加する青少年の居場所づくり計画策定会議運営費。(中学生・高校生委員には1回3000円の図書券×8人×5回、成人委員には1回5000円×22人×5回) 670
青少年文化活動支援事業  @太鼓・ロックバンド、ピアノなど大きな音が出る音楽練習ができる場所を計画的に増やす。東部(綾瀬周辺)、南部(千住周辺)、北部(竹の塚周辺)地域に各1ヶ所ずつつくる。(調査費計上100万円)A足立区主催でヤングミュージシャコンサートを開催する。東京芸術センター天空ホールを青年に1週間貸し出す。区主催なので会場費予算は不要。音響・照明等の使用料を区が支払う。(照明等の使用料1日40万円×7日=280万円) 3800
6、地域産業支援
道路占用料  区内業者支援の立場から、中小零細商店・事業所等の看板・ひよけなどの区道上空道路占用料を免除する。 25500
商店街支援事業  @子育てパスポート事業のうち、5%の商店負担分を軽減し協力店を増やすため、協力店に対し年間5万円を助成する。(568店舗×5万円=2840万円) 28400
 A宅配サービス店支援として、電話・ファックス等による商品注文に応じ配達をする商店を募り、カタログを作成し配布する。(24万部作成し、全戸配布のほか区民施設、駅などに置いて配布する) 13250
 B高齢者買物コーデイネーター事業(高齢者が買物をしやすいように買物についての連絡を受け付け、商店と連絡を取り、宅配ルートに乗せる買物コーデイネーター事業を立ち上げる)。モデル事業=1商店街×空き店舗借り上げ料10万円×12ヶ月、シルバー人材の活用814円×4時間×2人×25日×12ヶ月など 3203
商店街街路灯電気代助成  現行4分の3助成を100%助成にし支援する 11632
チャレンジショップ事業の拡充 駅周辺の商店街にチャレンジショップ展開のため、調査を行う。
(調査費50万円)
500
7、困ったときに区民を支えるしくみづくり
生業資金貸付  生業資金付対象を非課税以下に限定せず拡大する。(3年連続で1〜2件の貸付件数を50件にする) 85000
育英資金貸付事業  育英資金と入学準備金の貸付枠を増やす。年度途中からも借りられるようにする。貸付枠は以下のとおりとする。(大学・専門学校30人⇒60人、高校40人⇒60人) 31786
消費者センターの充実  消費者センターの非常勤職員を2名増やし、相談体制を厚くするとともに、職員のスキルアップも行えるようにする。 6254
8、教育環境の整備
少人数学級の実施  30人学級をめざしつつ、当面小学1・2年生(40クラス)と中学1〜3年まで(43クラス)、クラス担任になることのできる加配教員(83人)を活用し、35人学級に踏み出す。 そのためにTT、少人数指導に不足する分の特別講師を区が独自に採用する 166000
小学校図書館への司書配置  小学校図書館に司書資格を持つ講師を配置する。1年間に12校、6年間で全校に配置する。114000円×11ヶ月×12校 15048
子ども・学校の安全対策  (仮称)安心安全推進員を夏休み期間を除く年間11ヶ月間、全小学校に配置する。登下校時は危険個所に配置し、それ以外は校外学習の安全対策など、学校と地域が連携して安全・防災などのさまざまな活動に寄与する。 64469
小中学校等入学祝い金  区内小学校・中学校等に入学する新入生に1万円の入学祝い金を支給し、入学準備に充てて頂くとともに入学を祝う。10000円×11336人=11336万円 113360
9、地球温暖化防止のために
プラスチックゴミの回収・資源化  容器包装リサイクル法に基づき、プラスチックゴミの回収資源化を行なう。初年度は準備期間が必要なので10月から行い、区内全域で実施する。すでに実施している自治体の経費をもとに算出する。週3回の可燃ごみ回収日のうち1回をプラスチックごみ回収日にあてるので収集運搬費は変わりなし。委託経費(圧縮・梱包・保管)1億8000万円+中間処理施設までの運搬費を計上。 195600
新エネルギーの活用推進 @太陽熱利用給湯器設置助成 10000
Aバイオデイーゼル(廃油利用再生)モデル事業 120
B自転車専用道路設置、ベロタクシー導入(調査費) 500
10、区民の自主活動支援
住区センター使用料  地域住民のコミュニティ・自主活動支援のため、住区センター施設使用を無料にする。 24053
私道防犯灯助成の拡充  私道に設置されている防犯灯への電気代助成を現行年間3000円から全額助成とし防犯活動を支援する。(1000円×1万灯) 10000
社会教育団体・スポーツ団体施設使用料  生涯教育施設の施設使用料を2分の1に減額する 94491
11、平和事業 15399
平和憲法の原点に立ち返り平和事業を拡充する @旧文部省発行の「憲法のはなし」復刻版を中学生3年生などに配布する
A区民が行う原爆展への助成
B平和使節の派遣
C平和モニュメントの設置
D原爆被爆体験及び戦争体験を風化させない証言集とDVD作成に助成する
E平和映画祭(庁舎ホールにて)を開催する
  必要な財源(計) 2719568

