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開会あいさつ−06月11日
◎近藤やよい区長 平成22年第2回足立区議会定例会の開会に当たり、所信の一端を申し上げます。
本年4月16日に発表された平成21年10月1日現在の人口推計によりますと、日本の総人口は2年連続減少し、総務省は本格的な人口減少時代に入ったと分析しております。
一方、足立区の人口は、平成21年に66万人を突破し、その後も増加傾向が続いております。中長期的に見れば、足立区も人口が緩やかに減少していくという基調に変化はないと予測しておりますが、ここ二、三年の間は、大学誘致や拠点整備による人口の逓増が続くものと推測しております。
極めて厳しい財政状況が続く中、若年層を中心とした人口の流入が進むことに伴い、担税力のある人口の増加と新たな行政需要の発生を踏まえた上で、区政を取り巻く喫緊の課題を解決するためには、足立区重点プロジェクト推進戦略をより精緻なものへと深める必要があります。
特に、足立区重点プロジェクト推進戦略の4番目の柱である経営改革の内容を具体化し、区政の行財政をはじめとする経営改革の内容を明らかにするため、「足立区経営改革プラン」を早急に策定する予定です。事務事業の見直し、公共施設の管理運営の最適化、公共サービス改革の推進などを重点取り組み項目として盛り込みたいと考えております。
次に、平成22年度に実施した組織体制の見直しについて申し上げます。
まず、広報室を新たに設置するとともに、報道広報課と連携しながら、戦略的なメディア活用や区の重点施策を発信するシティプロモーション課を新設いたしました。
シティプロモーション課は、既存の事業の中からキラリと光る事業を発掘し、効果的に発信することに重点を置き、庁内の調整、支援、ストーリー化などを行い、足立区を自慢できる、誇れるまちへ進化させることを目標にしております。
シティプロモーション課は、いわば航海図を描く役割を担いますが、あくまでもシティプロモーションや区のイメージアップの担い手は区職員一人ひとりであり、全庁挙げて取り組むとともに、更に区民の皆様の参加と協力をも求めてまいります。より柔軟で幅広い協働関係を築きながら、当面は区制80周年となる平成24年度を目途に、区の魅力や情報発信力を向上させ、区民の誇りと一体感を醸成し、足立区のイメージアップにつなげてまいりたいと考えております。
また、新たな都市像の実現に向け、都市建設部を組織いたしました。部と室の役割分担の明確化と連携の強化を図り、ハードをより一層活用するソフト事業重視の発想や、スピーディーで柔軟性のある事業の執行を目指し、既に組織が動き始めております。
ソフト事業につきましては、高齢社会のピークを見据えた交通施策の検討、桜をはじめとする樹木のオーナー制度の拡大、パークエンジェルなど公園の見守りと活用、貴重な風景や景観の保存制度の仕組みづくりなど、新組織が横断的な協力体制で取り組むことで事業の充実を図り、公園面積の大きさや、四方を川に囲まれた区の特性を、生活の豊かさに確実に結び付けてまいりたいと思います。
また、防犯、環境、健康づくり、ユニバーサルデザインなど、区が全庁を挙げて取り組んでいる視点を、道路、公園など都市施設の整備に必ず取り入れ、愛着の持てるまちから、更に一歩進んで誇りの持てるまちを目指してまいります。
次に、本年度の最優先課題の一つである緊急経済対策につきましてご報告申し上げます。
駅前ビューティフル・キーパー事業などの24事業で生み出された新規雇用は、6月1日現在で211人となっております。今後予定している緊急雇用対策事業の展開により、当初目標の総計553人の雇用創出を早期に達成することはもとより、現在、都が募集している追加事業の申請により、更なる雇用の創出を図ってまいります。
次に、子ども施策につきましてご報告いたします。
4月1日現在の待機児童数は、平成21年度中に306人の保育定員枠の拡大を図りながらも、残念ながら昨年を上回り、436人となりました。
