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●反対討論−西の原えみ子議員(2016年3月24日)
◆西の原えみ子 議員 ただいま議題となりました受理番号5 都立江北高校定時制の存続を求める意見書の提出を求める陳情について、日本共産党足立区議団を代表して、委員会の不採択に反対し、採択を求めて討論を行います。
東京都教育委員会が、昨年11月に発表した都立高校改革推進計画・新実施計画(案)は、江北高校をはじめ、都内の四つの夜間定時制高校の廃止計画を示しましたが、かつては100校を超えていたものが現在は44校にまで減らされており、これを更に減らすというものです。こうした夜間定時制の廃止については一斉に疑問と反対の声が上がりました。
都教委が昨年末に行った都民への意見募集でも252件の意見が寄せられ、圧倒的多数が廃止に反対であり、賛成意見は3件だけでした。映画監督の山田洋次さんをはじめ、120人以上の著名人が廃止をすべきではないと名を連ね、東京弁護士会も廃止反対の声明を発表しています。
委員会質疑でも明らかになりましたが、定時制高校には、現在、昼間働いている生徒や全日制に入れなかった生徒、高校を中退した生徒、高齢者や外国籍の生徒、夜間中学の卒業生などが学んでいます。まさに夜間定時制高校は様々な事情により全日制に通うことができない生徒の大切な受け皿です。江北高校定時制は、68年の歴史を持ち、足立区で通った人も多く、現在、1年生から4年生までで180人が学んでいます。これが廃止されれば夜間定時制に学ぶことを希望する人たちの行き場は失われます。
都の計画では、チャレンジスクールと昼夜間定時制による3部制拡大でカバーするなどとしていますが、これらは夜間定時制とは大きく性質が異なる上、平均応募倍率が1.66倍と狭き門で入れない人が続出する状況です。
また、東京都は、江北高校周辺の夜間定時制として江戸川区の葛西南高校や板橋区の大山高校などの名前も挙がっていますが、江北高校の近くから通うには電車の乗り継ぎも多く、遠過ぎて通い切れません。いずれも江北高校定時制の受け皿にはなり得ず、代替できるものでないことは明らかです。
卒業生たちは、「真っすぐには進めなかった人生でこの定時制があったから今の自分がある」、「自分は年をとってから入ったが良かった。仕事帰りのトラックに乗ってくる人も勉強していた」、「外国人もいて、そういう人も勉強できる、心のふるさと」など思いを語り、江北高校夜間定時制をなくさないでの署名には多くの人が賛同したと聞きます。
委員会で、不採択の理由として、夜間定時制の初期の目的である勤労青年が減り、該当者が減少していると述べられましたが、今、夜間定時制に通っている方のほとんどがアルバイトを含め働いていて、この指摘は全く当たりません。様々な境遇の中で学びたいという気持ちをすくい上げ、学びの場を保障していくことを投げ捨ててはなりません。生徒に必要とされ、すばらしい教育があり、地域に愛され支えられている江北高校の定時制を廃止するべきではありません。
本陳情を採択し、江北高校定時制を存続して学びの安全網を広げていくことを呼びかけて討論といたします。