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●竹の塚公共駐車場問題、通称Fビル問題について−ぬかが和子委員(2013年10月15日)
◆ぬかが和子委員 私は、竹の塚公共駐車場問題、通称Fビル問題について質問します。
今年は5年に1度の指定管理者の契約が切れる、そういう絶好のチャンスなので質問するのですけれども、簡単に今までの経過を、経緯をパネルにしました。
[資料提示]
◆ぬかが和子委員 竹の塚公共駐車場はジョイビルの地下にある駐車場で、当初区は、というより株式会社足立都市活性化センターが7億円余投入して130台の駐車場をつくりました。
この130台の内訳が、31台分がFビルの附置義務分、それから、99台分が公共駐車場ということでスタートしたわけですが、このそれぞれのお金の流れが問題なのです。このFビルの附置義務分の31台分を区が一括管理する権利を借り受けるお金として、使用料として税金で支払うと。大体これは今で言うと、決算で見ますと409万円だと。それから、こちらの99台分の公共駐車場は、運営するのに区が地代を支払っていると。これは前に質問したときは720万円だったのですけれども、平成24年度決算では820万円と伺いまして、年間で1,200万円税金を投入しているということになるのですけれども、毎回区がFビルに支払う31台分の賃借料と地代、通算しますと幾ら支払ったことになるのでしょうか。
◎交通対策課長 平成18年から区は引き継いでおりますので、平成18年から平成24年までの7年間の累計で約8,000万円支出しております。
◆ぬかが和子委員 7年間で約8,000万円と、実は、その前の株式会社足立都市活性化センターの地代のことを、私、議事録とか、そういうもので、こうやって一覧で出してみたのです。
[資料提示]
◆ぬかが和子委員 そうしますと、そこが平成9年から3年間が3,228万円、それから、12年から17年まで6年間は7,600万円余ということで、全部合わせますと、先ほど8,000万円というお答えでしたので、合計で1億9,000万円くらいになるということだと思うのです。それから、初期投資では7億3,400万円かかっているということでいきますと、合わせて9億2,000万円くらい、膨大な税の投入や公的資金の投入がこの駐車場には行われてきました。Fビルの所有者が、その便宜を受けてきたわけです。
非公募の指定管理によってビルと公共駐車場を一体管理すると、ここが問題なわけです。公共駐車場の収入の大半が駐車場管理の人件費、光熱水費など、管理経費となっていますが、この駐車場の全体の収入と、公共駐車場の収入と、Fビル側が受け取る管理経費というのは、それぞれどのくらいだったのでしょうか。
◎交通対策課長 平成18年におきましては、収入全体の支出割合ということで管理経費の分が約9割を占めております。それから、平成24年度につきましては、約7割を支出しております。
◆ぬかが和子委員 7割ということで、今、少し改善はされてきたと認識しているのですけれども、それでも駐車場収入の大半がFビル側に行くと、これ金額で出してみたのです。公共駐車場の収入が引き継いだ当初は4,000万円近く、今、決算では2,000万円台だったと思うのですけれども、それが、管理料などFビル側が受け取る額というのが、引き継いだときは3,500万円だったのです。つまり4,000万円弱の中の3,500万円がFビルに管理料として行っていると。今年は、先ほどもお話あったように、平成24年度決算は1,400万円だと思うのですけれども、これがやはりFビルの管理経費を節減する、ジョイビルの管理費経費を節減するというところにお金が回っているというところに大きな問題があって、繰り返し私たち質問してきました。私、何回も聞きました。Fビル全体の維持管理費が幾らなのか、その何割を区が払っているのかということを聞いても、その費用負担割合すら明らかにできなかったというのが、この間の経緯でした。ですから、公金が入る施設として、もし、これは、監査とか区民評価を行ったら間違いなく問題になる、そういう不的確となりかねないお金の使われ方がずっとされてきたということだと思うのです。
