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コミュニティバスの空白地域なくせ、廃プラ回収など環境対策推進を
−橋本ミチ子議員(2009年10月15日)
コミュニティバスの空白地域をなくせ
○橋本委員 皆さんおはようございます。よろしくお願いいたします。
コミュニティバスについてお伺いいたします。
現在、はるかぜは区内12路線走っていると思いますが、空白地域というのはどの辺でしょうか。
○土木部副参事(交通・道路計画) 交通不便地域ということで、特に優先順位の高い地域でございますけれども、花畑地域それから中川・大谷田地域、東伊興地域、梅田地域、神明地域等でございます。
○橋本委員 そうですね。梅田、関原もコミュニティバスは走っておりません。そして、ここはなかなか要望が高いのですけれども、なぜこの地域にはコミュニティバスが通らないのでしょうか。
○土木部副参事(交通・道路計画) この地域は、道路幅員が非常に狭いということもありまして、また、ほかのバス路線も走っていることもあって、採算性に課題があるということで、現在に至っても実現していない状況ということでございます。
○橋本委員 道路が狭いということですね。
梅田8丁目にありました東武鉄道の車両基地跡地、ここに今マンションが建設中ですが、今年の12月には完成予定です。そして、このマンションの前には、主要(2)区画道路、いわゆる12mの道路が完成します。そうしますと、この道路は西新井駅前を通ることになります。そうしますと、例えば綾瀬駅の方から梅田一丁目の136号線、そしてエルソフィアのところを左折してこの道路に入って西新井駅の方に抜けるという、このようなバス路線だったらどうでしょうか。
○土木部副参事(交通・道路計画) 主要(2)区画道路でございますけれども、西新井駅の接続する区間がまだ開通しておりません。この区間が全線開通すれば、梅田地域からエルソフィアを通りまして西新井駅へ行くような経路についても、バス事業者の方では検討したいというふうに言っております。
○橋本委員 マンション自体が12月には完成すると。その予定で進めているということなので、是非その完成と合わせて、この計画を早急に実現していただきたいと思います。本来、区役所から環七、そして本木新道を通って関原、梅田、そして区役所へと循環するバスをこの地域の方たちは望んでいらっしゃいますが、梅田一丁目の高齢者の方たちは梅島駅まで行くのにも歩くと大変ということから、自ら署名をたくさん集めて区役所の方にも届けておりますので、早急に実現方お願いたします。
温室効果ガス25%削減の政府目標をどう思うか
次に、温暖化問題で8日に続いて質問をさせていただきます。
今回、新政府のもとで温室効果ガス削減の中期目標を大幅に引き上げ、2020年までに1990年比25%削減を国連気候変動サミットで国際的に表明しました。この表明に対して、足立区としてどのような感じを持たれたか、環境部長に伺いたいのですが。
○環境部長 地球温暖化の問題は、人類の存亡をかけた課題だというふうに思っております。このためには、目標を高く掲げて、特に産業革命以来のCO2の排出を更に環境革命と申しますか、新たな産業革命を起こして、産業とともに、つまり経済活動とともに一緒にこの環境問題を解決すべきだと私はそう思っております。したがって、決して高い数字ではなくて、これを目標としていくべきであろうというふうに考えております。
廃プラ再資源化の検討はどこまで進んでいるか
○橋本委員 私も本当にそのように思います。高い目標ではなくて、この目標に沿っていかなければいけないというふうに思いますし、でないと人類が滅亡していくのだと、私もそのように思います。それで、私がそのために足立区としてどうしていこうかということで施策の進捗状況を伺っていきたいと思います。
まず廃プラスチックの資源回収につきまして、昨年6月の私の質問に対して廃プラの再資源化を検討すると答弁をいただいておりますが、その後どうなっているでしょうか。
○計画課長 プラスチックの資源化につきましては、必要なことであるという認識のもとに種々検討しておる最中でございますけれども、現在のところ、技術的な問題あるいは経費的な問題で、すぐさま容器包装プラスチックを分別して資源化に回すというふうにはならないかなと。将来的には実施する方向であるけれども、現在では行うべきではないというふうに思っております。
港区などは資源回収に踏み切り不燃ごみ80%削減の効果が
○橋本委員 将来と言っていますと、やっぱり遅くなるのではないかというふうに思うのですね。
