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足立区立学校設置条例の一部を改正する条例について―鈴木けんいち議員(2016年12月21日)
◆鈴木けんいち議員 ただいま議題となりました第162号議案 足立区立学校設置条例の一部を改正する条例について、日本共産党足立区議団を代表して反対の立場から討論を行います。
本条例は、多くの区民の反対を押し切って上沼田中学校と江北中学校の統廃合を強行するためのものです。
区は平成21年の「これからの25年を考える適正規模・適正配置のガイドライン」で、小学校72校を63校に、中学校について37校を31校に、合わせて15もの学校を潰す統廃合を計画し、既に小学校3校と中学校1校がなくなりました。そのいずれの学校でも、「まだ子どもたちがいる」「学校をなくして子どもたちを傷付けないで」「小さな学校は教育の宝」「学校は地域コミュニティと防災の拠点。減らすどころか増やすべき」と統廃合に反対する声が上がり、子どもが増えるのに統廃合はおかしいと、保護者などから裁判が起こされた学校もありました。
今度の条例は、その統廃合計画への反省もなく更に学校を潰そうとするもので、道理は全くありません。
第1に、子どもの数は減るどころか増えているということです。区は子どもの数が減った、過小規模だから統合すると言いますが、上沼田中学校では統合される年には、前年の36人から49人になり40人学級であっても2クラス分です。その8年後は65人と増える傾向にあることが委員会質疑で明らかになりました。しかもこの推計は見誤りがあったとされる時点のもので、今年になってからの推計では、人口が更に増えることも明らかになっています。
江北中学校も統合される年には前年の83人から92人に増え3クラス分で、その6年後には104人になるなど、やはり増える傾向にあります。今年の推計では更に人口が増える地域となっているのも同様で、統廃合をする根拠はありません。
第2に、区自らが定めた適正な通学距離を超えることです。区は、両校の生徒が「毎日無理なく徒歩で通学できる距離に統合校を設置することが望ましい」と計画で述べていますが、この統合計画が実施されれば、これまではほとんどなかった半径1,200mを超える通学地域が大幅に生まれることになります。
区は答弁で「安全対策を講じる」と述べましたが、無理な統廃合でこうした危険な状態をつくるべきではありません。
また区は、統廃合は学校生活をより充実させるためと言いますが、上沼田中学校は「生徒同士が学年を超えて仲が良く、楽しく学校生活を送っています」と生徒自身が述べて、「一緒に楽しい学校生活を送りませんか」と呼び掛けている学校です。こんなに充実した学校はありません。
江北中学校も、「部活だけでなく学習にも全力で取り組んで、全てのことに好奇心を持ち、とても自慢できる学校です」と生徒自身が述べるほどです。それぞれの学校があるからこそ、充実した学校生活が送れているのであり、統合すべきではありません。
さらに、これから国も少人数学級を更に進めて、教育を充実させようとしているときに、わざわざ大規模な学校をつくろうとしている点でも、また、災害対策と絆づくりが叫ばれているのに、その拠点となる学校を減らそうとしている点でも逆行であると指摘せざるを得ません。
議員各位におかれましては、今からでも遅くはありません。道理のない学校統廃合は見直し、上沼田中学校と江北中学校を存続する立場に立たれますよう、持ち前の見識を発揮されることを、心から期待いたしまして討論を終わります。