■定例会一覧■
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第4回足立区議会定例会
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●反対討論−針谷みきお議員(2010年12月9日)
区民生活を支える立場に立ち、予算編成を見直すべき
◆針谷みきお議員 ただいま議題となりました第82号議案 平成22年度足立区一般会計補正予算(第3号)について、日本共産党足立区議団を代表して反対討論を行います。
本補正予算案は、生活保護の申請増への対応、公害患者への新型インフルエンザ予防接種助成など区民要望が含まれてはいますが、重大な問題が幾つもあり、賛成できません。
本補正予算は、保育所の待機児童が過去最高になるもとで、保育施設の増設のための予算を減額しています。これは待機児童対策の本道である認可保育園増設に背を向け続ける区民に冷たい姿勢のもとで、規制緩和の先取りともいえる当面の対応ですら、まともに進まないことのあらわれです。子ども重視と言いながら、認可保育園を作らない区の姿勢は認められません。
また、西新井小学校の改築工事の遅れにともなう建設経費の増額は、本来、行政が職員の手で行うべき部分を、PM方式で外部委託をする手法をとったため、設計段階の問題点も事前にチェックできなかったことによるもので、行政責任をあいまいにし、市場化の流れにのって経費節減を図ったつもりが、結局、新たな経費が必要となったもので、重大です。
更に、あだち広報製作運営経費は、わたしの便利帳「リブイン」の作成にあたって、制作費ゼロのうたい文句で、民間業者に広告収入を財源とする方法を取りましたが、医療情報の違法な掲載や必要な情報も掲載されず、全体として大変見づらいなど、本来の目的である行政情報の提供から大きく外れたものになったことによるものです。タダより高いものはないと言いますが、結局、区民サービスの低下を招いたもので、重大です。
こうした問題が発生する大もとには、本来区がやるべき仕事を投げ捨てて、市場原理主義に基づく構造改革路線があることを指摘しないわけにはいきません。
補正予算審議で、区長は、「どこに軸足を置いて予算編成をしたのか」との質問に対する答弁でも明らかなように、「今後、行政需要のため基金を積み立てた」と述べていますが、予算編成の軸足は構造改革路線に基づく行政運営と基金のため込みが優先されていると指摘せざるを得ません。
今こそ、お金の使い方を変え、区民生活を支える立場に立ち、予算編成を見直すべきことを指摘して、反対討論を終わります。