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公共施設の緑化推進事業、子どもの教育支援について
−浅子けい子議員(2010年3月6日)
北千住駅付近の緑化など街路樹増の対策を
○浅子委員 私は、まず最初に、区内の緑について伺います。
区内の緑を豊かにしていくということは、温暖化対策や空気の浄化という点でも重要なことだと思います。区は今回の予算のあらましで、公共施設の緑化推進事業で樹木被覆率を高めるため公園や小・中学校への緑化を進めるとともに、民間の緑の創出を積極的に誘導していくとありますが、新年度予算の中で街路樹についてはどのくらい植えるという予定なのでしょうか。
○みどり推進課長 街路の新設に基づきまして、構造等も配慮しながら植栽に配慮していくということでございます。
○浅子委員 新設道路の増しかないということですか。
一定の場所とか広さがなければ、どこでも植樹というのはできるというわけではないので単純ではないと思いますが、緑の基本計画でも、緑の目標を持っていますけれども、中でも樹木被覆率は現状の数値も低く、目標もほかから比べればとても低いものです。緑比率もいいけれども、草とか芝生、農地だったりということで身近な樹木被覆率を高めることがとても重要だと思います。現状の樹木被覆率は何%になっているのか、また、区は28年度までに9.3%の目標を持っています。例えばその1%を上げるというのは、例でいうとどのぐらいの規模になるのでしょうか。
○みどり推進課長 樹木被覆率を1%上げるためには、樹木で覆われた面積が約53ha必要ということでございます。
○浅子委員 53haと言うと、例えばどんなところなのでしょうか。
○みどり推進課長 舎人公園が60数haですので、それのほぼ8割程度が樹木で覆われているということでございます。
○浅子委員 8%上げるというのは大変なことだということで、是非力を入れていただきたいと、予算もしっかりつけていただきたいと思います。
私は今年の初め、千住のまちをゆっくり歩いて街路樹を調査する機会に恵まれました。北千住の西口駅前を中心に、人とか交通量がとても増えているのに全体として街路樹がとても少ない、駅近くで言えば、バスターミナルの真ん中に少しあるのと、あと丸井の横、コミバスの停留所になっていますけれども、そこに沿って数本ケヤキが植わっているくらいのものでした。また、千住はよく公園も少ないということを聞きます。緑化率向上のためどのように千住のまちを考えているのでしょうか。街路樹も増やして欲しいと思うが、どうでしょうか。
大気汚染被害患者からは、国道4号線と植樹が今言われていると思います。これは国の仕事かと思いますけれども、今どこまで進んでいるのかつかんでいるでしょうか。
○工事課長 まず、街路樹の増につきましては、私ども先ほど公明党の委員からもご指摘がございましたけれども、通行の量だとか、そういった有効区域の確保だとか、そういった行為をしながら街路樹の植えられるところはすべて植えていますので、なかなかこれから新しい土地を見出さない限りは難しい状況でございます。
○土木部副参事(調整) 国道の状況については、申しわけございません。把握してございません。
○浅子委員 是非大気の方からも切なる要望ということで、いろいろ裁判都政などの中で勝ち取ったものなので、是非区でもつかんでいただきたいと思います。
未使用公有地の有効活用を促進せよ
次に、公有財産の活用構想改定について伺います。
区は今回、区立小・中学校の統合や事業の目的達成による事業廃止などにより未利用地となっている公有地について、売却優先から保有したまま貸す活用へと方向転換をしました。これは以前から我が党が主張していたことです。
先日パブリックコメントが実施されましたが、どれくらい届けられて、どういう意見が出されたのでしょうか。
○財産活用課長 公有財産の活用構想のパブリックコメントでございますけれども、一応こちらの方に寄せられたご意見が48件でございます。内容につきましては、今分類等しているところでございますけれども、普通財産活用の特定の施設についてご希望がある、意見があるというのは見受けられました。
