■定例会一覧■
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第4回足立区議会定例会
第3回足立区議会定例会
●反対討論−山中ちえ子議員(2016年3月24日)
◆山中ちえ子 議員 ただいま議題となりました第52号議案 足立区における保育の利用等に関する条例の一部を改正する条例について、日本共産党足立区議団を代表して、反対の立場から討論を行います。
この条例は、区立花畑保育園を移転し、民営化し、廃止するもので、二重、三重に道理がなく、賛成できません。
第1に、そもそも花畑保育園は地区のまちづくりの協議の中で、この保育園が位置するところは子育てとコミュニティの核としてUR団地の真ん中に存続するということが前提となっていました。つまり、区立で、この場所に存続するという約束だったのです。これが急に変更され、民営化し移設するということになりましたが、最初の説明会でも、「子どもたちの声なき声を聞いて欲しい、移設民営化ありきの説明会ではないか、勝手に決めないで欲しい」の声が上がりました。区立花畑保育園の廃止は、これまでの約束と地域の人々、保護者の思いを裏切るものであり、認められません。
第2に、区は、移設民営化の理由の一つとして、保育需要の増加を挙げていますが、それについては、以前から住民要望として、もう1園保育所をつくって欲しいとの意見が挙がっていました。保育要求の高まりは保育所の増設で対応すべきものです。そうしてこそ団地の建て替えによって若い人たちにたくさん入ってもらい、子育てのできるまちにして欲しい、との願いが実現するものとなります。しかし、区は、保育所の増設ではなく、民営化に走り、無償で借りていた土地までURの儲け口をつくるため手放そうとしています。
花畑団地はUR賃貸削減という政府の2007年から10年間の計画のモデルとなり、団地全体2,725戸のうち1,368戸を削減し、更地化し、民間に売却するという再編がされることとなった経緯があります。当時も居住者には寝耳に水の話で、それから10年、居住者は翻弄され続けています。再生事業で団地外に移転を促し、更に事業区域居住者の継続区域への移転によって居住者がばらばらになり、コミュニティが破壊されることとなりました。
そんな中、突然、UR団地の真ん中にあるURの土地に建つ公立花畑保育園の移設による民営化の話が出されたのです。保護者の方々から多くの不安の声、抗議の声が上がるのも当然です。地域では40数年前にみんなで区に求めてやっとできた保育園だから愛着がある、なくなるなんて悲しい、やはり何といっても公立の保育園が安心で頼りになると話します。このような思いをくみ取らず、区としての経費削減とともにURの利益に手を貸す花畑保育園の廃止は到底認められません。
第3に、区は保育園の改築にはお金がかかるから民営化し、移設するとしてきましたが、本末転倒です。子どもは未来の宝です。そのカギは健やかな子どもの成長にありますが、花畑保育園は広い敷地で子どもたちが伸び伸びと生活ができる環境と経験豊富な保育士のもと、未来に元気に活躍する大人へと成長するに適した保育環境であります。各地でもこのような保育園を広げるべきです。
また、耐震補強工事も済ませたばかりであり、建物は当分使えるものです。改築というのであれば、敷地内で仮設もつくれます。これを壊し、良好な環境と住民の願いを奪うのがこの本条例であり、認められません。子育ての願いと住み続けられるまちづくりの前進を求めて、討論を終わります。