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●自然・再生エネルギー普及推進を、障がい者施策の充実を、東京芸術センターに自転車駐輪場を、荒川土手散歩コースにベンチを、花畑二丁目の生コン工場の移転、改善指導を−伊藤和彦委員(2011年10月10日)
◆伊藤和彦委員 共産党の伊藤です。総括質疑をさせていただきます。
区として自然エネルギー、再生エネルギーの急速な普及をはかれ
原発事故により、福島県や、日本全体も、足立区も、計り知れない影響を受けました。原発再稼働反対、原発ゼロの日本を目指す運動が今広がっております。我が党は代表質問で、都市部では太陽光などの自然エネルギーも活用を高めることと省エネルギーを相乗的に進める必要があるという質問をしました。区は、再生可能エネルギーの活用と省エネルギーの推進により、化石燃料由来のエネルギー使用量を減らしていくことは低炭素社会の実現と地球温暖化対策につながるものと考えると答弁いたしました。同様に、私たちも、原発をなくし、同時並行で自然エネルギー、再生エネルギーの急速な普及を進めるプログラムを設定することを必要があると考えております。
そこで、積極的なインセンティブの在り方、この問題でお伺いをしたいと思います。
太陽光発電を家庭で導入するには100万円以上初期投資の自己負担がかかります。自然エネルギーの普及、拡充のためには、経済力に左右されずに誰もが参加できる仕組みをつくる必要がありますが、担当の課長に聞きましたら、神奈川であるらしいということを聞きましたが、これはどういうものですか。
◎環境政策課長 太陽光発電の一定の割合を設置した事業者の方で売電をいたしまして、それを初期の設置費用の回収に充てるという仕組みでございます。
◆伊藤和彦委員 初期投資分、民間でも、そういうことをアイデアとして出されたようですが、初期投資分を区が負担をして、その売電された分などで返済するような仕組み、これをつくるべきだと思いますが、どうですか。
◎環境政策課長 既に神奈川の、伊藤委員のお話のとおり、ビジネスモデルがございますので、そういうような民間の力を活用した形で区民に提供していくということで検討を進めたいと思ってございます。
◆伊藤和彦委員 是非、いろいろ検討をしていただきたいと思います。
新エコ住宅建設や既存の住宅に断熱効果の高い塗装、地球温暖化防止設備への助成を
新エコ住宅建設や既存の住宅に断熱効果の高い塗装、地球温暖化防止設備への助成、既に23区の中では12区で、個人、法人の屋根、屋上に実施をしております。加えて外壁にも助成しているのは、既に5区あります。隣の葛飾区では、屋根、屋上、壁などに、限度額は1棟当たり、戸建て住宅で20万円、集合住宅で100万円、事務所では40万円を助成しています。足立区でも助成するべきだと思いますが、どうでしょうか。
◎環境政策課長 遮熱塗装につきましては、どのような支援ができるかということで、私ども、今検討を進めているところでございます。
また、外張り断熱等、そういうような断熱効果の高いものにつきましては、私どもの今、主としているよりも、どちらかと言うと住宅そのものの部分でございまして、国としてもトップランナー制度等の導入も図ってございますので、その様子を見ていきたいと考えてございます。
◆伊藤和彦委員 いろいろ既に先ほど言ったとおり23区で、他区で実施しているわけですから、やらないというのはどういうわけですか。
◎環境政策課長 各自治体いろいろな考え方ございますが、私どもは、1人の百歩よりも100人の一歩ということで、できるだけ幅広く支援をしていきたいという視点に立っているものでございます。
◆伊藤和彦委員 他でこれは積極的にやられていますので、是非足立区でも実施をしていただきたいと思います。
省エネルギー機器等の設備助成事業は件数を限定せず通年で
区は24年度予算で、足立版エコポイント、家庭における節電行動支援第2弾として新規に省エネルギー機器等の設備助成事業、これを買い替えによって節電効果の高いエアコンだとか冷蔵庫の購入、遮熱対策、燃料電池システム設備費など一部を助成するというものですが、しかし、制度として通年実施するんじゃなくて、予定枠を超えた場合は抽選するという、実際、申し込みは、抽選状況はどうなっているんでしょうか。
◎環境政策課長 まず、冷蔵庫、エアコンの五つ星の買い替えに対するものでございます。上半期ということで7月末にいったん締め切らせていただきました。申請が288件、支給が100件ということになってございます。
また、遮熱フィルム等の環境配慮機器でございます。こちらは先着順ということでございますが、9月末で33件の支給をしてございます。
