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区長開会あいさつ − 近藤やよい区長(2015年6月24日)
平成27年第2回足立区議会定例会の開会に当たりまして、所信の一端を申し上げます。
3期目に当たり、改めまして重ねた責任の重さをかみしめております。当区の更なる発展のため、庁内一丸となりまして取り組んでまいりますので、皆様方には今後ともよろしくご指導をお願い申し上げます。
現在、23区でも2番目に高い24.2%という高齢化率の足立区にとりまして、今後最大の課題は、いかに活力を維持しつつ自治体運営を継続するかにあると考えます。今後4年間の歩みの中でその道筋をつけていくことが責務であり、新たな基本構想・基本計画の中に盛り込んでまいります。
策定に向けましては、7月から足立区基本構想審議会を定期的に開催し、区民の皆様のご意見や有識者の専門的な立場でのお考えなども十二分に踏まえながら、足立区が目指す将来ビジョンや構想の柱となる理念についてご審議いただく予定でございます。
区の置かれた現状を鑑みれば、優先して進めるべき施策の幾つかの柱が見えてまいります。
まず一つ目は、16万人を突破し、介護を必要としている人が毎年1,000人ずつ増加しているという状況にある高齢者が安心して住み続けられる足立区版地域包括ケアシステムの構築でございます。特別養護老人ホームをはじめとする施設サービスばかりに偏ることなく、求めれば住み慣れた住まいで最後の看取りも可能となるよう医療と介護の連携強化を図ります。また、健康寿命増進に向けたより効果的かつ総合的な介護予防策に一層力を入れて取り組む必要がございます。
一方、高齢者を支えるのは担税力のある若年層でございます。既に区内で生活されているそうした方々の定着を図るとともに、更に区外から大勢の若年層を呼び込むためのより魅力あるまちづくりが二つ目の柱でございます。その中心的役割を果たすのがエリアデザインです。
第1弾として、本年3月、花畑エリアに区内六つ目の大学となる学校法人文教大学学園の進出が決定いたしました。更に第2弾として、本年4月には江北のエリアデザイン検討地域内を移転予定地とする東京女子医科大学東医療センターの移転に関する覚書を取り交わし、区内初の大学病院誘致に着手することができました。
今回追加した西新井・梅島エリアと竹の塚エリアの2カ所等合わせ、指定エリアそれぞれの良さを最大限に引き出すことで、ハード・ソフト両面から区の新たな魅力を創出し、ヒト・モノ・カネの好循環を促し、区内経済の活性化へとつなげてまいります。
三つ目の柱は、働きながら安心して子育てができる環境整備でございます。近年の駅前や拠点の開発により、新たに区内に居住された子育て世代の皆様方からは、働きながら安心して子育てができる環境整備に対する要望が特に近年強くなっております。そのため、計画を2年間早め、今後3年間で保育定員を1,300人分増員し、一刻も早い待機児ゼロを目指してまいります。
「子どもの貧困対策元年」と銘打ちました足立区の今後の子ども支援、子育て支援のあるべき姿は、次代を担う子どもたちがたくましく、自らの人生を切り開いていくだけの力を身に付けられるよう、生まれる前から大学進学や就職までのライフステージに即したきめの細かい、切れ目のない、一貫した流れの中でなされるべきと考えております。
現在、総合教育会議の中で議論中の教育大綱や、秋までに策定予定の子どもの貧困対策アクションプランの中で、その骨組みを構築するとともに具体的な目標や事業展開を明らかにしてまいります。
これまで何度も申し上げてまいりましたように、社会基盤の大幅な進展、人口構造の変化などをはじめとして、区を取り巻く環境は大きく変化しております。状況が変化すれば、それに応じて区民ニーズも変化、多様化することを敏感に察知しつつ、時々の優先順位の高い、現に必要とされる事業やサービスを見極め、必要な人や財源を振り分けていく重要性を今更ながらに痛感いたします。
景気回復も影響し、貯金と借金のバランスがようやく他区と肩を並べるところまで来た当区ではありますが、超高齢の人口構造、今後のまちづくり事業などを考慮いたしますと、決して楽観できる状況とは申せません。一たび経済状況が悪化すれば財政が極度に硬直化し、結局、区民サービスを縮小せざるを得ない状況に陥ります。無責任な財政運営の最終的なツケは区民に回ることを肝に銘じ、従来の既定路線だけでは、区の前に立ちはだかっている超高齢社会を活力を失わずに乗り切っていくという課題を克服することはできないという強い覚悟を持って、今だけではない、将来にわたって区民の皆様に安心してお住まいいただける自治体運営を目指して舵をとってまいります。
最後に、今回ご審議いただく補正予算について申し上げます。
平成27年度当初予算及び同時補正予算編成後、特に緊急度の高い経費について補正予算を計上いたしました。
主な内容を申し上げますと、足立区観光交流協会助成事務1億6,000万円余、緊急雇用対策事業1億1,000万円余、労務単価上昇等による工事経費の増などを計上いたしました。また、債務負担行為として、東栗原学童保育室プレハブ賃借の経費などを追加いたしました。
ご審議いただく一般会計補正予算は、6億9,000万円余の増額補正、国民健康保険特別会計補正予算は、7,000万円余の増額補正でございます。
今回ご提案申し上げます議案は59件、報告3件、諮問1件でございます。各議案の提案理由につきましては、参与より説明いたさせますので、慎重にご審議の上、ご決定くださいますようお願いを申し上げます。