■定例会一覧■
クリックすると各定例会の目次にリンクします
●2013年度
第1回足立区議会定例会
●2012年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2011年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2010年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2009年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2008年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2007年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2006年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2005年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2004年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2003年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2002年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
第2回足立区議会定例会
第1回足立区議会定例会
●2001年度
第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
● −針谷みきお議員(2013年3月11日)
◆針谷みきお委員 ただいまのせぬま委員の北朝鮮社会を共産主義である旨の発言ありましたけれども、現在の北朝鮮は封建制の遺物であって、社会主義とも共産主義とも何の縁もゆかりもない社会であると我々は認定しておりますので、誤解のないようにお願いいたします。
それでは、質問をいたします。
前回、習熟度別授業の問題点を指摘いたしました。区長が自らの体験を語りまして、習熟度別授業の問題点を否定なさったのですが、確認ちょっとしておきたいのですが、それはもしかすると私学における中学校もしくは高校のお話ではないでしょうか。
◎区長 小学校時代の経験でございます。小、中、高。
◆針谷みきお委員 私学ですね。
◎区長 そうです。
◆針谷みきお委員 私学の場合ですと、これは私は当てはまらないと考えています。
習熟度別授業というのは、カリキュラムの一部で、学習塾では効果がある手法と言われていますので、実際に学習塾では習熟度別授業がやられています。それは、既に本人の希望もしくは親の了解のもとに、目的がはっきりしている教育です。
私学や塾で、既に受験対策であるとか英才教育という目的のもとに、選ばれている子どもたちに施すものと公教育を混同してはならないと思います。
公教育は、人格の完成を目指して、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えるために行われるもので、全ての児童生徒を対象にして習熟度別授業を固定化をして、それを続けるということはならないと考えておりますし、前回私が指摘した子どもの差別化による弊害が生まれるということを、私は認識をしていただきたいと思います。これは、公教育の塾化が進んでいるために起きている問題点の一つであるとも言えると思っております。
もし区教委が特別に遅れている子どもに対する指導をするならば、選択科目、部活動、授業以外の指導で対応すべきであって、そのように思うかと質問したいところですが、時間がないので、これは文教委員会で引き続きこの問題については議論をしたいということで、宿題ということにさせていただきます。
本日は、東日本大震災と原発事故から2年経過をしました。改めて、犠牲になられた方々とご家族、関係者に深い哀悼の気持ちを表明するとともに、被災者の皆さんに心からのお見舞いを申し上げ、質問に入りたいと思います。
昨日、さよなら原発の首相官邸前行動に4万人の人が集まり、全国では約300カ所を超える原発をなくす集会パレードが行われました。
9月にNHKのETV特集、チェルノブイリからの報告、ウクライナは訴えるという番組が放映されました。この番組ご覧になったという方、ちょっと済みませんけど、アンケートにお答えいただきたいのですが……
[「いないね」と呼ぶ者あり]
いないようですが、区政の放射能対策を見る場合、これ重要だと思います。
私が衝撃受けたのは、放射能の内部被曝という問題について、これは対岸の火ではなく、ウクライナの話じゃないと。我が身に降りかかる危険性があるという問題だという認識を持ちました。
普通、25年たてば、セシウムは本来ならば半減期30年ですからほとんど人間には無害、そういう状況になっているはずです。ところが、この番組では、白血病、白内障、小児甲状腺がん、心筋梗塞、狭心症、非常に多岐にわたった障がいが生まれているということが放映されています。
現在は、IAEAも、この白血病とか甲状腺がんについて認めるとか認めないとかという議論をしていますが、最終的には、甲状腺がんは放射能が原因であるということははっきりするようになりました。
これについて、感想を聞こうかなと思ったのですが、見てないというので、できませんので、そういう事実があるということです。
そこで問題は、学校給食の学乳協議会、学校給食用の牛乳の自主検査の結果では不検出だということですが、足立区は雪印のメグミルクという野田工場で出荷されているのが多いわけです。しかし、この測定器は50ベクレルが下限値で、49ベクレルでもこれは不検出ということになります。
ところが、学校給食の給食会は10ベクレルの下限値で測定しているということで、災害・オウム対策調査特別委員会で私質問したところ、これはまずいと、同じような基準ではかるべきであるということで、特別区課長会等で改善要望するという答弁でしたが、その後どうなったでしょうか。
◎学務課長 特別区課長会として、東京都の方に要望書を上げたところでございます。
◆針谷みきお委員 上げていただいたということですね。実際に要望書上がって、具体的に何か対応はされるのですか。
◎学務課長 具体的な対応については、まだ回答が得られてないような状況でございます。
