■定例会一覧■
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●足立区こども科学館における指定管理者の指定に反対する−針谷みきお議員(2012年6月29日)
◆針谷みきお議員 ただいま議題となりました第79号議案 足立区こども科学館における指定管理者の指定について、日本共産党足立区議団を代表して反対の立場から討論を行います。
こども科学館は区民の科学に関する知識の向上と啓発及び青少年の健全育成を図るために設置され、プラネタリウムによる天体等の投影、科学に関する講演会の開催など、青少年健全育成のための施設としての役割を果たしてきました。
本議案は、このこども科学館を直営から指定管理者に移すためのものであり、区が青少年行政施設の運営を歴史上初めて民間に丸ごとゆだねるものであり、到底認められません。
さらに、以下3点の理由で、指定管理者に代行業務を委託するメリットもなく、賛成することができません。
第1に、こどもたちの「遊び・体験プログラムの開発」については、指定管理者を加え、区教委、現場の教職員、区民代表などが入った事業企画委員会で検討するとしています。しかし、委員会審議では、実際に「遊び・体験プログラムの開発」のために、スーパーバイザーとして事業の専門アドバイスに携わるのは大学の研究者であり、指定管理者の提案にノウハウを見出すことはできませんでした。
第2に、学校との連携の取り組みでも「事業内容や学習指導要領に沿った体験」を進めることになっていますが、教科書と結びついた教材を提供するという点では、現場の理科教諭や指導主事の役割が大きいことが明らかになりました。
第3に、大学との連携でも区内に5大学があり、その専門分野を生かした連携を進めるためには、区教委が直接行う方が効率的・効果的であることは明白です。
実際、同種の施設である「さいたま市青少年宇宙科学館」では、若田光一宇宙飛行士を館長に迎えましたが、直営で運営されています。
同副館長の話では、当初、指定管理者の指定を検討しましたが、学習指導要領に沿った体験学習を重視した場合は、現場教師や指導主事との連携がかなめであることから、直営で運営した方が効果的・効率的であることが判明したためと語っています。
この科学館の展示は、小学校から中学校の理科補助教育に必要とされる遊具、実験装置などを備え、規模は小さいながらも充実した展示内容であり、サイエンスショーや青少年の長期休日に合わせた理科工作教室なども開催されています。
我が党は、こうした先進自治体の事例に学び、これまでどおり区直営で実施した方が指定管理者制度を導入するより事業目的に沿った効果的・効率的な運営ができると考えます。
仮に指定管理者を導入するのであるならば、長期にわたってギャラクシティを運営してきた生涯学習振興公社を優先指定すべきことを指摘し、討論を終わります。