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●開会あいさつ−近藤やよい区長(2009年12月2日)
○近藤やよい区長 平成21年第4回足立区議会定例会の開会に当たり、所信の一端を申し上げます。
初めに、天皇陛下におかせられましては、本年ご在位20年をお迎えになられ、11月12日には内閣が主催する記念式典が行われました。区民の皆様とともに、心よりお祝いを申し上げます。
さて、今般、都の今年度の税収見込みについて、前年度決算に比べ、約1兆200億円減の約4兆2,600億円余にとどまるとの見通しが発表されました。この都税収入の減少には、当然のことながら都区財政調整交付金の財源である法人住民税も含まれ、財政調整財源としてはバブル崩壊時を上回る過去最大の減収規模となり、このため当区も今年度に約100億円以上のマイナス影響が想定されております。
こうした極めて厳しい状況は、今年度のみならず22年以降も継続することが予想され、今後は、効率的な事業の執行はもとより、費用対効果の詳細な分析により、事業そのものの廃止・縮小も含め、一つ一つ検証していく必要があります。今年度、すべての補助金・助成金事業につきまして、既に庁内の評価委員会を設置し、見直し作業に着手しております。本議会に足立区補助金等見直し評価委員会条例を提案させていただき、ご承認いただいた後は第三者評価委員による客観的かつ公平な視点での見直し評価を加えていく予定でございます。
この見直しを含め、行政評価や公共サービス改革なども統合した新たな仕組みづくりを検討し、新年度内の早い時期にも試行に着手いたします。
一方で、これまで区が進めてまいりました大学誘致や拠点整備、交通網整備などの様々な変化は、同時に足立区が飛躍する大きなチャンスでもあり、いたずらに縮小し、硬直的な区政運営を行うことで、好機を逃がすことも許されません。将来を展望した施策を適切なタイミングで展開していくためにも、足立区重点プロジェクト推進戦略の精度に更に磨きをかけ、取り組みを強化いたします。
新型インフルエンザは、相変わらず全国的に猛威を振るっております。11月から、基礎疾患のある方と妊婦の方、未就学のお子さんを対象にワクチン接種が開始されました。重症者の発生を減らすためには、できるだけ多くの方がワクチンの接種を受けられることが重要となります。足立区では、優先接種対象者への助成を行うとともに、生活保護世帯等における優先接種対象者の方には接種費用の全額助成を行うこととし、助成に必要な費用につきましては、補正予算を計上させていただきました。
次に、雇用・生活総合相談などの実施についてご報告申し上げます。
例年、年末には、雇用や生活に不安がある方がハローワークなどに立ち寄られます。このため、本庁舎北館にあるあだちワークセンターの向かいに、11月30日から本日まで3日間、雇用・生活総合相談の特設窓口を設置し、生きるための支援として、関係機関と連携し、雇用や生活資金相談を実施しております。
また、12月3日から12月の毎週木曜日は、あだちワークセンターで、また、毎週月曜日はハローワークあだちにて、多重債務問題等の法律相談とこころの相談を実施いたします。
緊急経営資金融資につきましては、12月28日までの実施期間を平成22年3月まで3カ月間延長いたします。長引く経済不況の中で、中小企業は非常に厳しい状況でございますので、現在と同じ融資条件でその経営を支援してまいります。
独居の高齢者や障がい者が増加している今日、金銭管理、資産の管理・活用や様々な契約を支援し、安定した日常生活を送っていただくためには、成年後見制度の推進が重要な条件でございます。しかしながら、今後の需要を見据えれば、制度を担う後見人の数が圧倒的に不足しており、制度の普及啓発をはじめ、後見人の育成などを強力に推し進めていく必要があります。
そのため、足立区成年後見制度審査会を設置し、成年後見制度の普及・啓発、社会貢献型後見人の育成、制度の適正運営の審査などを進めるため、必要な条例案を今議会に提出させていただきました。今後は、制度の積極的な推進に努めてまいります。
次に、補正予算について申し上げます。
今回ご審議いただきます補正予算は、一般会計、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計の4会計でございます。
一般会計の補正予算は、99億8,000万円余を追加計上するものでございます。
主な内容を申し上げますと、対象者の増加に伴う生活保護費給付事業経費34億6,000万円余、報酬単価の増加による障がい者自立支援給付費支給事業経費9億3,000万円余、新型インフルエンザの流行・重症化防止のための予防接種助成経費9億円余、引き続く景気低迷に対応した中小企業融資経費2億3,000万円余、歳入の減少に備えた公共施設建設資金への積立金55億円余、その他、待機児解消に向けた家庭福祉員保育経費助成事業、小規模保育室の整備事業、高齢者が地域で暮らし続けるための小規模多機能型居宅介護事業所など地域密着サービス施設整備助成事業、太陽光発電システム設置助成件数の増加に伴う環境計画推進事業などの各事業経費を追加計上いたしました。
これらの財源につきましては、都区財政調整交付金、繰越金、国庫支出金及び都支出金の生活保護費負担金などの歳入を充てております。
また、債務負担行為として、小学校施設更新に伴うプロジェクトマネジメント業務委託経費、総合スポーツセンター改修設計委託経費、耐震補強設計委託経費などを追加計上いたしました。
国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計の補正予算は、各特別会計とも給与費の補正計上でございます。
今回ご提案申し上げました議案は32件、報告2件、諮問1件でございます。各議案の提案趣旨につきましては、参与より説明いたさせますので、慎重にご審議の上、ご決定くださいますようお願いを申し上げます。
●閉会あいさつ−近藤やよい区長(2009年12月17日)
○近藤やよい区長 平成21年第4回足立区議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
まず初めに、本定例会の会期中、伊興小学校において給食を原因とした食中毒が発生したことにつきまして、児童、教員など症状に苦しまれた方々をはじめ、大変なご心配をおかけした区民の皆様、議員の皆様に心よりおわびを申し上げます。
また、先週末に開催予定でございました「おいしい給食まつり」の中止により、参加を予定されていた皆様にも大変ご迷惑をおかけしたことにつきまして、重ねておわびを申し上げます。
最も安全な場所であるべき学校でのこのたびの事態を、一同非常に重く受けとめております。信頼の回復は並大抵のことではございませんけれども、職員一同一致団結して臨んでまいりたいと思います。
本会議並びに各委員会を通じて承りました委員の皆様方の貴重なご意見、ご要望につきましては、私をはじめ、幹部職員一同その意を体しまして、特に今後、来年度の予算編成に臨んでまいりたいと考えております。
最後になりますが、寒さも大変厳しくなる折でございますし、最も激務の時期を迎えられる議員の皆様方にとりましては、くれぐれもご健康にご留意の上、明るい新年をお迎えいただけますようにご祈念を申し上げまして、ごあいさつといたします。ありがとうございました。