2、日本共産党区議団の条例提案など ③平成21年度一般会計補正予算修正案 急激な景気の悪化からくらし・雇用を守り区民を応援する | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2009年度予算修正案
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「平成21年度足立区一般会計予算の修正案」の提案理由説明 3月4日 予算特別委員会 さとう純子議員 |
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お金の使い方・優先度を変えればこんなに区民の生活応援ができます 本日提出しました第6号議案 平成21年度足立区一般会計予算の修正案について、提案理由の説明を行います。 本修正案は、日本共産党足立区議団に所属する予算特別委員全員が提出者となって提案するものです。 区民の暮らしはあらゆる分野で困難になっており、政治災害のもとで先が見えない不安の中で暮らしています。そういう中で編成する新年度予算は、緊急経済対策を最優先し、自治体の役割を発揮して区民生活を応援する政治姿勢が求められています。 区長提案の本年度予算案は、基金を大幅に活用したといい、一部には日本共産党が提案してきた区民要望にこたえるものはあるものの、基金積み立ては最終補正予算と合わせて104億円余に及び、新たなため込みや新規の大型道路建設の用地購入などが最優先されていると言わざるを得ません。 そこで我が党は、施策の優先度や不要不急の事業の見直しと基金の繰り入れを含め、財源を生み出して区民の負担を軽減し、雇用や暮らし、中小企業を応援する新年度予算とするために、予算修正案を提案するものです。 第1に、区民の暮らしを守り、いざというときに支える仕組みをつくる 第1に、区民の暮らしを守り、いざというときに支える仕組みをつくることです。 不安定な雇用や営業不振などで前年の所得が著しく減少した方に対し、申請により特別区民税を減免します。高校、大学等の入学準備金がないために、進学をあきらめたり、中途退学をせざるを得ない子どもをなくすために、育英資金入学準備金の貸し付け限度額を実態に見合って引き上げ、通年で借りられるようにします。応急小口資金貸付は条例第1条の目的は、規則に沿って食糧費や日常生活必需品にも貸し付けます。緊急経済対策の観点から、希望する高齢者、低所得者に緊急入浴券を発行し、介護予防、公衆衛生確保、浴場業者支援、まちの活性化、地域コミュニティーの育成と、二重、三重に波及効果を生み出します。また、入院時負担軽減支援金は、高齢者の医療にかかる費用の一部を助成し支援するものです。 第2に、区内産業が元気になるように、中小零細業者を支援する 第2は、区内産業が元気になるように、中小零細業者を支援することです。 年末の緊急融資には予想をはるかに超える申請がありましたが、こうした融資を受けられない事業者を支援することが必要です。生業貸付資金は、このような事業者の命綱です。対象を非課税以下世帯とせず拡充します。子育てパスポート事業の5%の商店負担分を軽減し、協力店をふやします。宅配サービスを行う小売店と宅配サービスを受けたい利用者を結ぶ仕組みを応援することによって、地域の活性化を図ります。シャッター通りとなった商店街の街路灯電気代は、営業していないのに負担をするなど重くなっています。防犯面からも100%の補助をして、まちを明るくします。家内労働者の労災保険特別加入者の保険料補助は、現在初年度のみ3割、上限1万円となっています。これを2年目以降も1割分を助成するなど支援をします。 第3に、高齢者の暮らしを応援して、安心できる仕組みをつくる 第3は、高齢者の暮らしを応援して、安心できる仕組みをつくることです。 高齢者の栄養確保と食費負担の軽減をするために、デイサービスの食事代や宅配給食に1食当たり100円を支援します。軽度要介護者へのベッド貸与と、渋谷区のように、介護保険制度の改悪で削られたヘルパー派遣を区独自に提供します。自力でごみ出しができない世帯に対し、定期的に訪問回収をします。紙おむつの支給は所得制限を撤廃して、必要な方に支給します。介護施設不足は深刻です。小規模多機能型施設の増設は、設置助成額を増額し、年間2カ所の計画から、5カ所に引き上げます。