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●公園の使い方、防災井戸管理、地域学習センターにDVD機器を、学校開放有料化問題、補助253号線拡幅は地元の声を聴いて−ぬかが和子委員(2011年10月9日)
子どもたちがのびのび遊べるように、地域利用者を含めた公園利用ガイドラインを
◆ぬかが和子委員 私は、まず、公園管理について質問します。
私たちが15万世帯に配布したアンケートの自由記載欄で、特に多かったのが公園の利用について行き過ぎた規制が多過ぎるっていうことでした。幾つか声を紹介したいと思うんですね。
以前から気になっていたのですが、小学生、低学年の子どもが区道でキャッチボールをしていたので、学校か公園に行ってやった方が自転車や車を気にしないで遊べるのでは、と言ったところ、学校はだめ、公園もだめと、公園は犬にボールが当たるからだめと言われたそうです。犬と子どもどっちが大事なのかと思いました。どう考えますか、少子化と騒いでいますが、というご意見。
それから、小学生の子どもがいますが、キャッチボール、サッカーなどのボール遊び禁止と書いてあって思うように遊べないそうです。遊具で遊ぶと、小さな子どもの親に文句を言われたり、カードゲームで静かに遊んでいれば、たむろって何をしているかわからないと近所の人に学校へ通報されたりする。子どもたちの居場所がなく、かわいそうでなりません。小学生はもっと伸び伸び遊びができないのでしょうかというご意見でした。
こういうのがたくさんあったんですけれども、決算特別委員会3日目にも、ほかの会派からも質問がありましたけれども、公園が何のためにあるのか問われる問題でもあり、区長が以前よく言っていました体験重視とは全く逆の事態になっていると思うんですね。このことについて、区長、どうお思いでしょうか。
◎区長 自民党のご質問にもあったかと思います。確かに子どもたちがボールをけったりできない状況にございますけれども、今犬にぶつかったから云々という話が出ましたが、私どもの区民の声に寄せられるのは、小さい子どもに当たって危険だというようなこと、または、なかなかルールをきちっと守って遊べないというようなこと、ですから、大変残念な状況ではございますが、子どもたち、利用する方が自分たちで……表現は適切でないかもしれませんが、自分たちで自分たちの首を絞めているというようなこと、つまり自分たちの行動によって自分たちの利用が制限されてきているという状況もございます。
また、一方で、地域の方たちの耐性というんでしょうか、我慢というんでしょうか、ラジオ体操のラジオの音が大きいというような苦情が入ってラジオが使えなくなったような状況もございます。ですから、私どもの希望とはまた違ったところでコミュニティがゆがんできているということもございますので、ただ単に規制が悪いと単純に決めつけられない。私たちといたしましては、利用者である子どもたち、ご家族のこともありますし、また、周囲から厳しくご指摘を受ければ、そういった方々にも対応しなければならないということで、苦労の中での今の現状であるということを是非ご理解いただきたいと考えております。
◆ぬかが和子委員 先ほどの犬の話は、多分、犬を飼っていた人に、そう言われたんだろうと思うんですね。
また、別の声もありまして、公園で声がうるさいって言われた、子どもですよ、小学生。大きな声が公園で出せないで、どこで出すんだろうなというふうにも思いました。
それから、こういったご意見ありました。子どもが遊ぶ場、公園に対して、今言ったような「大きな声を出さない」の張り紙を区役所の職員がするのはいかがなものか。公園で大きな声を出して遊ばずして、どこで子どもは元気に遊ぶのか、都内の公園の意味を考えてほしい。これ事前に聞きましたら、禁止表示は「大きな声を出さない」ではなくて「夜間に大きな声を出さない」っていうことだっていうふうに聞いたんですけれども、要は禁止事項が非常に多いということなんです。
そこで、お伺いしますが、こういう認識についてどう思うかなんです。一つ禁止事項ができると、新たな問題が起きるたびに公園に◎◎禁止の看板が増え、公園がどんどん窮屈な場所になり、子どもたちが伸び伸び遊べる場から遠ざかっていくというふうに思うんですが、区も同じ認識でしょうか。
◎公園管理課長 ただいまのご質問に対してですけれども、基本的には公園に対して制札板というものを一つか二つつけております。それに従いまして、近隣の住民だとか利用者から苦情とか要望とかあった場合に追加していくということで、私たちも基本的には余りそういう制札板をつけたくないというふうに考えておりますけれども、どうしても利用者同士の調整というか、そういった中でつけざるを得ないというところが実態でございます。
