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●ぬかが和子議員(2015年3月11日)
◆ぬかが和子 委員 おはようございます。
いよいよ最終日となりました。前半、この予算特別委員会の前半に、自民党の委員の方から、生活保護の適正化についての発言がありました。
生活保護者を増やしてきたのは長年の自民党政治ではないかと私は思っています。以前だったら、いざというときに病院代も無料でした。介護も所得に応じて無料で受けられた。足立では在宅は7割無料でした。それから、特別養護老人ホームも所得に応じて無料から数十万円までと、まさに応能負担でした。保険料もなかった。それから、いざというときの寝たきり手当、これも非常に大きくて四、五万円の手当がありました。
そういう安心があったから、本当に、私、相談を受けた方でも、住まいさえ何とかなれば、夫婦で、国民年金でも十分に生活ができていました。また、年金との比較というのも、いつも、今いらっしゃいませんけれども、言いますけれども、100年安心年金と言いながら実際に年金額を減らしてきたのは誰なのかという思いです。
また、それから生活保護受給のために不当に圧力をかけるというような発言がありましたけれども、そういう議員がいるとすれば、それこそ問題であり、明らかにするべきだろうと思っていますし、根拠もなしにそういうことを、こういう議場で言うべきではないと指摘をいたしまして、質問に入ります。
質問は公園の関係です。この予算、決算の特別委員会で、ボール遊びができる公園とか、じゃぶじゃぶ池の偏在の解消とか、子どもたちが自由に楽しめるプレーパーク、私も繰り返し質問、提案もしてまいりました。区のほうでも、いろいろな方々の要望を受けて、公園の差別化を図る、特色ある公園づくりをする、とパークイノベーションという表現で打ち出されました。
[資料を提示]
しかし、実際にモデル地域ということで図面を示されたら、これがそうですけれども、公園トイレを半分に減らす、廃止をする計画でした。これまでの委員会の審議で330ある公園トイレを200にしていこうという考えが明らかになりました。
これに基づいて、モデル地域の説明会の中では、町会長のほうから残して欲しい、公園トイレはまちの財産だ、何十年も祭りをやってきた、納得できない、こういう声が噴出していました。なくさないでという署名が区議会にも出されて、そして継続審査になっています。区長宛にも、この公園トイレを残して欲しいという署名が届けられ、切実な声が寄せられたと思うのですが、この声をどう受け止められたのでしょうか。
◎パークイノベーション担当課長 実際に議会のほうに陳情をいただいたり、要望をいただいているのは事実でございます。
現在、パークイノベーションの取り組みとしては、魅力ある地域の公園づくりに加えて、持続可能な公園運営のために、将来の人口減少社会を見据えたまちづくりの中で、トイレについても適正な配置というものをしていくべきだというふうに考えております。
◆ぬかが和子 委員 声をどう受け止めたのですか。この声、切実な声というのをどう受け止めたのか聞いているのですけれども。
◎パークイノベーション担当課長 現在、地元にも入って、地域懇談会のあとも継続して、地元町会等ともお話していっている中で、具体的にお話を聞いている中で、区民の方の切実な声というものに真摯に対応しているつもりでございます。
◆ぬかが和子 委員 では、具体的にお伺いしたいと思います。
これが最初のモデル地域、竹ノ塚駅南東と言いますけれども、実際に竹の塚、六月、栗原エリアですね。12の公園トイレを6にするという案です。既に2カ所のトイレは、今年度の予算で解体ということですけれども、栗原町公園ですね、まだ、これそのままあります。小規模の保育所とか認証保育ママとか、たくさんの子どもたちが利用している。学校のマラソン大会などでも利用している人がいるということで、まちのほうからも本当に延命をして存続して欲しいという声が寄せられていますが、この栗原町公園はバツというふうになっているのですけれども、つまりなくすというふうについているのですけれども、どうなのでしょうか。
◎パークイノベーション担当課長 具体的に、栗原町公園につきましては、鉄筋コンクリート造、RC造のつくりでございます。設置からの経過年数も23年程度でありますので、まだ10年程度はそのままでも使えるだろう。さらに、現状見ましても、老朽化が余り進んでいないことから、更に延命化を図れば20年以上使えるものかなというふうに考えております。