○浅子委員 このパブリックコメントをやると知らせるあだち広報、この広報の報道が区民にとってとても重要なことだったのですけれども、小さくしか扱われなかったのですね。これは1月25日のパブリックコメント意見募集というのですけれども、これがあるのですけれども、この大きな方は公有地ではないのです。これは食品衛生監視指導計画案、この少しの、この小さな欄が公有地のパブリックコメントのお知らせなのです。こんな小さな広報のお知らせにもかかわらず、今報告があったように、48件もの方から意見が寄せられた。住民がいかに公有地の未利用地に対して関心が高くて、願いも是非自分たちの活用できるようなものにという、そういう願いもあるんだということのあらわれだと思います。
こうして出された意見を今後の活用に生かすということだと思うのですけれども、どう生かしていくのか、しっかり反映していくべきと考えますがどうでしょうか。
○財産活用課長 これにつきましては、現在庁内で検討を行っているところでございます。
○浅子委員 同じですけれども、大師周辺の用地の有効活用について質問します。
今大師周辺には区や公社が所有する空き地が増えています。西新井大師は、足立区でも有数の名所であり、毎年多くの参拝者が訪れます。積極的に暫定活用を進めていただきたい。それから、青少年センター跡利用、都道253号線の用地については、囲まれてだれも入れない空間ではなくて、緑の空間をつくって人が入れる空間を、大師に来る方のことも考えて活用するように検討していただきたいと考えますが、資産管理部長、どうでしょうか。
○資産管理部長 補助253号線につきまして、こっちで持ってございますので、国から譲り受けた土地でございますので、国と協議しながら、また大師周辺の方々と協議しながら、有効活用ができるような形で検討していきたいと思ってございます。
○浅子委員 よろしくお願いします。
次に、育英資金について伺います。
景気悪化のもとで子どもの貧困が大きな社会問題になっています。そこで、区長に伺います。
足立区の、これは我が党の本会議の代表質問でも認識を聞いたのですけれども、お答えがなかったということで改めて伺いますが、足立区の子どもの貧困について、どう認識しているのでしょうか。
○学校教育部長 基本的には本会議答弁もしてございますように、かなり就学援助の比率も4割弱ぐらいで横ばいで一向に改善をされない状況もございますし、またご案内のように、生活保護世帯も増えている。それとともに所得が1人当たり300万円を切る世帯が相当数を占めている、こういうことを総合的にかんがみますと、足立の子どもたち、なかなか厳しい環境にいるお子さんが多いという認識で取り組んでいるところでございます。
○浅子委員 そうですね。私も道を歩いていたら、先生をやっているという方から突然呼びとめられまして、学校の給食費を滞納する子どもが多くて大変ですという話を伺いました。
我が党は子どもたちが学費の滞納が理由で卒業できなかったり、入学金が払えずに進学をあきらめたりすることのないよう、区の育成資金の拡充を求めてきました。本年度拡充が実現したと思いますが、その拡充の内容はどういうものか。また、実際利用した人数は増えたと思いますが、状況はどうでしょうか。
○学務課長 育英資金の拡充でございますが、今年度審査を行いまして、来年度からの貸し付けでございますけれども、枠にいたしまして、昨年まで70の枠だったものを100ということで30枠が増えてございます。
また、今年度内の緊急の貸し付けということで、10の枠をつくりまして、それも拡大と位置付けていますので、かなり内容の充実した拡充になったと自負してございます。
そして、応募者数でございますけれども、来年度のための通常貸し付けでございますけれども、応募者数が2回合わせまして100のところ112名の方からの応募をいただいてございます。
○浅子委員 卒業を迎える3月になり、毎日のように、子どもの貧困、とりわけ学費が払えない問題や就職にたどりつけない問題など、マスコミなどでも取り上げられています。リストラや不況の影響が厳しい中、私立高校生であれば1生徒当たり初年度納入金は平均で71万円、公立高校は無料化になったとしても修学旅行費、通学費など授業料以外に23万8,000円余の父母負担がかかります。育英資金の入学準備金は公立高校は7万円、私立高校は15万円、全く実情にあっていません。大学に至っては150万円前後かかるのに、入学を断念することのないよう貸付額や増やして、年2回だけではなく他の貸し付け制度のように、いざというときにいつでも申請できるようにして欲しいと考えますが、どうでしょうか。
