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●開会あいさつ−近藤やよい区長(09月28日)
◎近藤やよい区長 平成21年第3回足立区議会定例会の開会に当たり、所信の一端を申し上げます。
長い間、64万人台で推移してまいりました足立区の総人口は、まちづくりや交通網の整備などの影響で、特に若年層の流入が進み、過去最高の66万人を突破いたしました。
また、平成24年度は、東京電機大学を含む5大学の進出が完成、足立区制80周年という節目の年でもあり、また、江北桜ワシントン寄贈100周年といった彩りも添えられます。
こうした、現在、区が直面している様々な変化は、同時に大きな飛躍のチャンスでもあり、区を取り巻く社会経済状況が今後より一層厳しいものになると予想されるこの時期におきましても、将来を展望した取り組みの苗を植え、好機を最大限に生かしていかなければならないことは言うまでもございません。
そのような観点から改めて申し上げますと、足立区重点プロジェクト推進戦略は、節目の年である3年先を見据えまして、「選択と集中」により最優先すべき課題を明らかにすると共に、行政内部の経営改革の方向性をも示したものでございます。
ここで、平成21年度半ばにおける区政の動き、特に重点プロジェクトの幾つかの動きについて申し上げます。
まず初めに、先月、千住で開催されましたIDCロボットコンテスト大学国際交流大会では、7カ国の大学から選抜された学生が集まり、熱い戦いが繰り広げられました。観戦された子どもたちの夢も大きく膨らんだことと思います。
こうしたイベントをはじめとして、既に教育、福祉などの分野で取り組みが始まっている大学連携事業は、足立区の更なる飛躍を可能にするための大きなテーマでございます。今後もより中身の濃い連携事業と、その成果を区民の皆様に提供してまいります。
子ども施策につきましては、基礎基本となる学力の定着を目的といたしまして、これまでの中学生補習講座に加え、算数と国語の基礎基本の補習教室を、小学4年生を対象に夏休み期間中に実施いたしました。引き続き今月からは、民間教育事業者を活用した補習教室を、全小学校で12月までの土曜日に12回実施し、学力の一層の定着を図ってまいります。
また、育英資金は、急激な経済状況の悪化に対応するため、通常の募集に加え緊急募集を行いました。今後も向上心あふれる子どもたちが、高校や大学への進学をあきらめることのないよう、しっかり支援してまいります。
次に、保育所の待機児童についてでございますが、今年度は418名と、昨年度と比較して倍増という状況に対処するため、既に緊急対策として待機児の特に多い地域や年齢について重点的に対策を進めており、今年度中に260名分の定員を確保できる見込みでございます。来年度予算の中では様々な工夫により、更に300名程度の定員を確保してまいります。
国・都の財政的な支援も不明確な状況ではございますが、待機児童の解消を優先課題として取り組んでまいります。
次に、ビューティフル・ウインドウズ運動でございますが、10月を強化月間とすると共に、今年度は特に綾瀬駅周辺を重点地区として展開しております。10月1日から綾瀬駅周辺を区内2カ所目の禁煙特定区域に指定し、違反者には過料を適用してまいります。北千住駅周辺では、指定前に比べて、喫煙者・吸い殻とも約7割から8割減の効果を上げておりますので、このたびも同様の効果を期待しております。
また、綾瀬地区における放置自転車対策の強化、自転車駐車場の総合な整備、国のふるさと雇用を活用した警備会社による防犯パトロールの開始など、施策を重層的に展開することで、まちの美観向上や犯罪抑制を強力に進めてまいります。
次に、まちづくりの施策についてでございます。区は良好な景観形成を実現するため、建築物等の規制や誘導などを定めた足立区景観計画に基づき、外観の色彩などを中心とした指導を6月から開始いたしましたが、8月までに52件の届け出がございました。
こうした指導により、潤いや親しみがあり生き生きと暮らすことのできる、魅力と個性のある景観の形成を目指してまいります。
続いて、竹ノ塚駅付近連続立体交差事業では、鉄道を高架とする都市計画素案が公表され、都市計画の手続きに入ると同時に、環境に十分配慮した事業計画とするため、環境アセスメントの手続きも開始いたしました。引き続き、関係機関と協力し、平成23年度の事業着手を目指して取り組みを進めてまいります。
次に、緊急経済対策関連事業についてご説明申し上げます。
まず、中小企業への緊急経営資金による融資あっせんは、融資限度額の増額や条件を一部緩和するなどの工夫を行った結果、9月10日現在、約2,500件、170億円程度の申し込みをいただきました。更に多くの区内事業所にご利用いただけるよう、制度の一層の周知を図りますと共に、今後の展開を検討してまいります。
