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●さとう純子議員(2015年3月5日)
◆さとう純子 委員 どうぞよろしくお願いいたします。
強引な学校統廃合ということで、私は区民の声を聞こうとしない区長、教育長ということで初めに質問させていただきます。
江北・鹿浜地区学校統廃合を考える会は、学校統廃合に関する通学路や避難所などを含む5項目にわたる要望書を提出しました。その要望書を区長、教育長宛になっておりましたので、そこに申入れをしましたら受け取りを拒否しました。
午前の委員会でも、この委員会でも地域の要望をしっかりと聞いて欲しいという意見がありましたけれども、自分の考えと違う意見だから受け取りを拒否するのはおかしいと考えますが、いかがでしょうか。
◎学校適正配置担当課長 先ほどさとう委員からお話のあった要望書については、私と学校教育部長と2人で、代表者の方及び一緒におみえになった方と会った上でお預かりをしたという経緯はございます。
◆さとう純子 委員 そうなのですね。結局は、学校教育部長と学校適正配置担当課長が、何も答えませんと、お預かりをします。お預かりをしただけでどこにも回答はしませんとおっしゃったので、仕方なく区民の声のほうに提出しました。こういう状態です。
その内容は、住民への説明会を果たしていないなど9項目あったわけですが、そのうちの、私は、今回は1点だけについて質問しますけれども、その中には安全な通学路の確保ということを要望いたしました。鹿浜橋から、今度の学区域、上沼田小のほうに移るために鹿浜橋のふもとから江北陸橋まで、バス停にすると三、四個あるぐらいな距離を歩かなければ学校に通えません。その学校を一番最短の通学路を歩いてみました。すると、おとなの足でゆっくり歩いて45分かかりました。片道です。その間にはガードレールのない道、それから、駐車場があって、そこからいつ車が出てくるかわからないような道、横断歩道もない道、更に鳩ヶ谷街道の信号機、そこは全て押しボタン式です。
先日、文教委員会で質疑をいたしましたら、区のほうは、17秒の間隔を20秒まで延ばしましたと、こうおっしゃいました。しかし集団登校している中で、20秒の中でどれだけの子どもが通行できるのか。それから、集団登校というのは大変危険でして、小学校6年生のお兄ちゃん、お姉ちゃんの後ろをぴったりとついて歩く子どもたちが途中で切るということができない場合もあります。また、押しボタン式というのは車の通行もあります。これを改善して欲しいという要望も出しました。
私たちは、日本共産党としては警視庁のほうに申入れを行いました。そして、この信号機は是非4方向にしてもらいたいということで改善を求めてまいりましたが、まず警視庁にそのような改善を更に強く足立区からも求めてもらいたいということが1点。
それから、学校のほうに聞きますと、学童擁護員、いわゆるその配置は二、三名というふうに聞いておりますが、とんでもない数だと思います。あとはボランティアにお任せしたいようなことをおっしゃっているそうでございますが、是非学童擁護員の増員も必要だというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎学校適正配置担当課長 まず一点目の通学路に関してでございますが、文教委員会でもご答弁させていただきましたが、昨年の8月に学校長並びに教育委員会、あと西新井警察、都市建設部、PTAの会長、副会長等で合同の実査を行いました。その中で、ここが危険だろう、あるいはここを改善したほうがいいだろうというような考慮の上、通学路のほうを決定したという経緯がございます。
鳩ヶ谷街道の信号については、交通量大変多いところでございまして、やはり西新井警察のほうも、最善の努力をした上で17秒だった秒数を20秒、信号機、横断歩道ですけれども、伸ばしていただくという善処をしていただいたというふうに考えております。
また、学童擁護員については、二点目の学童擁護員については、鳩ヶ谷街道と、いわゆる都市計画道路251号というのですかね、UR団地と上沼田第3アパートの間のところに立っていただくというような予定をしているところでございます。
