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●伊藤和彦議員(2015年3月6日)
◆伊藤和彦 委員 こんにちは。まちづくりに関して質問させていただきます。
千住一丁目の市街地再開発についてですけれども、区は第一種市街地再開発事業と高度利用地区の都市計画決定を提案しました。その理由は何でしょうか。
◎住宅・都市計画課長 千住地域は、密集市街地でございます。この事業に伴って、防災性の向上、道路の拡幅、また新たなにぎわいを創出するために、この敷地につきましては民間の事業者が主体でやっておりますが、都市計画決定ということで都市計画で担保しているために提案しているものでございます。
◆伊藤和彦 委員 そうすると、密集地と防災ということでしょうか。
◎住宅・都市計画課長 伊藤委員ご指摘のとおりでございます。
◆伊藤和彦 委員 ここは商店街の中心に位置しておりまして、しかも計画では道路幅員は途中まで広がっているんですが、その先は狭いままです。
それで、高層棟32階がつくられることになって、強風の影響で火災の場合は燃え広がる恐れがある、区民が非常に心配しております。防災を言う根拠がないんじゃないですか。
◎住宅・都市計画課長 そのような声があることは存じ上げておりませんが、建物自体が老朽化しております。この建物の倒壊によって新たな被害が出るということも想定されますので、建て替えを進める再開発事業をすることは有効だと考えてございます。
◆伊藤和彦 委員 全然防災を言う資格はないくらいに、ここはみんなが32階建てなんて要らないと、望んでいません。
それで、この再開発では都税事務所の跡地も入っておりますけれども、区として都有地活用についてどのような働き掛けをしましたか。
◎住宅・都市計画課長 今回、再開発事業には、都有地、東京都も入ってございますが、東京都の判断で再開発事業入ってございますので、特に働き掛けは行っておりません。
◆伊藤和彦 委員 そういうことを言ってもらっちゃ困るな。区は、昨年の6月26日に都財務局財政財産運用部長宛てに、千住一丁目足立都税事務所跡地に関する件で、市街地再開発事業へのご協力を何とぞお願いしますと、この文書あるじゃないですか、これ認めませんか。
◎住宅・都市計画課長 先ほどもご答弁申し上げましたが、もともと再開発事業に参加する東京都の意思がございまして、それについて区としても幾ばくか協力をさせていただきたいと、そういう旨で文書を出したものでございます。
◆伊藤和彦 委員 この6月26日ですけれども、区が事業者に再開発をお願いしたのではないかということはそのとおりだと思うんですね。しかも、6月26日は再開発準備組合が発足した日と聞きますが、間違いありませんか。
◎住宅・都市計画課長 この日に再開発準備組合が設立されております。
◆伊藤和彦 委員 準備組合はこの日にできたんですね。それで、都有地の活用について地元では、集会施設あるいは保育所など区民のための施設をつくって欲しいと、こういう要望があります。
区は、この要望についてどう考え、対応しようとしていますか。
◎住宅・都市計画課長 先ほども申し上げましたが、基本的には民間事業者主体の事業でございます。その他公共施設は、別に議論するものと考えてございます。
◆伊藤和彦 委員 区民のそうした要望について、保育所だけじゃなくて集会施設の強い要望もある。こうした区民の声は聞いていないんですか、全然。
また、子育て施設をつくるというのは、保留床を区が買うのか、都の権利床を使うのか、これはどちらなんですか。
◎住宅・都市計画課長 まず、集会所等につきましては、私、先ほども申し上げましたが、民間事業者主体の事業でございますので、そのことについて申し述べる立場にはございません。
また、子育て支援施設を入れるということでございますが、まだ計画段階の中でございます。具体的な内容は決まってございません。
◆伊藤和彦 委員 それはおかしいね。住民の説明にはそういうことを言っているんですよね。わからないということないでしょう。住民説明会ではそれやっていますよ。区のほうはそれ知らない、わからない、とんでもない話ですね。
それで、子育て支援施設を入れるということを住民は聞いて、説明受けています。ということは、資金計画を含めて検討されているんだろうと思いますが、この再開発事業を行うためには、都市計画決定がなされなければ事業計画はつくれないんじゃないかと思います。都市計画決定がされないうちに、なぜ事業者は再開発事業計画をつくれるのか、おかしいと思いませんか。
◎住宅・都市計画課長 再開発事業は、長きに渡り計画されるものでございます。当然のことながら、まだ計画段階で住民の皆様にご説明申し上げたところです。これから資金の内容等、また、先ほど委員からお話がありました子育て支援施設が保留床になるのか、事業者の床になるかについても検討していくものと考えてございます。
◆伊藤和彦 委員 計画がそのとおりかかるんですよね。これは私もよくわかります。計画です。だけど、都市計画法の第16条では、公聴会を開くことができるようになっているのに、なぜ開かないのか。なぜ開かないんですか、これは。
◎住宅・都市計画課長 都市計画法の16条でございますが、地区計画を策定する場合については、公聴会を開くことができると記述してございます。今回は再開発事業でございますので、公聴会の必要はないと考えてございます。