◆ぬかが和子 委員 それから、同じくバツとついている新六月公園、これ都営住宅の前なのですけれども、本当に利用者も多い、公園トイレも比較的きれいな公園トイレなのですよね。住民の方々が目の前の都営住宅に署名で回ったら、本当に党派を問わず、たくさんの方々が、もう是非残して欲しいと。なくなったら、衛生上も大変なことになってしまうという声が寄せられたのですけれども、ここについてはどうでしょうか。
◎パークイノベーション担当課長 新六月公園につきましては、鉄筋コンクリート造ではございませんけれども、設置年次から約21年が経過しております。こちらについても、現状を確認したところ、老朽化というのは余り進んでいないことから、既存の期間に加えて、簡易な補修をしていくことで、あと10年程度は使えるものではないかなというふうに考えております。
◆ぬかが和子 委員 バツとついているところでも、そういう実態や要望に応えて、本当に真摯に対応していただきたいと思っているのですね。
続いて、青井駅エリアのほうですけれども、青井駅周辺地域ということですけれども、やはりバツがついているところは6カ所あるのですけれども、その中で弘道一丁目ふれあい児童遊園、これは通勤者の利用も多く、小さいところだけれども、もう地元の町会長も含めて要望は非常に強いと。これ是非存続をということで、声が挙がっていたと思うのですけれども、どうでしょうか。
◎パークイノベーション担当課長 弘道一丁目ふれあい児童遊園につきましては、地域懇談会開催後も、地元の町会等から話合いをしたいというご要望をいただきまして、お話合いをさせていただきました。
その中で、なかなか区のほうの実態調査だけでは明らかにならなかった地域の特別な事情を多々お話をいただいた中で、こちらについては存続をするという方向で、再考した上で、地元の皆様には再提案をさせていただいているところでございます。
◎みどりと公園推進室長 ただいまの件について補足をさせていただきますが、弘道一丁目ふれあい児童遊園のほうは建て替えということでございますが、弘道一丁目ふれあい児童遊園のほうを建て替えた際には、弘道一丁目公園につきましては廃止をさせていただくということで、地元のほうとは話合いを進めさせていただいております。
◆ぬかが和子 委員 それは建て替えをして、またつくった際にはという意味ですよね。
◎みどりと公園推進室長 弘道一丁目ふれあい児童遊園を新しく、だれでもトイレ化して、その後に弘道一丁目公園のほうを廃止をするということでございます。
◆ぬかが和子 委員 それから、五反野公園なのですけれども、町会の祭りにも使われていると。何十年も使ってきたと。利用者も多い公園だということで、ここについては、延命策は考えていないでしょうか。
◎パークイノベーション担当課長 五反野公園につきましても、やはり地域懇談会でお話をさせていただいた後、二度ほど地域の町会にお集まりをいただいてお話合いをした中で、まず、こちらについては鉄筋コンクリート造であること、それから、老朽化が進んでいないことから、15年程度は延命できるということで、その間、洋式化をしたり、きれいなトイレに改修をした中で、15年程度は延命化させ、使っていただきたいというふうに考えております。
◆ぬかが和子 委員 他の廃止予定の公園トイレですけれども、イベントのときなどにトイレがないと困るという声を受けて、建設委員会でも簡易トイレの貸出制度、これを検討するというお話がありましたけれども、それは一体どういうことでしょうか。
◎公園管理課長 貸出しということではなくて、例えばですけれども、町会で盆踊りとか夏祭りの際には、区のほうから仮設のトイレを一時的に設置するというようなことでございます。
◆ぬかが和子 委員 ないところで仮設のトイレを考えてあげるというのは良いなと思っているのですよ。またトイレの必要性があってもなかなかつくれないところなどについては、それは良いことだというふうに思っているのですが、今あるところを潰して、仮設のトイレ、調べましたら、結構運搬とか、処理とかお金かかって、大体、最低でも男女二つ入れて6万円ぐらいかかるとか。それで、今、公園の維持費というのは年間で30万円とかと言っていますよね。そう考えると、あるところを潰して、いざというときはそういう仮設のトイレ貸出しという方向は間違っているのではないかというふうに思います。
公園トイレというのは、今申し上げたように新たな設置の要望が多いわけですよ。しかし、総論賛成、各論反対で、なかなか設置できない、そういうケースもあるのではありませんか。
