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● −浅子けい子議員(2013年3月8日)
◆浅子けい子委員 私は今の針谷委員とは違うので、まずはじめに、今年度から廃止された生きがい奨励金について伺います。
生きがい奨励金については、高齢者の健康で充実した人生を送る生きがいを奨励するものだと思いますが、どうでしょうか。
◎地域文化課長 この原資を使ってご自分の人生を楽しんでいただければと、そのように思っております。
◆浅子けい子委員 生きがい奨励金は、少ない年金で暮らす高齢者にとっては、大事な暮らしの一助であり、唯一自由に使えるお金であったりします。
また、区内のある洋品店では、生きがい奨励金をもらうのは11月、ちょうど秋ものと冬物の入れかえ時期と重なり、生きがい奨励金を使ってもらえると区内商店街の売り上げに直接つながるもので、区内の経済波及効果から考えると重要な施策だと思いますが、どうでしょうか。
◎産業政策課長 実際の生きがい奨励金、高齢者の方お受け取りになって、買い物を商店街に出ているかというと、そこは調査をしてございません。聞くところによりますと、お孫さんなどにあげている例が多いというふうには、うわさでは聞いております。
◆浅子けい子委員 以前の私たちの調査では、生きがい奨励金、区内共通商品券の中の使われている90数%は、生きがい奨励金で使われていたという調査があります。
例えば、プレミアム商品券で経済波及効果を測定した奈良県、川越市を例にとってみますと、奈良県では3億円を発行して13億円の経済波及効果があると測定しています。川越市でも、3億円発行して1.7倍の経済波及効果を測定しています。
この数値を単純に足立区の新年度予算の生きがい奨励金に当てはめると、予算額は約4億円、奈良県に倣えば約4倍の16億円もの経済波及効果があることになります。
長生きの高齢者を励ますとともに、区内商店の振興に役立つ生きがい奨励金は、もとに戻すべきと私たちは考えますが、どうでしょうか。
◎区長 生きがい奨励金の施策の重要性を必ずしも私ども否定しているものではございません。それ以上に重要な施策があるということで、優先順位の高い方に財源を充当したいという考えのもとで、廃止というふうに当初おっしゃいましたけれども、廃止ではなく減額をさせていただいたということでございます。
◆浅子けい子委員 優先順位で、生きがい奨励金は下の方になるということでしょうかね。私たちは、生きがい奨励金も大事だし、高齢者のヒブワクチンもどちらも大事だと思います。
昨日、東京都六建建設事務所が補助135号線の住民説明会を行いました。この路線は、東京都が木密地域不燃化10年プロジェクトの特定整備路線に指定したもので、本木新道の西新井本町四丁目から興野一丁目、尾竹橋通りの本木二丁目まで350mの区間、道路現況の全くない密集地域に幅員16mの道路をつくるというものです。
説明会に参加した住民からは、燃え広がらないまちというけれども、何だか私たちの家は燃えていい、だけど外には広げないために道路をつくってと言われているみたいだと、そんな感想が寄せられました。
[「そんな話してなかったよ、昨日は」と呼ぶ者あり]
感想です。この路線は都の施行ですが、通常、区が施行する場合、1、用地測量が終わって図面ができたら、住民が区役所に来れば自分の土地はどうなるのかの資料を渡す、2、残地補償も行っていますよね。どうでしょうか。
◎街路橋りょう課長 測量が終わった後、図面の閲覧に行きましたら見せてございます。それから、残地補償もやっておるという状況でございます。
◎建設事業調整担当課長 昨日、私が説明会の方に出ておりました。白石委員も小泉委員も出ていらっしゃいましたけれども、冒頭にあった発言のような話は、公式の場では出ておりませんでした。
◆浅子けい子委員 そこで話が出たというよりは、感想です。ところが、説明会では、測量が終わって図面ができたら自分の家がどうなるのかは、六建事務所が見せるが資料は渡さない、30坪の家で20坪が道路にかかる、残った土地は価値がなくなる。何とかしてくれるのかと質問しても、残地補償は原則的に行わないという東京都の態度。交差点の幅員は16mより広がるのに、何mになるのかというと、既に都市計画決定されていることさえも、それは明らかにしていないと言って、立ち退いた方々の代替地も、綾瀬新橋の都道や他にあるのに区内で僅か14件しかない。これでは住民に足立区から出ていけと言わんばかりです。住民の意向を十分に反映するよう区からも強力に働き掛けていただきたいが、どうでしょうか。
◎建設事業調整担当課長 昨日の説明会で、質疑はたしか5人ぐらいだったかと思います。今浅子委員のおっしゃられた内容は、多分その説明会の後で個別に六建の方とお話をされた内容も含まれていると思います。
いずれにしましても、住民の声をよく聞いて事業を進めるというのは当然のことでございますので、それに向けて、我々も東京都と一緒に事業を進められるように協力して進めてまいります。
繰り返しになりますけれども、きちんと住民の声を吸い上げて、我々が吸い上げた分も東京都に届けるといったことで頑張ってまいります。
◆浅子けい子委員 従来の都市計画道路建設との最大の違いは、10年前と区間を区切って強制執行も含め強力に進めることです。住民を無視した強引な進め方をしないよう都への働き掛けを強く行うことを求めて、次に移ります。
次に質問するのは、総合交通計画についてです。
この計画は、短期、中期、長期と分かれていますが、短期の項目については、いまだ実行に移されていない路線がありますが、見通しはどうでしょうか。
