■定例会一覧■
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●反対討論−◆鈴木けんいち議員(2016年3月24日)
◆鈴木けんいち 議員 ただいま議題となりました受理番号6 高野小学校・江北小学校の学校統廃合計画中止に関する陳情、受理番号7 高野小学校の存続を求める陳情について、委員会の不採択に反対し、採択を求めて討論を行います。
区は、学校統廃合計画において、高野小学校と江北小学校を平成30年に統合する方向を示しました。この方向は、現在、エリアデザインの検討が始まったことでストップしていますが、エリアデザインが進めば動き出す関係にあります。
陳情は、江北小学校と高野小学校が廃校となり一つの新校に統合されるということに対して、統廃合計画を中止すること、江北小及び高野小を存続することを求めています。いずれの陳情も当然で道理があるものと考えます。
第1に、区は、これらの学校が過小規模になったから統合すると言いますが、現在でも江北小は10クラス、高野小は11クラス、特別支援を含めれば14クラスあり、決して過小規模ではありません。しかも、陳情で述べられているように、日暮里・舎人ライナーの駅近くなどでマンションなど住宅建設が進み、人口が増える傾向にあります。委員会でも、区は、当面人口は増えることを認めましたが、更に少人数学級の進展も考慮すれば、クラスが増えていくことは容易に予想され、陳情にあるように今のまま両校を存続させていくことが最も経済的であり、将来を考えた施策であることは明らかです。
第2に、頑張る目標があり、みんなと協力してできたときの喜び、自己肯定感の獲得は将来の生きる力になりますと陳情で述べられているように、小規模の学校には小規模の良さがあり、かけがえのないものであります。「私が通っている高野小学校では、1年生から6年生まで全員で310人です。挨拶はどの小学校よりもできていると思います。」このように、児童自身が誇りに思い、校庭が広いのをフルに使って元気に遊んでいます。
江北小学校は、区内で最も長い歴史を持ち、伝統を受け継ぐ学校として、明るく元気で仲良しです。こうした良さを奪うべきではありません。
第3に、学校は地域の宝であり防災の要です。学校がつぶされた地域では避難所がなくなって苦労しています。地域コミュニティと絆づくりが強調され、防災対策の強化が叫ばれている今、その核となる学校をこれ以上減らすべきではありません。
陳情では、高野小学校について特別支援学級が設置され、駅に近いこともあって多くの子どもたちが通っていると述べながら、高野小学校がなくなったら子どもたちの笑顔が消え、避難所や地域のよりどころが失われてしまうことを心配していますが、全くそのとおりです。
こうして、地域では学校をつぶさないでの声が広がり、議会に寄せられた陳情署名は2,000名を超えました。住民合意のない一方的な統廃合は辞めるべきです。学校を存続してこそ、区が言う「未来へ。確かな道すじを」切り開くものとなることを指摘し、陳情の採択を強く求めまして討論を終わります。