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●浅子けい子議員(2016年3月8日)
◆浅子けい子 委員 まず、初めに住宅リフォーム助成の創設について伺います。
建設業者の方々から、住環境の向上はもちろん、地域の建設業者が仕事を手掛けることで、地元の多岐にわたる業種に経済効果を与え、地域経済循環の活性化につながり、自治体の財政基盤強化にもつながるという声があり、住宅リフォーム助成の創設が求められています。
まず、初めに伺いますが、こうした声、区のほうも、どのように考えるでしょうか。理解していただけるでしょうか。
◎住宅課長 現在、建設委員会におきまして、今、浅子委員ご指摘の内容については陳情が上がっており、継続審査となっております。そのようなことについては、関係団体からも聞いているところでございます。
◎住宅課長 浅子委員おっしゃるとおりでございます。
◆浅子けい子 委員 建設委員会では、住宅課長が、総務省の経済波及効果計算シートに基づいてシミュレーションをした結果、工事費に関しては約2倍、助成額については約27倍の効果があったと報告をしています。間違いはないでしょうか。
◎住宅課長 浅子委員おっしゃるとおりでございます。
◆浅子けい子 委員 足立区の住宅改良助成は、安全性の確保という視点と、介護分野とか高齢者対策のすき間を補充する助成ということに限られています。その結果、助成件数は、一番件数が多い年で平成22年度の22件、23年度で6件、24年度で9件、25年5件、26年6件となっています。
隣の北区を見れば、北区のリフォーム助成は、工事費用の20%、10万円が上限です。助成工事対象は、バリアフリー化を目的とした現存部分の工事や雨漏りの修理や畳のフローリング化、照明設置、LEDに交換するなど、住環境の向上や長寿命化の内容が含まれる豊富なメニューで、制度を利用する人たちも、世代を超えて広範な人々が活用できるものです。多数の人に利用されれば、仕事が増え、お金が回り、地域経済循環につながることは間違いありません。
足立区の住宅改良助成とは、名前は同じでも全く中身が違う制度です。だからこそ、是非、住宅改良助成をつくって欲しいと、改めてそうした声があるのだと思います。
足立区も、この北区に倣って、住宅リフォーム助成の創設をするという考えはないでしょうか。
◎住宅課長 北区は北区の制度でございますが、私ども足立区におきましては、他の分野におきましても住宅助成等はございます。そういった中で、この制度の拡充も含めて、区民に広くPRしていただくとともに、このようなことで区民の方に使っていただくように努力してまいりたいと考えてございます。
◆浅子けい子 委員 たくさんの住宅関係の補助制度がありますけれども、実際に経済波及効果、仕事確保とか、そういうものが目に見えて数値としてあらわれないと。そこで、こうした建設業者の方々から、改めて住宅リフォーム助成をつくって欲しいという声が上がっているんですね。
そういう点では、たくさんの制度があっても、経済効果が上がらないものでは、建設業者の方々など働く労働者の方にとっては、余り力にならないということになるのだと思います。
そういう点で、是非、北区のように経済波及効果が実際にある制度をつくって欲しいということだと思いますので、重ねて住宅リフォーム助成の創設をお願いしたいと思います。
都市建設部長は、我が党の12月の質問に、空き家に関するリフォーム助成については、今後、研究をしていくという答弁をしていただきました。2月には空き家の実態も明らかになり、住生活マスタープランがつくられる時期にもなりました。
こうした点で、どう空き家に住宅リフォーム助成を研究していくのでしょうか。
◎都市建設部長 リフォーム助成につきましては、環境部でやっている環境対策の助成ですとか、福祉部で行っている助成がございますので、そういったことと合わせてPRをしていくことが非常に大切だと思っております。個々の助成だけですとわかりにくいものですから、足立区でやっているリフォーム助成全体は、広い分野をカバーしておりますので、4月以降そういうPRの仕方をして、広く皆さんに使っていただけるようにしていくというのが、まず第一に進めたいと思います。
それと経済波及効果ですけれども、これについては住宅だけが2倍とかになっているわけではなくて、一般的に他のものについても2倍等になっているものが、総務省のシートの中では大体それぐらいになっておりますので、住宅だけが飛び抜けて高いというわけではございません。
なお、空き家につきましては、現在、実態調査を行っておりますので、その結果を踏まえて、今後、検討していきたいと思っております。
◆浅子けい子 委員 是非、わかりやすいリフォーム助成の活用、それも周知徹底をしていただいて、より建設業者の方々が地域の方から要望があって仕事が確保できる、そういう方向で進めていただきたいと思います。