財源対策
《不要不急の事業を見直すとともに、増税などで史上最高となった積立金を活用する》

事業名 内容 金額
(単位は千円)
市場化テスト  市場化テストのための準備資金を削減する 1116
学力テスト  区独自の学力テストを中止する 35000
土地開発公社への貸付  土地開発公社に対する貸付金を削減する(西新井駅西口開発の駅前広場分として、18年度に協調融資銀行団から借り入れて購入した土地の購入代金一部を繰り上げ償還するための予算であり、早急に返済する必要がない) 478890
北千住東口地区開発土地購入費  北千住東口地区再開発については、交通広場となる地域の住民の移転交渉が進んでいないため、合意形成ができるまで事業を繰り延べる。移転事業地の買収費用を削減する 600000
一般区営住宅改修整備資金積立基金  具体的な改修計画もないのに、更に積み立てる分を削減する 157030
育英資金積み立て基金  育英資金拡充部分のみ活用する 31786
予備費  2億円で十分であり1億円削る 100000
財政調整基金  財政調整基金を取り崩し区民のために使う 1315746
2719568

「平成20年度足立区一般会計予算の修正案」の提案理由説明

3月4日 針谷みきお議員


ためこみ金は過去最高の852億円
お金の使い方を変えればくらし応援はできる

○針谷委員 それでは、本日提出いたしました第5号議案 平成20年度足立区一般会計予算の修正案について、提案理由の説明を行います。
 本修正案は、日本共産党足立区議団に所属する予算特別委員全員が提出者となって提案するものであります。
 近藤区政の本年度予算案は一部に区民要望にこたえるものはあるものの、全体として区財政確保に力点が置かれ、区民生活を支える視点が弱い予算と考えます。区がこの1年間で区民1人当たり3万2,000円、約200億円ものため込みを行いました。基金残高は23区でもトップクラスになり、年度末で852億円に達しました。いま区民は原油高騰による影響、雇用環境の悪化等により、生活が苦しくなっています。
 区長は、税財政制度を踏まえた的確な財政運営が必要、施設更新など区財政に不安材料、不透明感があると言っていますが、それ以上に区民生活は困難になっており、いまほど区民生活を支える姿勢が求められているときはないと考えます。
 我が党はこの立場から、ため込んだ基金のわずか1.6%を活用して、むだを省き、財源を生み出して区民の負担を軽減し暮らしを応援する新年度予算とするために予算修正案を提案するものであります。
 一般会計予算修正案は、歳入歳出それぞれ10億円余を増額し、歳入歳出予算の総額を2,174億円からそれぞれ2,184億円余に改めるものであります。
特徴の第1−新たな負担増や制度改悪の影響を軽減し、区民の痛みを和らげる
 その特徴の第1は、原油高騰など新たな負担増や制度改悪の影響を軽減し、区民の痛みを和らげる施策をさらに広げるものです。
 区民税については、前年の所得が著しく減少し、生活が困難となった人を救済するため、申請により特別区民税を実態に見合って減税いたします。
 原油価格高騰による中小企業対策として、区の中小企業あっせん融資の小口零細資金の利子補給を引き上げるとともに、利子補給期間の延長と信用保証料補助を拡充し支援するものです。
 4月より本則実施で保育料が平均20%引き上げられます。修正案は、この値上げを中止し、子育て世代の負担を軽減いたします。
 重度障害者巡回入浴事業の有料化をやめ、引き続き無料で実施するものであります。
 区で決める粗大ごみ処理手数料の値上げを中止し、区民の負担増を抑えます。
 中小零細事業所が多い足立区として、23区統一で引き上げた事業系有料ごみの処理手数料の値上げ分を返還し負担を軽減するものです。
特徴の第2−高齢者の自立を支え、長生きを応援
 第2は、高齢者の自立を支え、長生きを応援する施策の充実です。
 介護保険などの負担を軽減し、安心して長生きできるよう、65歳以上の高齢者に年5,000円の「ながいき応援手当」を支給するものです。
 さらに、介護保険法による給付抑制が、在宅介護を受けている区民生活に大きな影響を与えているため、高齢者の引きこもりを防ぎ、介護を受ける人と家族の負担を軽減するために、区独自に介護保険制度を補完する生活実態にあった利用しやすいサービスを提供するものです。具体的には訪問介護が1時間半の上限を設け制限されたことに対し、介護保険外で1時間を限度にホームヘルプサービスを提供するとともに、同居家族がいるからと打ち切られた方には、軽作業代行サービスとして掃除、洗濯、調理や通院介助、同居高齢者への生活援助サービスを実施してまいります。
 また、介護報酬のたび重なる削減で施設や事業所の運営が困難になり、介護職の給与が低く抑えられ離職者がふえ、就労者が減って必要な人材が確保できない状況を打開し、人材を確保していく一助として、新しく就職した介護職人材に対して、1年間月5,000円の介護職就労奨励金を支給することとしたいと思います。