○学務課長 入学準備金等の個別の額の増額につきましては、現在の経済状況下、それから、先ほどお話したような応募総数を考えますと、まずは増額を第一義的に考えるべきと思っていますので、その推移を見た上で今後償還時の負担、それから、基金の運用状況などを踏まえて、今後の課題として考えていきたいと思ってございます。
それから、通年受付でございますけれども、実際問題として今審議会の方を行っていますが、審議会の実施の日程、それから、人物評価という形で面接をさせていただいていますが、その面接の時期がどうしてもお子さま方がいらっしゃれる夏休み、もしくは冬休みの時期を充てておりますので、そういったことも含めますと、現状では困難であると考えてございます。
○浅子委員 審議会のことであれば、年に2回しか開いていないと。審議会を子どもの今の実態に、家庭の実態に逆に合わせるべきではないかと思います。足立の子どもたちをしっかり支えて、お金がないために卒業できない、入学をあきらめる、そういうことのないようにしっかり支えていただきたいと思います。
次に、特別支援教育について伺います。
文部科学省は、LD(学習障がい)、ADHD(注意欠陥多動性障がい)、高機能自閉症のいわゆる軽度発達障がいと言われる子どもたちは、全児童・生徒の6%程度として、足立区では5%程度を出現率としています。
発達障がいのある子どもは、一人ひとり違いまして、病気への処方せんのように、一律これこれの障がいを持っているからこういう対応をすればいいということにはなりません。障がいについての理解ともに、その子どもが背負っている悩みを受け止めて丁寧にかかわるサポーターが必要で、成長を支える支援の体制を充実させることが大切であると考えます。
そうした子どもたちの支援を行うことが、すべての子どもの教育を受ける権利を保障する上で重要であると考えますが、教育長に伺います。どうでしょうか。
○教育長 特別支援のお子さんに限らず、教育は本来そういうものであろうと思っております。その原点を忘れずどのような対応ができるかということで特別支援教育にも臨んでいくつもりでございます。
○浅子委員 特別支援教育では、固定学級、特別支援学級と通常学級に籍を置きながら週に1回ないし2回通う通級指導学級というのがあります。
足立区の軽度発達障がいと言われる通級指導学級は小学校、中学校それぞれ何校にあり、小学校で何人、中学校で何人の子どもたちが通っているのでしょうか。
○教育相談センター所長 特別支援学級でございますけれども、まず、小学校の固定学級は知的障がい学級17校に設置されております。それから、通級指導学級の弱視が1校、それから、難聴が3校、言語障がいが3校、通級の情緒障がいが3校でございます。
中学校につきましては、固定学級の知的障がいが8校、それから、通級では情緒障がいのみ設置されておりますけれども、2校でございます。
人数が申し遅れました。小学校の知的障がいは261名です。これは22年の1月1日現在でございます。
それから、通級の弱視は9名、それから、難聴は15名、言語障がいが133名、情緒障がいが132名、中学校の知的障がい固定学級が合計で164名……。
○浅子委員 すみません。通級指導学級のことを聞いたのですけれども、固定じゃないです。
○教育相談所長 では、情緒障がいをもう一度申し上げます。
○浅子委員 いいです。
小学校では3校、中学校は1校通級学級があるということを、私も事前に教えていただきました。江戸川区では、小学校で8校、中学校で3校あるそうです。やはり子どもが通級指導学級に通うような必要のある子どもが、今たくさん増えているという話があります。
私もこの間、通級指導学級に見学に行ってきました。そこでは、平均台を使ったちょうど遊びをしていたのですけれども、平均台に障害物をこうやって置いて、それをうまく渡れるようにみんなで頑張ってと応援しながら、一人ひとり渡っていくのですね。
それから、平均台に輪を通して、その輪に触らないように平均台を乗り越えるということがあって、落ちてしまう子もいるのです。
そういうときに悲しそうな顔をするのですけれども、みんながなぐさめて、もう1回やってみようねということで、先生たちも声をかけて励ますということで、本当に自分で考えて、自分で自信をつける、そういう授業をやっていました。
