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●指定管理者制度は区民サービス低下に、千寿第五小学校の統廃合やめよ、30人以下学級に、はばたき塾は継続するな−さとう純子委員(2011年10月9日)
◆さとう純子委員 よろしくお願いいたします。
地域コミュニティを育成する都市農業公園などに指定管理者制度を導入するな
私は、初めに、都市農業公園のことについて伺います。
日本共産党は、都市農業公園を指定管理者化にしたときに、その管理業務を株式会社に委ねることについて、都市農業公園は自然を学ぶ教育的な公園であり、区民の貴重な体験の場として地域コミュニティを育成してきたもので、公園の管理運営は行政の腕の見せどころとなっていたことを示して、民間会社に全てを任せるべきではないと反対をしました。都市農業公園は区直営から指定管理者にかわったことにより、区民から見るとがらりとかわってしまったという印象です。
第一に、以前の公園は四季折々に、このように、
[資料を提示]
古民家の前は四季ごとにお花が植えられていました。ところが、これが、ほとんど全部が野菜畑にかわってしまいました。
それから、これまでは花壇をつくったりするのに、区の職員と、それから、委託された業者とが一緒になって公園づくりをしていました。チューリップの畑には約2万本、それから、また、秋にはコスモスを約5万本植えて迷路にしているということで、それらのことは広報や新聞、報道雑誌などにも載っています。まさに区と業者の、協働の力の見せどころの事業であったわけです。
区民は、四季折々の花が楽しめて、そして、そういう公園であって欲しいと願っているんですが、いかがでしょうか。
◎みどり事業課長 都市農業公園は指定管理者の導入に伴いまして、レイアウトの一部を変更したという経緯がございます。ただ都市農業公園は、今古民家のところがありましたけれども、都市農業公園の古民家の前は、花壇があったところの一部を畑にするということは指定管理者からの事業提案にもございました。都市農業公園ということですので、花だけでなく農業も重要な部分だというふうに考えております。
◆さとう純子委員 一部じゃないんです、ほとんどなんですね。
それで、公園の清掃が行き届いていない、それから、自然開発員の姿が見えないなど、職員に関する問題です。公園の清掃は、以前は区がシルバー人材センターに直接委託していました。そして、主に公園の近隣の方が勤務していたんですが、仕事に誇りを持って、隅から隅まで本当にきれいに掃除をしてくれていました。ところが指定管理者になってからは人数が削減されて、指示されたこと以外の仕事はできない、それで、楽しく仕事ができないと退職した方もいます。
また、以前は、自然解説員やハーブ園管理などの方がいて、来園者に対して声を掛けていただいていました。その姿が今は見えません。職員配置はインタープリターとか植栽管理者が3人配置されるということを聞いていますけれども、区民から見ると姿が見えない状況です。
株式会社は、利潤を生み出すためには人件費の削減や業務委託の削減しかない、このように考えられるのですが、今まで直接委託していたものが、その間に1社、株式会社が入るのだから、当然、人件費の削減や造園業者への委託費の削減もあり得るとは思いますが、会議室の貸しなどについても少なくなったと聞いて、直接電話で利用状況など問合せをしましたが、即答できませんという返事でした。
指定管理者化によるサービス低下やワーキングプアなどがここにもあらわれると思いますが、指定管理者化について区は再度見直しが必要だと思いますが、いかがでしょうか。
◎みどり事業課長 都市農業公園の指定管理者の導入につきましては、昨年度の庁内でのプロポーザル、それから、議会のご承認も得て、その上で今年度から指定管理者を導入しているところであります。
お話にありましたような、例えば掃除の不案内というところに関しまして、確かに年度当初にそのような苦情があったということは記憶しておりますが、その後、指導を重ねて、現在では特に大きな苦情もいただいている状況ではございません。今後も、指定管理者の指導を徹底していきたいと思います。
