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●基本構想や施設の維持管理などについて−ぬかが和子議員(2016年10月8日)
◆ぬかが和子 委員 おはようございます。
今回、基本構想の見直しに伴い、新たな人口推計が発表されました。エリアデザインや新線沿線開発による人口増なども細かく加味されていて、中位推計だけでなく、低位推計と高位推計も公表するなど改善もされています。その結果、高位推計でみれば、平成36年まで人口が増えると、そういう推計になっています。ただ唯一、0歳から14歳までの年少人口推計は一路減るとなっています。
前回、人口推計を行った平成17年の基本計画策定時の人口推計との違いは、特殊合計出生率を、前回1.36という数字だったのですが、これを活用しましたけれども、今回は国立社会保障・人口問題研究所の子ども女性比1.27というのを活用しており、その結果が今回の推計になっていると思うんですが、どうでしょうか。
◎政策経営部長 それも大きな要因だというふうに考えております。
◆ぬかが和子 委員 同じ国立社会保障・人口問題研究所の報告では、保育所の定員を50%増やし、家賃と教育費を引下げたら、出生率は25%ぐらい上がる。だから、1.27というところでいくと1.7ぐらいになっちゃうというようなシミュレーションもあります。
そういう中で、この人口推計をもとに今後、施策展開をするわけですけれども、年少人口が減ることを、もう大幅な変更を前提としないで子育てしやすい環境を整備することや、区長も言われている活力ある足立区をつくることで生産年齢人口も若年人口も増やす、そういう目標を持って制度構築、施策展開をしていく必要があると思いますが、どうでしょうか。
◎政策経営課長 推計では、年少人口、確かに減っていくところでございますけれども、その中でも比較的、23区の中でも足立区は出生率が高いという状況ではございますが、今後、基本構想、基本計画を策定していく中では、やはりそういった年少人口を増やしていくということを一つの課題として捉えながら施策展開を考えていきたいというふうに考えているところでございます。
◆ぬかが和子 委員 また、今回の人口推計では、各地域ごとの人口動態、推計はエリアデザインの地域は出ているけれども、それ以外は示されていません。基本構想や施設の維持管理など、今後の議論がかみ合わなくならないように是非明らかにしていっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
◎政策経営課長 今回の推計の中では、おっしゃるとおりエリアデザインの地域でございますけれども、それ以外につきましても、今回、推計の中で加味しているところについては、推計表の中に別途表記してございます。これは建築確認等が取れた地域で、共同住宅があるところについては増を見込んでいるところでございます。
◆ぬかが和子 委員 例えば、数字で見る足立というのは、今も毎年出していますけれども、あれは、今、区は13ブロックという考え方をしないけれども、やはり河川や線路などで仕切られて13の地域ということでまとめて出しているわけですから、そういう中での人口の傾向等とも是非出していっていただきたいと思います。
区は、前回、第2回定例会の私の代表質問のときに、人口推計も見直すのだから、学校統廃合について、今後17校統廃合で潰すという適正規模・適正配置ガイドライン、これを見直すべきだと、私、求めました。それに対して、来年度、人口動態のデータを改めて詳細に分析した上で見直しを行う。その際はエリアデザインによる人口動態についても可能な限り考慮する、こういうふうに答弁されました。人口推計については、この低位推計、中位、高位、どれを活用しようとしているのでしょうか。
◎学校適正配置担当課長 今、ガイドラインのお話が出たのですけれども、ガイドラインにつきましては、当然、高位推計を目安にして、改定の準備を今、進めているところでございます。
◆ぬかが和子 委員 当然だなというふうに思っているのですね。人数で比べてみたのです。同じ、ちょうど起点という点では、平成70年に14歳から0歳のこの年少人口がどうなるかという推計出しているのですね。前回出したときは4万7,249人でした。今回の人口推計では、低位推計でも5万2,890人、それから高位推計ですと5万9,092人、つまり前回出したときと比べますと1万1,800人余、これだけ差が出ているというのが年少人口の推計なのですね。