◎みどりと公園推進室長 私どもも、今回、廃止ということばかりではなくて、今回、平成26年度におきましては、六木二丁目のほうでございますが、区画整理事業によって、六木二丁目の公園のほうにつきましては公園トイレも新設をしておりますし、また平成28年度でございますが、新田一丁目のほうに予定をしております公園のところにつきましても、圏域を見ながら、公園トイレにつきましても設置をする考え方でございますので、ないところについては、周辺の状況も見ながら設置をしていく考え方も持っております。
◆ぬかが和子 委員 その考え方は知っているのですよ。それでつくろうとしても、私も前、ありましたけれども、必要だねとなったけれども、目の前にトイレが来るのが困るということで、トイレは欲しいけれどもつくれないというケースもありませんかと聞いているのですけれども。
◎みどり推進課長 今回は、地域の方のご意見を頂戴した上で、先ほど申したような対策をとっておりますので……。
[「そういうこと聞いてないよ」と呼ぶ者あり]
◎副区長 公園のせいでありませんけれども、例えば北千住の東口で、やはり駅前にトイレ欲しいということですが、なかなか地元の方々が、ここじゃだめだとかいろいろありまして、なかなか難しいというケースはあると思います。
◆ぬかが和子 委員 そうなのですよ。そういうことを、よく私たちも、駅前なんかでも西新井なんかでもそういうことがありました。
やはり、そういうことから考えると、一度潰したトイレをつくるというのは本当に大変なこと、もう多分無理だろうと思うぐらい大変なことなわけですよ、同じ場所にという点では。
ですから、やはり本当に慎重に、トイレは存続をし、増やす方向でやっていっていただきたいと。
[資料を提示]
これ生活者の視点に立ったトイレ整備の指針という、東京の福祉のまちづくり推進協議会が出した報告書なのですけれども、これは福祉サイドですけれども、障がい者も高齢者も誰もが利用できるトイレを増やしていく、それが外出時の行動範囲の拡大に直接結び付く、そういう整備が必要だと、そういう趣旨で出されていると思うのですが、どうでしょうか。
◎障がい福祉課長 ぬかが委員おっしゃるとおりでございます。
◆ぬかが和子 委員 そうなのですよね。先ほども増やすことも考えているという答弁もありましたけれども、本当に偏在をなくして、増やしていかなければいけないですと。そして、障がいを持つ人や、またきれいな、使いやすいトイレにしていくことが、いろいろな人の行動範囲を広げることになるのだということで、こういう指針が出されて、東京都ではこれに基づいてどう進んでいるかという審議会も毎回開かれているのですね。
そういう立場からいきますと、区のほうでは、ここの指針である400、500mとかそういう距離を指して、それに1カ所トイレがあればいいのだという発想だと、当初言われていて。ただ、今、きょう聞きましたら、実態としては地元の声を反映されているということもわかりましたけれども、この距離だけを言って、またこういうものを逆に、だから、400、500mに1カ所あればいいのだということで廃止をしていくというのは全く逆だろうというふうに思います。
逆に、あるトイレは存続をして、そして本当に使いやすい、公園も多いし、トイレも多いというのは確かに足立の特徴だと思います。でも、それが使いやすいトイレにする、そういう方向で、是非取り組んでいっていただきたいということを強く要望していきます。
最後に1回答弁をお願いします。
◎みどりと公園推進室長 私どもも、今後、公園の面積も、区画整理事業等によって約8万㎡ほど増えていくと予想されております。そういった中でも、公園の管理を持続可能な形で運営していくためにも、公園の施設の総量抑制というのが必要だというふうに感じておりますので、公園トイレの抑制につきましても、今後、地域住民の方々に十分よく説明をしながら進めてまいりたいと、このように考えております。
◎都市建設部長 ぬかが委員おっしゃられるように、高齢者の外出に関してトイレが大事だと、私もそういう認識持っております。ですから、公園については250mというのを一つの目安にしますけれども、その他、ユニバーサルデザインに配慮したトイレについては、公園だけではなくて、区の公共施設、公共的な施設、それから、場合によりましては民間の施設にもお願いをして、そういうトイレを全体的に整備していきたいというふうに考えております。