それで、だから、本当に、それをどういうことなのかなと思うと、結局、区が膨大な初期投資と毎年の税金の投入を行って、公共駐車場の収入を使って民間ビルを維持管理してあげていると、そういう実態なわけです。しかも、これは、今はタイムズに一部業務委託をジョイビルがしていますので、民間のコインパーキングのようになっていて、ある意味で言いますと、本来民がやる仕事は民がやるべきだと。今、官がやる国保まで民にやらせようと言っている中で、本当に民間でやるべきことで、区で担う理由がないというふうに思っているのです。
その上で、公共駐車場だからということで、これ、ビル側のほうは固定資産税も免除されているわけですけれども、その金額というのは大体年間幾らくらいなのでしょうか。
◎交通対策課長 私どもで管理しています99台分、これを固定資産税で換算しますと約450万円相当になります。
◆ぬかが和子委員 そうしますと、年間450万円、固定資産税も、本来払うべきものも払わないで済んでいると。そうしますと、結局、先ほど申し上げたように、ビル全体の管理費の内訳も示されない、そういう中で、このジョイビルサイドのほうはどういう優遇をこの間受けてきたかといえば、区からは地代をもらうと。それから、附置義務分の使用料、自分たちの駐車場だけれども、その使用料を区が支払って公共駐車場にしていますんで、これが全部合わせますと、先ほど申し上げたように約1億9,000万円もらってきていると。それから、施設の管理費なのですけれども、実は、これは先ほどのお話の9割とか7割という部分ですけれども、それも恐らく試算しますと1億8,000万円くらい、平成18年度からでなっているのです。それから、固定資産税の優遇、これは20年経っていますので、そのとおりの金額ではないと思いますけれども、9,000円くらい本来払うべき固定資産税も免除されていると。そうしますと、しかもこれ実態はコインパーキングで、しかもビルの利用者とヨーカドーの利用者の利用が中心になっているというのが実態なわけです。結局は4億円くらい、優遇をこの間で少なくとも受けてきたということが言えるような駐車場の実態だというふうに思っているのです。
もし、現時点で公共駐車場を廃止した場合、どういうことになるのでしょうか、想定できますか。
◎交通対策課長 万が一、公共駐車場を廃止した場合には、この駐車場の使用料というものがなくなると想定されます。
◆ぬかが和子委員 そうしますと、さっき言っていたここの部分、附置義務部分のこの部分が払わなくてよくなってくるということになると思うのです。それで、恐らく30年の定借でなかなか難しい、あと10年残っていますので、これは解約できないとして払い続けたとしても、こっちのお金は払わないで済むようになると。しかも、区の権利として駐車場を持っているわけですから、その部分の収入は当然入ることになるということになると思いますが、どうでしょうか。
◎交通対策課長 そのとおりでございます。
◆ぬかが和子委員 そうしますと、もちろん、これ今の体制の中で起きた問題ではないので、本当に頑張って私は解決して欲しいというふうに思っているのですけれども、そこで、改めて区長にもお伺いしたいのです。本会議でも質問しましたけれども、先ほど申し上げたように、5年に1度の千載一遇のチャンスだということで、何としてもこれを、駐車場の廃止も含めて解決をするべきだというふうに思っていますが、いかがでしょうか。
◎都市建設部長 本会議でもご答弁いたしました。これが開設された当初は、駐車場問題が非常にクローズアップされた時代でございますので、なかなか当時のことと今と状況は違うということはご理解いただきたいと思います。しかしながら、現状は、ぬかが委員おっしゃるとおりで、コインパーキングも相当できております。当時と状況変わっております。公共駐車場としての運営をこれまでどおり進めていくべきかどうかということについては大変考える余地がありますので、この機会を捉えて、区の財政支出が極力少なくなるよう、あるいはゼロ、プラスになれば一番いいのですが、そういう形で事業者側と協議を現在も進めております。
◆ぬかが和子委員 本当に、今年度を逃しますと、また5年だめになりますから、是非頑張って欲しいし、廃止を前提としながらも、その際に新たな優遇というふうに言われないようなやり方で是非解決を図っていただきたいと思います。