◆さとう純子委員 すみません。私は全体の指定管理者化を見直すべきではないかというふうに質問をいたしました。ですから、要するに、こういうことが起きているという実態をきちんと踏まえて、それで、指定管理者化についての考え方を改めていただきたいということを申し上げまして、次に、教育の問題について入ります。
手続き上も問題ある千寿第五小学校の統廃合すすめるな
千寿第五小学校の統廃合は、平成14年度以降、11学級以下の小規模が続いている、それから、周辺学校の学区域の子どもたちも減っているというふうにしています。小規模化が続くどころか、今後も上昇することは区が示した今年の1月、千寿第五小学校と五反野小の適正規模・適正配置実施計画の2ページに載っており、また、5、6ページには、増えるということも記載した周辺小学校の居住者の人数は増加傾向にあるというふうに見えますが、ここにちょっと拡大してきました。
[資料を提示]
千寿第五小学校は、このように来年度は物凄く大幅に上がります。それから、区が示したのも自然に上がるようになっています。それから、周辺なんですけれども、このように上がります。上がるように区が示した資料ですよ。周辺が減少するどころか、このように上がる表を示しています。ですから、これは、私の質問に答弁したことと違うんではないですか、人数の把握は。
◎学校適正配置担当課長 さとう委員ご指摘の千五小近辺あるいは千五小の人口の現況でございますけれども、先ほど古性委員のご質問にお答えいたしましたように、ガイドラインの中に資料でお示ししておりますけれども、平成21年当時の就学の子どもの各年齢の平均の数、あるいは就学前の各年齢の平均の数を差引きすれば、21年当時はプラスでございました。ただ現時点で申し上げますと、千五小あるいは五反野小学校、梅島第二小学校ともに、平均人数の差引きから言えば減少の傾向にあるというのは間違いございません。
◆さとう純子委員 自分でつくったガイドラインに、こういう上がる、上昇の数を載せておいて、答弁はそんなふうにするのは間違っています。
それから、皆さんおっしゃるのは、昭和62年とか平成7年のデータですっていうふうに言っています。そのときの人口は何人ですか。45万人とか48万人で計算しているんです。そのときの一覧表が出てきましたので、ここに示しますけれども、千五小は平成27年でも384人というふうになっています。人口が減っても、増えるところです。それであるにも関わらず、ガイドラインに載っているからって人口48万人の計算で、相変わらず減少する、減少するということはやめてください。
それから、千寿第五小のプールの解体工事なんですが、裁判が起こされたんですけれども、この解体について本会議でも言いましたけれども、保護者や子どもたちが、せめて夏休みに入ってからにして欲しい、僅か4日間だけでもいいから待って欲しい、それがなぜ聞き入れられなかったのですか。
◎学校施設課長 プールの解体に関しましては、非常に振動、騒音、こういったものが出てまいります。これをできるだけお子様の影響が少ない期間ということで夏休みに終わらせたい。そのためには、夏休み前から開始をすると、そういうことでございます。
◆さとう純子委員 夏休み前に子どもたちは願ったわけですよ。せめて夏休みに入ってからって言ったのが、なぜ聞き入れられないんですかって私は言いたいんです。何でこんなに子どもの目の前でガタガタと工事を始めるんですか。どんなに心傷ついたと思っているんでしょうか。
それから、旧文部省が学校統廃合計画を進める場合には十分に地域住民の理解と協力を得て進めること等は通告しているのも、区は十分に知っているというふうに答えています。その証拠には、平成23年6月に出した区の学校統廃合、この計画、千五小と五反野小を一緒にするというところには、きちんと学校統合協議会は開かれた学校づくり協議会から推薦していただくというふうにちゃんと書いてあります。
ところが、7カ月後につくったこの平成24年1月のには何て書いてありますか。開かれた学校づくり協議会に委託するっていうことは一言もないんです。そして、ここでは千寿第五小学校と五反野小学校を統合しますと、それから、説明をします、改修をします、説明をします、それで、皆さんにわかっていただくようにっていうふうにずっと書いてあります。