◆ぬかが和子 委員 そういう考えのもとに保木間公園もやろうとしたのだけれども、なかなか難しい問題もあったということもありますので、やはり民間にお願いしたり、そういうことは広がることも大事だけれども、区にある、今ある公園トイレも大事にしていっていただきたいと思います。
次の質問に移りますが、足立区では、災害対策において死者ゼロを目指すというふうに言っています。そのためには、私、委員会でも毎回申し上げてきていまして、倒れない建物、燃えにくい建物にすることとともに、避難できるまちにする、避難路の確保も重要だと思いますが、どうでしょうか。
◎建築調整課長 当然ながら、避難路、大変重要でございますので、特に足立区の場合につきましては、細街路助成制度等を活用いたしまして、ネットワークということで実現できるように努めているところでございます。
◆ぬかが和子 委員 昨年の防災講演会でも、2方向の避難ができる場所がないと、火の手が追ってきたときに命を失うことになるという指摘がありました。
興本地区や西新井本町、中川など、環七の内側には木造密集地域でありながら、何のまちづくりの事業の網もかかっていないという地域もたくさんあります。
以前、私も、そういう地域の方に、もう逃げ場のない行き止まりの道を前にして、これ何とかならないんでしょうかと言われたときに、以前だったら、やはり細街路とか建て替え時にセットバックするとか、そういうことしかないと思っていて、なかなか解決策が提示できないで、じくじたる思いをしたことがありました。
そういう中で、解決策があったと思ったのが、板橋区で実施して17年になる行き止まり道路の緊急避難路整備事業なのですね。実際に板橋区に行って調査してまいりました。
[資料を提示]
これなのですけれども、ちょっと見づらいとは思うのですけれども、これ行き止まりの道路のところに、地主などに承諾を得て非常時に抜けられるようにドアをつけるのですよ。
例えば、これなんかで言うと、この行き止まりのところのこのブロックですよね、ブロック塀のところにドアをつける。これもそうです、ドアをつけたりして、その先はマンションの通路だったり、それから公有地だったりいろいろなのですけれども、そういうことで行き止まり状態を解消する。
普段はドアは開けられない、出入りをできないようにしているという、そういう取り組みをしていて、全国からも視察が相次いでいるそうです。
この問題を決算特別委員会のときに我が党のはたの議員が質問したときに、答弁したのはまちづくり課長でございましたけれども、プライバシーの問題もありということで答弁していたのですね。しかし、この道が抜けられるというのは、防犯上などの理由から、その私道に関わる数名だけが知らされているのです。
ですから、私たちが調査に行ったときも、何て言うのかしら、この現地はやはり知られないようにということで、現地はやはり見せてもらえないのですよ。そのぐらいプライバシーと防犯上の関係から、そこの人がいざというときに逃げられるようにする。そういうことで行き止まり道路を解消するという事業をやってきたのですね。これだったら防犯上の問題、プライバシーの問題も解決できると思いますが、どうでしょうか。
◎まちづくり課長 前回の決算特別委員会のときに、板橋の事例の中でお答えしています。前回、柳原のほうで、こういうふうな事例をまちづくり課のほうで紹介しております。
区のほうとしましても、まず密集地域の中で、こういう場所がどこにあるのかいう部分を、今後、ちょっと調査をかけた中で、まず今後の対応について考えたいと思います。
◆ぬかが和子 委員 本当に私もそういうふうにやっていただきたいと思っているのですよ。実は板橋区でも、何て言うのかしら、最初は密集地域で、どういうところにこの行き止まり道があるかというのを、まず住宅地図から洗い出して、そして、それを地域を順番に広げていったのですね。
そうしたら、現在では、もう危険度ランクが4以上、3以上という順序を順次拡大していって、現在では2,768の行き止まりがあるうち、541に可能性があるということで、そしてたくさんのところでこういう行き止まり解消しているのですね。
是非、そういう方向で、まず実態調査から、そして密集地域から、こういった解決策を、お金も、これ1件当たり20万円でできますので、買収と比べるとはるかに安いと。是非やっていっていただきたいと思いますが、再度答弁をお願いします。
○吉岡茂 委員長 まちづくり課長、簡明にお願いいたします。
◎まちづくり課長 密集地域の中で、まずは調査して、その中でどういうことができるか考えたいと思います。
◆ぬかが和子 委員 是非よろしくお願いいたします。