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●伊藤和彦議員(2015年3月3日)
◆伊藤和彦 委員 こんにちは。共産党の伊藤です。私から、歳出の総務費、それから民生費のことで質問したいと思います。
第二次世界大戦が終わりましてちょうど70年、被爆70年の節目に当たります。また、今年は5年に一度の核不拡散条約、NPTと言っておりますが、再検討会議が4月27日から5月20日の日程でニューヨークの国連本部で開催されます。
再検討会議に合わせて、ニューヨークには反核平和運動に取り組んでいる各国の市民団体が一堂に集いまして、核兵器の全面禁止、廃絶を国連本部前から全世界に向けて発信する、このNPT国連行動も取り組む予定になっております。
そこで、実は足立区区内でも昨年から、毎年そうですが、今年も1月21日の初大師のところとか、あるいは竹ノ塚の駅、あるいは北千住の駅、梅島などの駅で署名をやる、また商店を回って初めての人と語り合いが広がるなど、核廃絶を一生懸命訴えて集めている署名活動、こうした区民活動が今広がっているわけですが、こうした区民の頑張っている活動に、区はどのように思うでしょうか。
◎総務課長 そのような活動が行われていることは認識してございます。区としましては、平和市長会議に参加をさせていただいておりますので、その平和市長会議を通じて、今、伊藤委員のおっしゃった署名等も行っているところでございます。
◆伊藤和彦 委員 核兵器廃絶の署名は、今お話があったとおり、本当に広がっているわけですね。
それで、このアピール署名、あなたの署名をニューヨークへ、核兵器のない平和で公正な世界のために転換を求める活動が国際的に広がっておりまして、国連のパン・ギムン事務総長が昨年の原水禁世界大会でメッセージを送っておりまして、被爆者の尽力のおかげで核兵器使用のもたらす壊滅的な人道的影響が理解されたと述べたように、長年の被爆者の訴えが国際政治を動かす流れとなって発展をしております。
そういう点では大事な取り組みだと考えておりますが、この平和市長会議の加盟都市として、区はこれまでどのような核兵器廃絶署名に取り組んできたでしょうか。
◎総務課長 伊藤委員おっしゃる署名については、確か2010年12月から始まったものと認識しておりますが、当初から、区長はじめ、職員も、全員署名ということで署名をさせていただいているところでございます。
◆伊藤和彦 委員 今のお話だと、管理職の方はほとんどこの署名をされているんでしょうか。
◎総務課長 署名というのは自身で自ら行うものでございますので、全部というところを確認してはございませんが、実施をさせていただいております。
◆伊藤和彦 委員 もちろん区長もこの署名されておりますよね。
◎総務課長 当初から電子署名ということで区長にも実施していただいております。
◆伊藤和彦 委員 区長も署名していただいているということで、区民のこうした活動を応援するためにも、平和市長会議加盟都市として、昨年11月に松本で第4回総会が開かれました。その中で、私たちは、核兵器廃絶をし、戦争のない平和な世界を実現するために、ともに行動していくことを宣言いたしました。
そして、区がこの署名活動をもっと更に広報して推進していく、こういう活動が非常に大事だと思いますが、この点ではどうでしょうか。
◎総務課長 やはり署名につきましては、ご自身の意思でというところもございますので、特に大きく広報等はさせていただいておりませんが、先ほどおっしゃった区民の活動もございますので、そちらの支援と言いますか、そちらもさせていただきたいと存じます。
◆伊藤和彦 委員 そういう点では意義のある署名ですから、個人の自由ですけれども、是非この平和の立場、それから平和市長会議の趣旨に沿って、大いに広げていただきたいと思います。
この平和市長会議の加盟都市としていろいろ取り組んでいるわけですが、核兵器をなくしたい、それから世界の平和事業とも呼応して、平和を願う区民との協働を広げて、憲法9条が輝くような日本を守り抜くこと、非常に大事だと思うんですけど、この点ではどうですかね。
◎総務課長 足立区といたしましては、平成14年10月に区議会の決議をいただいて、平和と安全の都市宣言を行っております。その中に、人間の安全保障という意味も込められております。その点では、核兵器の廃絶等も願われていると考えております。
◆伊藤和彦 委員 そうですね。そういうものが核兵器廃絶も盛り込まれているということです。
それで、戦後70年になりまして、歴史に学ぶ機会となりますように、被爆者の体験、それから足立の戦災、それから学童疎開など、区としてもこれまでいろいろ記録が残っていると思うんですけれども、記録はきちんと残されているでしょうか。
◎総務課長 足立区には原爆被害者の会という団体がございます。そちらで10年ごとに証言集というものを記念誌として作成されております。今回も、70年ということで予定されていると伺っております。その記録は残されているというところでございますが、学童疎開等については、足立史談会のほうでいろいろな資料があると伺っております。
