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●平和事業の促進、区営住宅にエレベーターの設置を−伊藤和彦議員(2012年3月8日)
◆伊藤和彦委員 伊藤です。よろしくお願いいたします。
予算特別委員会も5日を迎えまして最終を迎えることになりました。よろしくお願いいたします。
私は、まず平和事業関連予算についてお伺いしたいと思います。
区長は平和市長会議に加盟をいたしまして、東京の原爆被害者の慰霊碑、慰霊祭に参加をされる。核兵器廃絶への取り組みなどに連帯をしている。そして、平和への祈りと誓いの輪を更に大きく広げ、揺るぎないものとなることを心から願っていますとメッセージを送っております。
この思いは、今でも変わらないでしょうか。
◎区長 おっしゃるとおりです。
◆伊藤和彦委員 この平和の問題というのは本当に大事なことなので、実は太平洋戦争でアジアの諸国民が2,000万人、日本では310万人が犠牲になったということと、私は東京生まれ、東京育ちで、あの東京大空襲のときは2歳3カ月だったので、非常にそういう点では平和に対する思いが強いと思っております。
近隣区に比べて大きく遅れている平和予算を増額して、様々な事業展開を行うべきだと考えておりますが、区は昨年の第3回定例会で、我が党の代表質問に対し、平和事業の増額につきましては、平成24年度が平和と安全の都市宣言策定より10周年の節目を迎えるため、事業予算を拡充し記念講演などの開催を予定しております、と答えております。
区の平成24年度の平和事業の関連予算はどうなっているのでしょうか。
◎総務課長 24年度の予算ですが、全体で平和関連予算は80万円としていまして、主な内訳は平和と安全の都市宣言の10周年記念事業として講演会とか関連の資料、あとパネル展示経費とか、あとは平和関連の資料作成、あと参考図書等の購入経費を計上してございます。
◆伊藤和彦委員 平成23年度と比較をいたしましても、予算は増えておりまして、平成24年度の平和事業、何を予定しているかと言ったら、今お話がありましたが、原爆・平和・戦争を考える展示会、これなどもやってきたわけですが、昨年の第3回定例会で我が党の代表質問で、毎年この庁舎アトリウムで開催をして区が支援をしております原爆展、これには語り部のDVD上映の大型モニターの確保で非常に苦労しているという話を聞いておりますが、この被爆者団体に限らず、区庁舎アトリウム利用者が活用できるように大型モニターを備蓄する考えはないかと、この考えを求めました。これはどうなったでしょうか。
◎総務課長 今年はこの団体に原爆被害者の会と共同してこの原爆・平和・戦争を考える展示会をやっていますので、そのときに今回、区の方で大型テレビのレンタル経費を計上しまして、それを使っていただきたいと考えております。
◆伊藤和彦委員 同じく本会議で平和市長会議に加盟されたと、同会議の活動の紹介を通じ広範な区民の核兵器廃絶への意識啓発を進めております。その中で平和記念式典への参画の方向についても検討しておりますと、こう答弁しておりますが、平和市長会議関連活動経費が計上されておりますが、どのような活動をされるのでしょうか。
◎総務課長 今回計上しているのは、主に平和市長会議に出席する旅費です。
それと、現在、平和市長会議ではインターネットで核兵器禁止条約の実現に向けての署名活動を行っています。足立区のホームページも平和市長会議のホームページにリンクさせていまして、インターネットの署名活動に協力しているという状況です。
◆伊藤和彦委員 核兵器禁止の条約の早期実現を求めて取り組んでいるということですから、これはまさにいろいろな立場を超えて核兵器をなくす、こういう点でも大きく前進をさせていただきたいと思います。
次に、平和事業を拡充するために平和宣言10周年の節目に平和モニュメントを設置する、そして平和の誓いを新たにする、そして高齢化する区内の被爆者団体がせめて毎年被爆地へ墓参できるよう、既にこれは葛飾区などでもやっていることですが、この被爆者団体への助成をする、被爆者の方々への語り部として区内小・中学生が訪問し、その体験を子どもたちに伝えて風化させない、こうした平和教育に寄与する内容をやるべきだと思いますが、どうでしょうか。
