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●産業振興について−西の原えみ子委員(2016年10月9日)
◆西の原えみ子 委員 私は今回、産業振興について質問をいたします。
今回のスーパープレミアム商品券は、買えなかった区民が続出、予約もだめで、当日、朝早く並んだ人しか買えず、そのほとんどが上限の10万円を買ったために、買えなかった人との不公平感を生む結果となってしまいました。
特に、いつも地元の商店街で買物をする高齢者が買えずじまい。もともと消費税増税の還元策として国が補助をしたのだから、多くの人が買えるようにすべきだったのではないでしょうか。
◎産業振興課長 この7月に実施いたしましたプレミアム商品券事業、多くの区民の皆様にご迷惑と、あと関係者の方にご迷惑、ご心配をおかけしました。改めてこの場でお詫びを申し上げます。
今、西の原委員のほうから話がありました。私どもも先着順での販売、それから、購入限度額が高い、そういったことで多くの人に行き渡ることができなかった、そういったことについては真摯に受け止めまして反省をしております。
◆西の原えみ子 委員 今回は大型店でも使えるということもあって、販売した商店は既に7、8月だけで半分近くが使われていますが、そのうち74%が大型店で使われております。このペースで行くと、結局、商店には約3億円しか来ない。労多くして自分たちのところで買ってくれないという状況だと思います。これでは商店街振興とはならない。
今後は他の自治体でもやっている抽選にするとか、上限を2万円にするとか、一綴りの半分は商店街でしか使えない券も入れるなどの工夫をするべきだと思いますが、どうでしょうか。
◎産業振興課長 ただいま西の原委員おっしゃられましたとおり、商品券の換金状況、7月、8月につきまして、大型店と商店街と3対1という結果になっております。
今、ご提案がありましたけれども、今回の商品券事業について、様々な自治体でいろいろな方法がとられております。私ども、そういった事象を十分検証いたしまして、次回こういった事業がある場合には、そういったご不満を招かないような事業にしていきたい、そのように考えております。
◆西の原えみ子 委員 是非、検討して進めていって欲しいと思います。
しかも、区は、今年度は通常の商店街のプレミアム商品券の販売は行わないと言っていますけれども、今回のスーパープレミアム商品券が商店街に還元されるのは、このペースでいくと3億円だから、通常の商店券の2億2,000万円と比べてもスーパープレミアムにはなっていない。そして不公平感だけが残る、この商品券の認知が今広がった、そういう広がった好機を生かして、是非、年度末に向けて通常プレミアム商品券の発行を行って欲しいと思いますが、いかがでしょうか。
◎産業振興課長 先の代表質問に関する答弁でもお答えいたしましたけれども、まずは今回発行いたしましたスーパープレミアム商品券、これが12月末まで、どのように利用されるかという実績ですとか、他の自治体の事例などを十分検証してから、やらなければならないと考えておりますので、年度内に新たに商品券を発行するという考えはございません。
◆西の原えみ子 委員 でも、そうして欲しいと思います。
次に、今、千住桜木団地、千住元町団地、神明、中川などの住民から、近所に商店がなくなって、高齢化によって遠くにも買物に行くことができないという買物難民、この問題が多く出されております。
まず、その対策の一つとして行われている、先ほども佐々木委員からも出ましたけれども、花保商店会について質問をいたします。
花保商店会の買物支援の取り組みは、区で初めて行われてお休み処をつくるとか、そこを拠点にやるとか、送迎をする、そういう地域の人たちのよりどころとなっているような、こんな買物支援の取り組みを、他の地域でも広げていって欲しいと思いますが、どうでしょうか。
◎産業振興課長 ただいま他の地域でもこの取り組みをというお話がございました。先の佐々木委員への答弁でもお答えしましたけれども、利用状況について、極めて厳しい状況になっております。利用が低迷していると。