 また、65歳以上の要介護高齢者など、自力でごみを出せない世帯に、ごみを戸口まで取りに行く個別回収を行うものです。
 高齢者入浴事業、紙おむつの支給もそれぞれ拡充いたします。
特徴の第3−子育て支援、区民の命と健康を守る施策の充実
 第3は子育て支援、区民の命と健康を守る施策の充実であります。
 第2子以降の保育料を減免し、負担を軽減して子育て支援を拡充するとともに、子ども医療費助成の拡充については、入院給食費を加え無料にいたします。
 自立支援法の施行3年目で特別支援策も実施されていますが、最低限必要な緊急支援策を講じたいと思います。
 通所バス運行日をふやすとともに、障害者アパート借上保証金助成制度。障害者が保証人なしでアパートを借りられるよう、障害者保証金助成制度をつくります。また、障害者の補装具補助を復活いたします。
特徴の第4−教育環境の整備
 第4は、教育環境の整備であります。
 区教委が、都教委と粘り強く少人数学級の実現に 向けて努力していることは評価いたしますが、文科省の通知に基づけば、都教委の同意を得ずに少人数学級に踏み切ることは可能です。したがって、クラス担任になることのできる加配教員を活用し、35人学級に踏み出すため、TT少人数指導に不足する分の特別講師を区が独自に採用することといたしました。
 また、小学校図書館に司書資格を持つ講師を配置し、区内図書館とのネットワークを図ってまいります。
 区内小学校、中学校等に入学する新入生を祝い、入学準備に充てるため、1万円の入学祝い金を支給していきたいと思います。
 育英資金貸付事業は、貸付額をふやすとともに、年度途中から借りられるようにいたします。
特徴の第5−青年雇用、若者支援策
 第5は青年雇用、若者支援策の拡充であります。
 まず、ネットカフェ難民、日雇い派遣など青年の雇用実態を調査するとともに、青年の健診事業実施に踏み切ります。
 青年の居場所づくりを拡充するとともに、足立区主催で1週間ヤングミュージシャンコンサートを開催し、区内の若者を励まし、生きる喜び、未来に展望の持てるイベントをつくり上げたいと思います。
特徴の第6−区内産業支援
 予算修正案の特徴の第6は、区内産業支援策であります。
 まず、中小零細商店・事業所等の看板・日よけなどの区道上空道路占用料を免除するとともに、子育てパスポート事業のうち、5%の商店負担分を軽減し、協力店をふやすため、協力店に対し年間5万円を助成いたします。
 また、宅配サービス店を支援するため、商品注文に応じて配達をする商店を募り、カタログを作成し配布します。高齢者買物コーディネーターモデル事業もあわせて実施いたします。
特徴の第7−地球環境を守り・安心安全な区を目指す
 特徴の第7は、地球環境を守り・安心安全な区を目指す取り組みであります。
 まず、私道防犯灯への電気代助成を全額助成として、防犯活動を支援いたします。
 また、消費者センターを充実し、急増する多重債務者を初めとする区民相談体制を厚くしてまいります。
 子ども・学校の安全対策として、(仮称)安全安心推進員を、夏休み期間を除く年間11カ月間、全小学校に配置し、登下校時は危険箇所、それ以外は校外学習の安全対策など、学校と地域が連携して安全・防災などさまざまな活動に寄与する活動を進めていきたいと思います。
 環境リサイクルでは、容器包装リサイクル法に基づき、プラスチックごみの資源回収を行います。初年度は準備期間が必要なので、10月から実施したいと思います。
 新エネルギーの活用推進では、太陽熱利用給湯器設置助成、バイオディーゼル(廃油)モデル事業、自転車専用道路設置、ベロタクシー導入のための調査費を計上いたしました。
 また、地域住民のコミュニティー自主活動支援のため、住区センターの施設使用を無料にするとともに、生涯学習施設の施設使用料を2分の1に減額したいと思います。
 平和事業についても引き続き拡充してまいります。
 他の拡充事業については予算説明書のとおりであります。
財源対策
 最後に財源対策です。
 区長提案の予算案の中から、不要不急の事業を見直しいたします。まず、区独自の学力テストを中止し、該当部分の歳出予算の全額カットを行います。一般区営住宅改修整備資金積立金のうち、具体的計画も見通しもないのにさらに積み立てる部分を減額します。
 予備費も過去5年間の執行状況を見ても2億円を超えたことは一度もありません。よって、1億円減額いたします。
 また、財調基金は10億円余取り崩し活用いたします。
 以上、一般会計予算の0.5%を増額するとともに、予算の優先度を改めれば、区民の負担を軽減し、生き生きとして暮していくことを応援できる予算になると確信しております。
 なお、修正案に関連する条例のうち、保育料の負担軽減条例、ながいき応援手当支給条例、入学祝金支給条例は既に提出済みですが、修正案が可決されれば、直ちに他の必要な条例改正案を提案する準備をしております。
 予算委員の皆さんにおかれましては、ぜひ積極的にご審議をいただきまして、本修正案にご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。