3、決算特別委員会の質問等

10月9日(5日目)浅子けい子議員
○浅子委員 まず、最初に、私は、先日質問した家具転倒防止取りつけ工事事業者について、改めて質問をいたします。
 先日、原則、区の登録耐震改修施工者に限られているような答弁がありましたが、どうしても区の登録施工者でなければだめでしょうか。
○建築防災課長 原則という形で申し上げましたとおり、どうしても、その会社しかできないと、建物の事業いろいろございます。その場合には、私たちの方も、助成として支援をさせていただいております。
○浅子委員 さらに、この助成制度は、受けられる対象が身体障害者世帯や高齢者のみの世帯となって、いま、います。身体障害者は、家族がいても身体障害者世帯というのでよいのですが、高齢者は、高齢者のみの世帯ということになっていて、ほかの家族がいると対象になっていません。せめて、ぜひ身体障害者世帯と同じように、障害者を含む世帯というふうに拡大をしていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
○建築防災課長 この制度自体が、当事者に直接、ご自分で金具等を設置することが困難な方への支援として制度を設けております。いまのご指摘の内容については、非常に難しい課題と思いますが、次年度に向けまして耐震の助成制度全般を現在見直しております。この中で検討させていただきたいと思います。
○浅子委員 ありがとうございます。
 次、私は、安全安心対策について、いろいろな角度から質問をいたします。
 災害は、いつやってくるかわかりません。先日起こった千住四丁目のサンロードの陥没事故は、下水道工事によるものだったようですけれども、区内には、あちこちに地下が空洞になっているという場所があると聞いています。以前、用水路に使っていた堀と言われているものが、完全に埋められていなくて、親水水路などにするような予定があったようですけれども、それは何カ所ぐらい、いま、あるのでしょうか。
○計画調整課長 ただいま空洞になっているということのご質問がございましたけれども、私ども、水路跡を施設を整備して管を通したり、ボックスカルバートという暗渠の形で整備は行っておりますので、空洞になっているところはございません。
○浅子委員 あと、地下の中が空洞ということです。
それで、ここに江北の七丁目の地図を持ってまいりました。
 これは、江北の神領堀という親水公園の計画があったところです。悪臭や、ごみの投げ捨てなどによって、近隣の方から改善の要望が出されて、そうして、いまは、仮の埋め立てをして遊歩道になっています。この神領堀は環七を渡って、ここ環七です。環七を渡り、第八中学校、それから、上沼田北公園を経て舎人方面へつながっている、そういうところです。
 この沿線にある住宅の前が地盤沈下していて、この家なのですけれども、ここなのですけれども、塀が傾いて玄関の段差が大きくなって、住民が不安な暮らしをしているという話があります。
 これ、写真を撮ってまいりました。ここです。
 これが本当であれば真っ直ぐなのですけれども、この塀が、右にこれだけ傾いているのです。大分、このマンホールからも下がっています。こういうふうになっているのです。これは安全のために、こういうところを精査して、今後どうしていくか、具体的な対策をとるべきだと思いますが、計画は何かあるのでしょうか。
○工事課長 委員が、いま指摘しました箇所につきましては、これから、私どもの方で調査いたしまして原因等を追求してまいります。後で、その箇所をちょっと教えていただければと思います。
○浅子委員 ほかにもあるということですので、堀の跡ですか、ぜひ改善とか、これから親水水路にするのであれば親水水路にするとか、計画を具体的に早期に行っていただきたいと思います。
 次に、さきの我が党代表質問の災害時要援護者対策について、区の方では、第二次避難所への備蓄について、協定先の物理的な保管場所の提供が可能な場合は備蓄を行っていますと答弁をしました。現在、備蓄を行っているのは何カ所あるのでしょうか。また、それ以外のところは、今後どうしていくのでしょうか。
○災害対策課長 現在、第二次避難所で備蓄を行っているのが、特別支援学校が2カ所、あと、民間の社会福祉施設が1カ所でございます。
 今後、残りの第二次避難所30数カ所ございますが、適宜、施設管理者と協議をして、保管場所が確保でき次第、随時、備蓄していく予定でございます。
