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●山中ちえ子議員(2016年3月4日)
◆山中ちえ子 委員 買物支援事業についてお聞きします。
花保商店会の買物支援事業は、都の事業に手を挙げ、そして2年で打切られるという事態になり、その後、当時は何とか都に存続を求め、打切られるようであれば区が独自で支援することを何度も要望し、区が独自にやることとなった事業です。
この事業は、費用対効果などを理由に、はしごを外されることとなり、去年の決算特別委員会では各会派がこの問題を取上げ、廃止はするなと、はしごを外すべきではないと迫りました。これを受けて、区側も受入れ、廃止はしないと決めています。
しかし、8月までで打切りとなるような買物支援事業の動きとなっていますが、どういうことでしょうか。
◎産業振興課長 先ほど吉岡委員の質疑の際にもご答弁申し上げました。8月で打切りというのは、買物支援事業の二つある柱のうち宅配・送迎部門が、ちょうど車両のリース期間がこの8月で4年を迎えるということで、これを機に、いったん終了というところでご提案申し上げているところです。
先ほどの答弁で申し上げましたとおり、もう一つの柱であります、お休み処の運営につきましては、コミュニティの核として非常に重要な役割を担っていると私も認識しておりますので、これにつきましては、福祉的要素、地域の絆的な要素というのを十分、追加をいたしまして、存続に向けて努力していきたいと考えております。
◆山中ちえ子 委員 一つの柱であるお休み処を残して、他は削っていくといったものです。そして、見通しがないからと言って車のリースを諦めさせ、そして要となる送迎ができなくなるというものです。未来に向かって、これから展望を持っていこうというときに、採算を理由に廃止を提案するとは残念なことだなと思います。
お休み処の部屋も内装も、みんなでつくり上げてきたと言います。打切るとなれば、買物支援ができなくなると同時に、事務の体制も奪われてしまうのではないかと切実な悲鳴も聞かれています。
一方で、商店会の営業を守る努力の試みも、高校生と一緒に取り組みも発展させていこうとしているときです。このような事業を応援しないでとどうするのでしょうか。
◎産業振興課長 先ほど来、ご答弁申し上げておりますけれども、お休み処については、非常に重要な施設である、地域のコミュニティの核となる、そうした福祉的な要素ですとか絆的な要素、そういったものを付け加えることによって、新たな利用者を増やすことができる可能性があります。
そういった点で、庁内で十分、連携し合って、例えば、今のアルバイトの話ですけれども、絆のあんしん協力員といった人材の地域資源がございますので、関係所管と十分、連携を密にして、そういったところについてもケアをしてまいりたい、配慮してまいりたいと考えております。
◆山中ちえ子 委員 ケアしていくということでありますが、であるのであれば高齢者サービスのほうに、介護保険サービスで利用していた利用者が地域支援事業に移行していくといった今の時期に、送迎で採算ということだけではない絆の部分もあります。会員だって360人となって、加盟商店もこの時代に75店と倍加しているんです。ここを応援することこそ、地域経済循環にもなりますし、健康や自立支援にもつながります。
近所の公園にトイレがないことで、グラウンドゴルフをするお年寄りたち、そして園庭のない園児たちが遊びに来た場合は、園児たちのトイレの利用なんかもやっています。そして、お水なんかもしっかり飲めるようにしていたり、熱中症対策、夏の時期はとても助かるという声もたくさんありました。
買物はできる限り自分の足で行くんだと、ぎりぎりまで頑張る方も多い、そう言っています。そういう方、買物支援の送迎は使わなくても、お休み処に足を運べる、外に出ようという気持ちを引き出すと。でも、限界となって最近、次々とそういう方も買物支援の申請をし出したそうです。お休み処に遊びに来る近所の方も多い。お休み処は柱として残すとおっしゃいますが、そこから発展して、いろいろなサービスにもつなげていくなどあります。
老人会の副会長であるおせんべい屋は、知り合った方がお店におしゃべりに来るそうです。利益にならなくても、そういったものを聞いて地域との絆の広がりを実感しているということです。
地域振興・産業振興としてだけではない、数字では計れないもの、それがコミュニティと健康づくりということになっているのではないでしょうか。区長、どうお考えでしょうか。
◎区長 まさに数字では計れないコミュニティの重要性、それをこれからも担保するために、お休み処の事業をこれからも強化していきたいということでございます。
当初、東京都のモデル事業として始まりました。モデル事業というのは、いったん始めてみて、どこに人様のニーズがあるのか、費用対効果があるのかということを見極めながら、更に実態に合わせて効果のある事業に組替えていくという考え方でございますので、まさに足立区の考え方は、モデル事業を活用してニーズの高いところに、更に地域の方のお声を体しながら内容を深めていきたいということでございます。
費用対効果、関係ないということでなく、私たちいただいている税金をどのように効果的に使っていくのかという責任もございますので、利用実績がほとんどない今の実態を、このまま実施するということについては、なかなか区民の皆様方のご理解も得づらいのではないかということで、繰り返しになりますけれども、地域の絆に資するような事業のところに更にこれから力を入れていくということでございますので、是非ご理解をいただきまして、地域の方々に対しましても、そうした区の姿勢について、是非、山中委員の口からもご理解賜れるようにご支援をいただきたいと、このように考えております。