◆ぬかが和子委員 区も同じ認識かどうかって聞いているんですよね。何で聞いたかっていうと、このあだち 公園☆いきいきプランの中に書いてある文章なんです。だから言いわけできないんですよ。こういった問題を解決するために、幾つか提案をしていきたいというふうに思います。
第1に、今もお話ありましたけれども、通報があったからって、何でもかんでも禁止したり看板を出すっていうのは、やめるべきだと思うんですね。苦情に対してでも、必要な場合もあるとは思います。ですから、苦情に対して一方的に言いなりになるんじゃなくて、みんなの公園なので理解や協力を得ていくっていう姿勢も必要だと思うんです。そのためには、実際にどういうケースはどういうふうに対処するのか対処法についてガイドラインをつくっていく、こういう必要があると思うんですが、どうでしょうか。
◎公園管理課長 現在、1,700件、年間、苦情がありまして、それにつきまして、マナーにつきましては600件苦情があります。その中で、ガイドラインというものはつくってはおりません。大体のところは管理事務所の方で対応しておりますけれども、そこら辺の600件につきまして整理等をしまして、ガイドラインの方を検討していきたいというふうに思っております。
◆ぬかが和子委員 それから、第2番目に、公園の在り方を見直すっていう問題です。アンケートでも、子どもが遊ぶのに余りにも禁止事項が多いっていうところから、公園の使い方を地域住民と相談しながら運営していく方向が必要ではないか、地域で話合ってルールをつくっていく、こういった取り組みが必要だと思いますが、どうでしょうか。
◎みどり推進課長 ただいま自主管理など公園で様々に関わっていただいている団体、区民の方がいらっしゃいます。今後、このあだち 公園☆いきいきプランでも述べておりますが、運営、特に地域の方にどうやって関わっていただくかということが、先ほど来出ている様々な課題の解決の一助になるのではないかと考えております。
◆ぬかが和子委員 そのときに、利用者も含めて一緒に話合っていくような、そういうやり方が必要だと思うんですね、地域の方とともに。それとともに、単なる自主管理っていうことだけじゃなくて、区民主体の公園の管理、楽しく使うためのそういう仕組みやルールづくりを行う公園っていうのをつくっていく必要があるというふうに思うんですね。
自分の責任で自分で遊ぶプレーパークづくりを
そういった活動の進んだ形というのが、もうご存じの方も多いと思うんですが、プレーパークです。プレーパークは、モットーが自分の責任で自分で遊ぶ、これがモットーで、行政と地域住民と実際に携わるプレーリーダーの協力で運営される。遊具は既存のものを使わないで、子どもの欲求に応じてプレーリーダーと子どもたちが手づくりするのが特徴ということで、23区では一応34カ所あるっていうことになっているんですね。
これ写真なんですけれども、
[資料を提示]
これが2004年に渋谷区で初めて誕生したはるのおがわプレーパークといいます。山手通り、首都高4号線に近いところにあります。これ私、撮ったんですけれども、本当に子どもたちが、こういう自由闊達に生き生きと、自分たちでつくった手づくりのブランコとか遊具で伸び伸びと遊んでいるところなんですね。それから、ほかにも、例えばこれは、れんがでつくったかまど、ここで火も起こして焼き芋もできるということでやっているそうです。それから、手づくりのアスレチックジムとか、それから、これは手洗い場なんですけれども、こんなドラム缶からちゃんと水が出るように、これも手づくりで、全部プレーリーダーと子どもたちが手づくりでやるそうです。この築山の上にできているハックルベリーのような小屋なんですけれども、これは、つくりたいという子どもが週一遍3カ月通って指導者と一緒につくり上げた小屋だそうです。こういうものをつくるためのクラブハウスもあると、そんな広いところじゃないんですけれども。
運営時間が午前10時から午後5時まで、やはり夜間は、やはり人がいないと危ないということで、こういう形で運営をしていると、週1回お休みもあるということだそうです。
実は、足立区でも、月に1回ですけれども、プレーパークと称して、冒険遊び場と称してやっている取り組みがあるそうです。こういった力も活用して、まず1カ所、モデルでもいいから住民自身が話合ってルールもつくりながら、子どもや、こういう第三者も……こういう関わっている方も含めて、楽しく遊べる公園、こういうものを生み出していっていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。