◆さとう純子 委員 ですから、私は、学童擁護員については足りないというふうに申し上げました。桑袋小が統合するときには9人以上の学童擁護員を配置したはずです。人道橋といって人が渡れるだけの橋までつくりました。
今、地元からはスクールバスでも運行してもらわないと子どもたちは学校に通えないという声まであります。
ですから、私が今、要望しましたのは、更に強く警視庁のほうに申入れをしてください。それから、学童擁護員は適切に、大幅に増員をしてやってくださいということをお願い申し上げましたので、きちっとそれを取り組んでいただかないと、本当に子どもたちの安全は守れません。是非お願いいたします。
次に、「これからの25年を考える適正規模、適正配置のガイドライン」、これは、私たちは一貫して、このガイドラインは破綻しているという指摘をし続けてまいりました。その上で大規模化した学校の問題を取上げて反省をすべきだと言いましたが、何回質問しても、これ以上人口が増えないとか、更に一時的な人口増だということは前回の質問でも明らかになりましたけれども、一過性というのは一体何なのでしょうか。
そして、第4回定例会の私の質問に対して、区はまたこのように答弁しました。新田学園や千寿小、亀田小においては大規模開発による一時的な人口増がもたらした結果による大規模校であり、今後は適正規模に収束していることを見込んでいることから、ガイドラインを破綻させているとは考えていない。大規模校では、教育活動と生活指導の両面において困難さが増す可能性が高いため、今後も学区域外からの入学を抑制するなど、学校規模の適正化に努めると答弁しましたが、どうですか。
◎学校適正配置担当課長 ガイドラインについては、今後、学校の適正配置を取り組むに当たって、エリアごとに取り組んでいくというようなお話をさせていただいているところでございます。
今回、江北地区、鹿浜地区において、人口、年少人口が減少傾向は変わらないということを認識しておりますので、新田の話と一緒にはしていただきたくないというふうに考えております。
○吉岡茂 委員長 静粛にお願いいたします。
◆さとう純子 委員 私は質問したのに、何で適正配置の担当課長が答弁するんですか。これは区の施策としてやっていることですよ。そして、破綻していると何度言っても、破綻していない、収束すると言い続けました。
それで、昨年の予算特別委員会でも、私は新田学園のことを取上げて質問をしました。そのときにも、今後はこのままいくと、新田は今の1.5倍、小学生だけでも1,500人以上の学校になると指摘しました。
それから、新田一丁目には今300世帯の、300世帯以上のマンション建設が始まっています。そのことを知りながら、第4回定例会の質問にこのように答えたわけです。そして、これからは学区域外からの入学を抑制するなどと言いました。しかし今、新田はどんな状態でしょうか。
入学可能な学区域外からの入学を抑制するなどと言っていますけれども、中学校、今年、平成27年度の中学校、新田は受入れ人数が95人と書いてあります。ところが、学区域内だけで116人の子どもがいます。それから、その上にまた300世帯できるわけですよ。
それから、教育委員会の本当に事実のごまかしと答弁にはあきれ果てるのですけれども、千寿第八小学校、これも可能人数が100人に対して107人、それから、千寿双葉小も、それから、千寿本町小も、谷中中も、もう定員、受入れ人数以上に学区域の中に子どもがいるんです。一体どうやって、これから、この子どもたちの学校の教育を保障するのでしょうか。
そして、今は亀田小や千寿小のグラウンドに急遽プレハブの教室をつくろうとしていますけれども、それも全て24学級以上。区のいう適正規模でも何でもありません。こんなことをやっていたら、収束どころか、学区域外からの抑制などとは言えない。更に統廃合どころか、新たに学校建設をしなければならない事態も起こると思いますが、いかがでしょうか。
◎学校施設課長 ご指摘の今、私どものガイドラインについては、こちらは統合する場合に適正な規模というところをガイドラインの上に述べさせていただいております。
人口増、いわゆる局地的な人口増がもたらす場合につきましては、そのつど適切な対応というふうに考えてございます。
