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●反対討論−浅子けいこ議員(2010年12月20日)
旧区立第十六中学校の建物を無償譲渡すべきでない
◆浅子けいこ議員 ただいま議題となりました第107号議案 財産の無償譲渡について、日本共産党足立区議団を代表して、反対討論を行います。
本議案は、旧足立区立第十六中学校の建物、約5,880平米について、東京電機大学に無償で譲渡するというもので、東京電機大学が改修し、10年間は教育施設及び協働事業施設として使用することとなっています。
我が党は、大学の誘致に反対するものではありません。しかし、この財産の活用については納得がいきません。
第1に、旧区立第十六中学校の建物について、無償譲渡と言い、「タダ」で東京電機大学に「あげてしまう」という問題です。財産価格審議会では2,800万円の評定がされたもので、当然、だれもが有償譲渡となるものと思っていました。ところが、タダで東京電機大学にあげてしまうというのです。
このことについての我が党の質問に対し、区は、東京電機大学はすでに区内企業130数社とも連携をしていて、「政策判断として無償譲渡とした」と答弁しましたが、タダであげるという理由にはならず、納得できるものではありません。
更に、同じ議会に提出された旧東部工事事務所の建物については、東京未来大学の母体である三幸学園に8,048万円で売却すると、有償譲渡が決まりました。同じ公有財産の活用であり、どちらも相手は学校という条件でありながら、東京電機大学にタダであげることは、公平の原理から考えても理解が得られるものではありません。
第2に、体育館を除いた校舎の耐震診断は、既に平成8年に実施しているにもかかわらず、大学の求めに応じ、第三者評定がないので改めて耐震診断を行い、その費用は区が負担するというのです。更に、耐震補強設計及び補強工事の費用も、建物価格相当額を超えた費用は区の負担です。
建物はタダであげ、更に耐震診断、補強設計、補強工事にも区がお金を拠出する、これでは、東京電機大学誘致に至れり尽くせりではないでしょうか。
繰り返しますが、我が党は東京電機大学の誘致に決して反対するものではありません。しかし、わずか2カ月という短期間で決めてしまうやり方で、多くの住民にはきちんとした説明は一切されず、パブリックコメントに寄せられた区民の要望も全く取り入れられようとはしていません。
多くの住民は、密集した常東地域の中で、唯一残っている公有地、旧足立区立第十六中学校がどう活用されるのか、期待と関心を持って区の動向を見守ってきました。
東京電機大学の誘致優先で、住民の願いに真摯に耳を傾けないやり方を改め、真に住民の立場に立った公有財産の活用にしていただきますよう求めまして、討論を終わります。