◆山中ちえ子 委員 地域に資するというところで、発展していくと言ってくださいました。その費用対効果の面も勘案しつつ、また更に必要度が上がったり、地域の方のニーズが強いなど、そういったことをしっかりときめ細かく受け取って、しっかり住民に耳を傾けていくような姿勢は、花保商店会に限らず、お願いしたいところです。
次の質問にいきます。学童保育についてお聞きします。
子どもたちの放課後の大事な生活の場である学童保育は、今、指導員が足りなくて困っている状況にあります。去年は、何人の指導員の方がお辞めになりましたでしょうか。
◎住区推進課長 直営の学童保育室、非常勤でございますが、非常勤は、昨年の春、5人お辞めになりました。
◆山中ちえ子 委員 どうして辞めてしまったのでしょうか。
◎住区推進課長 お辞めになった方々、組合を通じて事情を確認しましたところ、民間企業に引き抜かれた、若しくは他の自治体に引き抜かれたという状況でございました。
◆山中ちえ子 委員 指導員が足りない状態が負のスパイラルになって、その環境が悪くなって、また更にそれが人材不足を招いていると、そういったものに対しての対策はどうしていますか。
◎住区推進課長 辞めた方の欠員を補充するため再度、募集をかけさせていただいていますが、なかなか期間的に間に合わない場合は、派遣職員でしのぐという対応をとらせていただいてございます。
◆山中ちえ子 委員 こうした人材不足の根っこには、学童保育指導員の劣悪な待遇の問題があるのではないでしょうか、どうでしょうか。
◎住区推進課長 昨今の経済環境の関係で、保育職等の求人倍率が上がってございまして、非常に民間企業サイドが高給で職員を採用するという状況の中では、足立区の学童の非常勤の賃金体系と照らし合わせますと、民間のほうが非常に魅力的になっているというところではないかという認識をしております。
◆山中ちえ子 委員 これは何年勤めても皆さん同じ状態というか、報酬なんでしょうか。
◎住区推進課長 非常勤でございますので、1年ごとの契約でございます。ですので、1年目も4年目も同じ賃金という形でございます。
◆山中ちえ子 委員 これではモチベーションが上がっていかないと思います。民間や他の自治体に人材が流れていくのも当然だと思います。一定の経験を重ねたり、技能の熟達に応じて評価する、そういった必要があるのではないでしょうか。
荒川区では、経験能力を勘案し賃金を引上げています。一般非常勤の方は17万8,000円、主任非常勤は任用5年以上の経験、能力ということで20万2,100円、総括非常勤は職員の取りまとめを行うとして25万300円としています。これは、試算で年間7,940万円でできます。
このようにモチベーションを上げる手立てを実行すれば、人材の流出を防げていけるのではないでしょうか。優秀な人材の確保につながり、質の向上も図れると思います。待遇改善に踏み出す考えはないでしょうか。
◎地域のちから推進部長 非常勤、私どもだけではなくて全庁的な対応をとらなきゃいけないということが1点と、それから学童保育室のほうは、ご承知のとおり放課後児童支援員の有資格化を進めておりますので、待遇と言うとそちらのほうを周辺の自治体の実態を見ながら改善を検討していきたい、そういう考えでおります。
◆山中ちえ子 委員 放課後指導員の資格を取るのにも自治体として応援しているというところで、そういった人材がせっかく成長して違う自治体に流れていってしまうということがないように、しっかり対応していって欲しいなと思います。
次の質問です。花畑地域のまちづくりについて質問します。
この地域は、大学が来るとともに、毛長川公園のリニューアルも計画しています。花畑団地は東西に長く広がっています。東には集会所がありますが、西側にはありません。高齢化率が36%という団地です。毛長川沿いの北側の道路を遊歩道化して南側に残る道路は残すといったものですが、ここは生活道路になっていて、高齢者のデイサービスなんかの駐停車もあるところです。安心して自転車も通れるようにして欲しいといった住民の方々からのお声もありますが、どういった安全確保の対策など考えていますでしょうか。
◎まちづくり課長 花畑につきましては、昨年11月にアンケートを行いました。その中で、北側については6割以上が遊歩道化、今の自転車については北側の遊歩道、そこに歩行者・自転車を回したいと。南側につきましては、現在、道路ありますので、その利用については今後、地区の皆さんとお話をしながら進めたいと考えております。
◆山中ちえ子 委員 地域の皆さんとともに一緒に考えていくというご答弁だったので、その方向でよろしくお願いします。
そして、文教大学が花畑に来るということは、みんな住民の方々も大歓迎しています。大学生との交流ができる広場、それから集会所もつくってはどうかという声も大きいです。また、学生の食堂で一緒に食べられるといいなという声もあります。大学と一体となったコミュニティを大事にしたまちづくりにしていくことが重要だと思いますが、どうでしょうか。
○せぬま剛 委員長 1分を切りました、簡明に。
◎まちづくり課長 今後、協議会の中には文教大学も前回から参加していますので、そういう中で地域、大学、区といろいろ情報を図りながら考えたいと思います。
◆山中ちえ子 委員 防犯地区として頑張ろうといった話もまちづくり協議会で出ていたそうですが、交番を求める声もとても多いです。大学誘致を機に、交番が設置できるように求めていくべきと思いますが、どうでしょうか。
◎まちづくり課長 この地区については防犯カメラが12台ありますので、そういう中で、地域全体で交番の話についても協議会の中でいろいろ議論したいと思います。
◆山中ちえ子 委員 終わります。