このような保育需要の増大に対して、平成22年度で予定している保育定員405名の増加に加え、複数の家庭福祉員によるグループ保育の実施など、新しいタイプの保育を導入する検討を早急に行い、年度内にもモデル実施を図ってまいりたいと考えております。
4月から始まりました子ども手当につきましては、4月、5月分を6月4日に支給いたしました。中学生が対象になったことなどから、新たに申請された方々に関しましては、短期間に申請が集中していることや受給資格の審査が必要なことで、時間を要しているケースもございますが、速やか、かつ確実に事務処理を進め、6月中旬と7月上旬に順次支給してまいります。
次に、友好自治体である魚沼市における自然教室でございますが、本年度から中学校全校で実施することとし、5月10日、千寿青葉中学校を皮切りにスタートいたしました。
国内有数の米の産地である魚沼の特色を生かして、田植えや稲刈りなどを生徒に体験させるとともに、収穫されたお米は、全中学校の給食に提供してまいります。食べ物の生産や調理などに興味を持たせ、「体験を伴った食育」を推進し、子どもたちの心身の健全な発達を支えてまいります。
次に、ビューティフル・ウィンドウズ運動につきまして、4月に、足立区、警視庁、区内各警察署で構成する「足立区治安対策戦略会議」を設置し、「足立区治安再生アクションプログラム」を策定いたしました。
このプログラムに沿って、現在、放置自転車の街頭指導、迷惑喫煙パトロール、安全・安心パトロールなどに一括対応する「ビューティフル・キーパー事業」を展開しております。
特に、北千住駅、綾瀬駅、西新井駅、竹ノ塚駅の主要4駅では、新規に「駅前キーパー事業」を導入し、夜間青色パトロールと合わせて、1年365日、24時間の体制を整えております。
また、綾瀬駅周辺では、地域との協働による「買物自転車にやさしい綾瀬地区プロジェクト会議」を立ち上げ、放置自転車のない美しいまちの実現を目指し、民間駐輪場とのタイアップによる駐輪料金2時間無料を開始いたしました。
更に、今後は、主要4駅周辺において、多くの区民の皆さんとともに実施する美化運動や、専門家と地域の方々が一緒になってまちを歩き、どのような場所に防犯上の問題があるかを確認し、日々の防犯対策や防犯活動に生かしていく「まちの防犯診断」などを実施してまいります。
様々な事業を重層的かつ継続的に展開し、足立区総ぐるみで「犯罪のない美しく住みよい足立区」を実現してまいります。
次に、竹ノ塚駅付近連続立体交差事業でございますが、本年度中の都市計画決定に向け、4月には都市計画案と環境影響評価書案の説明会を実施し、また6月15日には竹ノ塚駅付近鉄道高架化促進連絡協議会第5回定期大会を開催する予定でございます。
議会や地域の皆様との固い団結のもと、国や鉄道事業者などに対する要望活動を継続し、平成23年度の事業着手に向け、全力を尽くしてまいります。
最後に、新田一丁目の土地開発公社所有地に関する最高裁の判決が出されました。これに伴い、一般会計補正予算の専決処分を行いましたので、報告案件として提出しております。よろしくお取り計らいのほど、お願い申し上げます。
なお、今回ご提案申し上げます議案は13件、報告4件、諮問1件でございます。各議案の提案理由につきましては、参与より説明いたさせますので、慎重にご審議の上、ご決定くださいますようお願いを申し上げます。
閉会あいさつ−06月23日
◎近藤やよい区長 平成22年第2回足立区議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。
議員の皆様方には、13日間にわたり重要案件につきましてご審議の上、ご決定いただきまして、心から感謝申し上げます。
また、本日は副区長の選任につきましてもご同意を賜り、重ねて御礼を申し上げます。
このたび賜りましたご意見、ご要望につきましては、その意を体しまして区政進展に努力をしてまいる所存でございます。
今後ともご指導よろしくお願い申し上げて、閉会のあいさつとさせていただきます。
ありがとうございました。