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●保護者が育児休業を取得した場合について−西の原えみ子委員(2016年10月14日)
◆西の原えみ子 委員 おはようございます。では、質問をさせていただきます。
埼玉県所沢市で、下の子が産まれて保護者が育児休業を取得した場合、保育園に通っている上の子が退園となった。保護者が退園差止めを求めて提訴し、さいたま地裁が退園の執行停止を求め、長女が再び保育園に通えるようになった。このことは記憶に新しいですが、足立区でも所沢ほど極端ではありませんが、認可保育園に第1子を入れている親が、2人目を出産して育休をとりたいと言ったら、下の子が1歳になった年度末まで在籍して良いが、この期間を超えて育児休業を取得する場合には、退所となることに同意しますという書類に記名を求められました。
これは育児休業をとる人全てに書かせているのでしょうか。
◎子ども家庭課長 担当の課長が今、出席しておりませんので、私のほうから代わりにお答えのほうをさせていただきます。
西の原委員おっしゃるとおりでございます。
◆西の原えみ子 委員 この文章だと、保育園に在籍できない、辞めてもらうと言われたと思って、私のところに相談に来られたんですが、不安になるということはないでしょうか。
◎子ども家庭課長 現状のところで言いますと、育休中の方につきまして、そちらのところが年度としては1歳児になるまでの間のところだけを保育園のほうで見させていただくということで、こちらのほうのところの同意のほうを得ているような形になっております。
ただ原則ということでございますので、状況によって、いろいろと後の対応については変えるような形をとっております。
◆西の原えみ子 委員 普通、下の子が産まれて育休をとった場合でも、4月に復帰するというのはほぼ当たり前で、それを超えて育休をとるというのは、余程のことだと思うのです。そういう人に対して、こういう書類をあえて書かせるということは、まさに区として子育てを応援するどころか、辞めて欲しいということを促して追い込んでいくことになってしまう、こういう退園に同意するという記述、原則とも書いていないんですけれども、こういう記述は辞めるべきだと思いますが、どうでしょうか。
◎待機児ゼロ対策担当課長 現在、まだ待機児が解消されていない段階では、それなりに育休の方の、ある程度育休をとれる期間も担保しながら、一方で働きたい、仕事をしたい、保育園に入れて活動したいという方のバックアップもしていく必要があると思いますので、そういった意味でバランスをとっていく必要があると考えております。
◆西の原えみ子 委員 次に、千住地域に暮らす3歳と1歳の子どもがいる母子家庭です。母は母子福祉資金で資格を取るため学校へ行っています。この母親の場合、学校へ行っている時間が就労時間として認められるが、午後からの授業のため、4時間以上、6時間未満で指数が低かったために認可保育園には入れず、認証に入っております。
来年度の申込みを行うけれども、認証保育園に入っていることの加算が2点ありますけれども、ざっと計算しても指数が50には届かず、激戦区という千住地域での認可保育園に入れる保証はありません。母子世帯ではなかなか仕事が見つからず、資格を取って自立をしたい。資格を取って仕事に就いたとき、認可保育園に入れなければ母子世帯としての仕事とも両立することは難しい。こういう人たち、生保から抜け出し、自立を促進するためにも、母子世帯に対しての支援が必要だと思います。
こういった状態を一刻も早く解決するために、保育園を増やすとともに、保育指数の見直しを行うべきではないでしょうか。
◎待機児ゼロ対策担当課長 北千住地域につきましては、待機児が大変多いということでご迷惑をおかけしており、大変申しわけなく思っております。ただ、この10月1日に新しい園が1園オープンいたしまして、また4月にも2園のオープンを予定しておりますので、一定数の共働きの方、母子世帯の方であっても、点数が一定指数ある方については入園ができるものと考えております。
◆西の原えみ子 委員 次に、私の第2回定例会の質問のときに、区は区立保育園の、現在3名の特別支援枠を撤廃するという答弁をいたしました。このことは、私たちが求めてきたことであり歓迎すべきなんですが、それに見合う人員の配置が必要だと思いますが、いかがでしょうか。
◎子ども家庭課長 この支援児枠の区立園における枠の撤廃につきましては、今回、特別委員会のところでもご説明のほうをさせていただく予定でございますが、この内容につきましては、区立園のところでの現在も非常勤職員を含めて、発達支援児のところで受入れた後の園の運営に支障がないような形で執り行っております。
これについては、さらに、状況のところを見ながら対応のほうを更に進めていきたいと考えております。
◆西の原えみ子 委員 平成27年度は特別支援児に対する非常勤職員は、36園で96人配置されています。これは、1園2人の特別支援児プラスアルファの数です。障がいの度合いでAとBの児童には1人の非常勤職員、それ以外は特別支援児が何人いても1人の非常勤、しかも4、5歳児はA、Bの児童がいても原則、非常勤配置は1人とされております。
実際には各保育園で平均5.5人の特別支援児がいて、現場は人が足りず大変な状況です。