○浅子委員 また、さらに、我が党の代表質問に対して、今後、社会福祉法人等に協力をお願いすると答えているのです。社会福祉法人などであれば、要援護者の中でも、それぞれの状態に合った、障害者の方であれば障害者の施設とか、そういうその方に合った施設を避難場所とするのが適切だと思うのですけれども、どうでしょうか。
○災害対策課長 社会福祉施設、特養ホームだとか、身障施設だとかございますので、その施設の特性に合った災害時要援護者を避難させるというように、こちらの方も考えております。
○浅子委員 この間の総務委員会には、人工透析患者から、避難所等での透析患者を識別できる名札カードや、医療機関への迅速な連絡、搬送をするシステムなど、要援護者が、少しでも早く必要な医療が受けられる保証が確保できる体制がとれるよう請願が出されて、全会派一致で採択がされました。
 自助だけでは困難な人たち、障害者や、要介護高齢者、妊産婦さんや、乳幼児、見た目には健康そうでも、それでわからなくても、どういう要援護者なのか、一目で色でわかる、そして、簡単に首から下げられるような名札カード、これ、ぜひ至急につくるべきと思いますが、どうでしょうか。
○災害対策課長 その請願につきましては、採択されたものでございますので、現在、衛生部とも連携をして検討をしてございます。
○浅子委員 また、その請願の中では、要援護者が避難所から医療機関への搬送まで、どんな手順で行われるのか、常日ごろ訓練しておけば安心ですけれども、人工透析患者の方の話では、自分が行っている病院の方では、そういう訓練をやったことがあるけれども、区でやってもらったことはないと、そういうことで、先日そういうことを言っていました。
 先日の総合防災訓練では、車いすの方たちが参加した訓練があったようですけれども、要援護者の参加で、要援護者の避難を中心とした訓練を、これから実施すべきと思いますが、どうでしょうか。
○災害対策課長 災害時要援護者の支援策については、かなり強化をしてございます。なかなか各地の避難所訓練でも、災害時要援護者の方を参加させて訓練をしていただくように働きかけております。
 現実問題として、なかなか人数が少ないということと、いろいろリスクも高いということで、参加していただかないケースが各避難所でもあるのですけれども、なかなか災害対策というもので災害時要援護者だけの訓練というのは、なかなかちょっと難しいなというふうに考えております。
○浅子委員 要援護者だけとは思っていないのですけれども、その方を中心としたやっぱり避難訓練というのが、安心安全というか、安心なこと。これから想定したときにこうなるのだなと頭に描かれて、私は、必要だというふうに思います。
 それから、次に、防災手帳、これは日ごろから身につけておきましょうとしています。これが防災手帳、この要援護者防災行動マニュアルの一番裏に、こうやって紙で2枚になってありますけれども、要援護者に、こういう紙に、こうやって冊子になっているもの、あと、インターネットからもとることができますと言っていましたけれども、本当に、つくるのを要援護者に任せるのは大変だと思います。コンパクトな手帳のようなもので、区の責任で配布するということがよいのではないかと思いますが、どうでしょうか。
 また、要援護者が、漏れなくこれを持ちましょうということになっているのですけれども、そのほかにも、名札カードを持っていましょうとか、あと、薬なんかも必要なものは、いざという時は持ちましょうとか、そういうことがあって、非常に身につける物やなにかが多いですよね。大変だと思うのです。そういうことで、内容を精査して、この防災手帳と名札カード、一つにまとめるということはできないのでしょうか。
○災害対策課長 請願の内容でございますけれども、そういったなるべく身につけやすい物、カード形式にするのか手帳カードにするのか、そういったことを含めまして、今後、検討していきたいと思います。
○浅子委員 次に、日暮里舎人ライナーについて伺います。
 我が党は、区民の皆さんの要望を聞いて、都へ、6月を皮切りに要望を繰り返し提出し、また、区にも、関連する要望を提出してきました。その要望書に沿って伺います。
 ことし3月に開通して以来、誤作動などでライナーがとまってしまうという事故が何回かありました。そのたびに、コンピューター制御なので、復旧するまでに逆に時間がかかってしまうということもありました。朝などの通勤通学のラッシュ時に事故が重なり、我が党の区民アンケートにも、ライナーを使って通勤していますけれども、事故で時間がおくれ、遅刻をしてしまったと。定期券を買おうかどうしようか迷っていたけれども、こんなに事故が続くなら考えようかなと思っているという声もありました。
