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少子化対策としても出産、子育て支援の充実を
−浅子けい子議員(2010年10月14日)
○浅子委員 最終日の一番手として質問いたします。
子育てを応援する立場から質問いたします。
子宮頸がん予防ワクチンの接種を無料で
子宮頸がん予防ワクチンについては、一般的には11歳から14歳までが適当と言われていますが、区としては何年生で実施しようと考えているのでしょうか。全額補助も含めて、改めて決意を伺いたいと思います。
また、国は、2010年度補正予算案に関連経費を盛り込むと言い、年内にも実施するとなっていますが、足立区としても、是非年内に実施して欲しいと思いますが、区の考えはどうでしょうか。
○保健予防課長 まず、対象年齢についての考え方でございます。国は、10歳台を補助の範囲と想定をしております。常識的に考えれば、12歳から14歳が一番適正な年齢と考えておりますが、今後、当区でどこを対象にするかというのは今後検討してまいりたいと思っております。
あと全額補助についての決意ということで、これは本会議でも衛生部長の方からも答弁させていただきましたが、全額補助ということも含め、今後実施に向けて検討してまいりたいというのが、私どもの決意でございます。
それから、年内に事業をスタートするかというご質問でございます。これはニュース報道で私どもも知りましたが、財務省の方からそういう予算をつけるというような報道ございましたけれども、いまだ国の方からそれに関する正式な通知が参っておりません。今後、国、あるいは東京都、周辺区、そういう自治体の動向を見ながら、年内実施については検討させていただきたいと思っております。
○浅子委員 友好都市の魚沼市では、本年度からワクチン接種を中学1年生で行い、本年度中学3年生の分を補正で実施、更に来年も中学1年生と中学3年生で実施すると、水際で頑張り、全員が接種できるようにしています。足立区でも、1人でも多くの方が無料で予防が受けられるように、是非頑張っていただきたいと思います。
少子化対策としても出産費用補助などの支援策を
次に、出産を応援する施策について伺います。
少子化が社会問題になって久しいと考えます。女性が一生に産む子どもの人数は、世界の平均が2.5人、日本は1.3人ですが、足立区では何人なのでしょうか。
○子ども家庭課長 人数ということではございませんが、平成20年度合計特殊出生率ということであれば、足立区は1.31ということで、23区では2番目の順位ということでございます。
○浅子委員 1.31と、世界から比べればまだまだという少子化が続いているというのがわかります。
少子化に歯止めをかけることは、重要な課題だと思います。我が党が行った区民アンケートでは、30代の子育て世代の回答が今までになく多かったことは、既に発言していますが、その声を少し紹介します。
「出産費用が高い」「バブル成長期のころは、働けば収入が入り、夢がありました。今は働いても収入が安くて、また、年金なども不安な状況です」「先行きが不安なのに子どもを産むことはできません」「現在1人子どもがいて、2人目が欲しいと思うが、出産費用、その先の生活を考えると悩んでしまう」などなど、少子化対策は待ったなしだと改めて感じました。
少子化問題を解決していくには、幾つもの自治体として施策が考えられます。子育てをする環境への応援も大切ですし、出産する女性や生まれてくる子ども、そのものへの応援も必要だと思いますが、どうでしょうか。
○子ども家庭課長 浅子委員おっしゃるとおり、お子様が生まれてからいかに子育てをしやすい環境を築いていくかということが大きな課題になると認識してございます。
○浅子委員 区内在住の5人目を間もなく出産するという女性の方とお話をしました。
子どもが小さいため仕事につくこともできず、夫の収入だけで食べ盛りの子どもを抱えやりくりをしている。夫は調理師として働いているが、今年は会社の都合でボーナスが出ないことになった。51万円もかかる出産費用をこれからどうやって工面するか頭を悩まし、子ども手当より出産への支援をして欲しい、そう話しています。
足立区では、国民健康保険加入者であれば、十分とは言えませんが、出産育児一時金42万円が支給されていますが、そのほかには支援がありません。少子化問題を解決していくためにも、出産でかかる負担、金銭的にはもちろんですけれども、精神的、肉体的、時間的にも和らげ、応援する施策を打ち出すべきと思いますが、どうでしょうか。
○子ども家庭課長 23区内では、8区が、経済的、あるいは絵本というような形で出生の際にお祝いを渡しているわけでございますけれども、先ほど来私もお話をさせていただいてございますが、生まれた後いかに子育てをしやすい環境づくりをして、「産むなら足立区」というような形で認識をしてもらうことが必要だと思ってございますので、特に出産費云々というよりも、そのお子さん育てる環境をトータルで見て環境整備に努めてまいりたいと考えてございます。
保育園の待機児問題など含め子育て世帯に喜ばれる施策を
○浅子委員 確かに、生まれた後は大切です。ただ、今大きな足立区でも問題になっている保育園の待機児を見れば、まだまだ環境が十分ではないというのははっきりしていると思います。
大田区では、第3子以降出産した保護者に、出産子ども一時金として児童1人につき5万円を支給しています。新宿では、子どもの誕生日をお祝いして、オリジナル図書カード1万円分と絵本ガイドブック、北区では、母と子の保健バッグと合わせて子育て福袋を支給しています。中身は、区の子育てガイドブック、子育てマップと産前産後支援、育児支援ヘルパー利用券、ママパパ子育てホットタイム利用券、現金ではありませんが、家事の手助けなどが得られ、ちょっとだけ楽ができる仕組みになっています。
子ども重視と言っている足立区で、子育て世帯に「子どもを産むなら足立区で」と喜んでもらう施策を是非実現して欲しいと思いますが、どうでしょうか。
○子ども家庭課長 浅子委員おっしゃるとおり、出生される世帯のお母さん方に是非喜んでいただく施策を打っていきたいと。
ただ、一方で、限りある財源でございますから、そういったものをいかに活用してお母さん方、あるいは子育ての世帯に喜んでいただけるか、そういうことにつきまして、いろいろ知恵を出しながら工夫をしていきたいと考えてございます。
○浅子委員 是非知恵とお金も出して、よろしくお願いしたいと思います。