また、雇用の面では、国と都が実施している緊急雇用創出事業及びふるさと雇用を活用いたしました区の実施予定事業を取りまとめ、申請を行ってまいりました。その結果、平成21年度の事業総額は、緊急雇用創出事業が国と都を合わせ3億7,000万円余、ふるさと雇用が1,000万円余に上り、両事業の合計額で都内最大規模となりました。
事業の設定に当たりましては、重点プロジェクト推進に効果が期待できる事業を短期集中的に強化実施することに力点を置きました。
また、これらに加え、都内で唯一企業提案型の緊急雇用創出委託事業も実施いたします。
また、消費喚起策として、定額給付金の支給に合わせて実施いたしました区内共通商品券が当たるキャンペーンに続き、プレミアム付き商品券に必要な経費をこのたびの補正予算に追加計上し、年内の発行を目指してまいります。
次に、平成20年度決算の概要につきましてご説明申し上げます。
平成20年度の普通会計決算では、経常収支比率が、扶助費の増大などにより75.1%と前年度に比べ0.2ポイント上昇いたしましたが、適正な範囲を維持しております。
また、負債比率は0.04からマイナス0.07へと改善いたしました。これは、都区財政調整交付金など経常的に収入する一般財源の伸びに伴い、区債残高の縮減と基金への新規積み立てを行うことができたことによるものでございます。
このように、財政指標は良好な状況ではございますが、自主財源の比率は依然として低いまま推移しており、都区財政調整財源が企業収益などに左右されることを踏まえますと、都区財政調整交付金に依存している当区の財政運営は、今後極めて厳しくなると言わざるを得ない状況でございます。
平成20年度決算に基づく健全化判断比率は、健全性を維持しておりますが、今後も社会保障関連経費の伸びが予測される中で、引き続き財政の健全化に取り組みつつ、重点プロジェクトを推進していくためには、より一層の創意工夫を重ねていく必要があると考えております。
次に、一般会計補正予算案の主な内容を申し上げますと、認証保育所運営経費及び開設準備経費助成事業6,000万円、雇用対策経費といたしまして、緊急雇用対策事業9,000万円余、子育て応援特別手当支給事務6億2,000万円余、学校の情報教育設備の整備に伴う学校ICT整備事業10億円余、理科教育設備整備補助事業3億9,000万円余、がん検診事業、私立幼稚園就園奨励事業などの経費を追加計上いたしました。
ご審議いただきます一般会計補正予算は35億5,400万円余(「30億5,400万円余」と発言訂正あり)の増額補正、国民健康保険特別会計補正予算は24億7,800万円の減額補正、介護保険特別会計補正予算は12億3,900万円余の増額補正、老人保健医療特別会計補正予算は1,900万円余の増額補正ございます。
なお、今回ご提案申し上げます議案は31件、報告4件、諮問1件でございます。各議案の提案理由につきましては参与より説明いたさせますので、慎重にご審議の上、ご決定くださいますようお願いを申し上げます。
●開会あいさつ−近藤やよい区長(10月23日)
◎近藤やよい区長 平成21年第3回足立区議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員の皆様方には、26日間にわたり、平成20年度決算、平成21年度一般会計補正予算など、多数の重要案件につきまして、慎重にご審議の上ご決定をいただきまして、心から感謝を申し上げます。
特に決算特別委員会につきましては、1,660分という大変長い時間の議論になりましたけれども、今後、来年度の予算編成が本格化する時期でございますので、皆様方からいただきましたご意見、ご要望というものにきちっと対しまして編成に当たってまいりたいと考えております。
また、今は竹ノ塚駅付近の連続立体化交差事業につきまして意見書を議決いただきまして、大変心強く思っているところでございます。
様々な制度改革がこれから想定される中でも、一番具体例として私ども足立区といたしまして懸案事項と考えているのが、この竹ノ塚駅の立体化の工事でございます。平成23年度着手目標ということで、ここまでまいりました。議員の先生方の力をぜひともちょうだいして、私もタイミングを見計らってきちっと申し上げるところは申し上げて、何としても区民の悲願であるというふうに考えておりますので、ぜひ実現に向けましても今後ともぜひ議員の皆様方のお力添えをぜひちょうだいしたいと思います。
これをもちまして閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。