また、燃料電池、いわゆるエネファームというものでございます。これは一律10万円の支給でございますが、7月末の締め切りということで、申請が34件、支給が5件という状況でございます。
◆伊藤和彦委員 なぜ抽選にしてしまったんですか。
◎環境政策課長 ひとつは、動機付けということでございますが、必ずしも支給をするから買うということではなくて、買っていただいた後で支給をするという条件でも今回の実績のとおり申請が288件ということで、必ずしも支給をするという前提だから買うという方々ではなくて、いろいろな意味で環境の意識も高い方々に五つ星の家電に買いかえていただきたいということから抽選という形にさせていただいてございます。
◆伊藤和彦委員 インセンティブですから、私が言っているのはそういうことなんですが、実は我が党の区民アンケートには、こういうのがありました。 温暖化防止と消費電力抑制のために二重窓にしたいと思っている、区の二重窓助成を期待したが、残念ながら限定50世帯という名ばかり助成だったので工事を見送ったと、区は助成を拡大すべきだと、こういう声がありました。二重窓助成の結果は限定抽選で当てにできないからと、区民を諦めさせることにもつながっております。世帯数を限定して抽選にするんじゃなくて、インセンティブ機能を発揮できるように、通年の制度と、必要なら補正予算も組んでやるべきものだと思いますが、どうですか。
◎環境政策課長 ただいま委員の二重窓につきましては、先着順ということで60件のところ、まだ33件でございますので、抽選というような形ではございませんので、よろしくお願いをいたします。
◆伊藤和彦委員 抽選にしてしまったところ、これはどうですか。
◎環境政策課長 これは、もう抽選にしてしまったということで、1年を通してということでございますけれども、1年を通して支給をすればよろしいということではなくて、私ども、支給をするという形での財政的な支援の他に、こういうことを通して環境に意識を高めてもらう、あるいは、この五つ星という家電を検討していただくことによって、光熱水費等、CO2の排出の問題等を考えていただくというきっかけづくりの意味も込めてございますので、必ずしも通年で無制限に支給をするのが良いという考えは持ってございません。
◆伊藤和彦委員 単年度だけで、きっかけづくりはできないでしょう。
窓枠の改善助成を
それで、窓枠の改善助成についてお伺いします。
本会議の答弁は、今年度の助成制度を検証し、幅広い視点から、より効果の高い助成制度の在り方を来年度に向けて検討していくと、こう答弁しました。アルミサッシは熱伝導率が高いために断熱性が低い、せっかく断熱材を壁や屋根に導入しても、アルミの窓が多いと断熱効果が激減してしまう。今エコの観点から、木製の枠が見直されている。そこで、パッシブハウスやエコモデル住宅で木製の枠が使われていますが、単価は単なる遮熱フィルムとは違って高いんですが、効果も高いわけです。これは上限今2万5,000円で助成していますが、低過ぎるんじゃないか。インセンティブとするならば、機能するように上限も上げて助成をし、誘導していただきたいと思いますが、どうですか。
◎環境政策課長 補助金の金額でございますが、それぞれ委員の今のお話のとおり、木製枠は高いというものもあれば比較的安価で効果の高い遮熱フィルム等もございますので、それは一概に、その製品の金額が高いから単価を上げるというべきではないと考えてございます。
◆伊藤和彦委員 私、冒頭申し上げたとおり、やっぱりインセンティブ、動機付けですから、そういう観点に立って進めていただきたい。
公共施設に電気のいらない自動ドアを
それから、今電気の要らない自動ドア、これご存じでしょうか。
[資料提示]
ドアの下にシーソーのようなものがあって人が立つと片側が上がる、そういうものです。それで、子どもさんなんかの場合は開かない場合があるんです、目方でわっと上がる。十分開かない場合は手動で開閉ができるという、こういう電気の要らない自動ドア、これは是非公共施設に設置してはどうでしょうか。
◎環境部長 先ほど来、伊藤委員の方からいろいろと新たな提案をいただいておりますけれども、今年度の抽選については、先着順にしますと150件で終わりですけれども、既に前半288件、又、後半についても相当の申し込みございますので、動機付けという意味では、今年度は、それで成功だったかなと思っています。 それと、新たないろいろなご提案ございます建築建材ですとか電気の要らない自動ドアですとか、今国の方で様々な法改正、建築建材に関わるような義務化も検討しておりますし、トップランナー制度、ポイント制も検討しておりますので、その全体の中で区としても総合的に判断をさせていただきたいと思っています。