障がい者施策についてですが、障がい者が地域で生活する場であるグループホーム、ケアホームの増設をするための予算、精神障がい者福祉手当を3級までの手帳保持者に月額5,000円支給するなどの予算を盛り込みました。 第4に、区民の命と健康を守る 第4に、区民の命と健康を守ることです。 病気は早期発見、早期治療が大切です。がん検診の費用負担軽減と毎年受診できるようにします。インフルエンザ肺炎球菌ヒブワクチンの予防接種事業に支援することによって、区民の命を守ることを応援します。看護師不足は深刻です。東京都など関係機関との連携で就労条件を整備することや、院内保育所の設置を促進します。 第5に、出産から青少年までの子ども施策を強化して、子育てを応援 第5に、出産から青少年までの子ども施策を強化して、子育てを応援します。 初めに、出産費用への助成です。足立区内の産科の出産費用は平均46万円です。46万円までの出産費用は自己負担なしにします。保育所、学童保育室不足は深刻です。公立保育園の民営化で定数はふえません。保育所、学童保育室を待機児解消のための増設をします。また、保育料の負担軽減もします。子ども医療費助成は、入院給食費も無料にします。子育て世代の収入が激減する中、ますます必要な応援策として、区内小中学校等の新入生に1万円の入学祝い金を支給します。施設型子どもショートステイの定員を4名から6名にふやします。小学生の地域体育館、スポーツ施設の使用料は免除して、子どもたちの遊びを応援します。中学校の司書配置と同様に、小学校の図書館にも図書館司書を配置します。また、習熟度別授業などでも使用をする特別教室へのエアコン設置は、今年度、小学校全校の未設置教室に設置します。政府は国連子どもの権利条約を批准しています。足立区として子ども権利総合計画を策定し、子ども議会を開催します。また、日本の過度の競争の教育等については、国連からの勧告も受け改善が求められており、足立区独自の一斉学力テストは中止します。青年対策として、低所得者や大学生など青年が区内に定住することを応援して、地域の活性化、コミュニティー育成にもつなぎます。区民の生涯学習や自主活動を支援するために、住区センターの施設使用料は無料にし、社会教育団体、スポーツ団体の施設使用料を2分の1に減額します。 第六に、環境にやさしいまち、安全・安心なまちづくりについて 次に、環境にやさしいまち、安全・安心なまちづくりについてです。 プラスチックごみの回収資源化を計画的に進めるために、10月からモデル実施をします。また、樹木被覆率向上のために出産祝いとして希望者に樹木を贈ります。私道防犯灯助成を増額して、地域の防犯活動を応援することや、備蓄品が整備されていない34カ所の第2次避難所に計画的に、保管場所の整備と備蓄を行います。地上デジタル化と火災警報器設置について、多くの区民が不安になっています。費用負担の軽減策などで区民の不安を取り除きます。公園のトイレ設置は利用者からの要望が高く、2カ所分を増額します。平和事業についても引き続き拡充します。 財源対策は 最後に、財源対策です。 子育て支援で緊急に取り組むべきは認可保育園の増設であり、公立保育園の民営化ではありませんので、全額削除しました。また、緑化推進は毎年一般財源や特定財源で計画的に、積極的に進めるべきものであり、緑の基金は5億円も必要がないので、4億円削減します。253億円ある減債基金は一括償還に要する額は160億円であり、今後も政府の指導や決算余剰金条例に基づき定期的に積み立てていくことになりますので、一部を財源対策として活用します。 ため込んだ基金のわずか1.8%を活用し、年間予算のわずか0.5%を増額するだけで二重、三重に経済波及効果が図れる提案 以上、ため込んだ基金のわずか1.8%を活用し、年間予算のわずか0.5%を増額するだけで二重、三重に経済波及効果が図れる提案です。 なお、修正案に関連する条例のうち、公衆浴場入浴料助成に関する条例と、入院時負担軽減支援金に関する条例は既に提出済みですが、修正案が可決されれば、直ちに他の必要な条例及び改正案を提出する準備をしております。 予算委員の皆様におかれましては、ぜひ積極的にご審議いただきまして、本修正案にご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 |
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