◆伊藤和彦 委員 それは全然認識が違いますね。縦覧をかける、公聴会を開く、これは都市計画法できちっと位置付けてあるじゃないですか。勝手なことを言っちゃ困りますよ。
◎住宅・都市計画課長 今回の再開発事業の都市計画でございますが、都市計画法の17条の手続きに基づいて進めてございます。
◆伊藤和彦 委員 とんでもない話で、その17条でいう縦覧というのをやったんですよね。説明会と言っていますけど、再開発準備組合の事業説明の中で行われたものであって、区の主催で説明会、公聴会は一度も開かれていません。それは住民とともにまちづくりを進めるという都市計画法の趣旨にも反するんじゃないですか。既に縦覧は終わっています。意見書も締め切りました。このことを知らなかった住民も非常に多い。
こうした瑕疵ある提案は、一度撤回をして、再度公聴会を開き、区民の声を聞くことを強く求めまして次の質問をいたします。
[発言する者あり]
◆伊藤和彦 委員 いいです。花畑団地まちづくりのエリアデザインについて……。
○吉岡茂 委員長 伊藤委員指名していません。都市建設部長を指名しています。
◆伊藤和彦 委員 私はもういいよ、そんなこと聞かなくても。
◎都市建設部長 都市計画審議会の日程をずらしまして、一回延ばしまして住民の意見を聞く期間を設けたということで、区のほうもその分配慮しております。
◆伊藤和彦 委員 区主催の説明会、さっき言った公聴会は一度も開かれていません。準備組合と一緒にやったんでしょう、民間と。ですから、私は瑕疵があると。提案は一度撤回をして、再度公聴会を開く、地域の皆さんの意見を聞く、このことが大事だと言っているんですよ。
私は、花畑団地まちづくりのエリアデザインについてお伺いします。
URは、団地再生複合型といって居住者を追い出して、区は、突如、区立花畑保育園、この公立保育園をつぶして、花畑団地のエリアの隅に民営化の保育園をつくるとしております。
URと進めようとしている新たな開発であるエリアデザインは、既に決まったんでしょうか。
◎政策経営部長 花畑地区のエリアデザインにつきましては、平成26年の2月に選定して、平成26年の2月25日の総務委員会にご報告をさせていただいております。
◆伊藤和彦 委員 質問に答えて、決まっていないんですね、まだ。
◎政策経営部長 今、高等教育機関ということで大学誘致を進めておりますけれども、大学についてはまだ決定しておりません。
◆伊藤和彦 委員 決まってないんですよね。
実は、花畑団地のA、B街区の土地利用については、あの地域の方、住民が無差別に4,000枚のアンケートを配布して、その調査結果を踏まえて区に申し入れをしました。一つは、子ども支援施設、認可保育園、これは87.3%、2番目に多いのが高齢者施設51.6%、3番目に多いのはコミュニティセンター44.8%です。
この要望書を昨年の7月24日に区に提出をいたしました。このとき区は、住民要望に応えると言いましたけれども、検討されたでしょうか。
◎都市建設部長 住民要望をお聞きした上で、区として検討していく、判断していくという趣旨だったと記憶しております。
◆伊藤和彦 委員 要望は確かに受け取った、これは間違いないですよね。
◎住宅・都市計画課長 そういった声を要望書として受け取ったのは事実でございます。
◆伊藤和彦 委員 この花畑団地というのは、ご存じだと思いますが、花畑団地に住んで40年、30年ずっとここに住んでいる方、突如、URが建て替え住宅対象団地だったのを変更して、一切10年以上募集してこなかったんですよ。これは間違いないでしょう。
◎住宅・都市計画課長 伊藤委員ご指摘のとおりでございます。
◆伊藤和彦 委員 その結果どうなったか。マスコミでも報道されたとおり、花畑団地は限界集落になっちゃったんですよ。高齢者が増えて、新しい募集ができないものだからどんどんまちが疲弊していったんです。
それで、団地に長く住んでいた人たちは、せっかく再生するんだから、自分たちの願いをこのアンケートなどに託したんです。ですから、バスの路線についても同じように希望が出ました。
それで、住民要望に応えると言って、その約束をきちんと守ることが必要じゃないですか。
◎住宅・都市計画課長 花畑団地の再生事業につきましては、議員の皆様のご意見も賜りながらまちづくり計画を策定し、その上で、例えばベルクスでありますとか、保育施設でありますとか、順調に進んでいるところでありますので、住民の皆さんの希望はきちんとかなえているものと認識してございます。
◆伊藤和彦 委員 すりかえないでください。私は、アンケートをこういうふうに持って区に要請したよと、区のほうでは住民要望に応えるよと、こういう約束をしたんだと。その団地に長く住んでいた人の住民の願いを踏みにじるようなやり方は、やっぱり改める必要があると思うんですよ。
応えると言ったんだから、ちゃんとそれの検討した結果は出すべきではないんでしょうか。
◎都市建設部長 住民要望に応えるということについては、住民要望全てお聞きするということではないと考えております。お聞きした上で、区として最適な方針を出していくということだろうと考えております。