懇談会もやりましたが、この学校には区内20校の学校から子どもたちが保護者に送迎されてきている。とても大変だと、通常学級でも低学年には特別支援が必要と思われる子どもが今年々増えているということで、足立区でももっと増やす必要があると。親が送迎しなくても通えるような場所に、是非通級学級をつくって欲しいと。
特に千住地域には一つもないので、早急につくって欲しいと思いますが、どうでしょうか。
○教育相談センター所長 通える範囲という、近くにあればもちろんいいわけですけれども、私どもは特別支援学級につきましても固定学級、あるいは通級学級にかかわらず、適正規模、適正配置の観点で考えていく必要があると思います。
江戸川区が8校でございますが、人数も足立区と比較しますと100名ほど多い人数の通級の生徒がおりますので、そういったことから考えて、今足立区でも増えてはおりますけれども、この児童数の推移を見ていきたいと考えております。
○浅子委員 それにしても、足立区じゅうで3校しかないというのは、少な過ぎると思います。
次に、学校統廃合について伺います。
この絵をご覧ください。この絵を表紙にして先日、本木東小学校の親たちが署名を届けに行きましたが、区長は見ていただけたでしょうか。
○区長 拝見しました。
○浅子委員 この絵には、本木東小学校の親たちの並々ならない思いが込められています。子どもたちの声がほら聞こえるよという親が書いた絵なのですけれども、区は真摯にこうした絵に込められた思いを受け止めて欲しいと思います。
本木東小学校では、引き続き親たちを中心に、このポスターがまちじゅうに張り出されて署名が今集められています。継続して区長に署名が届けられていますが、拙速な統廃合はしないでという声は、いままで合わせてどれだけ届けられているでしょうか。
○学校教育部副参事(学校適正配置担当) 本木東小学校の適正配置に関する反対に関する署名でございますが、三つの団体の方からいただいております。
一つはPTA有志ということで、去年の9月1日に1,300名余、また地域の方でございますが、4回合計いたしまして2,100名余、また、PTA代表という、副会長でございますが、そちらの方から1,200名余、3回にわたっていただいております。
○浅子委員 繰り返し、繰り返しあきらめないで届けているのですね。統合協議会が今つくられようとしていますが、今の時点でも署名を集めている本木東小学校の統廃合には、まだ住民の合意は得られていない。この署名の数が署名していると思います。
区は昨年、本木東小学校を皮切りに統廃合を改めて進めようとしています。昨年11月には、千寿第五小学校の説明会を始めましたが、どんな説明をしたのでしょうか。千寿第五小学校の統廃合の理由は何でしょうか。
○学校教育部副参事(学校適正配置担当) 本木東小学校に関する協議会でございますが、私ども先週でございますが、3月3日の日に両校の代表者と教育委員会の方で開きましたので、述べさせていただきます。
また、千五につきましては、昨年の11月から地域の開かれた学校づくり協議会、五反野小は理事会、また今週の月曜日でございますが、先週の土曜日でございますが、千五のPTAの運営委員会の方に行きまして説明をしたところでございます。
内容につきましては、平成7年の計画にございますとおり、五反野小学校の統合を一つの基本として今後お話をさせていただきたいということを趣旨として申し上げてまいりました。
○浅子委員 理由は何でしょうか。
○学校教育部副参事(学校適正配置担当) 理由でございますが、千五小学校におきましては、現在文科省の方で適正としております12学級から18学級以下、現在10学級の学校規模、また合わせて建物が間もなく築50年を迎えるということで施設更新の時期が来ておりますので、ここは合わせて検討させていただきたいという理由でございます。
○浅子委員 一つは小規模校だからということですよね。小規模校というのは、ほかにもありますよ。小規模校だから適正規模ではないというのはだれが決めたのか、これは勝手に行政が決めたものだと思います。小規模校だからといって問題が何か起きているのでしょうか。
大規模校こそ教師の目が行き届かず、いじめや不登校の問題が起きているのではないでしょうか。教育の原点は、教育者と子どもの1対1の絆であり、子どもの人数が増えるほど教育関係は希薄になり、一人ひとりを大切にすること、行き届いた指導は困難になると思いますが、どうでしょうか。