 人を置かずに、安全確保のためにコンピューター制御で行う自動列車運転装置を導入したこと、これの結果という声も上がっています。こうした事態は好ましくないと思いますが、どうでしょうか。
○土木部副参事(交通・道路計画) ただいま委員の方からお話しがありましたように、開業以来3回ほど車両故障等による事故が発生しております。交通局の方には、私ども区としても、今後こうした事故のないように申し入れは行ってまいりました。
 交通局におきましては、開業当初ということもあって、大変ミスが多く発生してしまったということでございまして、今後につきましては、職員に対して十分マニュアルなどについて周知徹底して、また、復旧についても、迅速にできるようにしていきたいという回答がありました。
 以上です。
○浅子委員 最初の事故のときなのですけれども、都から、正式に区の方に連絡がなかったということがわかりまして、我が党は、6月に都の交通局長に要望を出したときに、事故等の起きたときには、逐次、区へ報告をするようにと申し入れを行いました。この間、その後も事故とか故障がありますけれども、都からの連絡が来るという、そういう仕組みはできているのでしょうか。
○土木部副参事(交通・道路計画) 6月12日の事故等については、交通局の方から、正式に原因等について報告を受けておりますが、それ以降の7月29日については、報告を受けておりません。これにつきましては、交通局の見解といたしましては、大規模な事故等については区の方へ連絡したいということでございました。
○浅子委員 この日暮里舎人ライナーというのは、足立区の区民の方が、かなり利用される。そして、日暮里舎人ライナーができたときにも、足立区も、都と一緒になってつくってきたということだと思うのです。ですから、強く、こういうちょっとしたことでも、やっぱり住民の区民の方々が被ることですから、連絡を密にするよう強く求めていってもらいたいというふうに思います。
 さらに、電車が動いているときの事故であれば、乗降客の避難は大変混乱することが考えられます。5月18日に起きた始発電車での事故、これは幸い始発だったので、運転手がいて、誘導によって乗客は線路上を歩いて退避することができたということです。
 ライナーでは、全区間同時に走行している中、同じ時間に、いろいろな箇所、電車が走っていますけれども、どこかの電車に1人乗務員が乗っているということを聞いています。例えば乗務員が乗っているのが日暮里のあたりにいて、で、事故が扇大橋駅で起こったとします。そうしたとき、すぐには駆けつけることはできません。安心のためには、乗務員の増員が何としても私は必要だと思います。ぜひ都へ要望を上げていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
○土木部副参事(交通・道路計画) 交通局の方の見解といたしましては、まず、黒字化を最優先してやる時期にしたいということで、非常に職員の配置については、非常に厳しいという回答を得ているところでございます。
○土木部長 確かに事故が3回ほど起きて、そのたびにご迷惑をおかけしているという状況もあることについて、非常に遺憾に思っております。私も常磐線で通っておりますけれども、常磐線の場合でも、ない方がよろしいのですけれども、4月から3回どころじゃないぐらいの頻度でもって事故が起こっております。
 当然、土木部としても、交通局に対して事故のないように要望はいたしますけれども、すべて完全に100%なくなるかというと、現状の交通機関含めて、それは難しいのかなというふうに考えております。
○浅子委員 日暮里舎人ライナーは、まだ開業して1年たっていないのです。だから、利用客も、どこにどんなものがあるのかとか、それもわからない。そういう中で事故が起こるということで、やはりどうしても人は必要だというふうに私は思います。
 また、都は、当初、安全対策要員の配置は7月31日までで終わらせると言っていました。我が党は、安全確保のためには人的配置は欠かせないと考えて、引き続き8月以降も安全対策要員を各駅に配置するよう繰り返し要望してきましたが、いまはどうなっているのでしょうか。
○土木部副参事(交通・道路計画) 8月1日以降でございますけれども、これまでの配置規模の約3分の1程度に縮小いたしまして、巡回方式で10時から5時まで巡回をして、・・・いないところをやっているということでございます。
○浅子委員 7月31日以降も、3分の1に減らされたけれども、安全対策要員がいてくれると。やはり声を上げていくことが大事なのだと思います。