◎公園管理課長 もし、そのような団体がありましたら、積極的に関わっていきたいというふうに考えております。
◆ぬかが和子委員 是非、それ1カ所からでもいいから、そういう形で本当に、以前よく区長が言っていた体験重視、それにふさわしいような、子どもたちが伸び伸びと体験できるような公園をつくっていっていただきたいと思います。
それから、苦情の多い公園には、当然、共通点もありまして、広い公園は比較的苦情も少ないんですけれども、比較的小さい公園とか児童遊園、こういうところとか、あと、住宅街のど真ん中にあるっていう公園は非常に苦情が多いと聞きました。公園自身の改善、使われなくなっている児童遊園などの改善、配置の改善も必要ではないかと思います。小さな児童遊園から大きな公園になることで魅力ある公園を増やしていく、そういった方向性を持つことも必要だと思いますが、どうでしょうか。
◎みどり推進課長 地域の公園や児童遊園の現状を見ながら、広々とした公園づくりに再編とか転用とかという考え方も取り入れて今後検討してまいりたいと思います。
◆ぬかが和子委員 先ほど申し上げたこのあだち 公園☆いきいきプラン、昨年6月にパブコメなどを経て出したものですけれども、ここでは、楽しく活発にとか、個性と魅力のあるとか、安全快適にっていう三つの目標のもとに取り組むっていうふうに書いてあります。この計画の推進体制として、住民や専門家を交えた公園活用促進連絡会をつくって進行管理も行うというふうになっているんですけれども、何かいまだに公園活用促進連絡会も進行管理も行われていないというふうに聞きましたが、早急に行うべきと思いますが、どうでしょうか。
◎みどり推進課長 連絡会等の体制づくりなど、更に、利用者である区民の皆様のご意見を聞く場をつくって進めてまいりたいと思います。
◆ぬかが和子委員 中期財政計画との絡みもありますけれども、進行管理、それから、推進体制ないと絵にかいたもちになってしまいますので、是非それは早急に進めていっていただきたいというふうに思います。
じゃぶじゃぶ池の地域偏在解消を
次に、区内にはじゃぶじゃぶ池が22カ所ありますが、あだち 公園☆いきいきプランでも、じゃぶじゃぶ池などの施設の不均等、偏在について指摘しています。こういうふうに言っているんですね。大規模団地の建設や区画整理など、まちづくりが進んだ地域は広々とした公園がバランス良く配置され、公園施設として、じゃぶじゃぶ池、野球場など、一定の広さのある公園でなければ配置できない大型施設がある。密集地域など、それ以外の地域は、小さな公園が、児童遊園がたくさんあると、こんなふうに言っています。
そこで、お伺いしますが、第1に、この地域偏在を解消していく必要があると思いますが、いかがでしょうか。
それから、第2に、西新井駅に近い西新井さかえ公園、ここは非常に利用者も多い公園で、若いママさんからも、じゃぶじゃぶ池を是非つくって欲しい、こういう声が寄せられています。じゃぶじゃぶ池のない関原地区などの偏在を解消することにもなりますので、是非設置していっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎みどり推進課長 密集地域等では、密集事業に伴いましてプチテラス等の設置を行っているところでございます。地域偏在なかなか難しい課題ではありますが、施設の再配置等々の中で機会があれば統合とか転用についても積極的に進めて、偏在を解消できるように努力してまいります。
◆ぬかが和子委員 じゃぶじゃぶ池の、西新井さかえ公園についてのお答えはないんですけれども。
◎みどり推進課長 じゃぶじゃぶ池につきましては、他の施設等の配置等も踏まえながら今度どうするかについて研究してまいりたいと思います。
◎公園管理課長 じゃぶじゃぶ池につきましては、現在22のじゃぶじゃぶ池があります。その中で距離が近いところのじゃぶじゃぶ池、そのほかに、利用者の少ないじゃぶじゃぶ池等もありますので、そこら辺含めて全体的な配置についても検討していきたいというふうに考えております。
◆ぬかが和子委員 それで、だから、西新井さかえ公園は、聞いているのに答えてくださいよ。若干、長島みどり推進課長がお答えになったかなというふうに思っているんですけれども、要は、あそこっていうのは地域偏在と密集の解消のポイントにもなるんじゃないですかって聞いているんですね。どうですか。
◎みどりと公園推進室長 西新井さかえ公園につきましては、2.5ha、大変立派な公園でございます。ただ、まだできたばっかりで……すみません、1haでございます。ただ、まだできたばっかりでございまして、やっと周辺の住民の皆様に親しまれている公園になりつつあるという認識でございますので、ご要望はご要望としてお伺いしておきますけれども、これからの改修時等々をにらんで検討させていただきたいと思います。
