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●開会あいさつ−近藤やよい区長(2012年9月21日)
まず冒頭、東京国体リハーサル大会についてご報告を申し上げます。
8月18日、19日の両日、東京武道館においてスポーツ祭東京2013リハーサル大会が開催され、1都7県から集った選手たちは、今年の「ぎふ清流国体」の出場をかけ熱戦を繰り広げました。
会場では、15歳の高校1年生から79歳の方まで、300名余のボランティアの方々に活動いただき、また、花育成ボランティアの育てた950の花プランター、綾瀬小学校、東綾瀬中学校の児童・生徒が描いた応援のぼり旗約100本を会場に飾り、選手、関係者の皆様をおもてなしの心でお迎えいたしました。
また、剣道競技の開会式の8月18日には、足立工業高校の生徒が作成したカウントダウンボードが初披露され、当日現在で東京国体まで406日と刻まれました。
おかげさまをもちまして、無事リハーサル大会を終了することができました。ご協力をいただきました皆様、会場にご来場いただきました皆様に、心より御礼を申し上げます。
今後は、明らかになりました諸課題を解決しつつ、54年ぶりに開催される本大会の成功に向け全力を尽くしてまいります。
それでは、所信の一端を申し上げます。
まず、平成23年度普通会計決算についてご報告いたします。
歳入総額は約2,454億円で、対前年度比約1億円、率にして0.03%の減額。歳出総額は約2,371億円で、対前年度比約1億円、率にして0.04%の減額となりました。
決算総額がほぼ横ばいとなりましたのは、生活保護費給付や子ども手当支給などの扶助費と満期一括償還に伴う公債費の増額を、普通建設事業費などの圧縮により歳出総額を抑制したためでございます。
経常収支比率は87.0%と前年度に比べ1.2ポイント悪化し、3年連続して適正水準である80%を超えました。平成11年度の89.1%に次ぐ2番目に高い数値であり、また、3年連続しての80%超過は、平成10年度から12年度までの3年間以来となります。
財政の硬直化が更に進み、黄色信号は灯ったままの状況でございます。当面は、区税や財政調整交付金の大幅な増収は望めない一方で、扶助費の増額は避けられないものと予想しており、今後も、平成23年度と同様の厳しい状況が続くものと考えております。
一方、少子高齢社会の急速な進行は、地域社会に新たな諸課題を生み出し、これまで行政が立ち入らなかった領域にも踏み込まざるを得ない新たな区民ニーズも生じております。それらに対応するためには、新たな手法を導入し、人と財源を確保していくことが必要です。
そうした状況を背景に、足立区は去る7月27日に、全国152の自治体の参加を得て「日本公共サービス研究会」を発足いたしました。この研究会における検討を通じて、これまでほとんど外部委託化されてこなかった各種窓口業務や会計、戸籍、国民健康保険など、専門性は高いけれども、定型的である行政特有の業務についても、聖域とすることなく門戸を開き、経費縮減と区民サービスの更なる向上を目指していく考えでございます。
今後は、参加自治体との連携を強化し、外部委託に関する情報共有、諸課題の整理を進め、単に研究で終わることなく、実際に成果を出せる現実的な手法を積極的に構築し、その導入を図ってまいります。
次に、本年第2回定例会でお認めいただきました、いわゆる復興税を財源とする事業についてご報告申し上げます。
今年度から平成27年度までの期間に、減災を目的として区内全域を対象に家屋の解体除去の助成額を増額するとともに、特に大地震時、家屋の倒壊危険度が高いと判断される地域については、住宅の耐震改修の助成額も増額し、耐震化などのスピードアップを図ってまいります。また、平成25年度から27年度の3年間に、発災後の一時集合場所である公園のうち約50カ所に、防災井戸、災害緊急トイレ、停電時にも明るさを確保できるソーラーLED照明灯の3点をワンセットにして設置していく予定でございます。
次に、ユニバーサルデザインのまちづくり条例についてご説明いたします。