◆伊藤和彦委員 インセンティブですから、その1回限りでしないで、やっぱり制度上ちゃんとしていくことが大事だし、足立は日本で一番地球に優しい人のまちを目指すと、こう言っているわけですから、再生可能エネルギーの活用と省エネルギーの推進というなら、もっと区は積極的にインセンティブを進めるべきだということを思います。
障害者福祉の充実を
通所施設の増設を
次に、進めます。障がい者の福祉についてお伺いします。
障がい者は、地域生活を送る上から何らかの医療的ケアを受けながら日々生活をしております。年々、子どもの障がいも、重度、重複化、多様化しておりまして、加齢による二重障がいも含んで、日常的に学校や各通所施設等で医療的ケアが必要な障がい児あるいは者が増えております。ますます医療との連携が欠かせないものとなってきておりますが、親の突然の体調不良、あるいは高齢化による介護の難しさ、あるいは障がい児・者を抱えながら親の介護をしなければならない家庭など、様々な課題があります。
そこで、初めに、特別支援学校を出た後の通所施設が足りない、入れないという心配がありまして、要望が大変強いものがあります。我が党は繰り返し通所施設の増設を求めてきましたけれども、どのようになっているでしょうか。
◎障がい福祉課長 障がい者の通所施設につきましては、25年の4月に綾瀬七丁目、あと、27年に舎人の方に施設を計画しております。来年の綾瀬は開設予定でございます。
◆伊藤和彦委員 場所は、どの辺でしたかね。
◎障がい福祉課長 綾瀬は、綾瀬七丁目の都営住宅の跡地でございまして、舎人の方は、日暮里・舎人ライナーの舎人の駅近くを予定しております。
◆伊藤和彦委員 着工は、いつごろでしょうか。
◎障がい福祉課長 舎人の施設につきましては、26年2月頃を予定しております。
◆伊藤和彦委員 是非、こうした通所施設を計画的に進めていただきたいし、その後の、後の計画、これはどのようになっていますか。
◎障がい福祉課長 現在、特別支援学校の卒業生等、ちょっと将来予定推測しております。現在、中期財政計画を見直し中でございますので、それとともに障がい者の施設計画を考えていきたいと思います。
◆伊藤和彦委員 是非進めていただきたいと思います。
医療ケアができるように
それから、障がい者を持つ家庭から、医療ケアがあることで、通所、短期入所、緊急の対応など、断られることのないようにして欲しい、全ての子どもたちが安心して地域生活を送れるようにして欲しい、非常に切実な声が寄せられています。区は、きめ細やかな対策は講じられているんでしょうか。
◎障がい福祉課長 医療的ケア、重度につきましては、都の施設等に、入所のところに入っておりまして、中度、軽度につきましては、例えばたんの吸引だとか胃ろうとか、そういう方については、いま通所施設で一部対応しております。これについては、足立区として、ちょっとルール化、マニュアル等を施設に整備してもらってルール化してもらうように今検討しているところでございます。
短期入所のレスファイト事業を
◆伊藤和彦委員 是非、非常に要望が強いものですから、進めていただきたいと思います。
医療的ケアが必要な子どもも含めた重度障がい児・者が利用できるレスファイト事業、短期入所のこれをつくって欲しいと言っておりますが、この事業計画はどうでしょうか。
◎障がい福祉課長 短期入所施設でございますが、現在、区内には8カ所の施設がございます。この中で医療的ケアも受けられるというのは、ちょっと施設の方の技量にもよりますけれども、これもあわせて、通所施設とあわせて、それを今検討しているところでございます。
◆伊藤和彦委員 城北分園を利用している方から、この度の建て替えに伴いまして、このような医療センターがつくられないことになっちゃっています。非常に本当に残念だという声も寄せられています。入院機能やショートステイ、医療ケアも可能な施設を設置する、こういう計画はありますか。
◎障がい福祉課長 現在、城北分園については建て替え中でございまして、その前にも、いろいろと入院設備であるとか、そこについて様々要求してきたところでございますけれども、来春の開設になると思いますので、その辺のところを要望がちょっと通らなかったと思います。
◎福祉部長 今のに追加しますと、今の城北分園の件につきましては、様々なご要望があるのは私ども承知しております。また、私どもの方に事前に東京都といろいろとお話をさせていただいたところでございますけれども、なかなか現在の場所でのそういった追加のことは難しいというお答えをいただいているところでございます。
歯科、耳鼻科診療実施、グループホームの増設を
◆伊藤和彦委員 都にも、是非そういう要望も出していただきたいと思います。