ですから、低位推計の年少人口推計を活用して、子どもが予想よりも多くて教室が足りないなどという事態は絶対に避けなければなりませんし、また新田学園のように50億円も費やして第2校舎つくらざるを得なかったとか、また一番最初に統廃合を行った千寿小は今になって子どもが増えて教室が足りなくなる。ほかのもっと建築年次の古い学校よりも先に建て替えを行わざるを得なくなった、こういうことは避けるべきだというふうに思いますが、どうでしょうか。
◎学校施設課長 そういったことのないように、今こういった人口推計が出ましたので、私ども適正に施設更新のほうを今後も進めていきたいというふうに考えております。
◆ぬかが和子 委員 高位推計を使いましても、先ほど申し上げたように、積極要素、例えば、足立で言えば待機児ゼロを目指しています。それから、子どもの貧困をなくそうと、これは私たちも区長と一緒に頑張ろうと思っています。そういう積極要素がたくさんある中で、こういうものが加味されると予想を上回る人口増というのも十分あり得ると。ということですから、是非そういうことをきちんと考えていっていただきたいと。
ちなみに、平成21年の統廃合のガイドラインの後、平成25年に、統廃合と老朽化した学校改築の整合性を図るとして適正規模・適正配置事業の今後の取り組みエリアと施設更新計画との連動に関する方針、これを区は出しました。
[資料を提示]
ちょっとそれを拡大コピーしてきたのですけれども、ここでは、こっちが統廃合なわけですね、こっちが。これが施設更新のほうの計画なんです。ここが平成24年。それで、この統廃合のほうについては、やめてほしいという声があっても着々と進めてきました。一方、施設更新計画、こっちにある最も古い校舎の部類にある昭和38年の建築のこの東渕江小、花畑小、綾瀬小、東綾瀬中学校、この4校の建て替えは先送りされております。区は、いつも何か言うと、老朽化に伴う施設更新、この必要性を強調していますけれども、統廃合によって、例えば、昭和52年に建築した上沼田中などの廃校や解体、それから新校建築を、建設を優先しているんじゃないかというふうに思うのですね。
今回の台風では、例えば、雨漏りした学校も何校もあって、応急処置だけでは足りないと、そういう学校もあるということ聞きました。でも、この改築のここには入っていない学校なんですね。そういう点では、老朽化した学校の対策は待ったなし、こっちを優先すべきじゃないかと思いますがどうでしょうか。
◎学校施設課長 ご指摘の件でございますが、こちらは保全計画のほうで、現在、全体保全計画と、改築までに10年以上、学校については2年間かけて大きな改修を加えると。今ご指摘の緊急的なものに関しましては、もう我々待ったなしで、やはり緊急工事の費用を使って、それぞれ106校、対処しているところでございます。したがいまして、計画的に保全のほうも加えて進めているというところでございます。
◆ぬかが和子 委員 そう言いながら、実際には学校の改築、これが統廃合よりも後に追いやられているんじゃないかということを聞いているんですが、学校教育部長、どうでしょう。
◎学校教育部長 学校施設につきましては、子どもたちの教育環境を整えるために、総合的に、適切に考えて、判断して進めておりますし、これからも進めていきたいというふうに考えております。
◆ぬかが和子 委員 そうやって言いながら、昭和52年建築の学校は潰しちゃうわけです。耐震改修が終わったばかりだという学校も統廃合で潰す。そういう計画性のなさというのを改めるべきじゃないかと。それも計画はあると区は言うのだろうけれども、私たちからすると、本当に、区民の税金をどう使うのかということが問われる問題だというふうに思っています。
今後、更に少人数学級化も進む可能性がありますし、また特別支援教室など新たな教室のニーズも高まります。貴重な避難所、地域の防災とコミュニティの拠点でもあります。統廃合した地域というのは、いずれもその後の避難所の問題が宙に浮いていて大変苦労しているわけです。ですから、統廃合ではなくて、学校は地域のコミュニティの核として存続する立場に立つ、そういうふうに切替えるべきじゃないかと思いますが、どうでしょうか。