 さらに、全駅に安全対策要員を配置し、人がいて、例えば車いすなんかで1人では乗れないという、改札口を含めてです。車いすでいつでも利用できるよう、また、いつ起こるかわからない事故にすぐに対応できるよう、交通局に、安全対策要員の各駅への配置を要望していただきたいと思いますが、どうでしょうか。
○土木部副参事(交通・道路計画) これにつきましては、先ほどの答弁とダブってしまいますけれども、やはり黒字化をまず早急に実現したいということで、なかなか交通局としては、現在のサービススタッフをこれ以上増員していくということについては、非常に難しいということでございました。
○浅子委員 難しいという答えが返ってくるのはわかっているのですが、やっぱり、繰り返し、繰り返し要望していただきたいというふうに思います。
 日暮里ライナー開通によって、日暮里舎人ライナーの安定的運営や地域活性化に欠かせない施設として舎人公園というのがあって、非常に期待が大きいものだと思います。我が党は、この間、いろいろな要望をしてきましたが、その一つである要望の強い駅から順次コインロッカーを整備してほしいという、そういう要望を出してまいりましたが、いま、どうなっているでしょうか。
○土木部副参事(交通・道路計画) コインロッカーについては、現在、交通局の方で、日暮里駅には既に設置をしたというふうに聞いております。今後、ほかの駅につきましては、交通局の方で需要予測を行いながら、物理的に設置できるスペースがあるかどうかなどを検討していきたいという回答がありました。
○浅子委員 ぜひ舎人公園を中心として各駅にコインロッカー、早急に設置していただくよう要望していただきたいと思います。
 次に、地球温暖化対策の観点から質問をいたします。
 地球温暖化対策が叫ばれているときに身近な緑を育てていく、このことはとても大切なことです。樹木被覆率は現在7.7%、2022年までに8.3%に引き上げるため、今回、小中学校や区道街路樹への緊急植樹、及び公共施設の緑化拡充や公園植樹調査などに補正予算が盛り込まれました。小中学校の樹木被覆率を見ると、被服率が高い学校から低い学校まで、結構差があることがわかります。
 区には造園職という資格がある人がいると聞きましたが、どんな仕事をしていて、どんな役割をもっているのでしょうか。また、どこの課に何人ぐらいいるのでしょうか。
○公園課長 土木の例でいきますと、公園課には造園職が20名おります。その中で、各管理事務所の中で対応、あと、庁内では整形業務等を行っています。あと、まちづくり課の方にも、造園職が3名おります。
○浅子委員 公園課の方には20人、それから、あと、まちづくり課には3人ということです。
 今回のこの補正予算、小中学校緊急植樹、それから区道街路樹緊急植樹となっています。さらに、公共施設の緑化拡充や公園などの調査というふうになっていますが、それぞれ、このところは、この公園課とまちづくり課の23人、どのような担当になっているのでしょうか。
○都市計画課長 公園の緑の調査等、それから、実際の工事については、公園課の方がみずから行います。道路の植樹、それも土木部の工事課の方で、土木職の方で行わせていただきます。学校と公共施設の緑の調査、それから、それのどうやって植えていくか、それについては、所管の方と調整を十分にさせていただきながら、まちづくり課の方で造園職がやっていくということになっております。
○浅子委員 区道街路樹の植樹は土木課がやっているのですか。土木部公園課がやっているのですか。
○工事課長 道路の街路樹につきましては、工事課で行っております。造園職はおりません。
○浅子委員 造園職が、区道の街路樹に関してはいないと。これ、すごい造園職の仕事というのは、その土の状況とか、あと、どんな木がここには適しているかとか、結構専門的な知識がある仕事と聞いています。それが、区道の街路樹には造園家がいないと、やはりこれは、これから緑を育てていくという点では、余りにもお粗末だと思います。
 それから、全体を見ても23人です。小学校とか、あと公共施設とか、あと道路とか、まち全体の緑の基本計画ですか、これでは足立区全域を対象に緑化を進めると言っているのです。そういう点では、全体に少な過ぎると私は思います。そういう点では、造園職の全体の増員、それから、とりわけ街路樹の関係はいないということであれば、やはりここにも、ぜひ造園職をきちっと配置するということをやっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