◎学校教育部長 各学校の今、さとう委員のご指摘にございましたけれども、受入れ可能人数については、学区域内にお住まいの児童・生徒の数と、それと、そのお子さんたちが、中学校の場合には私立に行かれるとか、そういったような状況も加味して受入れ可能人数というのは精査して発表しているところでございます。
◆さとう純子 委員 それもごまかしの答弁ですよね。私は何の資料で言ったと思っていますか。今回、平成26年11月の志望校、抽選校になりました、凍結校になりましたというところの見て言っているのですよ。その中で、希望する学区域内の子どもが何人か、希望する学校、要望してる生徒は何人なのかということを出した上で、区が出した資料をもとにして私は言っているのですよ。
それなのにも関わらず、相変わらず一過性。一過性といったときの子どもたちは一体どうするのですか。足立区の学校に行けなくなってしまうではありませんか。
まして、適正規模・適正配置といいながら、ちっとも適正規模・適正配置でもない。そして、今後は人口が減るということでつくったガイドラインです。全く見直しも考えない。その場その場しのぎで、後追いで、子どもが増えたら慌てて校庭にまたプレハブをつくる。そんなお考えなのでしょうか。
◎学校教育部長 凍結校については、文字のとおり凍結をしているということでございます。
それから、大規模開発等あった場合にはプレハブで対応するというのは、これは教育委員会、従来、古くからの対応策でございます。
◆さとう純子 委員 とんでもない答弁だと思いませんか。自分で言っていて、教育長、どうなんですか。自分たちでつくった施策が破綻したら、今度はプレハブつくるのは当たり前なんていう答弁ありますか。どうして、これで教育環境をよくするということができるんですか。
いいです。答弁要りません。余りにもひどすぎます。
ですから、本当に新田は、このままいくと普通教室、第一校舎の18教室と第2校舎の40教室があっても足りなくなる事態が生まれますよ。そのときに、プレハブをつくるグラウンドもないじゃありませんか。そのことをよく踏まえてください。
答弁要りません。
それで、毎日新聞、これは……そのことをちゃんと受け止めてくださいね。毎日新聞の平成27年1月24日、区立小・中学校の統廃合、廃止すべき教育の効率主義、柳田邦男の深呼吸というところに、このようにありました。
この世で最も手間暇かかる大切なことは何かと言えば、それは子育てであり、教育であろう。ところが、バブル経済崩壊後の20年ほどの間に、この国は効率という用語が企業の世界だけでなく、行政の分野でも徘徊し、教育行政まで支配するに至っている。人格形成に必要な時間を戦闘機2機から3機分でしかない300億円から400億円程度の予算削減のために国家が奪ってしまうとは、と、このように言っています。
本当に学校統廃合計画、足立区がやっていることは本当にきちっと見直す、それが必要だということを指摘して、次の質問に移ります。
答弁求めてません。
◎学校教育部長 いや、人口については、10万人の児童・生徒がいたときから比べて、人口は現在67万人となってございますけれども、現在はその当時の人口から比べても半分程度以下というふうになってますので、当然、小・中学校の適正規模、適正配置は必要と考えております。
◎教育長 冒頭で、私は受け取りを拒否したと、ちょいと話が戻りますけれども、事実と違いますので。これは針谷委員のほうにも明確に申し上げましたが、既に統合協議会、それから、その準備が立ち上がっている状況では、地域の皆さん方のご意見を聞く場が正式に確保されているので、要望書は受け取りますけれども、そういった意見を聞き取る場を設けるということは特に差し控えたい、こういうような答弁を、ご返事をさせていただいております。
◆さとう純子 委員 統合協議会に関わる質問だけじゃないから、私は区長宛と教育長宛といたしました。ところが、その部署には何も連絡が行ってないということがわかりました。防災の問題だとか、今も通学路の問題とか、様々な分野に関わるので、午前中の鹿浜委員からも質問あったとおり、地域ではいまだに納得していない、そのような声がある中で、統合協議会の代表者だけに承認させた、納得させたということだけで動く、この学校統廃合は本当に住民無視です。余りにも強引ですということを申し上げて、答弁を求めていません、次の質問に移ります。
それでは、教育環境のことで申し上げます。