◆ぬかが和子委員 周辺の方も非常に、この公園は、苦情は少なく、そして、じゃぶじゃぶ池の要望は、若い人多いですからね、非常に高い公園なんですよ。そういうことをしっかりつかんで、そうだとわかったら機敏に動いていただきたいというふうに思います。
公園の防災井戸の管理と機能の強化を
次に、公園は、当然、防災面からも大きな役割を果たしていますから、そういう中で区の方としても今後3年間で50の公園に防災井戸を整備するというふうにしたわけですけれども、この防災井戸については、こういう声がアンケートで寄せられているんですね。公園に井戸を設けてありますが、手押しポンプは時々使わなければすぐにくみ上げられなくなります。弁が故障します。ポンプの柄は用心のためか外してありますが、見るたびに、いざというとき使えるか気がかりですっていうご意見でした。
井戸については、整備だけでなく、いざというときに本当にちゃんと使えるかっていうのが大事なわけですが、通常の井戸は呼水がないと水が出ません。若しくは、電気で動かすかだったわけですが、事前に聞きましたところ、新たに整備する防災井戸は、呼水は必要なく、すぐに使えるとのことですが、ポンプの柄の管理はどうするのか。いざというときに使えるように工夫する必要があると思いますが、どうでしょうか。
◎企画調整課長 ポンプの柄の部分でございますけれども、それは倉庫の方にしまっておきまして、先ほど答弁しましたけれども、地域の方に鍵を、できるだけ多くの方に預けるような形をして、普段使えるような形でやっていきたいなというふうに考えております。
◆ぬかが和子委員 それとともに、きちんと本当にいざっていうとき使えるように訓練等もちゃんとやらなきゃいけないというふうに思うんですね。
それで、ところで、区には、もう既に井戸がある公園っていうのが何カ所もあります。西新井さかえ公園も、その公園のうちの一つで、これが西新井さかえ公園の井戸なんですけれども、
[資料を提示]
全く使えないようになっていまして、ここに表示書いてあるんですけれども、大きく伸ばしてみましたら「使用しないポンプは毎月の運転管理をお願いします」ってなっていますけれども、毎月なんてやっているの、みんな見たことないっていう話でしてね、ほとんど使えない状態になっているんですね。これを毎日見ている住民の方にとっては、今ある井戸が使えなくて何で新しくつくるの、税金の使い方としてどうなのっていうふうになってしまうんですよ。こういった既存の公園の井戸についても、きちんといざというときに使えるようにすべきと思いますが、いかがでしょうか。
◎公園管理課長 現在、公園には10カ所の公園で井戸があります。それについて、調査点検しまして使えるようにしていきたいというふうに考えております。
◆ぬかが和子委員 是非本当に公園、防災の機能の面からも重要ですけれども、やはり再編整備といいますか、偏在の解消や何かも含めてきちんとやっていっていただきたいと思います。
地域学習センターにDVD機器の設置を
次に、生涯学習、スポーツ振興について質問していきます。
地域学習センターの利用者から、研修室などでDVDが見られない、DVDを設置して使えるようにして欲しいっていう要望がありました。私は、まさか今どきDVDを設置していないわけはないと思いながら調べてみますと、そういうセンターもあるということがわかりました。全ての地域学習センターで住民が使えるDVDを設置するべきだと思いますが、いかがでしょうか。
◎地域文化課長 確かに何カ所か、そういったところがまだ残っていることは事実でございます。最近はパソコンでも使えるようなこともございますので、パソコンで代用するか、それでも足らなければDVDの設置を考えていきたいと思います。
学校開放事業の有料化で利用団体が減少、区の絆づくり施策に逆行する
◆ぬかが和子委員 それから、23年度は学校開放事業の有料化を進め、今年10月から本格実施となりました。夜間の体育館利用なら1回2,000円、有料シールを張って体育指導員のチェックを受けて学校に提出と手続も複雑になって、各団体は本当に大わらわの状態です。
そこで、お伺いしますが、一つは、料金は前払い制ですけれども、雨天などにより使用できなかった場合は、振り替えができるっていうふうになっているんです。一方で、団体都合でキャンセルした場合は、振り替えができないというふうになっているんです。校庭だったら問題ないんですが、バレーボールサークルが体育館を利用した場合、どんなに雨が降っていても使用はできるわけですね。でも、台風とか大雨とか、そういう判断で中止したときには、使用できないわけではないからということで振り替えは認めてもらえないのでしょうか。振り替えは当然認めるべきだと思うんですが、どうでしょうか。