◆針谷みきお委員 これはやはり東京都がこれをやらないということであるならば、牛乳の検査をしていくということは、区民の不安にこたえるという点で、区の当然の態度ではないかと思いますが、いかがですか。
◎学務課長 牛乳につきましては、給食で提供されているもの、あるいは市場で提供されているもの、全く同じでございます。たまたま東京都学乳協議会は下限値50ベクレルでございますけれども、市場に出回っているものにつきましては、東京都の方が検査しております。50ベクレル未満まで検査しておりますけれども、問題のない状況ということは確認しております。
◆針谷みきお委員 私が先ほど最初にテレビのお話をしたのは、今国が50ベクレルという基準を設けていますけれども、実際それで本当に大丈夫なのかというのは、今後25年後とか、わからないわけですよ。そういう点でいったら、これは私は是非やっていただきたいと思っています。
1月に入りまして、「空白の初期被曝〜消えたヨウ素131を追う〜」という番組をまたNHKでやったのですが、これを見たという方、もう1回アンケートお願いしたいのですが……
[挙手する者あり]
ああ、一人。一人いらっしゃるということですが、ヨウ素131というのは半減期8日ですから、本来ならばとっくに安全というものであります。ところが、先ほど言ったウクライナの例を見ますと、いろいろな病気発症しているわけですが、実はこの番組で問題とされたのは、あの福島原発が事故を起こした3月15日以降、福島県はこのヨウ素の検査に入ったんですね。ところが、国が指示をして3日後にやめちゃったんです。それから1週間以上ずっと測定されなかった。
[資料を掲示]
これ、皆さんもご存じの地図で、テレビでは何回も取り上げられる、セシウムの3月15日以降の風に乗って原発の地から東京の、足立区までは来てないけれども、柏、流山、皆さんもご存じのデータですが、もう一個実は、ヨウ素131の地図があるんですよ。これご存じの方、どなたかいらっしゃいますか……
[「いない」と呼ぶ者あり]
実は、このヨウ素131というのは、半減期は短いけれども、非常に強い放射線を発信して、現在ではまだ解明されていない甲状腺のがん以外の白血病であるとか心筋梗塞とか、そういう病気との因果関係は確かに解明されていません。しかし、これが今後の問題として極めて重要な子どもたちへの被害が出るという可能性がないとも言えないということで、原子力規制委員会が、最近、福島県に限らず、関東の近県に子どもたちの甲状腺検査を行うように勧告すると、このNHKは放映されたんです。
その後、勧告はまだないですよね。ちょっと確認です。
◎保健予防課長 ございません。
◆針谷みきお委員 ないんですけれども、検討している可能性高いんですよ。
このヨウ素の131の地図というのは、これに極めて似ているような状況で東京近辺に流れてきているんです。ただ、実際それがどのように土壌に付着したかとか、子どもたちの体に、甲状腺についたというのは測定できていませんからわかりませんけれども、そういう危険性は残されていると思います。
区民の不安を取り除くということが、やはり私は、今区政において必要だと思いますが、そういう不安を解消するという手だて、区として何か考えていることありますか。
◎危機管理室長 放射線対策は、この2年、区民の声に応えて様々なことを対処やってきましたけれども、その不安にも、不安の具体性といいますか、何が不安なのかといったことを考えなしに対処はとれないだろうと思います。
今ご提案のヨウ素の関係、あるいは甲状腺の関係につきましても、具体的な根拠、知見、あるいは新しい研究が出てきた、あるいは国の指導、そういったものの状況の変化があればそれにきちんと対応していく、これが区民の不安に応える態度だと思っております。
◆針谷みきお委員 私は、具体的なものというのはあろうかと思っています。
例えばお隣の葛飾区は、こういう具体的なセシウムの飛散の状況を実際に感じていて、公園などでも測定して基準値を超えているという実態がある中で、例えば50台の放射線量測定器を区民に貸し出す施策をやる、それから専管組織をつくって予算を計上して給食の食材の測定もやる、こういう立場に立つということが、区民の不安に応えるということじゃないんですか。
お隣の葛飾区は、その区民の不安をきちんととらえていると私は思いますが、そういう葛飾区のような態度はとれないということですか。
◎危機管理室長 葛飾区も足立区も、不安に応えるという態度は、これは違いがないと思います。ただ、その手法であるとか、汚染の状況などを踏まえますと、それぞれ多少の変化はあるでしょう。
特に空間放射線量につきましては、国の基準がない中での手探り状態で、独自基準、独自指標を設定するといったことがありましたから、これはばらつきがあるのは当然だろうと思います。
一方、食品に関しましては、全国一律の基準がきちんと設けられていますから、これについてはそれに倣った対応をしていると、これが我々の態度でございます。
◆針谷みきお委員 具体的にいうと、いまだに足立区は、区民の不安に応えると言ったけれども、確認ですが、放射能対策、25年度予算今年もゼロですね。平成24年もゼロでしたけれども、25年もゼロですよね。
◎危機管理室長 放射能対策としての予算はありません。
◆針谷みきお委員 傍聴の方もいらっしゃいますけれども、これだけで姿勢は非常にはっきりしていると思います。平成23年度はやむなく予備費でやったということですけれども、本当に区民の不安に応えるということであるならば、私は、葛飾区のようにやるのが普通の自治体の本来の在り方だろうと思います。
もう時間なくなりました。単刀直入に別の質問に入ります。
学校開放事業の有料化で、自主的な団体が1,600から1,300ほど、約300団体が減りました。
○藤沼壮次委員長 残り1分です。
◆針谷みきお委員 スポーツの基本法の精神とは逆の事態がつくり出されていると思います。
しかし、実際やってみると様々な矛盾が出る。例えば体育館と多目的ホールの利用料は非常に格差があるとか、矛盾が出ています。
これについて、委員会では、利用を見まして、これからの中で公共料金の適正な検討をするという答弁でしたが、その後どのようにする予定なのかお伺いをいたします。
◎スポーツ振興課長 現在、開放運営委員会を管理していますスポーツ推進員の皆様からアンケートをとったところでございます。
また、利用者の皆様からは、今年の夏まで秋頃を目安に、1年間の利用状況を見ましてアンケートをとらせていただいて、諸般のいろいろな要求ですとか、苦情をくみ上げていきたいと考えてございます。