それでいて、先ほども論議があったようですが、開かれた学校づくり協議会委員をなかなか任命してくれないと、足立区がですね。それで、地域の人たちは平成24年5月1日に、そのときの協議会の方から区長に対して再三お願いしたにも関わらず、地域への説明会や両校保護者への合同説明会などが開催されない、一刻も早く説明をして欲しいというふうに言いました。
そして、5月11日に、このことを申入れたことに対して教育長は何て答えていますか。
○しのはら守宏委員長 どうぞ、学校適正配置担当課長。
◎学校適正配置担当課長 はい。
◆さとう純子委員 教育長が覚えていないようなので、私、読み上げますね。
教育長はですね、このように言っています。全ての話合いに先立ち……
全ての話合いに先立ち行われるべき協議会の場を踏まえない状況下での話合いは、教育委員会としてお受けできないことを改めて回答しますって言ったんです。
協議会を区が任命しないのは住民の責任じゃありません。住民が、説明してください、協議会を開くためにこういうことやってくださいっていうのを教育長が断っているんですよ、どうですか。
◎教育長 先ほどから学校適正配置担当課長・学校支援課長の方からも答弁させていただいておりますけれども、開かれた学校づくり協議会、それから、統合協議会、それぞれ役割が違うわけでございまして、開かれた学校づくり協議会については、その使命から子どもたちに影響が出ないような形で、きちんと統廃合とは切り分けてセットしましょう、こういう話合いをずっとしてきておりました。しかし、その話合いが開かれる直前に流れたというのが実情でございまして、我々としては、開かれた学校づくり協議会の開催に向けて、それから、統合協議会への開かれた学校づくり協議会からの推薦についても、いろいろな形でこれまでも努力を重ねてきたわけでございますけれども、いろいろな形で、その場がなかなか実現できなかったというのが実情でございまして、こちらから一方的に話合いを拒否しているということでは全くございません。
◆さとう純子委員 それであるならば、24年1月につくったここには、なぜ統合協議会の推薦は開かれた学校づくり協議会からしてくださいとか、何で一言もないんでしょうか。
それから、ここには、校名や開校年月日、校章や校歌も教育委員会の考えで決めるというようなことを書いてあるんです。全く努力していない。
それから、この開かれた学校づくり協議会の予算です。本会議でも言いましたけれども、この開かれた学校づくり協議会の補助金というのは、協議会運営費を含めて13万5,000円、それから、家庭教育の費用として10万円、それから、土曜授業として5万円、合計28万5,000円は、ほとんどの学校にこれが年度当初支払われるそうです。これ、ところが教育委員会は、この千五小には1円も支給しませんでした。家庭教育の充実のためにっていうことで講演会を開催して講師謝礼をお願いしたんですが、これも認めてもらえませんでした。もちろん開かれた学校づくり協議会じゃないからって言いたいのかもしれませんが、開かれた学校づくり協議会がどんなふうな予算を立てるかと言えば、前年度に立てなければ講師の先生を予約ができないんですよ。そういうことです。ですから、この計画にあったことを実施するっていうときに、どうしてお金払わないんですか。
それで、教育委員会から出していただけませんので、やむを得ず今PTAの会費から仮払いをしているそうです。年度途中でも開いてもらいたいというのが思いです。そして、その講師料、今すぐに、直ちに支払うことが必要じゃないですか。
◎学校適正配置担当課長 開かれた学校づくり協議会の前に、ご指摘の事項でございますけれども、校名あるいは校章につきましては公募をいたしました。特に校名につきましては、102名の皆さんから178件の校名をいただいております。そういった中で、私ども決定後も保護者説明会等を各学校に10回程度開催しておりますので、その中で意見交換をしてきたという現状でございます。
◆さとう純子委員 質問したことに答えてくださいよ。私は、今開かれた学校づくり協議会としてのお金は1円ももらえない、講師を呼んで家庭教育の部門で講演会を開くのに、その講師料がどうして出せないんですかって言ったんですよ。ですから、直ちに、これは今PTA会費で払っているそうですから、ちゃんと払ってくださいということを言ったんです。やってください、実施してください。