◎スポーツ振興課長 ただいまの件につきましては、各地で行いました説明会でも何回かご質問がございました。スポーツ振興課としましては、善意に解釈しまして、体育館に来るときに安全が確保できないとき、また、高齢の方が風の強い日は歩けないと、そういうことの苦情もございました。そういうときには、全て振り替えの対象とさせていただくという形で説明させていただいております。
◆ぬかが和子委員 学校開放事業の有料化を進める中で、登録団体数はどう変わりましたか。
◎スポーツ振興課長 今年3月末の時点で1,678の団体登録がございましたが、9月1日現在で1,352、約326団体減ったという形でございます。
◆ぬかが和子委員 私たち、これ実施強行というときに、やはり生涯学習、生涯スポーツの振興と逆行すると、絆を切り裂くということでこの問題を強く指摘しました。今もお話あったように、300以上の団体の数が減っているという中で、例えばこれを機に長年続けていた活動をやめた団体が当然幾つもあるわけです。
ある日本舞踊のサークルの方は、体育館や多目的室を使って地域に根づいて長く活動を続けていたんですけれども、この有料化を機に活動を続けるのをやめました。実施前に、有料化になったら私たちみたいな弱小サークルはやっていけないっていうことで、有料化にしないで欲しいっていう署名を一生懸命集めたそうですが、本当に悔しかった、無念だったろうというふうに思います。
とりあえず有料化の団体登録をした団体でも、存続できなくなってきているサークルがたくさんあります。あるビーチボールバレーのサークルは、人数が10人足らず、体育館でないと当然ビーチボールバレーはできませんから、利用料の負担感がとても大きく、とりあえず今までの蓄えでやっているそうですが、やはりやっていくのは厳しくてやめようっていうふうに話しているそうです。
それから、PTAのOBのバレーボールサークルの方々なんですけれども、会員は30人ぐらいいるけれども、毎回参加できるっていう方は限られていまして、夜間の体育館を利用しているので、1回2,000円なんですね。そこで、今までは無料だった会費を月に1,000円にして、大会参加とかボールとか、そのたびに分担していたものも、その会費から出そうと、こんなやり方に変えたそうです。そうしたら、それならば遠慮するっていう方が続出して、今存続の危機に陥っているそうです。
まさに、絆づくりというのは、この年の予算の柱だったんですよ。その絆づくりとは逆行する事態が進行しているという状態です。この実施した有料化を再度見直すべきだと思いますが、どうでしょうか。
◎スポーツ振興課長 有料化につきましては、まず金額についてでございますが、使用の光熱費、その他、もろもろの経費を算定しまして適切な金額であるというふうな認識をしてございます。
また、減少した団体数につきましてですが、これにつきましては、当課としましては、登録条件を、適切に登録の条件を審査した結果、二重登録や三重登録、また人数の少ないチームの統廃合により減ったのが主な原因だというふうな認識をしております。
◆ぬかが和子委員 だから、その登録の際に、やっぱりもううちらは無理だわということであきらめた団体があるっていうことを私言っているんですよ。それから、これからだって、登録はしたけれども、やめなきゃいけないサークルどんどん出てきそうだよっていう話をしているんですね。
それとともに、今料金が妥当だっていう話ありましたけれども、体育館と多目的室の使用料が高過ぎるっていう声があります。校庭を全部使っても午前午後も600円、それなのに、教室は余り変わらない広さでも多目的室は1,300円、体育館についても同じような意見挙がっています。利用団体からは、これ先ほどのバレーボールのPTAのOBの方々ですけれども、同じように利用していても、体育館は夜1回で2,000円、校庭1,300円なんですね。ナイター照明ついているところなんです、でも1,300円。警備員がいて人件費がかかるっていうんならわかるけれども、鍵も各団体が預かっていて人件費もかかっているわけじゃないっていうことで言っておられました。せめて校庭並みの料金にする考えはありませんか。
◎スポーツ振興課長 確かに学校の体育館、校庭は、各学校によって全部違います。特に新設校と旧校であれば体育館の広さも違いますし、例えばバレーボールのコートにしても2面とれるところと1面しかとれないところ、暖房のあるところ、ないところございます。そういったもの含めまして、現在はシンプルな形で統一させていただいておりますが、利用を見まして、これからの中で公共料金の適正な検討の中で考えていきたいなというふうに考えてございます。