足立区民は北区や板橋区に行かなければ不便だと言って、今歯科、歯医者さんです。それから、耳鼻科など、専門の治療ができるように区はやって欲しいと言っているんですが、どのような対策を今講じていますか。歯科、耳鼻科。
◎健康づくり課長 障がい児の歯科診療につきましては、東京都足立区歯科医師会におきまして、木曜、土曜の2日間、診療所を実施しております。
◆伊藤和彦委員 これは非常に強い要望でもありますので、是非引き続きお願いしたいと思いますが、区内のグループホーム33カ所と担当課長から聞かされていますが、今年度の設置計画、これはどのように進んでいますか。
◎障がい福祉課長 今年度グループホーム2カ所を開設したと聞いております。今後につきましても、今1カ所建設中でございまして、区の方に相談がなくて、できましたよという報告もありますので、毎年、3、4カ所程度は一応開設を見込んでおります。
◆伊藤和彦委員 グループホームの要望も大変強いものがありますので、引き続き設置計画を進めていただきたいと思います。
親が亡き後の対策で、入所施設あるいはグループホームの増設、それから、重度で利用できる入所施設などが求められております。障がい児、障がい者が、生活にめり張りをつけ生きがいのある人生が過ごせるように、やっぱり区としても支援策を拡充していただきたい、そのことをお願いして次に進みます。
東京芸術センターに自転車駐輪場を設置するよう働きかけよ
次に、東京芸術センターの自転車駐輪場設置についてお伺いします。
東京芸術センターは産業振興と地元の賑わいになる施設という約束で、構造改革の流れに乗ってPFI的手法で民間事業者が区有地につくりましたけれども、区との協定にも反して産業振興にも地元の賑わいにもならない単なる貸しビルとなってしまいました。区は、権利金、保証金はただで、地代も相場の半分で16億円もの優遇をした上で、年間9,800万円、20年間にわたって約20億円ものお金を払い続ける、合わせれば36億円規模の優遇をしているわけです。区は、その総合商事の身勝手さや協定に反する事態を改めさせて、最適化条項に基づいて契約変更を行うなど、むだ遣いを改めるべきでしたが、是正されないまま今に至って別の問題も起きております。
東京芸術センターに自転車設置をするように、今バイクなどが、
[資料提示]
これはちょうど正面のところですが、歩道を埋めてしまって、たまたま私がいたとき、歩行者が車道を歩いていると。これは8月の建設委員会でも指摘をして、東京芸術センターに自転車駐輪場設置をするように求めましたけれども、改善されたでしょうか。
◎中小企業支援課長 今委員のお話にございました芸術センター周辺の駐輪でございますが、私ども現在毎月、芸術センター、総合商事側と定例会を持っている中で、毎月のように改善について要望をしているところでございます。芸術センター側の方も、先日、大型バイクに貼り紙をしたりとか、駐車をしないようにコーンを置いて駐輪規制をしたりというような状況でございますが、現実問題として、なかなか改善が進んでいないというところはございます。
◎財産活用課長 伊藤委員の先ほどのご発言の中に地代を相場の半分というようなお話があったかと思いますが、この辺につきましては、50年の定期借地権、これの費用のフルをいただいておりますので、これが相場の半分ということではございません。もし比較をするとするならば、これが定期借地権であるのに対しまして、通常のいわゆる借地権ですと金額が違ってまいります。その点が違うと言えば違うところなんでございますが、地代といたしましては正当な金額をいただいているというふうに認識してございます。
◎産業経済部長 私も、いろいろなことについてはいろいろ申し上げておりますけれども、そのオートバイの部分につきましては、総合商事側の立場からすると、足立区民のマナーの悪さによって迷惑をこうむっていると、そういうふうな反撃もこうむるところがございますので、なかなか、私も、その現場で目撃いたしましたけれども、総合商事の職員が、ここに置かないでくれと言っているのに、注意しているんだけれども、無理やり置いて、そのまま立ち去ってしまうというような風景を見かけたりしておりますので、総合商事とともに解決方図っていきたいと思っております。
◆伊藤和彦委員 できていないんです。つまりできていないんです。区は、この総合商事に全く手が出ない状況、とんでもないです。北千住の東口の電機大学、これは敷地内に自転車駐輪場を設置していますが、これは何台設置していますか。
◎交通対策課長 ここにつきましては、地元要望で民営の駐輪場を100台分設置しております。それに伴って放置禁止区域を区の方でかけています。
◆伊藤和彦委員 電機大学では、そういうふうに要望に応じて100台設置しているんだよ。何で東京芸術センターにはできないんですか、これ。