◎教育長 今、るるご発言を聞いておりますと、確かに子どもの環境で、緊急に必要なところあると思います。ですから、それについてはきちっと対応していきたいし、それから、今お話しのあった少人数学級の他、特別支援学級でありますとか、あるいは子どもの居場所づくり、こういった点でも学校の役割というのは大切だというふうに思っています。全体を通して、どういう規模が、どの程度の学校の規模が必要なのかということも含めて全体計画をきちっと提示して、これからも地域の方と協議していきたいと、このように考えております。
◆ぬかが和子 委員 もう本当に、地方なんか行きますと、子どもがいなくても、学校を開校しているんです。何でですかと聞いたら、やはり地域のコミュニティの核だから、そこを生かして、地域の財産として生かすんだ。そういう極端な例は足立の場合はないにしても、そういう発想に立つべきだというふうに申し上げます。
今後、新たな計画が出される高野小学校と江北小学校の統廃合については、エリアデザインの地域内に新たに新校を建設するということだそうですけれども、新たに用地も購入しなければならなくなると思いますが、どうでしょうか。
◎学校施設課長 その点も含めまして、今、政策経営部のほうと調整をしているところでございます。
◆ぬかが和子 委員 結局、高野小と江北小というのは非常に離れていて、それこそ適正な通学距離を超えてしまうわけですよ。そういう中で地元からも要望があって、そういう流れの中で、エリアデザインのほうで中でやろうというような話が出ていて、もしそうなれば距離は満たせるかもしれませんけれども、また統廃合のために新たに土地を買わなきゃいけない。そこに公有地、区有地はありませんから、適した区有地は。そういうような点では、そういったお金の使い方よりも、学校統廃合にストップかけて改築や他の学校の教育環境整備、こういうものを優先すべきだということを強く申し上げまして、次の質問に入りたいと思います。
次に、自転車の走行環境整備についてお伺いします。
もともと足立区は平地であり、環境負荷の少ない自転車の走行に適しているため自転車の利用者も多いわけですが、道路交通法が改正され、軽車両である自転車通行のルールが厳格化された中で今まで以上に自転車走行環境の整備が重要になってきたと思いますが、どうでしょうか。
◎交通対策課長 ぬかが委員おっしゃるとおりだと思っています。
◆ぬかが和子 委員 しかし、実際に自転車通行帯が整備されているのは僅かだなというふうに思っているのですが、道路延長で言いますとどのぐらいでしょうか。
◎交通対策課長 都道も含め5路線で4,920mとなっております。
◆ぬかが和子 委員 都道も含め4,920mというお話でしたけれども、確かに全体で見ると、見えないかもしれませんけれども、本当に僅かなわけですよね。
それで、ちなみに数字で見る足立の最新版でいきますと、都道も含めてということだったんですけれども、区道だけで見ても、区道の総延長というのが94万6,116mあるんですね。つまり4,900mということは、もう0.5%ぐらい、そういう数字しか自転車通行帯がないわけです。
自転車道や自転車通行レーンなどの設置を増やすこと。特に都市計画道路整備の場合には、必ず通行帯をつくるようにして整備すべきだと思いますが、どうかということと、また、法定の通行帯の幅員が取れない場所についても自転車ナビマークを極力付けるなどして誘導策を図るべきと思いますが、どうでしょうか。
◎交通対策課長 都市計画道路の整備につきましては、警視庁のほうからも自転車レーンを極力付けるようにということで指導を受けているというふうに聞いておりますので、整備の際にはそういった形で進んでいくと思われます。
また、自転車ナビマークについてでございますけれども、今おっしゃったように、駅周辺とか自転車が集中するような場所について、警視庁と連携しながら、ナビマークの設置を進めていきたいと考えております。
◆ぬかが和子 委員 自転車利用者から見ますと、車道を走れと言われるけれども、安心して走れるところが少ない、何とかして欲しいと思うのは当然のことだというふうに思うんですね。
その中で、もう1点、私、問題意識持っている問題がありまして、車道を自転車の邪魔にならないように極力歩道に寄って走ろうと思うわけです。
[写真を提示]
