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●綾瀬地区自転車駐車場の整備等に関する協定についての反対討論(2009年10月23日)
○浅子けい子議員 ただいま議題となりました第135号議案 綾瀬地区自転車駐車場の整備等に関する協定について、日本共産党区議団を代表して、反対の立場から討論を行います。
財団法人にまるごと委託するのは問題
本協定は、綾瀬地区自転車駐車場について、10カ所の新設、改修、撤去をPFI的手法で一括して財団法人自転車駐車場整備センターにゆだね、管理・運営についても同センターが行うという内容で、この中には無料で運営されてきた袋橋自転車駐車場を有料にする内容も含まれています。
本来、区が整備すべき自転車駐車場を丸ごと財団法人にゆだねることは問題です。天下り団体の見直しが言われている中、数年後には存在の保証のない財団法人に整備から運営まで丸投げしてしまうことは考えられないことです。区の行政責任の放棄であると共に、区民には無料駐車場の有料化で負担を増やすという構図で、到底容認するわけにはいきません。
さらに、財団法人と協定を結ぶということは、区が自転車整備から区内業者を排除することであり、長年綾瀬地区の自転車駐車場を運営していた区内業者から仕事を奪うことです。不況が続く今こそ区内業者を応援することが必要なのに、自治体としての責任が問われるのではないでしょうか。自転車駐車場の整備については、区内業者でも十分にできる仕事です。また、現在、綾瀬地区自転車駐車場の運営は、区内業者に委託をしているのです。
撤去、有料化など放置自転車対策に逆行
また、協定では自転車駐車場2カ所の撤去が計画され、新設分を差し引いても2,400台分の自転車駐車場がなくなります。今でも多い放置自転車がもっと増えてしまう可能性があるのです。
本年度、区では綾瀬地区をビューティフル・ウインドウズ運動の強化地域として力を入れています。公共駐車場は減らすのではなく、台数を増やすことこそ必要なのではないでしょうか。住民からも「美観という概念もありますが、毎朝早くから働いている整理員さんたちに私は元気をもらっています。美観が保たれないのは駐輪場のスペースが足りないからです」という指摘もあるのです。
さらに、協定で有料になる袋橋自転車駐輪場については、不安の声が上がっています。日本共産党が実施した緊急アンケートには、袋橋自転車駐車場は「有料化しないで」の声が殺到しました。
主婦は「不景気で家計が大変なときに有料化はひどい」、学生は「お金もなく無料の駐輪場は大変助かります。有料化反対」、母子家庭は「子どもたちは自分でバイトして学校に行き、交通費も自分で出しているから、これ以上のお金がかかると困ります。無料駐輪場があるから綾瀬まで自転車で行っています」「お金のない者は、利用できなくなる」など、生活が大変な中で無料駐車場がどんなに大切な施策なのか実感がにじみ出ています。
そもそも袋橋自転車駐車場の有料化は、PFI的手法により一括して財団法人に仕事をゆだねることにより生じるものです。駐車場収入で利益を上げるPFI的手法の導入では、無料駐車場の存続はあり得ません。財団法人との協定書締結をやめ、「有料化しないで」の住民の声にこたえるべきです。
足立区が、区民に寄り添い区内業者の仕事確保や住民の暮らしを守る自治体の仕事をしっかり果たす原点に立つことを求めて、反対の討論を終わります。