■定例会一覧■
クリックすると各定例会の目次にリンクします
●2010年度
第1回足立区議会定例会
●2009年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2008年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2007年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2006年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2005年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2004年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2003年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2002年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2001年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
子宮頸がんを予防するワクチン接種の公費助成を
−浅子けい子議員(2010年3月7日)
○浅子委員 私は子宮頸がんについて伺います。
子宮頸がんを予防するワクチンが日本でも12月から許可されました。日本の20代、30代の女性では乳がんを抜いて発症率が一番高いがんだと言われ、亡くなる方も、今増えています。実際足立区では、20代、30代の発症率及び死亡する方の状況などは把握しているでしょうか。
○健康推進課長 がんにつきましては、死亡については、人口動態統計で把握しております。罹患状況につきましては、東京都内ではがん登録が行われた関係もありますので全国的な統計を参考にしております。
○浅子委員 子宮頸がんは、ワクチン接種で唯一予防できるがん、皮下注射による3回の接種で4万から6万円の全額自己負担、ですから、公費援助がどうしても不可欠だと思います。友好都市である新潟県の魚沼市、埼玉県志木市、兵庫県明石市、そして東京の杉並区と次々に公費助成が始まりました。足立区でも公費助成を行うべきと思いますがどうでしょう。
○健康推進課長 ヒトパピローマウイルスにつきましては、子宮頸がんの原因としてかなり確立しているところを認識しているところでございます。このワクチンの効果とリスクについて、しばらく状況を見ていく必要があるかと思っておりますが、国や東京都等の動きを注視してまいります。
○浅子委員 これは女性特有のがんで、性行動が始まる前の接種が効果的であると、日本産婦人科学会など専門家会議では11歳から14歳での公費接種、これを推奨しています。自分の体と性について正しい知識を得る機会にするために、この間後退させられた学校での性教育を強めることも必要であると私たちは思っています。
また、ワクチン接種をすれば、100%さっきおっしゃったように予防ができるというふうにはまだなっていません。そういう点では、100%予防するために、定期的に検診を行うこと、そしてがんになる前の異型細胞を見つけることが大切だと思います。子宮頸がんを100%予防するために、ワクチン接種に、それとプラスして検診を毎年受診できるようにすること、このことが大事だと思いますが、どうでしょうか。
○健康推進課長 子宮頸がんにつきましては、国で検診ガイドラインによりまして、2年に1度の検診で死亡率減少としては十分であるというところが示されておりますので、2年に一度の検診を二十歳以上で実施してまいります。
また、性感染症を含めた予防のための教育等については保健所としても、そういった取り組みが重要だろうということは考えているところでございます。
○浅子委員 二十歳以上の検診ということで、とにかくワクチン接種、若いときから、接種と検診を是非前向きに検討していただきたいというふうに思います。
学校給食での食中毒再発防止のために施設改善を
次に、学校給食の施設について伺います。我が党の代表質問で、保健所の指導の在り方について質問したのに対し、給食施設への保健所の日常指導の在り方について、立ち入り指導の内容の見直しを行う予定で指導体制について、教育委員会、子ども家庭部と協議を行っていると答弁しています。立ち入り指導の内容の見直しとは、具体的にどういうことなのでしょうか。
現場からは、手洗い場の水道は、本来であれば、全部お湯が出るのが当然だと思っているのに、1基しかお湯が出ない、そういう水道だと。また手洗い場が浅くて、手を洗うたびにはねが上がって、近くの食器に水がはねないように自分の体でカバーしている、というような幾つものそういう意見が出されています。他区では、施設の改善命令が出てもおかしくないことが指導されていないと、同じ行政だからということであいまいにすることは絶対にあってはならないことだと思いますが、どうでしょうか。
○生活衛生課長 ただいま浅子委員のご質問でございますが、例えば、これまでは、学校現場に立ち入った際には、私ども生活衛生課の食品衛生監視員が、現場の責任者の話を聞きながら、チェック項目をチェックしていたということがございますけれども、今後はそれを学校現場の方に任せるなど、学校現場でいわゆる自主管理の意識を高めてもらうような方向で内容を見直すとか、そういうことを今検討中でございます。
ただ、検討中でございますので、具体的にどうかわるというのは、きょうお話はできないのですが、今後、食中毒を起こさないように、給食調理現場での衛生管理の維持向上に向けて、改善できる点は改善をしていきたいというふうに考えております。
それから、もう1点目の手洗いの関係でございますが、これにつきましても、これまで私どもが立ち入った際には、例えば、手洗い、あるいは食材の洗浄の際の水はねが、いわゆる影響がないように、それによって何か食中毒が起きないような形になるように、指導はこれまでも続けておりました。これも含めて、検討の課題にのせて改善できる点は改善をしていきたいというふうに考えております。
○浅子委員 学校現場での自主管理といいますが、じゃあ区の方はどのようにそれにかかわっていくのでしょうか。
○生活衛生課長 学校の給食調理につきましては、届け出制をとっていただいておりまして、私ども届け出を受けておりますので、今まで年1回現場に立ち入って、衛生管理がしっかりしているかどうかということをチェックしてまいりました。これはもう今後も続けていく予定でございますけれども。それに合わせて、現場の方にも、日ごろの衛生管理について、もっと意識をもっていただくような形で指導ができるような体制も含めて検討しているということでございます。
○浅子委員 伊興小の事件を受けまして、調理従事者が使用するトイレの手洗い場の水道蛇口の改善が、レバーのような形で改善するということがこの間報告がありました。こうした実態を、区は今まで知っていたのでしょうか、いちいち蛇口をひねらなきゃ水が出ないということを知っていたのでしょうか。
あと回転がまの設置してあるその下が、みずを捨てようとすると、溝がなくて、排水が床に広がっちゃうと、そういうような話もありますけれども知っていたのでしょうか。足立区の学校で、こういう問題が、こういうことが起こっていたということ自体をどれだけ知っていたのでしょうか。
○生活衛生課長 現場には直接立ち入っていますので、ただ、例えば伊興小について申し上げれば、トイレが調理現場と大分離れておりますので、直接トイレまで行ってそこまで見ていることはございませんでした。ただ、今回こういった食中毒事件が起きたということで、私ども方から、トイレに行った際の手洗いの励行を含めた衛生管理と、あとできるだけ蛇口ではなくて、コック式というのでしょうか、レバー式のものにかえてもらった方がいいというような指摘はさせていただきました。
○浅子委員 回転がまはどうなったのでしょうか。
○生活衛生課長 回転がまについても、そういった状況であるのは承知しておりますが、回転がまそのものを、生活衛生課として、例えば撤去しなさいとか、そういうところまでは指導はできませんので、そういった現状の中で、保健所といたしましては、現状の中で、いかに食中毒を防ぐ形をとっていくかということでの指導をしているということでございます。
○浅子委員 いろいろそういうお話がありますけれども、やはりほかの区で、保健所で指摘するものが指摘されないと、そういうことで、一つは学校現場の方からは疑問が行っているのです。
更に、今おいしい給食と力を入れているわけですけれども、おいしい給食をするならば、大前提は、安全性の確保だと、そして現場の方がより働きやすく施設改善をすることが私たちは大事だと考えているのです。それ自体が食中毒の原因とはいえなくても、老朽化した給食施設、それで毎日給食をつくっている、もう本当にそれに・・・圧倒的多数です。是非緊急に改善をお願いしたいと思います。