それで、港区はプラスチックの資源回収を昨年10月から実施しています。当初サーマルに踏み出しましたけれども、区民からの不安、環境への影響を考えてプラスチックの資源回収に切り替えました。平成18年9月の3定で区長がサーマルと答弁したのですが、11月には担当部長から資源のモデル回収を始めるということになりました。そして、中間処理施設は大田区、足立区の要産業、費用は3億1,000万円。そして21年度の予算は3億6,000万円でしたけれども、いろいろこういうことをやっていますけれども、可燃ごみは3%から10%アップしました、不燃ごみは80%減りました、不燃化したことで区民から高い評価を受けている、こういうふうに言っております。
それから、杉並区では、この前の鈴木(け)委員の質問の中でもお見せいたしましたけれども、ここでもプラスチックの回収をすることによってCO2削減が3,700t抑えることができたと。また、回収されたプラスチックは年間約4,819t、製鉄所のコークスなどになっていましたが、21年度からは新たにガス化の手法も加わり、アンモニアに再製され、そのアンモニアはアクリル、ナイロン繊維や窒素系肥料などの身近な製品に生まれかわっています。
このように、他区はいろいろ研究をして、そして身近な製品に生まれ変えているのです。ですから、足立区のように凝り固まるのではなくて、いろいろ研究をして新しい分野に挑戦をしていただきたい、こういうふうに思います。そのことでいかがでしょうか。
○計画課長 今お話がありました港区の事例、これは全国でもユニークな、容器包装プラスチック以外のすべてのプラスチックを資源化すると。すなわち区側の経費でもってすべて手分別をするということで、相当な経費をかけるのかなというふうに考えております。それも一つの方法だと思います。
また、杉並区の取り組みもそういった研究は是非すべきだと思いますし、私の方も一緒に研究していきたいというふうに思っております。
白色トレイ回収、BDF、太陽光発電など施策の前進を
○橋本委員 是非、早急に研究の結果を発表して実践をしていただきたいと思います。
次に、白色トレイのリサイクルの回収の進捗状況はいかがでしょうか。
○計画課長 今年度、白色トレイ、それを含めて発泡スチロールの資源化の事業、モデル事業を実施するということでございまして、現在、モデル地区の合意がとれまして、実施時期は2月スタートで今のところ推移しております。
○橋本委員 順次計画を広げて実践していただきたいと思います。
それから、配食用油のバイオディーゼル事業ですけれども、このバイオディーゼル燃料については、なぜバイオディーゼル燃料が大事なのかということを、基本的なことですけれども、ちょっとお伺いします。
○計画課長 廃棄をされている配食用油をただ捨てるのではなく資源化に持っていく、これを燃料にするということはすなわち、その分の石油エネルギーを使わずに済む、これが温暖化対策につながるというふうに考えています。
○橋本委員 そのとおりですよね。それで、やっぱり天ぷらの臭いのするガソリンということで、町の中に走っている。そして、そのことによって環境を学んでいくということだと思いますが、いまだに清掃車1台しか活用されていないということですが、そうですか。
○計画課長 本年度、実験的な取り組みを行うということで100%のBDFを清掃車両1台に入れてチェックをしております。ただこれも、様々エンジンの方のアラームが出たりして、そのまま本番の収集車、収集に回ることには今のところは至ってございません。今後も相性といいますか、100%のBDFがいいのかどうかといったところを見極めながら、今後検討をしてまいりたいというふうに思っております。
○橋本委員 私も長野県に行って、実際100%で走っている車を見てきました。だから車種にもよるのかもしれませんけれども、やっぱり実際本当に清掃車1台で済むなどという問題ではありませんので、これも早急にやっていただきたいと思います。
次に、太陽光発電システムの設置事業ですが、区民にも温暖化防止の意識が広まり、また、独自の予算を付けてきたことが施策の前進になったと思います。既に200件を超えて実施されているということですが、今後の計画はどうでしょうか。
○温暖化対策課長 昨日もご答弁申し上げました件数ベースで昨年同月比3.5倍でございます。金額ベースでは6.1倍、今現在、予算の枠としては8割程度の支出をしてございます。このペースで行きますと、今年度中というか、今年中には予算の枠が一杯になりそうだということで、予算の増額を検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○橋本委員 ますます要望する方たちも増えていると思いますが、予算が底をついてきているということなので、足りなくなったら補正対応をしていただけますか。
○温暖化対策課長 予算の補正も含めまして検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○橋本委員 ありがとうございます。是非よろしくお願いいたします。