○学校教育部副参事(学校適正配置担当) 小規模校、大規模校それぞれ利点、デメリットございますが、私どもの方では12学級から18学級が望ましい規模ということで計画を立てさせていただいております。
また、大規模校になりますといろいろな問題が生じるとか、小規模校は目が行き届くとかございますが、いろいろな教育委員会の施策、例えばスクールカウンセラーの活用とか小規模指導とか合わせて、それぞれの学校に合った施策を進めてまいりたいと思っております。
○浅子委員 小規模校のメリットもあるということですね。
地域では平成20年に千寿第五小学校ですけれども、校舎も体育館も耐震改修をやったばかりなのにどうしてと疑問が出ています。また、足立町には学校以外に余り公共施設がないと、そういう話も出ていますが、どうでしょうか。
○学校施設課長 千寿第五小学校に関しましては、内蔵型の体育館でございますけれども、校舎と合わせて耐震補強をさせていただきました。これは、やはりお子さんたちの安全を守るという観点から実施をさせていただいたものでございます。
○学校教育部副参事(学校適正配置担当) 千寿第五小学校、五反野小学校の地域の方にご説明に伺ったときに、仮に千寿第五小学校が統廃合でなくなった後の跡地の利用につきましては、防災面とか、現在ご老人の方、高齢者の方のいろいろな催しで使っていると、そのような配慮もしていただきたいという意見はいただいております。
○浅子委員 そういうことでは公共施設は、小学校以外余りないということですよね。
そういうことで、校庭ではサッカーとか野球とか、教室でも地域の方々がコーラスやいろいろなものに活用しているのですね。千寿第五小学校がなくなったらどうなるのか、そういう方々から私の方にもお声が上がっています。
また、地域の老人会の敬老会とか、地域の防災訓練などにも千五小学校は利用されています。とりわけ、いざ地震が起きたとき、千寿小学校がなくなったら住民は一体どこまで逃げたらいいのでしょうか。五反野小の方まで行かなければいけないのでしょうか。そういう不安の声も上がっています。地域のコミュニティーの核として千寿第五小学校が果たしている役割は、他の地域から比べても非常に大きいものがあると私は考えます。その点を教育委員会はどう考えているのでしょうか。
○学校教育部長 私ども再三本会議答弁で申し上げてございますが、まず適正配置、適正規模化につきましては、子どもたちの学習環境の向上ということを第1に考えてございます。
また、今ご指摘のような、その後のということにつきましては、先ほど担当副参事からご答弁させていただきましたように、当然地域の様々な、例えば防災面ですとか、あるいは活力の問題ですとか、あるいは広大地をどう活用するか、そういったことにつきましては十分地域のお声を聞かせていただいて、ご要望にこたえるような形で検討は進めていきたいと考えているところでございます。
○浅子委員 子どもたちの学習環境を第1に考えてとおっしゃいますが、子どもたちはだれに育てられているかと言うと、やはり地域で育っているのですよ。だから、そういう点では地域の方々を大事にするということが、やはり環境をつくっていくことだと私は考えます。教育委員会は、先ほど言ったように、前月までに開かれた学校づくり協議会理事会に説明をして、今月はPTA代表の方に説明をする機会を得ていると、どんどん上から進めています。
○副委員長 浅子委員、残り1分です。
○浅子委員 千寿第五小学校の統廃合のことを耳にして心配をした住民が、区へ電話したところ、まだ決まっていません、子どもは動揺するので騒がないでくださいと言われたと言っていました。
意思決定をしてしまったら住民の声が反映できません。決まっていない今だからこそ、住民の声をしっかり受け止め反映させるべきだと思います。
住民無視の行政をやるべきではありません。3月10日付の広報のトップ、ここに自治体初の試みとして、区民の声をより活用するために国際規格ISO1002システムにすると、今区は強調していますが、教育委員会の姿勢は全くこれと逆行していると私は思います。
○副委員長 時間です。
○浅子委員 山中湖林間学園の廃止、統廃合を上から決めて、決定だから変えられないと押しつける、残ったら学校開放も有料にしようとしている。こういうことは本当に将来に大きな禍根を残すと思います。終わります。