◆ぬかが和子委員 全体としては、実際には料金そのものの問題もありますけれども、有料化によって本当に、今までも社会教育団体やいろいろな団体の有料化をしてサークルが減っていった。最後のとりで、地域に協力している人たちの集まり、学校開放事業で有料化していって、サークルや、そういうOBの団体まで解散せざるを得ないなんてことになれば、こんな悲しい、そして、絆に逆行することはないというふうに思いますので、是非そういった角度で見直しもしていただきたいということを求めまして、次の質問に入りたいと思います。
補助253号線の拡幅工事は地元の声を良く聞いてすすめよ
補助第253号線について、現在測量までは終わっておりまして、現在の中期財政計画に位置付いていますが、その中期財政計画そのものを今見直しているというところです。この道路については、まちの意見が二分されておりまして、2008年に区が行った西新井大師周辺地区まちづくりアンケートでも住民から批判的な意見が多かったんです。
特に道路幅員については問題があります。大師門前に当たる環七付近では、将来、環七南部との立体交差にするためと、幅員が通常の16mではなくって27mにするという、25mプールよりも幅が広くなる計画でして、大師門前西側が完全に分断されてしまいます。これには説明会のときに、私も当然参加しましたが、町会の役員さんも、自分は立場上発言を控えていたが、この計画には賛成しかねるっていうふうに意見を表明されました。その後、区は、この27mの幅員問題について、都市計画変更など、何か働き掛けをしたんでしょうか。今の計画、40年前の計画に何か変更があるんでしょうか。
◎街路橋りょう課長 補助第253号線につきましては、一般のところについては15m、それから、立体のところにつきましては27mという形でございます。これにつきまして変更できないかという形で東京都と調整を過去に行った結果、やはり立体化にしなければならないという形で、代替が見つからない限り認められないというような意見をもらっているところでございます。
◆ぬかが和子委員 だとしたら、なおさら慎重に対処すべきだと思うんですね。私たち、都市計画道路を何でも反対っていうつもり全然ないんですよ。だけれども、住民にとって意見が二分されている、そういうものについては慎重に取扱うべきだと思いますが、いかがでしょうか。
◎都市建設部長 都市計画道路につきましては、長年かかるものがございます。その中で、今申し上げたとおり、環七に係る立体交差については、1区の単独の考えでなかなか変更できるものではございません。したがいまして、これからは粛々と地元の合意を得ながら、早く優先順位を考えながら取り組んでいきたいと考えております。
◆ぬかが和子委員 午前中の統廃合もそうですけれども、私、何もやらないでって言っていないのよ。住民の皆さんの意見が、町会の役員も後ろの商店街の役員も、反対の意見紹介しようと思ったら今の5倍ぐらい紹介できるぐらいあるんですよ。そういうもの、路線については、そういうことも配慮しながら、きちんと住民合意っていうのを大事にしながらやんなきゃいけないんじゃないんですかって言っているんですけれども、どうでしょうか。
◎まちづくり課長 現在、お話いただきました補助第253号線を含む区域で、まちづくり課の方でまちづくり連絡会を設置して地元の方たちと意見交換をさせていただいております。意見の中では、賛成、それから消極的な方もいらっしゃいますが、その連絡会を活用していきながら地元の皆さんの声を区として拾っていきたいと考えております。
◆ぬかが和子委員 是非声を大事にしていただきたいと思います。それから……
○しのはら守宏委員長 あと1分です。
◆ぬかが和子委員 大師前の駅舎のタイルが、ぼろぼろになってはがれちゃっているんですね。これ歴史的な景観にふさわしいっていうことでタイルが張ってあったのが、全部はがれたままになっているんですよ。こういった問題も東武鉄道の方に是非働き掛けもしていただきたいと思いますが、区は認識していますでしょうか。
◎交通対策課長 それにつきましては、現地を確認しまして、至急、東武鉄道の方に申入れます。
◆ぬかが和子委員 是非そういった働き掛けをしていただきたい。東武鉄道、スカイツリーは熱心なんですけれども、どうもこういった大師の駅舎とか、それから、西新井駅西口の点字ブロックがぼろぼろのままで、全部直すって言ったのに、一部修繕しただけでぼろぼろのままなんですね。そういったことも、是非きちんと地元の足立のこともやっていただくように、是非声も上げていっていただきたいということを申し上げまして、質問の方を終わりにしたいと思います。