4、5歳児のクラスでは、1人の非常勤が数人の特別支援児を追っかけて保育している状況もあって、正規職員が保育に入ったり、朝夕の非常勤がいないときも、他の保育士で総ぐるみで保育に当たっているという状況を、今後、発達支援児の入園が増えたら、もっと大変になるという可能性があります。
1つは、3歳児までのクラスに特別支援児の増加に見合う職員の配置が必要だと思いますが、どうでしょうか。
◎子ども家庭課長 今回、枠を撤廃するという話のところで、新たに発達支援児の方がいらっしゃるかどうかというのは、これから推移を見届けていきたいと考えております。
実際には、今、西の原委員がおっしゃったとおりの配置の状況でございますので、こちらについては数が増えていけば、当然のことながら手厚く対応していくような形になろうかと考えております。
◆西の原えみ子 委員 もう1つは、4、5歳児なんですが、現在、発達支援児が何人いても原則1人の人員配置なんですけれども、ここへの増員も是非、行うべきだと思いますが、いかがでしょうか。
◎待機児ゼロ対策担当課長 4、5歳児につきましては、A判定又はB判定が在籍した場合のみ、補助員1名ということで原則考えてございます。ただ、特別な支援が必要なお子様に対しては、また更に補助員を付けるという仕組みもございますので、各園でのバランス、また支援児の発達度合い、統合保育をうまくやっていくことで、いろいろな方法で切り抜けていきたいと思っております。
◆西の原えみ子 委員 是非、子ども一人ひとりの成長が保障できるよう、この人員配置を進めて欲しいと思います。
次に、新制度に移行した保育ママは全国で931人、足立区では169人、何と18%です。まさに全国で最も多い保育ママがいる区として、保育ママから認可保育園など、3歳児が移行する連携、受皿づくりをしっかりやっていかなければ、大変な思いをする人たちがいっぱい出てしまいます。保育ママを増やした中で、その後の認可保育園への移行する連携はできているのでしょうか。
◎待機児ゼロ対策担当課長 平成26年までの調査ですと、3歳児以降にその後どうなっているかと言うと、幼稚園と保育園と大体半々のような状況でございます。
今年につきましても意向調査をさせていただきまして、またご不安が感じられないように対応していきたいと考えております。
◆西の原えみ子 委員 新アクション・プランでは、3年間で待機児解消を行うと言いますが、来年の待機児解消が本当に不安です。
と言うのも、今年10月開設になった千住地域にできた保育園の申込みで、4月に入れなかった1歳児、指数48の人がまた申込んだんですが、入れませんでした。共働きで指数46にプラスアルファ、こういう家庭が来年、認可保育園に入れないというのが本当に問題だと思います。
指数48で来年、認可保育園に入れるという保証はあるんでしょうか。
◎待機児ゼロ対策担当課長 はっきり保証があるとは言い切れませんけれども、共働きの方、指数が48の方は少なくとも入っていけるように、施設整備のほうを進めているところでございます。
◆西の原えみ子 委員 今、親のニーズは認可保育園であれば、その認可保育園を増やさなければミスマッチが起きる、入れない人が出るというのは、本当に当然だと思うのです。認可保育園の増設を早めるとともに、第一次審査で落ちる子どもを減らしていく、そういう観点で是非、今後も取り組んでいってもらいたいと思っております。そのことを要望して次の質問に入ります。
荒川決壊時のタイムラインについての避難対策について質問いたします。
荒川決壊時のタイムラインが作成されています。3日前に、区内では避難場所がない住民が、区外に広域避難するというが、どうやって避難して、どれぐらいの規模を想定しているのでしょうか。
◎危機管理室長 タイムラインというのは行政の避難行動事前計画ということで、どういった段取りでやっていくかというのを事前にまとめたものです。
今、ご質問の避難の規模、具体化、荒川下流においては十数万人という規模の方を広域避難をさせなければいけない。ここまでは問題提起としてありますけれども、その後の具体化については、現在も検討を進めている最中であります。まとまっている状況にはありません。
◆西の原えみ子 委員 実は先日ある場所で来賓として呼ばれて大島都議と行ったときに、消防関係の方から、北区の飛鳥山公園に避難するらしいという話が出てきて、本当に驚きました。
私としてはどこにしても心配なんですが、仮に飛鳥山を想定するとなると、3日前から行って、3日間寝泊まりできて過ごせる体制については、どう考えているのでしょうか。
◎危機管理室長 荒川の決壊という甚大な被害が出るような事態ということですので、まず命を守るために高台に避難するということですから、例えば、千住の皆さんについては、台東区であるとか、あるいは飛鳥山といった方向への避難をしていただくことになっております。
その行き先の暮らす場所、これについては、今後、各自治体との協定ですとか、話を詰めていかなければいけない状況になっています。
◆西の原えみ子 委員 水害の場合、垂直避難が基本だと思います。足立区の千住地域でも、北区とか、上野の西郷さんに行かなくとも、北千住の駅ビルや東京電機大学、帝京科学大学など区内の大学と連携して水害の避難場所ということにするということはできませんでしょうか。
◎危機管理室長 これは、これまでもご報告差し上げたと思いますけれども、様々な協定を進めておりまして、URであるとか都営住宅だとか、また東京電機大学を含めた大学との協定のほうも進めております。