まずはそういったものを引上げる工夫、方策、そういったものを考えなければならないと考えておりまして、今の段階で他のところへこの事業を広げる、そういった考えはございません。
◆西の原えみ子 委員 花保商店会の取り組みは、3年のモデル期間は終わったということが言われていて、補助金を当てにしないで自立をと言われていると聞いているんですけれども、来年も当然、継続はするんですよね。
◎産業振興課長 3年のモデル事業という形で実施をしてまいりました。この事業ですけれども、先ほど申し上げました商店街のほうでも熱意を持っているというところで、何とか利用実績が上がらないかということを、区と商店街とお話合いをしながら進めてまいります。
そういった推移を十分に検証しながら、来年については考えてまいります。
◆西の原えみ子 委員 利用実績とか言っているんですけれども、全国的に商店街への加盟が減っている中で、買物支援事業を始めた花保商店会は会員が360人にもなって、加盟店は75と倍になっているんですね。倍になって増えているこのような商店会を応援することこそが、地域経済循環になるのではないか。
お休み処という拠点があることで、商店街の活性化にもつながっているし、地域の高齢者のコミュニティ、安心・安全なまちづくりとして重要な取り組みとなっている、それを何か利用されていないとか、そういうことで利用者がどうだというか、そういうことだけで見て一気に切捨てるということはするべきではないです。
区がはしごをかけておいて、さっさと外すようなことは絶対にやらないで欲しいんですが、いかがでしょうか。
◎産業振興課長 お休み処がその地域のコミュニティになっているというのは事実でございます。
また、こういった取り組みが今後の高齢化を向かえる社会にとって重要なことだとも、私どもも考えております。
一方で、先ほども答弁をいたしましたが、この事業は商店街の活性化と買物困難者、それの解消、そういったものを目的としておりまして、それが何とか両立できるような形にしていく必要があると。私も産業振興セクションとしては考えているところでございます。
◆西の原えみ子 委員 両立というか、採算みたいなことを言うんですけれども、それでは買物支援にならないんじゃないかと思うのです。やはり送迎することで、それでも頼もう、という人たちは、いろいろコミュニケーションもとって活性化につながるというか、協力してくれている老人会が本当に丁寧にやっているということも、先ほどおっしゃられていましたけれども、人と人とをつなぐコミュニティになっているんです。それをつぶしていいのか、多くの人たちの生きがいをなくしていいのかということでは、長い目、大きな目で見て活性化につなげるような取り組みの支援、絶対継続していって欲しいと思っています。是非お願いします。
もう一つですけれども、私はこの買物支援のところで新田一丁目団地の取り組みについて聞きます。
ここは三丁目にある新田商店街の商店3店が月1回、団地に移動販売で品物を車が運んで、自治会の方たちがテーブルを出すなど協力して、8時から10時まで朝市として販売を行っております。12月で2年目になります。
この取り組みのすばらしいところは、この朝市が住民のコミュニケーションの場となって、高齢のひとり暮らしの方が、このときは買物に出てきて元気の源になっているし、介護予防の一策にもなっております。
この事業を始める場合は、最初は社協が自治会と商店街の橋渡しを行い進めることができました。産業振興の問題として、こういうマッチングを行うということはできないでしょうか。
◎産業振興課長 ただいま西の原委員からご紹介のありました新田一丁目都住の取り組み、これにつきましては社会福祉協議会が小地域福祉活動として行っているものでございます。私ども現地を何回か視察しておりますけれども、地域に直接商店街が出向いて、多くの方が商品をお買い求めになる、それによってコミュニティが形成されるという、非常に地域にとっても、商店街にとっても良い事業だと思います。
もしそういった希望がございましたら、商店街と地域の橋渡し、そういったものについて進めたいと思います。