◆伊藤和彦 委員 住民の皆さんと懇談もして、そこで部長も課長もいらっしゃいましたが、そうした要望は確かに受け取りましたと。そういう要望に応えるために、足立区としてもURに積極的に働き掛けてまいりますと言ったのは誰でしたっけ。
◎都市建設部長 その場では、様々なご意見、ご要望を伺っております。花畑団地そのものの集会施設とか、そういう面についてはURにお伝えします。区が担うべきところについては、そのご意見を踏まえた上で、お聞きした上で、区としてとるべき対策、方針を決めていくという趣旨でございます。
◆伊藤和彦 委員 本当にこの地域の方はいろいろ努力されて、こうして欲しい、ああして欲しいという声があるんです。住民の要望にきちっと応えるということは非常に大事だと思います。この願いを反故にするようなやり方はやめていただきたい。
もう一つは、花畑団地のバス路線についてです。これは居住者の要求でいろいろ出まして、居住者の方は、団地中央通りにバスを通して買い物に行けるように、集会所にも行けるように、バス路線をかえて、中央に走って欲しいという願いだったんです。
それで、昨日もちょっと出ていたのは、東側のほうはそういうことで実現の方向ですけれども、西側の路線です。その路線については、いろいろ課題がありますが、どうですか。
◎交通対策課長 A、B街区に何が入るかといったところが、やはりバス事業者としても一番関心が高いところでございまして、今後、西側ルートにつきましては、これから本格的なバス事業者との協議を交わしていく予定でございます。
◆伊藤和彦 委員 この交差点の問題では、土地の取得だとか、電柱の移設などが生じるという説明がありましたけれども、こういうことをクリアしてもバスを通していきたいというのが区の姿勢ですか。
◎交通対策課長 そのとおりでございます。
◆伊藤和彦 委員 是非そういう点では、こういう住民の声に応えてバス路線もしっかりやっていただきたいと思います。
それから、もう一つ、花畑団地のまちづくりニュースです。これを是非増やして地域の方に配布して欲しいと。私も何回か要求しているんですが、花畑団地だけでもかつては2,800を超える戸数持っていましたが、今は1,500です。人口も3,000ぐらいだというのは交通網・都市基盤整備調査特別委員会でも答弁をいただきました。
そうすると、その団地の人と周辺の地域の人を入れれば5,000から6,000ぐらいになるんですよね。ところが、このまちづくりニュースの発行部数は何枚ですか。
◎まちづくり課長 団地と周辺を合わせまして、約300ほど回覧しております。
◆伊藤和彦 委員 だから地域の人は、いろいろ事業やっているけど、この花畑団地の事業計画は一体どういうふうに進んでいるのか全くわからない。この回覧でやればいいという程度、あるいは階段のところに提示すればいいと、300ですよ。
5,000も6,000もいる人たちのまちづくりをするのに、ニュースが300でいいと思いますか。
◎まちづくり課長 この枚数につきましては、過去、地域の皆さんとお決めしたものでございます。その後、伊藤委員のほうから少ないんじゃないかという説明がありまして、今回、各町会の掲示板及び各団地の1階部分について、各町会長と協議の上、今回増やしております。
◆伊藤和彦 委員 もっと今の花畑団地の事業の進捗状況を丁寧に地域の方、居住者にきちっと知らせる、これは当たり前です。少なくとも居住者の方が何やっているかわからんという事態はやめてもらいたいと思っています。
次に行きます。住宅リフォームについて、区は我が党の代表質問の答弁で、助成率を拡充するので住宅全般に対するリフォームは行う考えはないと言いました。
今の制度の要件は、間取りと手すりと段差解消だけで、これでは時代に全く合わない。住宅の長寿命化、あるいは定住支援と地域経済活性化のために、既存の制度の対象を拡大する、また新たな制度構築が必要だと思いますが、どうですか。
◎建築安全課長 今、住宅改良制度については、今後、高齢者の前の65歳未満の方のバリアフリー化、あるいは段差解消等を主体としておりまして、そちらが優先的にやっているということでございます。
◆伊藤和彦 委員 私が言ったことをなぞってどうするんだよ。私は今のやり方では時代に合わないよと、だから制度をもっと構築していく必要があるでしょうと聞いているんですよ、私の質問。わかりますか。
◎建築安全課長 制度については、先ほど言った65歳以上の高齢者のほうの福祉制度がございまして、それ以下65歳未満ということでやっておりまして、特に改良するつもりはございません。
◎副区長 やはり個人の資産の形成に関する補助については、限定的にやるべきだろうと考えておりまして、今、建築安全課長が答えたとおり、その範囲内で補助していきたいと考えております。
◆伊藤和彦 委員 全然、副区長もお粗末ですね。個人の資産の形成なんて、政府もそういうことはやると言っているんですよ。わかっているんですよ、そんなこと。
私があえてここで言いたいのは、北区で助成金を予定して、これは区内の中小業者を利用した場合に限り、住まい改善支援事業として、工事費20%、10万円以上改修工事を行った場合に20%助成をしている。予定数は200件ですよ。これ北区でやっています、既に。総額2,000万円です。こういうのを積極的に活用してください。
○吉岡茂 委員長 時間です。
◆伊藤和彦 委員 終わります。