2009年5月19日 |
足立区長 近藤やよい様 |
日本共産党足立区議団 |
新型インフルエンザ対策についての緊急要請 |
今般の新型インフルエンザに対する対策については、区としても大変努力をされており敬意を表します。
5月16日、国内感染が初めて確認され、以後急速に拡大しています。空港の検疫段階で見つかった人を含め18日までに国内で確認された感染者は163人となり、日本はアメリカ、メキシコ、カナダに次いで感染者が多くなっています。文部科学省によると大阪府と兵庫県で幼稚園、小中高校、大学など4000校以上が休校・休園をきめています。
初期の海外からの抑えこみ段階から、流行する段階に至り、各自治体と地域医療機関の対策強化が重要になってきました。
足立区では、今年2月に「行動計画」を策定していたため、「発熱相談センター」の早期開設や、「発熱外来」の準備もすすんでいました。
まだ都内や足立区内での感染者は確認されていない中、過度に不安をあおらない配慮も必要ですが、合わせて万全の体制をとる必要があります。
感染者の生じた自治体の教訓をふまえ、以下、緊急に要請をいたします。 |
記 |
1、 |
感染者が確認された自治体では、発熱相談センターに医療機関が問い合わせたところ回答が2時間後になった事例が生まれています。
問合せ一般と医療機関からの問い合わせを峻別し、適切に対応できるようにすること。 |
2、 |
発熱外来およびパンデミック期(大流行期)の発熱など患者の受け入れを表明している病院への支援を具体的、効果的に行うこと。 |
3、 |
感染者が確認された自治体では、新型インフルエンザ検査キットが足りないとという事態が発生しているもようです。検査キットの十分な確保と迅速な検査態勢を講じること。 |
4、 |
タミフルなど抗インフルエンザ薬の十分な確保へ医療機関と連携・支援を行うこと。 |
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以上 |