◎交通対策課長 短期路線については5年以内に実現するということの中で、直近でいきますと、3月25日に北千住東口からバスが走る、それと25日付で梅島からのバスが、7号ですが、路線変更ということで、着々と5年以内の中で実現に向けて頑張っております。
◆浅子けい子委員 今お話があったように、北千住西口にできた交通広場からは、3月25日からいよいよ小型路線バスが走行します。荒川区南千住までを走行する路線については、運賃が一律でないことがわかっています。大人でいうと、足立区から荒川区をまたがって乗った場合には200円、荒川区の中だけを乗ったり降りたりした場合には150円、こうした違いはどこから来ているのでしょうか。
◎交通対策課長 バス停周辺の走行環境整備についてはお互い同じです。違う点については、荒川区がバスの購入費の一部を負担しているので、京成の方としては150円という料金設定をしております。
◆浅子けい子委員 荒川区では、区がバス車両の購入のお金を支援しているということなんですね。そういうときにも、シルバーパスというのは使えるのですか。
◎交通対策課長 シルバーパスにつきましては、運賃補助をしていない場合についてはシルバーパスは使えますので、荒川についても運賃に対しては補助していませんので、今回使えるような状況の中で運行しております。
◆浅子けい子委員 区がバス会社に支援をしているので、それを受けてバス会社も荒川区は乗降客にサービスを提供する、それが運賃にあらわれている。足立区はどうかといえば、停留所の今おっしゃった環境整備というところにしかお金を使っていないと。だから、新しい路線を新設するにもバス会社にお伺いを立てるという立場になっています。バス会社は、もうけが上がる見込みがなければ、そういうコースにはバスを走らせない。
例えば、谷中、大谷田付近を走行するといっている綾瀬駅から亀有駅のバス路線、新設ですよね。あれ、もうできますよという話もあったのですが、いまだ進んでいない。それは何でなのでしょうか。
◎交通対策課長 それぞれのバス事業者の中で、今現在、採算性等の中で検討中でございます。足立区としましては、関連するバス業者については5年以内の実現に向けて日々強く要望しているところでございます。
◆浅子けい子委員 採算性という問題があるということですよね。利益が上がらなければ、運行本数を減らしたり、廃止したり、バス会社の気持ち次第というかな、采配次第というようなことになっているんだと思います。
これでは、区民の交通権を守ることはできないと思います。きめ細やか交通サービスの実現を目指してつくられたと言われる総合交通計画も、絵にかいたもちになってしまうのではないでしょうか。
真にこの総合交通計画を実行していくためには、利益優先ではなくて、公共という立場に立って、区民の交通権をしっかりと保障する、そういう立場に立つ区の役割が重要だと思いますが、どうでしょうか。
◎都市建設部長 これまでもコミュニティバスの運行につきましては、区は走行環境整備、運行に関してはバス事業者という役割分担でやってまいりました。これからもその姿勢は維持しながら、お互いに知恵を出し合いながら、この路線ならば客が乗るんじゃないかと、そういう情報交換しながら、知恵を出し合いながら、従来の方針で進めてまいりたいと考えております。
◆浅子けい子委員 今回の総合交通計画という中には、高齢者の足の確保をするとか、そういう福祉的な面も含まれているわけですよ。そういう点では、会社の利益、区の立場、それだけではなくて、区民のそういうニーズをきちっと取り上げるということが、今度の交通計画では必要なことなんだと私は思っています。
バス会社は民間ですから、利益を上げなければ経営は成り立たない。ですから、車両の総数を変えずに路線を廃止したり、新設したり、やりくりしているのではないでしょうか。
◎交通対策課長 我々としましては、この交通計画つくる中ではバス会社も入っております。その中で、交通不便地域の解消、これを目指しまして短期、中期、長期といっていますので、そういう中では、通常バスについては全て事業者持ちということです。ただ、足立区については、総合環境、要はバス停周辺についてはお金を出すということで、いままでこれでやってきましたので、こういう方向の中で今後も続けたいと考えております。
◆浅子けい子委員 今までやってきたと。しかし、そこを荒川区のように、運賃に支援をするのではなくて、車両を購入する、そこに支援をするということもできないわけじゃないわけですよね。 ○藤沼壮次 委員長 残り1分です。
◆浅子けい子委員 改めて、区が車両購入に支援をする考えはないか伺います。
◎交通対策課長 区としては、そういう考えはありません。やはりバスを入れていただいた以上、地域の皆さんが乗ってもらう、それによってバスの本数も増えると思いますので、そういう中で地域の皆さんが一人でも二人でも乗ってもらうことを望んでおります。
◆浅子けい子委員 一人でも二人でもと言いますけれども、少なくなれば廃止しちゃうんじゃないですか。乗りたくても乗れないんですよ。
次に、足立区では、貴重な緑の財産として、樹木、樹林を保護するため、要件に合ったものを保存樹木、樹林に指定しています。そして、維持管理等の費用の一部を助成していますが、剪定の助成は5年に1回と期間があいています。そして、大変に繁茂してしまうということがありますので……
○藤沼壮次委員長 時間です。
◆浅子けい子委員 是非この期間、3年に1回のように剪定の助成を短くするように求めて終わります。