次に、北千住駅東口まちづくりですけれども、既にこのまちづくりは、始まって8年を過ぎています。その中で一貫して、まちづくり協議会から要望が上がっているのが、トイレの設置です。
昨年の11月には、区長に対して地域から要望が上げられたということですが、トイレの設置については具体化がされようとしているというお話を聞いているのですが、どこまで進んでいるのでしょうか。
◎まちづくり課長 東口のトイレにつきましては、これまで13号線の整備に合わせまして、東武鉄道の北千住駅の改修時期、合わせて、将来トイレ設置とエレベーターの設置等で東武と適時、情報共有しています。
今回の要望書の中では、それまでの暫定ということで、元弥生学園、今、1階が駐輪場になっていますが、そこの奥に既存トイレがあります。そのトイレを活用できないかということで要望ありましたので、今現在、その要望に対してどういう課題があるかということで、課題の整理を行っている状況でございます。
◆浅子けい子 委員 地域の方から、そういう話を聞いて大変喜んでいる声があるんですね。暫定的というお話ですけれども、引き続きトイレのきちっとした設置も、これからも考えていただきたいと思います。
次に、優先整備路線について伺います。
今年、第四次事業化計画が始まりますけれども、足立区内の道路で第四次事業化計画に入るのは、都施行、区施行ありますけれども、合わせて何路線で、何mなのでしょうか。また、工事費は1m1,000万円かかると聞きましたが、間違いはありませんでしょうか。
◎企画調整課長 第四次優先整備路線でございますが、区施行として四次路線にのるのは11路線です。東京都のほうは4路線ということになります。延長は、区施行のほうは合わせて3,380m、都施行については3,570mという延長でございます。
その他に、駅前広場として別途1万2,590uが、竹ノ塚と西新井のほうで四次の中にのってございます。
整備費ですけれども、概算としてメーター1,000万円という数字が出てございます。ただ、場所によってかなり変動がございますので、あくまで本当に大まかな予算と考えていただければなと思います。
◆浅子けい子 委員 第一次事業化計画が1981年に始まっているんです。10年ごとで、10年間で着手又は完成するという路線を認定するもので、その後、第二次、第三次が実施されて、今、第四次をやろうとしていますけれども、そもそもこの都市計画道路というのは、いつ頃できたものなのでしょうか。
◎街路橋りょう課長 戦後31年に、今の国土交通省の前の建設省が組立てた計画でございます。
◆浅子けい子 委員 戦後31年、随分、昔の話になりますけれども。
◎都市計画課長 戦後、戦災復興院が昭和21年頃に都市計画決定したのが最初だということになっております。
◆浅子けい子 委員 大体70年ということですね。例えば補助109号線、これは昭和21年に都市計画道路になったと。それから、138号線は昭和41年、また140号線は昭和22年と、本当に古いときに、私たち、今、住んでいる人がそこに住んでいなかったような時期に決められた道路なんですね。
それをそのまま70年後の今になって持ってきて、住民にある意味では押し付けて実施しようとする、これ自体が、ちょっと無理があるんじゃないかと私は思うんです。住んでいる住民も、まち自体も全く様変わりをしています。皆さん、様変わりをしていて本当に無理があると、改めて思わないでしょうか。
◎街路橋りょう課長 年数を間違えて申しわけございません。21年でございました。
しかしながら、まちの形成、交通安全、密集市街地の改善等々のために、都市計画道路というのは非常に重要な施設と考えているところでございます。
◆浅子けい子 委員 今回の事業化計画の基本目標があって、活力、防災、暮らし、環境の4点ありまして、その中に15の検証項目を設けています。今、おっしゃった交通の便利性とか密集の問題とか、そういうものも入っています。都市環境の保全とか延焼遮断帯の形成、あと公共交通の導入空間などなど、そういうものが入っているんですね。
こういう15の項目を見ると、どの項目も非常にある意味では一般的で、どの路線でも当てはまる内容で、これではどの整備路線も必ず、どれかに当てはまるようになっていると。だから、都市計画の第四次事業計画に、どれも検証の上で認定されるようなものになっているという声があるのですが、どうでしょうか。
◎企画調整課長 浅子委員おっしゃるとおり、基本目標、四つございます。それに照らして、15の指標は、その道路が必要かどうかの検証をしてございます。その後、更にその必要な選ばれたものの中から、6個の別の検証項目によって優先順位を決めているという順番でございます。