教育環境の問題では、トイレの洋式化ということで、私は再三、本会議でも質問いたしました。そして、学校統廃合の鹿浜小学校と上沼田小学校の統廃合の条例のときにも、区長から学校は暗い、学校のトイレは暗い、汚い、くさい、このことを改善したいというお話もありました。
先日、実は私、文科省のレクチャーを受けてきまして、そのときに、今、学校……これはごめんなさい、クーラーのほうでした。学校のトイレの改修というのは本当に急務ですので、是非是非これを進めていただきたい。そして、その仕事も地元の業者、本当に地元に、地元の業者に発注していただいて、トイレの改修、洋式化を進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎学校教育部長 先ほど長井委員のご質問にもございましたけれども、トイレの洋式化については、その重要性は承知してございますので、粛々と進めてまいりたいというふうに考えています。
契約については、契約の規則にのっとり進めてまいりたいというふうに考えています。
◆さとう純子 委員 エアコンの設置なのですけれども、これが文科省に実はレクチャーを受けに行ったのですが、文科省は今、国のほうとして補助金を400万円助成すると。でも、しかし、工事費が400万円以上かかったものに限るというふうになっておりまして、これの改善をして欲しいというのはあちこちの自治体から出ておりました。
このことも含めて、国の補助金を受けるということも含めて、是非検討していただきたいと思います。
それと、今回、予算修正で提案いたしましたのは、リースで借りればかなり安い価格で、エアコンが特別教室の設置していないところに設置できるという提案をしておりますので、その両方について申入れと、それから、トイレの改修、エアコンの設置のことについて答弁を求めます。
◎学校施設課長 すみません、先ほどご回答したとおり、リース、エアコンにつきましては今後の切れたときに考慮していくというところでございまして、また、トイレにつきましては、今までどおり粛々と保全工事で年二、三校、それから、改築工事では1校をさせていただければと考えております。
◆さとう純子 委員 エアコンは、今、国が400万円以上の工事の場合、補助金を、助成金を出すというふうになっているのですが、ご存じじゃないですか、そのことを申入れて欲しいというふうに言いました。
◎学校施設課長 失礼いたしました。400万円以上の工事の場合につきましては、その一部を補助するというシステムは、私どものほうも理解してございます。そういったものを今後、もし改修があれば取り入れてまいりたいというふうには考えております。
◆さとう純子 委員 それでは、次の質問ですけれども、まずちょっと確認したいことが2点あります。
憲法26条には、その能力に応じて等しく教育を受ける権利、教育の目標は人格の完成にあると明記されていること。それから、もう一つは、平成25年足立区いじめに関する調査委員会調査報告書で、足立区の教育委員会の方針、基本方針は、第一に就学、就学前教育を充実し、ということが明記され、以前は第一に掲げられていた人権と生命を尊重する教育を推進する、が4番目になっているということを指摘されていましたが、端的にお答えください。
◎教育次長 さとう委員ご指摘のように、憲法14条、26条についても、教育基本法4条で、より詳細、具体化されていますから、その精神にのっとって教育行政は進めるべきものだと理解しています。
◎学校教育部長 指摘については、そのとおりでございます。
◆さとう純子 委員 それで、今、先日、国会での論議で、35人学級の実現ということで、安倍首相が35人学級の実現に、全会一致でこれは決められていることですので、全会一致の重みもかみ締めながら、1年生、2年生で35人学級以下を実現した。更に、35人学級の実現に向けて努力をしていきたいと答弁をいたしましたが、ご存じでしょうか。
◎学校教育部長 存じ上げております。
◆さとう純子 委員 それですね、残りは少なくなりましたので、その続きはまた次回にやらせていただきますけれども、本当に少人数学級の実現というのは、全国のPTA協議会とか全国レベルの校長会や教頭会、教育委員会の協議会、様々な教職員組合など要望が出されておりますので、是非取り組んでいただくよう申し上げまして、質問を終わります。