時間がなくなるので次にいきますけれども、本当……
◎教育長 ご質問の全ての前提が、統廃合反対、それから、開かれた学校づくり協議会が開かれない、そういったことの積み重ねで来ているわけでして、我々は先ほど申し上げたように、いろいろな場面で統合協議会、それから、開かれた学校づくり協議会の設置については、それを開くべく議論はしているところです。しかし、現実問題として、開かれた学校づくり協議会がない状態では適正な支出ができないというのが現実でございまして、この点は十分にご理解をいただきたい、このように思います。
◆さとう純子委員 理解できるわけがないじゃないですか。さっきも言ったでしょう、開かれた学校づくり協議会をつくりたいということで地元の人たち皆さんは3人の名前を出したんですよ。3人以外の人も入れて開いてくださいというのがお願いですよ。そして、人口も……人口というか児童数のことも、どんな要望があるのか、35人学級実現している区長の言葉からいったって、これから学校統廃合を反対だっていうのは当然ですよ。夏休み前にプールは壊すし、こんなことやっている教育委員会が信頼されると思いますか。
私は、本当に、必ず教育委員会は枕詞に子どもたちの教育環境を良くするためって繰り返します。こんな絵空事の言葉はありませんよ。教育界でやっちゃいけません。教育をつかさどる人たちが、子どもたちや地域の人たちをだますようなやり方はやめていただきたいと思います。
いじめを減らすためにも目の行き届く30人以下学級に
では、次に、いじめの問題に入ります。
いじめは、人間形成に本当にはかり知れない影響と苦しみを与えています。今日のいじめの特徴は、いじめる子、いじめられる子、見ている子、客観的にはやし立てる子がいて、それらの関係が何かあればすぐに逆転するとなっていると思いますが、いかがでしょうか。
◎教育指導室長 さとう委員ご指摘のとおり、今いじめの構造としましては、いじめられる子、いじめる子、これが逆転するというケースもございます。
◆さとう純子委員 そうですね。本当に、いじめる子が100%悪いなんて一言では言えない状況だというふうに思います。また、いじめられながらも、あるいはいじめを知っていても、密告したということで、更にいじめられたり、また被害者にならないために父母や教師に話をしようとしない、ここは仲間関係を重視して子ども社会のことは大人社会に委ねないという子どもの心理や、教師などに訴えても、その対応に不安を感じるという不信もあるかと思います。
足立区の不登校児童・生徒の発生数は、23年度、中学校で397人、小学校では181人となっています。学校を休み始めた早い段階で、いじめを含めた子どもの心に寄り添って声をきちんと聞くべきだと思いますが、いかがでしょうか。
◎教育指導室長 不登校におきましては、様々な原因がございます。その中にいじめというものもございますが、家庭環境の問題、友達との関係、勉強、あるいは非行というものもございます。いずれにせよ、その不登校の原因等を早期に見つけまして、早期に対応していくということが重要かと思います。
◆さとう純子委員 そうですね。教育センターに伺いましたら、今アンケートのとり方には、いじめという言葉は全く入っていなくって、何が原因かというところでは、子どもの自己責任、自分が悪いというふうに答えている子どもが50%もいるそうです。どれだけ心が傷つけられて、自分が悪いんだ、仕方ないんだって思わされている子どもがこんなにたくさんいるっていうことですね。そのことにきちんと寄り添った形のアンケート調査なり、子どもの心を開くような対応策をきちんと働かせてもらいたいと思うんですね。
それで、今のいじめの起きる原因というのは、教育で子どものストレス、不安、抑圧感などが蓄積されていて、そのはけ口としての攻撃的に弱い者をいじめる、こういう関係があるかというふうに指摘されています。このような要因の中で子どもたちが多くの時間を過ごしているわけですが、何よりも、これらの要因にきちんと視点を当てた教育を進めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