◆伊藤和彦 委員 被爆者の方の証言集、それから足立の戦災についてはどうですかね。
◎総務課長 戦災につきましては、私どものほうではちょっと記録等集約してございません。
◆伊藤和彦 委員 これは全然どこにもありませんかね。千住でB29に遭ったとか、東京大空襲に遭ったとか、いろいろうちの地域でも話題になっているぐらいなんですが、記録はない。
◎総務課長 私、確認したところ、詳しく確認したわけではございません。郷土博物館のほうで資料の展示はされていると聞いております。
◆伊藤和彦 委員 多分あると思うんです、今のうちだと。是非そういうのを掘り起こしていただいて、結構写真なんかもありますし、荒川の例のおばけ煙突4本のあの界隈のところでも、いろいろ記録として写真は私見たことがありますので、是非そういう記録をとって、区としてこれまでの記録と、それから区民から残して欲しいというもの、昭和20年の戦災を受けて焼け残っている江北小学校の校庭のイチョウの木ですね。今でなければ記録できないこうした内容を充実させて、是非70年にふさわしい記念冊子をつくるべきだと思うんですが、どうでしょうか。
◎総務部長 終戦から70年ということで様々なことを企画されているところがあります。私どもも、こういったことが風化してしまうのが一番怖いわけですから、こういったものを残していきたいなと思っております。
私の生まれたところにも高射砲の陣地がありまして、当時兵舎と言われたような施設も残っていました。こういったところを、今、郷土博物館の話が出ましたけれども、史のどこにあるのかということも考えながら、検討させていただきたいと思います。
どんなものをつくるかというよりも、そういったことを後世に伝えていくということをきちっとしていきたいと、このように考えております。
◆伊藤和彦 委員 総務部長のおっしゃるとおりです。私も同感します。本当に風化させちゃいけないし、世代にきちんと残していくというのは非常に大事だと思います。
それで、私は、戦後70年、被爆70年の節目の平和事業として、是非記念誌をつくって、全ての中学生に配布する、このことについてはどうでしょうか。
◎総務課長 先ほど申し上げました原爆被害者の会のほうで証言集を作成されるということですので、区として団体の記念誌を購入させていただいて、足立区の中学校等に配置をさせていただければという方向で考えさせていただきたいと思います。
◆伊藤和彦 委員 是非戦災の内容も含めてお願いしたいと思います。
それで、庁舎の前に、これは議会事務局の調査係でお願いしたらいろいろスローガンを出しているので、是非核兵器のない平和で公正な世界のためになどというスローガンを是非横断幕、垂れ幕で大いにアピールすることが大事だと思いますが、この点ではどうでしょうか。
◎総務課長 先ほど申し上げました平和と安全の都市宣言の記念碑が既に設置されてございます。そこの中には核兵器の廃絶等のお願いも込められていると認識しておりますので、スローガン等、また新たなモニュメント等の設置については、現在のところは考えてございません。
◆伊藤和彦 委員 せっかく70年ですから、この記念のときに是非そういうアピールの仕方を考えていただきたいと思います。
次に、国連のこうしたNPTと連携して平和事業を進めるということは非常に大事だと思いますので、是非平和市長会議加盟都市として、それにふさわしい取り組みをやっていただきたいと思います。
次に、特別養護老人ホームの増設についてお伺いします。
特別養護老人ホームの建設は、都議会で日本共産党の躍進が力になりまして大幅に増設する方向になりました。足立区では、我が党が、せめてAランクだけでもと毎回議会で取上げてきまして、その結果建設が進められてきましたが、それでも待機者は3,763人、非常に深刻です。こういう点では、区はどうするんでしょうか。
◎介護保険課長 今回、計画の中では、平成29年度までの間に3カ所増設、全部で2,700名程度が整備される予定となっております。
その後30年以降につきましては、現在、制度改正もありますし、待機者の方々へ意向調査等を行っておりますので、そうした動向を踏まえて検討を深めていきたいと思っております。
◆伊藤和彦 委員 今、2,700とおっしゃったけど、計画は3カ所で420人、2カ所で300人と聞いておりますが、これと更に増えるんですか。
◎介護保険課長 先ほど申し上げましたのは、平成29年度末までに整備される全ての、これまで整備したものと新しく整備するもの、合わせて25カ所、2,700名程度でございます。
◆伊藤和彦 委員 私も、いろいろ相談の中でも非常に深刻で、入りたくても入れない、入る前にお亡くなりになってしまう、こういう人も出ている状況です。
個室、ユニット型では高くて入れない人もいるので、多床室も含めまして整備する必要、増設することが非常に大事だと思うんですね。この点ではどうでしょうか。