◎総務課長 まず、平和宣言のモニュメント等ですが、現在の平和と安全の都市宣言の記念碑がありますので、これ以上の更なる設置というのは考えていませんが、その他平和事業に関しましては、できる限り積極的に実施していきたいと考えております。
◆伊藤和彦委員 そうですね。できる限り様々なことをやっていただきたいし、今私が紹介したのは、我が党の修正案で僅か417万円あればできるものなのですね。是非検討していただきたいと思います。
次に、区営住宅のエレベーター設置についてお伺いしたいと思います。
区営住宅の高齢者、また障がい者、この居住者の方から、階段の昇り降りがつらくて買物にも行けない、それから、2階からでも下りるのがつらいと、そして高齢化が進んで何とかして欲しい、こうした様々な声が多数寄せられております。一刻も早くエレベーター設置が求められております。
区営住宅へのエレベーター設置を求める方々と懇談をしたときに、区は3月までにエレベーターが設置できるかどうかの調査を完了して、今年夏までに全体の取り組み方向とスケジュールを示したいと言っておりましたが、一刻も早くエレベーターを設置すべきだが、この調査はどのように進んでいるのでしょうか。
◎住宅・都市計画課長 この3月末を工期といたしまして調査が進んでおります。これがまとまり次第、それをもとにしまして、来年度ですが、他の改修構想を合わせまして計画を策定する予定でございます。
◆伊藤和彦委員 調査はかなり完了しつつあるということなのですか。
◎住宅・都市計画課長 はい、そういうことでございます。
◆伊藤和彦委員 そうすると、区営住宅の建て替えのときにエレベーター設置ができているようですが、1基当たりこの費用はどのぐらいかかるのでしょうか。
◎住宅・都市計画課長 今都営住宅でも様々な形でエレベーターを設置が行われております。そちらの事例を参考にいたしますと、1基最低でも2,000万円台と聞いております。
◆伊藤和彦委員 1基2,000万円台でできるわけですから、区営住宅に住む高齢者、毎日のことですから、階段を上がったり、下がったり、本当につらい思いをしているので、一刻も早くエレベーター設置をつけて欲しいと願っております。
今年度、この平成24年度には設置費用は計上されているのでしょうか。
◎住宅・都市計画課長 24年度の予算の中ではそういった形での計上はいたしておりません。
◆伊藤和彦委員 そうすると、3月までに調査が終わって、そして全体の取り組みスケジュールを示していきたいということですから、補正予算を組んででも行うべきだと思いますが、どうですか。
◎都市建設部長 1基、安くなっても2,000万円かかるということでございます。区営住宅は他にも実は今年度調査をかけておりまして、大規模修繕が必要なことがございます。外壁補修ですとか屋上防水ですとか、それらも含めまして総合的にその整備スケジュールについては検討していきたいということでございまして、部としましては中期財政計画の見直しもございます。
したがって、こういう投資的予算につきましては、年度予算を基本的に編成すべきと考えておりまして、その中で検討していきたいと考えております。
◆伊藤和彦委員 区営住宅は14地域に28棟ありますね。それで3棟は設置済みだということを聞いていますが、非常に残されているのが多いし、これは一刻も早くやらなければいけないと、優先順位は非常に高いものだと思うのですが、その点はどうですか。
◎住宅・都市計画課長 そういった意味で、そういった設置のご要望の声が多いということは十分承知しておりますが、一方で外壁の修繕であるとか、屋上防水の工事であるとか、こういったこともまた同様に緊急性が高いことも事実です。
そちらの方と合わせまして総合的に計画を策定するということで考えております。
◆伊藤和彦委員 修繕も大事ですけれども、このエレベーター設置の問題は非常に切実なのですね。
それで、区営住宅改修整備資金積立金のこの基金の残高、これは今どのぐらいになっていますか。
◎住宅・都市計画課長 現時点で15億5,000万円余となっております。