◎産業経済部長 敷地の形状でありますとか、そこは公開区域ということで、総合商事の敷地の中でやっていることですので、そういうことが可能なのかどうなのか、それは検討する必要があるだろうと思います。
◎中小企業支援課長 芸術センターには、そもそも駐輪場そのものは今、容量的に適正かどうかは別としてございます。それから、委員がご指摘した大型バイクですが、これは利用者というよりは、通勤でそこに朝早く置いてしまっているというような現状があるという状況がございます。
◆伊藤和彦委員 全然、私の質問に答えてくださいよ。私は、こういう現状を見て自転車が多いじゃないかと、オートバイもありますがね。このまま放置していいわけないでしょう。建設委員会で担当課長は、これ何とかしたいんだけれども、できないという話もありました。是非これはこのまま、普通、歩道を歩くのが普通じゃないですか。車道を歩いているんですよ、ここに写真ちょうど撮ったけれども。やっぱりこれは極めて改善を急ぐ必要があります。是非、そのことをお願いして、次に進みます。
荒川土手散歩コースにベンチを
荒川土手の散歩コースは非常に利用者が多いと聞いておりまして、先だって私も現場へ行ってまいりました。千住新橋から常磐線ガードのところまで遊歩道ができておりまして、利用者もいました。しかし、ベンチがないんです。それで、高齢者などの利用者からベンチを設置して欲しい、こういう声がありました。設置すべきだと思いますが、どうでしょうか。
◎みどり推進課長 荒川土手につきましては、堤防本体ということでベンチ等をすぐに設置ができないという状況にあります。
◆伊藤和彦委員 ここは、ちゃんと仮事務所もあったし、トイレもつくってありました。それで、区の占有地であれば設置は可能なんじゃないですか。
◎みどりと公園推進室長 五反野ワンドの件だと思います。足立区が占用しておりますので、現場を確認させていただきまして検討いたします。
◆伊藤和彦委員 是非区民の要望に応えて検討してください。
危険で苦情の多い花畑二丁目の生コン工場の移転、改善指導を
次に、住環境を守るまちづくりについてお伺いします。
区画整理事業の関係で巨大化してしまった花畑二丁目の生コン工場、騒音、振動、大型車の頻繁な通行で、地域の住民にとっては絶えがたい状況になっております。最近、9月5日の夜9時半ごろに工場が操業して、近くの住民からうるさくて眠れないと、伊藤議員、その現場を見て欲しいと、こういう苦情がありました。私、早速、写真を、その日、撮りに行きました。
(資料提示)
これがそのときの写真なんです。それで、この苦情があって、区にも、このことは問い合わせがあったと思いますが、どのように対応されましたか。
◎環境保全課長 まず、庁舎管理の方に電話が入ったということで、確認してございます。その次の日に、私どもの方に連絡がありましたので、現地を確認しまして、当日は22時まで作業をしてしまったと。内容については、機械が故障したため、その日だけということになるということを聞いております。
◆伊藤和彦委員 大体ここに工場があること自体がおかしいんです。夜までやってしまったなんていうのは、全然、生コン工場の周辺には小中学校4校あります、小学校2校、中学校2校。それで、非常に危険です。区は、第1種住居地域の用途地域違反の工場であることを認めております。2009年の私の本会議の答弁で、近隣住民よりご意見があったので、平成15年に関係各部と協議して、当面、騒音、振動対策を区の方針としたと。しかし、実際は、早朝から大型車の頻繁な通行で、子どもを持つ世帯からも、危なくて怖いと、事故が起きてからでは遅過ぎると、こう言っています。区は、この用途地域違反の工場であることを認めていますが、この会社は工場認可をとっておりますか。
◎環境保全課長 届出はございません。
◆伊藤和彦委員 要するに認可とっていない違法工場なんです。我が党は、この問題で毎年、予算要望に入れてあります。違法状態のまま、どうしてこういう事態になっているのか。責任は都にあるのか、区にあるのか。建築基準法の9条では、違反行為に対して命令も勧告もできる、必要な措置をとることができるとしています。住民の安全と住環境を守る立場からも、違反工場の解決には自社責任によって移転も含めた指導と改善、これを図るべきだと思いますが、どうですか。
◎建築安全課長 委員おっしゃるとおり指導はいたしております。そういう中で、移転の意向もあるということで、ただし、大きな工場です。時間がかかるということで、子どもたちの通行とか、そういうのにも気を配って誘導員をつけたりとかいう手配をしておりますので、今のところは、そちらの方で指導を継続して続けているということでございます。