○区長 区民の方から、役所の縦割り行政が非常に批判を浴びております。ですから、その街路樹のところに、造園職がいる、いないということではなくて、いまいる造園職が総合的なアドバイス、各課が持っております緑化に対しての事業に対して、総合的なアドバイスをきちっとできるように。
 また、学校の緑化につきましても、どういった樹木を植えていくことが環境に一番いいのか、あとは、防災の面のこともございますので、専門的なアドバイスができるように考えておりますので、そのそれぞれの所管に担当の人がいなくても、この緑のアドバイスがきちっとできるように造園職を活用していくという、そういった新しい方針を考えておりますので、ご心配ないというふうに私は考えております。
○浅子委員 そうですか。ちょっと造園職いてほしいという話もありますので、ちょっと言いましたが、とにかく全体で23人というのは少な過ぎると思います。ぜひ増員の方向で考えて、これから、いただきたいというふうに思います。
 さらに、この緑の基本計画という中に、民有地のことも考えていくという計画があります。環状7号線以南の密集市街地や千住地域は、中小規模も含め公園が少ないと。そういう点では、北千住の東口JT跡地利用、ここでは、当初から高い建物を建てると、そうすると空間がいっぱいできて、そこでは緑をたくさんつくるのだと言っていました。
 今回、このJT跡地、東京電機大学が来るということが決まりましたが、今後も、この緑を重視するという点は、考えには変わりはないのでしょうか。
○市街地整備課長 緑をふやすということで、基本的な考え方は持っております。地区計画の中で緑比率等を規制して、それを守るような体制をとっております。
○浅子委員 ありがとうございます。
 先日行われた環境サミットin足立では、ブルーベリーの苗木が皆さんに配布されたという話を聞きました。以前、足立区では、子どもが生れた誕生を祝って、その家庭に苗木を贈る、そういうことをやっていました。もらった方も、自分の子どもが誕生したときに苗木をもらう、だから、子どもを育てると同じような気持ちで、そういう点では、苗木を大切に育てるのではないかなというふうに私は思います。そういう点で、区民と協働で緑を育てるという観点からも、ぜひこのいまはなくなってしまっている子どもの誕生を祝って苗木を贈る、この提案をしたいと思いますが、どうでしょうか。
○都市整備部長 緑をふやしていこうということで、周辺の民有地の緑をふやすことも重要な視点でございますので、全体的な、どういうふうに施策を展開していくかという中に、いま委員さんのご提案がありましたことにつきましても、一つの選択肢として考えていきたいと思います。
○浅子委員 ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。
 次に、ことしの4月から始まりました元気応援ポイント、この募集事業について質問いたします。
 1時間100ポイント単位で100円の交付金に換金をする、そういうような仕組みです。実際は、21年度ことし5,000ポイント集めても、21年度、来年4月以降に換金する。それまでは5,000ポイントになっても本人が持っている、保管をしておくということになっています。なぜ、今年度頑張って働いても、ポイントを集めても、来年度にならなければ換金ができない仕組みなのでしょうか。
○介護保険課長 介護予防のために、一つの目標にしていただくということで、楽しみにポイントをためていただきたいと考えておりまして、1年間ゆっくりためていただければというふうに思っております。
○浅子委員 楽しみにあれなのですけれども、ただ高齢者の方って一生懸命になってしまうのです。だから、本当に、すぐ5,000ポイント集まってしまう。私のところにも、ポイントを集めた方から、このお金はいつもらえるのですかという問い合わせが来ているのです。今年度、一生懸命ボランティアということで、介護予防のためとは言っていますけれども、集めたお金は今年度中に、やはりご苦労さまということで換金をする、そういう仕組みにしていくべきだと思いますが、どうでしょうか。
○委員長 介護保険課長、簡明に答弁をお願いします。
○介護保険課長 お渡ししてあるポイント手帳の中にも、来年お払いするということで書いてございます。
○浅子委員 書いてあるのはわかっているのですが、やっぱり高齢者は説明されてもわからない、それで、一生懸命働いて、お小遣い程度ですけれども、お金があったらと、もらえたらというふうにおもっているのです。ぜひ改善の方向で、これから検討していただきたいと思います。
 以上で終わります。