その中で垂直避難でどのぐらいのキャパシティがあるかといったものも、今後も更に拡大をさせていくという考えであります。
◆西の原えみ子 委員 帝京科学大学とか東京未来大学は提携をしているということで、東京電機大学の一部もアネックスというところと協定を結んでいるというのは知っておりますけれども、通常、学校が避難場所という中で、帝京科学大学と東京未来大学は提携していると言っているけれども、水害のときには何をやってくれるとか、どういう避難をするとかという、そういうことは具体的にはないのでしょうか。
◎危機管理室長 先ほども申し上げたとおり、まず、荒川の決壊ということになれば、水深が5m以上になる地域もかなりあります。命を救うために、まずは高いところに逃げていただく、水のこないところに逃げていただくことが第一前提で、まずそれを今、詰めている最中、その後、実は荒川の土手が決壊となれば長時間、2週間以上の浸水状況になってしまうと。これは非常に切迫というか、切実な問題になりますので、その逃げていった方々の救助の方法ですとか、あるいは物資の供給などについても、今後詰めていかなければなりません。
◆西の原えみ子 委員 是非お願いしたいと思います。
タイムラインのモデル地域になった千住柳町と寿町の町会の方たちと話合いが行われていると言いますけれども、町会の方たちも具体的に何をどうすればいいのか、わからずじまいだと言っているんですね。
どこにどう逃げていけばいいのかを、早く明らかにしていくべきではないでしょうか。
◎危機管理室長 鋭意そのように努力しております。
◆西の原えみ子 委員 是非お願いします。
この地域は荒川の決壊時のタイムラインの問題だけではなくて、本当に木造密集地域だし、地震と火災の対策も一緒にやらなくてはいけない、そういう地域だと思っております。
こういうところの対策を是非強めていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。
◎危機管理室長 本年度予算をいただきまして、地区防災計画、これの対象が今、西の原委員が言われた地域で進めております。
◆西の原えみ子 委員 是非、住民の方たちと一緒にお願いしたいと思います。
次に、先日の台風の影響による大雨のことで、千住桜木二丁目の方からSOSが入りました。雨水が道路からどんどん流れて、一段低くなっている一階部分に流れ込んできて、浸水をしないか不安で仕方がないと、この方は女性の一人暮らしで、一人ではどうすることもできない、土のうを積んで欲しいということだったんですね。
私は、すぐ工事課に連絡を入れました。そうしたら土のうを30袋まで貸出すので区役所に取りに来て欲しいと言われました。私の車は軽で30袋詰めないと言ったら、10袋なら詰めるでしょうと言われました。
そこで大雨の中、しかも5時までということで間に合わないと言ったら、職員の方を1人残しておくので、区役所に着いたら連絡をして欲しいと言われました。
そこで近くの青葉中に土のうが置いてあるので、それを使っていいかと聞いたら、学校に問合せてくれないと、こちらでは何とも言えないと言われてしまいました。
実際、中学校の前のところに行ったんですけれども、その土のうはその家の前の人が使うということで、要するに持って行かれては困ると言われて使えませんでした。
もう私は取りに行くしかないと思って、どうやってその家に土のうを積もうかと思って、その家の周りをよく見たら、実際、砂利が雨水を吸い込んでいてたまっていなかったんですね。このままでも浸水になるということは大丈夫だと思ったので、土のうは必要なくて、取りに行かなくても大丈夫でした。
そこで、私はこのような経験をした中で、危険性のある場所については、土のうの置き場所を増やすということはできないでしょうか。
◎工事課長 千住地域については、町会管理の土のう置き場に何カ所か設置してございます。平成24年以降で、特に浸水被害がございませんでしたので、そういう増やすという、現在では考えはありませんけれども、今後状況によってはそういうことも検討してまいりたいと考えます。
◆西の原えみ子 委員 私も千住大川町だとか、雨が降る度によく土のうを積みにとかやっていたんですけれども、あそこは貯留管が入って、今は出なくなって本当に助かっています。だから、この方のように、一人暮らしや高齢者世帯など、その都度取りに行くということが困難な方については、雨の降っている当日ではなくて、事前に貸出しするなどの仕組みをつくるということはできないのでしょうか。
◎工事課長 災害が、実際に浸水が起きる1日前とか対応をしている場合もございますので、しっかりと周知してまいりたいと考えております。
◎道路整備室長 土のうの貸出しにつきましては、台風等の前にはA−メールとかでお知らせしておりますけれども、普段から日常も貸出しはできますので、いつでも言っていただければ、お貸しすることはできるようになっております。
◆西の原えみ子 委員 では、取りに行けば貸出しをしてくれるということ。
◎道路整備室長 そのとおりでございます。
◆西の原えみ子 委員 災害から区民を守るためにも、できることからすぐに取り組んで欲しいというのが、私の切実な要望になっております。
今回、少し早いですが、これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。