2、日本共産党の提案した条例案 足立区保育所の保育の実施に関する条例等の一部を改正する条例提案理由説明 大島芳江議員 | |||||||||||||||||
ただいま議題となりました議員提出第16号議案「足立区保育所の保育の実施に関する条例等の一部を改正する条例」につきまして、提出者を代表して提案理由をご説明いたします。この条例は、日本共産党足立区議団所属議員全員が提出者となって提案するものです。 いま少子化が社会問題となり、国を挙げて少子化対策を進めざるを得ない状況が続いています。総務省が「新エンゼルプラン」の施策の中で子どもを持ちたいと思うようになるため、特に充実が望まれているのは何かと質問した住民アンケートでは「経済的負担の軽減」が最も高く、「仕事と育児の両立のための雇用環境」「保育サービスなど子育て支援サービス」が上位を占めています。社会経済状況が低迷する中、経済的支援がなければ、収入の少ない若年者にとって妊娠、出産、育児にかかわることには困難が伴います。このような中で、安心して子育てのできる環境を整えることは、自治体の使命でもあります。 しかし、足立区は、2005年4月から適正化の名のもとに認可保育所保育料を、40%も値上げしました。当面3年間は激減緩和措置として20%の値上げにとどまっていますが、このままいけば08年度からさらに20%値上げされることになります。 そもそも保育園は、保護者の労働や、疾病などによって、乳幼児の保育に欠け、保護者が必要とした時は、自治体として保育しなければならないと児童福祉法に定められた施設です。女性の社会進出や、核家族化の進行、加えて家計を支える父親のリストラ、失業、収入減少などで、母親も働かなければ食べていけない。まさに保育問題は、子どもとその家族の生活問題ともなっています。 わが党は、子育て世代の経済的負担をこれ以上増やさないために、08年度からの保育料の値上げをやめ、現行のまま据え置くとともに、負担軽減の立場にたって、二人以上の児童が保育所に入所している場合、第2子以降の保育料を免除するため、本条例改正を提案するものです。 議員各位におかれましては、趣旨にご賛同いただき、すみやかにご決定いただけますようお願いいたしまして、提案理由の説明を終わります
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