◎介護保険課長 私どもも、多床室、入りやすい体制づくりというのは重要だと思っております。これまでも施設側には要望してまいりましたが、今後も、引き続き30%程度の多床室については要望していきたいと思っております。
◆伊藤和彦 委員 先ほど平成29年までのお話がありましたけれども、これでAランクの人は、今何人で、このAランクの方は入れますか。
◎高齢サービス課長 今現在、待機者は3,797名のうち、Aランクになる方は1,797名でございます。この方は、全員が入れないと考えてございます。
◆伊藤和彦 委員 入れない、つまり不足しているわけですね。更なる増設計画を建てて推進しなきゃいけない。この推進の方向はちゃんとしているんでしょうか。
◎介護保険課長 私どもといたしましても、Aランクの方々には入っていただきたいという思いはありますが、先ほども申し上げましたように制度改正もございます。また、今回意向調査の中で、600名程度の方が申込みを辞退されているという現状もございます。
また、他の入所施設への影響というのも多分にありますので、この辺つきましては、介護分野全体での調整というのが必要になってまいりますので、慎重に検討していきたいと思っております。
◆伊藤和彦 委員 今、600名ぐらい辞退しているという報告ありましたけれども、この厚生委員会の資料によりますと、これは3,763人を対象として回答したやつを割り込んでいますが、実際は更新する人は72%いますよ。だから、やっぱり足らないということですよ。
◎介護保険課長 Aランクの方々、先ほど申し上げましたが、入っていただきたいという思いはありますが、総合的に勘案して事業を進展していきませんと、介護保険料にも影響してまいりますし、介護保険制度そのものにも影響してまいりますので、特別養護老人ホームだけをバカバカいっぱいつくればいいという話ではないと思っております。
◆伊藤和彦 委員 そのバカバカという表現は実に不謹慎ですね。つまり待っている人がこれだけいるということを私は指摘しているわけですから。
介護報酬が抑制される中で、特別養護老人ホームの職員が足りない。ベッドが空いても受入れるところがない。理由は職員が充足していないんだと。募集しても人が集まらない。東京都の社会福祉協議会の昨年の研究調査によりますと、都内の特別養護老人ホームの約半数が職員不足、区内のところでも入所の抑制が行われている。そして、特別養護老人ホーム入所を待っている家族に応えるためにも、この人材不足解消策、区は必要だと思いますが、どうしますか。
◎介護保険課長 介護職の人材不足につきましては、足立区内でもずっと求人広告出ているように、充足しているとは私どもも思っておりません。関係者の皆様と、人材不足、人材の確保に向けてどのような体制がいいのか、どのような展開がいいのか、意見交換をしているところでございますが、正直なところ、時給が安い、高いですとか、介護報酬の改定の関係もありまして、きょう明日ですぐ解決できる問題ではないという事実もありますので、慎重に、積極的に取り組んでいきたいと思っております。
◆伊藤和彦 委員 そういう積極的に是非取り組んでください。特別養護老人ホームの職員が足りないのは、先ほどおっしゃった賃金が低いこと、その上長時間労働、残業、夜勤時の仮眠や休憩時間を確保できないと。労働条件は劣悪な状況です。職員が辞めますと、残った職員の労働が更に強化されて、そしてまた辞めてしまうと、この負の連鎖が存在しているわけですよ。
特別養護老人ホームの支出の7割近くは人件費で、介護報酬全体を引下げられてしまったら、賃金が上がるはずはないですね。
それで、区内の特別養護老人ホームのところでも、職員が足らずに新規の特別養護老人ホームの建設計画が遅れそうだと。施設の建設ができても、人材不足のためフルオープンができない、こう嘆いています。
これは民間任せでいいんでしょうか。区の役割を大いに発揮すべきだと思いますが、どうですか。
◎介護保険課長 先ほども申し上げましたが、介護人材は不足していると思っております。高齢サービス課、福祉部全体として、介護人材の就職の相談会ですとか、そういったものにも着手をしております。ただ、なかなか苦しい状況であることには変わりありませんが、継続して取り組んでいきたいと思っております。
また、先ほど申しわけありません。バカバカバカバカと不適切な発言をしてしまいまして、申しわけありませんでした。おわびして削除していただければと思います。大変申しわけありませんでした。
○吉岡茂 委員長 残り20秒です。
◆伊藤和彦 委員 介護サービスの利用料の23区比較、きょうつくってきたんですが、これで見ると、他は一生懸命やっているんですが、やってないのは足立だけです。こういう点では、これを是非やるべきだと軽減策をやるべきだと思います。
○吉岡茂 委員長 時間です。
◆伊藤和彦 委員 それで、高齢者1人当たりの予算を削っているようではいけないので……。
○吉岡茂 委員長 伊藤委員、時間です。
◆伊藤和彦 委員 では、以上で終わります。