そうすると、このL字溝、L字溝のここの、この段差、体験ある方もいると思うんですけれども、このL字溝のところのこの段差があるところが結構ありまして、ここに自転車がはまると転びそうになったり、非常に危険な思いをすることがあったのですけれども、お伺いしましたところ、老朽化すると段差や隙間ができるということで、この改善、何とかならないかと思うのですが、どうでしょうか。
◎工事課長 現在の排水施設等の構造は、強度等で、なかなか縮小することが困難ですけれども、そういう場合については、走行環境に配慮して、点検・補修等行っていきたいと思います。
また、構造上の研究についても、今後、走行環境に配慮して、小さくできるとか、又は強度を増すとかいうことで、メーカー等々協議しながら研究してまいりたいと考えております。
◆ぬかが和子 委員 是非よろしくお願いします。
千葉市では、こういう「ちばチャリ・すいすいプラン」というのを、取り組みを行いまして、30年後を見越して市内に330kmの安全で快適な自転車ネットワークの構築を目指しているんですね。
[資料を提示]
この中では、路線でここをこういうふうに整備するというのが全部書かれていまして、これが全部完成しますと、こういう自転車ネットワークがきちんと市内でできるようになるというような計画です。
それとともに、今できることから取り組もうということで、ボランティアの協力を得て、自転車走りやすさマップというのをつくっているのですね。
[資料を提示]
これが拡大コピーしたものなんですけれども、この走りやすさの度合いによって色を変えていたり、それから、自転車で走る上で要注意ポイントとか、自転車屋とか、駐輪場とか、やや走りづらい坂道とか、そういうものをボランティアと実際に調査したものを集約しながらマップにしているのです。これが住民にとっても役に立つとともに、先ほど申し上げた、この市の計画策定にも非常に役立ったということでした。是非、足立区でもこういった取り組みもやっていっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
◎交通対策課長 自転車利用環境整備については、国のほうからガイドラインが示されております。今、国のほうで、また新たに、少し見直しをかけていると聞いていますけれども、その辺りを参考にして、区として、どういった環境整備が有効なのか。またソフト戦略についても合わせて検討してまいりたいというふうに考えております。
◆ぬかが和子 委員 そうなんですね、場当たり的ではなくて、きちんと計画性、戦略を持って、この環境整備をやっていっていただきたいというふうに思います。
また、近年、自転車の事故も増えて、また、右側通行とか歩道通行などの無秩序な利用やマナー意識の低さの改善も重要な課題です。道路交通法の改正の内容やマナーの向上、意識啓発も更に強める必要があるというふうに思います。
先日、南保木間町会が行った親子自転車教室では、親子が自転車で参加をしまして、これは竹の塚警察の協力を得てなのですけれども、まず第一部で、チャーリーくんという男の子が主人公の啓発DVDを見たそうです。ここで何の危険があるでしょうかとかということで、DVDがとまって問題出すのですね。手挙げた子どもに、当たった子どもだけじゃなくて手挙げた子どもにこれくれたそうです。
これは何かと言うと、これが反射板になっているんです。反射板になっているストラップ。だから、これを付けていれば、例えば、かばんにでも付けていれば、100m先でもちゃんと見つけてもらえますよというものを配られて、子どもたちも、こういうので、もう本当にクイズに乗って自転車の持つ危険性に気付く、気付かせてもらう、そういう機会になったということで、参加者からのお話がありました。第2部では屋外に出て、実際に自転車で講習を行ったそうです。
こういった親子で参加することで、親の世代、大人への意識啓発にもなります。こういった取り組みも是非連携して広げていっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
◎交通対策課長 現在、幼稚園児から高校生まで交通安全教室という形で実施しております。ただ、やはり就労世帯と言いますか、お母さん方の世代の普及啓発がちょっと弱いところがありますので、警察と連携して、そういったところを重点的に今後進めていきたいと考えております。
[はたの昭彦副委員長退席、委員長着席]
◆ぬかが和子 委員 是非よろしくお願いします。質問終わります。