これまでも区は「足立区まちづくり推進条例」に基づき、良好な都市の発展を目的として、総合的かつ計画的にまちづくりを進めてまいりました。今後は、更に、高齢者、障がい者、子どもなど、すべての人が自由に移動し、活動し、参画することが可能な、ユニバーサルデザインに配慮したまちづくりを推進していくため、本条例を「足立区ユニバーサルデザインのまちづくり条例」として改正することといたしました。
今後、区民、事業者及び区が協働の上、区民同士の絆を大切にしたハードとソフトのバランスのとれたまちを目指してまいります。
次に、暴力団排除条例についてご説明いたします。
暴力団とは「その団体の構成員が集団的に、又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長する恐れがある団体」であり、区内には10数カ所の事務所が存在し、みかじめ料や用心棒料などと称して金銭を要求するなどの活動があると伺っております。
東京都は昨年10月「東京都暴力団排除条例」を施行し、取り組みを強化いたしました。足立区ではこれまで「区の契約に暴力団を関与させない」「暴力団に補助金を交付しない」などに関し、要綱等で対応してまいりましたが、このたび条例を制定し、取り組みを更に強化する必要があると判断いたしました。
本定例会に提出した条例案には、暴力団排除の基本理念を定め、区、区民及び事業者の責務を明らかにするとともに「公の施設利用の制限」や「青少年教育などに関わる者に対する情報提供」などの内容を新たに盛り込みました。
今後とも、区民や事業者と一致団結して、区内から暴力団を排除し、安全で平穏な区民生活と健全な事業活動を目指してまいります。
続きまして、竹ノ塚駅付近鉄道高架化についてご報告いたします。
8月下旬に東武鉄道により施工業者が決定し、10月下旬の工事説明会、11月初旬の起工式に向けて、準備を進めております。
いよいよ悲願の工事着手となります。沿線や駅を利用される地域の皆様には、工事期間中ご不便をお掛けすることになりますが、安全対策には万全を期して進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
最後に、一般会計補正予算案の主な内容を申し上げます。
「財政調整基金積立金」20億円余、「公共施設建設資金積立基金積立金」8億円余、「予防接種事業」4億円余、「区有財産取得・活用事務」2億円余、「建築物耐震化促進事業」2億円、「文化芸術施設改修事業」1億円余などの経費とともに、債務負担行為として、財務会計・庁内連携・共通データベース・外字管理システム更改作業委託、新田三丁目区立認可外保育施設用プレハブ賃借などの経費を追加計上いたしました。
ご審議いただく一般会計補正予算は38億8,200万円余の増額補正、介護保険特別会計補正予算は21億3,600万円余の減額補正でございます。
今回ご提案申し上げます議案は26件、報告4件、諮問1件でございます。各議案の提案理由につきましては、参与より説明いたさせますので、慎重にご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げます。
●閉会あいさつ−近藤やよい区長(2011年10月24日)
平成24年第3回足立区議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員の皆様方には34日間にわたりまして、平成23年度決算、平成24年度一般会計補正予算など、多数の重要案件につきまして慎重にご審議の上ご決定をいただきまして、心から御礼を申し上げます。
特に、決算特別委員会で賜りました数々のご意見を生かしつつ、今後本格化いたします新年度予算編成につきまして、全力を尽くしてまいります。
さて、来る11月4日、いよいよ足立区民の悲願とも言うべき竹ノ塚駅付近鉄道高架化工事の起工式を迎えます。痛ましい踏切事故発生から7年、連続立体交差事業の施行者拡大、事業採択基準の緩和など、数々の課題を克服できましたのも、足立区議会の皆様方をはじめ、関係各位の並々ならぬご理解とご協力の賜物でございます。心から感謝申し上げます。
完成までには約10年を要する難工事ではございますが、東武鉄道や施工業者とともに安全第一で進めてまいります。
当区の北の玄関口にふさわしい竹ノ塚駅周辺まちづくりを通じて、地域の更なる発展を目指し、全力で取り組んでまいります。
以上をもちまして閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。