その15の項目では、足立区内の都市計画道路については、不要となったものはございません。一部、都内で僅かですけれども、そういう指標に引っかかって、今後、廃止すべき路線という場所も実際にはございます。
◆浅子けい子 委員 さっき言った足立区の都施行、区施行それぞれありますけれども、一つ一つの路線が、なぜ、どういう理由で認定されたのですかと言っても、それを答えることができないんですよね。
そういうことで、一体この路線がどうして今度の第四次に入ったのか、それが全く私たち区民には理解もできないし、検証したことも教えてもらえないと。全くこれもおかしな話だと思います。
先ほどの答弁では、区内では第四次事業計画の中で見直しや廃止になったものはないという答弁でしたよね。この第四次事業計画の中で、道路現況のない路線というのもあるのでしょうか、何カ所ぐらいあるのでしょうか。
◎企画調整課長 道路現況のない路線もございます。ただ、何路線と言われると、実際、現況として4mぐらいしかないような、6mぐらいしかないような道路も、現況あると言えばあるような状況になりますので、場所によって状況は違うというふうな言い方になってしまうと思います。
◆浅子けい子 委員 例えば補助254号線、これ関原一丁目と梅田五丁目で、ちょうど補助136号線と138号線をつなぐ路線ですが、全く道路現況がありません。密集地域になっていて、ここに道路をつくろうという話ですよね。
そうしますと、すぐに予想できるのが、たくさんの住民が立ち退かなければならない。反対も起こるでしょうし、非常に困る方も増えるでしょう。そうまでして優先整備路線に、なぜ指定するのか、その理由がわからないのですが。
◎街路橋りょう課長 254号線については、旧梅田堀のあった通りに、ある程度、重複しているところでございます。138号線の南側につきましては、一方通行という形でございまして、非常に密集市街地の部分を改善できるというところでございます。
事業着手に当たりましては、丁寧に関係地権者の方々に説明していきたいと考えているところでございます。
◆浅子けい子 委員 密集のために道路を広げるんだと。よくそういうお話を聞きますが、私なんかは、136号と138号をつなげるというと、車を円滑に通行させるためだなと思ってしまうんですね。そう思われる路線が幾つかもあります。
例えば区画街路8号線も、現況がありません。先に道路ありきで大きな道路をつくって、住民は立ち退きで、地域を分断しコミュニティを壊す。その一方で、車の利便性を図ることを最優先する。車の量が増えれば、環境にもよくないことは明らかです。
また、これでどうして防災のためと言えるのかというと、私たちはよく言っていますが、車がここにずっと渋滞すれば可燃物にもなるんだと。その可燃物を増やすようなことをやって、危険だという話も、我が党は何回も言ってきました。
こういう道路は区民の納得は得られないと思うのですが、どうでしょうか。
◎都市建設部長 例えば環七北通りを通したことによって、環七の渋滞は大分緩和されました。それによって平均スピードが上がって、環境にも優しい状況にもなっております。
それと、浅子委員のおっしゃったように、渋滞が続くとそれなりに災害のときに車が全部そこに止まってしまう。そういう意味では、いろいろと交通の分散化を図っていくことが安全にもつながりますし、環境にも負荷が低減されるということになると思います。
そういった意味で、私どもは、防災の観点、交通の観点、安全性の観点から優先整備路線を決めていっているというところでございます。
◆浅子けい子 委員 でも実際は、今、車の量は増えているのでしょうか。減っていると思うんですよ。そういう点では、何も車の円滑な通行をよくするなどということは余り考える必要がないと。それよりも住民のほうを中心に考えるべきだと私は思うんです。そういう点ではどうでしょうか。
◎都市計画課長 都市計画道路につきましては、円滑な交通ネットワーク等もございますけれども、防災体制の向上という意味では、延焼遮断帯を形成するということもございます。あと、歩行者の避難等にも有効になりますので、まちに対しては必要かなと考えております。
◆浅子けい子 委員 私は、絶対、車のそういう道路を広くする必要はないという立場ではないんです。ただ、優先順位が違うんじゃないかということを言っているんですよ。
この間の私たちの一般質問でもお答えになったように、関原の一丁目の市街地再開発事業、ああいうことをやって住民も住み続けることができる、そういうまちづくりをやることが第一だと私は考えています。
1m、1,000万円の税金をかけて行う、これは公共事業です。他の区では、優先整備路線上にお寺があったり、閑静な住宅地にあったりして、反対運動も起きています。何でも反対ではないけれども、優先順位を考えれば、住民の理解を得ることを第一に、見直しも含めて、時間をかけて進めることを求めて、私の質問を終わります。