◆伊藤和彦委員 15億円あるわけですね。
それで、我が党の修正案では、この10世帯以上の区営住宅に3年計画でエレベーターを設置するものなのです。それで1億4,000万円あればできることを明らかにしております。今年度も一般区民住宅改修整備資金積立金を1億5,400万円積立てると言っておりますが、この基金の積立て分を活用すれば年度内に区営住宅のエレベーター設置に着手することは極めて可能だと、一刻も早く設置する、こういう立場に立てませんか。
◎住宅・都市計画課長 先ほどの繰り返しになりますが、24年度以降、他の緊急性の高い工事等も合わせまして、総合的に考えてまいりたいと思っております。
◆伊藤和彦委員 このエレベーター設置は非常に切実で、多分担当の課長も承知していることだと思うのです。したがって、是非これは、先ほど言った補正でも組んでやるような立場でお願いしたいと思います。
次に、私は12月の第4回定例議会の代表質問で、UR住宅の中層住棟へのエレベーター設置について質問いたしました。
そのとき区は、UR都市機構へ要望をお伝えしてまいりますと、こう答弁したのですが、その後どのようになったでしょうか。
◎住宅・都市計画課長 その件につきましても、ご要望として伝えさせていただきました。
非常に区内の団地で言いますと階段室型の団地が多いということもありまして、そちらにエレベーターをつけることは非常に困難であることが多いという回答をいただいております。
◆伊藤和彦委員 確かにURは縦階段なのですけれども、都営住宅だって縦階段でつけていますよね。だから、そういう点でいくと本当にURにそうした要望を伝えていくということを答弁したわけですが、URにちゃんと働き掛けたでしょうか。
◎住宅・都市計画課長 ご要望としてはお伝えしているところでございます。
◆伊藤和彦委員 要望としてお伝えしたと、具体的にどういうやり方でやったのですか。
◎住宅・都市計画課長 管理を請け負っていることがございますし、その中で大規模改修であるとか保全であるといった工事をしているわけでございますので、そちらの方にこういった声があると、非常に強いということを伝えておるところでございます。
◆伊藤和彦委員 ではURに伝えたのは電話か何かで伝えただけのことですか。
◎住宅・都市計画課長 電話だけではなくて、担当者と相対した上で伝えております。
◆伊藤和彦委員 それは足立区としてURに申入れているわけですから、会って、文書か何かそういうことで申入れをしたのですか。
◎住宅・都市計画課長 繰り返しになりますけれども、電話に加えまして、担当者と会った上で要望としてお伝えしたということでございます。文書という形ではございません。
◎都市建設部長 足立区としての要望ということではなくて、そういうお声があるということをきちんとURの担当の方に相対でお伝えしたということでございます。
◆伊藤和彦委員 やはりURにどういう立場で働き掛けてきたか、これが極めて重要なんですよ。だから、URの団地の中層棟の居住者、ご存じのとおり、今団地の中は非常に高齢化が進んでおりまして、5階に上がったら、階段の上がり下りがつらくて二、三日外に出ないという、こういった人もいるのですよ。
中層住棟にはエレベーターで一つもないために、毎日大変な苦労を強いられている。まさに人権侵害と言ってもおかしくない状況、これは大変な事態。
やはりURに文書などできちんとエレベーター設置を足立区として申入れをする、そういうことは、これは区長が申入れてもおかしくない、それぐらい重要なものですよ。ですから、区長はどうですか、こういう点では。
◎都市建設部長 区営住宅もそうですし、UR公社住宅も、それぞれの施設管理者がその必要に応じて施工すべきものと考えております。したがいまして、繰り返し答弁になりますけれども、そのようなご意見、ご要望があるということは、きちんとお伝えさせていただきたいと思います。
◆伊藤和彦委員 やはり中層棟に1基もないUR住宅にエレベーターの設置ができない。これはできるように、区としても責任を持って交渉をして、具体化を進めるように求めまして、ぬかが委員と交代をいたします。