◆西の原えみ子 委員 この自治会では販売に来る商店の方たちとも本当に親しくなって、老人会のお祭りのときなども、いろいろ注文をするようにもなっているそうです。先ほど振興と言っていましたけれども、あと敬老の日には自治会が商品券を配って、それがこの朝市で使えるということでも、とても好評になっています。
やはり長い目で見て、商店街の振興につながるということなので、是非、他の団地でも実現に向けて取り組んでいただきたいというのが切なる願いですが、いかがでしょうか。
◎産業振興課長 新田一丁目都住と商店街とのつながり、この事業をしてから非常に深まっていると、私も認識しております。
商店街が行うイベントには必ず都住の自治会長も招かれておりますし、そういった交流というのが深まる副次的効果もございますので、ご希望がありましたら、私どももそういったものは積極的に進めたいと思います。
◆西の原えみ子 委員 是非お願いしたいんですが、でもそこまで行かなくとも、例えば、個店の中で移動販売をしてもいいという、そういう商業者を区が掴んでいただいて、買物に困っている地域というのも区が掴んで、それをマッチングするというか、つないでいく、そういうことが産業振興の仕事になるのではないでしょうか。
◎産業振興課長 移動販売につきましては、初期投資として300万円とか400万円とか、それぐらいの金額がかかると聞いております。
そういったものを積極的に進めていくかどうか、それは商店のほうの体力なども関係してまいりますので、そういったところを十分勘案して考えてまいります。
◆西の原えみ子 委員 買いたいという人と販売したいという人たちを区が把握した中で、そうやってマッチングしていくことも凄く大事な仕事だと思います。是非やっていただきたいです。
次に、この買物の関係で千住元町・桜木地域なんですけれども、千住元町の西友がなくなってしまってから、地域の人たちは買物が凄いできにくくなっていて、北千住駅に自転車で買物に行こうとしても、北千住駅は駐輪場が非常に使いにくくて有料なんですね。せめて西新井駅や綾瀬駅のように、一定時間でも無料にはできないでしょうか。
◎交通対策課長 今のお話は2時間無料化の話かと思いますが、実施しているところもあるかと思いますので、少なくとも今後、助成するところについては、2時間無料化が前提で設置してまいりたいと考えております。
◆西の原えみ子 委員 駅のところの公共駐輪場も有料になっちゃっているんですけれども、その件に関してはいかがですか。
◎交通対策課長 今後の利用実態を含めて検討させていただきたいと思います。
◆西の原えみ子 委員 是非、西新井駅とか綾瀬駅とか、そういう民間も無料の駐輪場だというところでは、北千住駅だけ無料になっていないものですから、やっていただきたいと思います。
次に、足立区商店街振興組合連合会が昨年、葛飾区と一緒に取り組んだ「バル」、これは区民にはこれまで行ったことのない店に入るきっかけをつくって、商店には新たな顧客開拓につながるという結果になりました。
この取り組みなんですけれども、参加者からは、新しい店を発見できた、また行きたいとか、予想以上に豊富なメニューに驚いた、どれもおいしかった、となっていて、参加店のほうでは、お客さんも楽しそうに自分も楽しめたし、次は参加者側でお店も見てまいりたいとか、企画から参加したいと、とても好評な意見も来ている一方、西新井、関原地域にある商店街は、このような同じように行われた自主的な取り組みがやられているんです。この取り組みの商店に参加した良い取り組みだし、また、西新井大師で行われたような婚活の取り組みも行われております。
○小泉ひろし 副委員長 9秒前です。
◆西の原えみ子 委員 これらの取り組みによって、お店は新たなお客が来てくれるとか、お客は新たな店が開拓できるなど、産業振興の循環になっております。区がこのような自主的な取り組みにも支援する仕組みをつくってはどうでしょうか。
○小泉ひろし 副委員長 時間です。
産業振興課長、簡明にお願いします。
◎産業振興課長 前段の葛飾区との事業につきましては、東京都の補助金を使った事業です。また、婚活については、区のほうが補助金として支出しております。商店街にとって活性化につながるような、そういった事業を商店街と相談して、より良いイベントとなるように、私ども努めてまいります。
◆西の原えみ子 委員 ありがとうございます。