◎教育指導室長 さとう委員ご指摘のとおり、いじめの構図としましてはストレスによるものというものもございます。そこで、私どもとしましては、年3回のアンケート、または、何か相談あるいは悩み事、これがあったときにはいつでも電話をしなさいということで連絡先の一覧も配布したところでございます。
◆さとう純子委員 私は、アンケートとりなさいとかって質問したわけじゃないんです。今子どもたちがどれだけ心を病んでいるか、そこの問題点をちゃんとやってくださいというふうに質問したんですね。ですから、足立区が、私も前回やりましたけれども、5歳児プログラムで、もう4歳から既に自分はだめな子だと思わされるような子、それから、学力テストで点数をつけて格差をつけて、そして、上げろ、上げろといわれている、そういう環境を変えて欲しいというふうに思っています。
本当に学校が真に学ぶ喜びと友情を育める楽しい学校にしていくべきだと思いますが、その観点ではいかがでしょうか。
◎学校教育部長 私は、さとう委員ご指摘はございますけれども、学力調査や5歳児プログラムが子どもたちの心にまで云々というふうには理解はしてございません。とにかく家庭の環境、先日ほっち委員からもご指摘ありましたが、やはり厳しい環境で小さい頃からというお子さんにはかなりの負荷がかかっているというのは、これは否定しようもない事実でありますから、そういったことも念頭に入れつつ、そして、学校においては、やっぱり子どもたちが仲間と楽しく過ごせる、そういった時間を積極的につくっていくということで、心の問題というわけではないんですが、仲間づくりや教員との信頼関係、そういったものを総合的に環境づくりをしていくことが、結果的には子どもの心の負荷を減らすものだという認識でございます。
◆さとう純子委員 いじめとなると、誰の責任かということでいろいろなところにいきますが、根本的には教育環境をきちんと、それこそ30人以下学級を実現して、一人ひとりの子どもに目が行き届く、家庭のことも丸めてきちんと話を聞く、そういう体制が必要だというふうに思います。
限られた生徒だけ支援する、はばたき塾は本年度で終了を
では、次に、時間がないので、はばたき塾について質問します。
足立区は今年度から全中学生を対象にして受験生100名ということで募集したんですが、1人当たり38万円使って、それで、超難関校に合格させるためではないなどと答弁していましたけれども、日比谷とか新宿校とか難関の都立に進学させるはばたき塾を開始したわけです。しかし、126人の申込み中、合格者はわずか86人、不合格者は40人としてしまいました。できる子だけ選んで、40人は進学のレベルがないといって切捨てたわけです。経済的な子どもの進学支援といいながら、それは認めないような答弁していますけれども、実際には足立区のイメージアップ、都立高校に、難関校に合格したよということを自慢したいのでしょうか。
そこで、質問しますが、どの子も自分が目指す高校に入学できるように支援すること、これこそが教育委員会のやるべきことだと思いますが、いかがでしょうか。
◎学校教育部長 先ほどの答弁ともつながりますが、要は学力の階層差をめぐる諸問題に、どうやって義務教育学校は対応するかというのが根本にあるわけでございます。
○しのはら守宏委員長 あと1分です。
◎学校教育部長 当然、子どもたち全員に、おっしゃるような力をつけるというのは当たり前の話であって、特にそれでも厳しい困難な状況にいる子どもたちに積極的に支援を与える。ですから、塾代があるから済むではないんです。もう既に、その子どもたちは、やる気や、あるいは学習行動において、やっぱりかなりの負荷がかかっている。そういうことを見定めてネットワークで支援をするというのが、はばたき塾の趣旨でございます。
◆さとう純子委員 今答弁で階層と言いましたよね、学力の階層。何ですか、公がやることじゃありませんよ。階層って今言いました、学校教育部長は。冗談じゃないですよ。
[発言を求める者あり]
いいです、私、答弁求めていません。
それから、こういう公教育がやるべきではないこのはばたき塾は、来年度は、今年度限りで終了することを求めます。
それから、最後になりますけれども、1人当たり38万円かけました、はばたき塾には。ところが覚えているかと思いますが、社会……
○しのはら守宏委員長 時間です、さとう委員。