8、上程された意見書 及び日本共産党提案の意見書案

A違法・有害情報から子どもたちを守るための環境整備を求める意見書

 現在は、子どもたちが携帯電話やパソコンから簡単にインターネットに接続できる状況にあり、違法・有害情報が事実上野放し状態となっている。実際に、出会い系サイト等を通じて子どもたちが犯罪に巻き込まれる事件も多発している。
 また、「学校裏サイト」と呼ばれる匿名掲示板には、子どもたちによる誹謗中傷が書き込まれ、いじめの温床になっている等の問題も起きている。
 総務省は、携帯電話会社に要請し、未成年者を「フィルタリングサービス」に加入させる取り組みを進めているが、親の名義で子どもが利用している場合には適用されない等、十分なものではない。
 また、技術的な対応だけでなく、子どもたちへのメディアリテラシー教育や保護者等への啓発活動も不可欠である。
 よって、足立区議会は政府に対し、子どもたちをインターネット上の違法・有害情報から守るため、下記事項の早期実現を強く求めるものである。

 子どもたちに対するメディアリテラシー教育の推進並びに保護者等への啓発に努めること。
 違法・有害サイトの利用防止のための活動を行う団体に対して、財政支援を含めた協力を行うこと。
 フィルタリングソフト等の技術開発・水準維持に対する支援を行うこと。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
   平成20年3月27日
         議 長 名
内閣総理大臣
総務大臣    
文部科学大臣    あ て
国家公安委員会委員長